社会問題小説・評論板

化け物になったモノの慟哭
日時: 2020/02/06 14:37
名前: 野口達也 (ID: jGEzFx76)

 これは「思考伝搬」と言う自身の思考が筒抜けになり他者と脳内リンクで交信が出来るようになり相手の心で思った本音をテレパシーで読めるようなると言う難病を発症して障害者となってしまった野口達也と言う被験者の魂の叫びです。
 この難病を発症してしまったお陰で、これまで何人もの人の醜い本音を嫌というほど聞いてきた。そのせいで正直、人類に絶望してさえいる。他人に優しくなれない身勝手な人類に未来を生きる資格など無いと言えるだろう。確かにこの世界に心優しい善人もいるのは確かだが犯罪者や悪人もそれ以上に存在しているのが現状である。私はその事実を犯罪ニュースとかの客観的にではなく実際に肌で感じ取りリアル思考伝播によって本音を知ってしまいそこにある身近な危機感と、安全と思っていた親しいい人間の心の闇を部分を知る羽目になったのである。
敢えて言おう人類は滅ぶべき不完全な種族なのだと。いつかこの星の資源が枯渇した時戦争が起こるかもしれないし、子供が少子化で年金が払いきれなくなった時、政府はどう対処してくれるのだろうか?正直、消費税でしか年金は賄えないだろうし借金大国の日本のこれからの子供に未来はないのかもしれない。皆百年後の未来など興味ないのだ今が幸福であればそれで満足なのだ。一部の人間は刹那の欲望や自身の幸福の為ならば犯罪も辞さない醜悪な種族なのだ。でも最初から皆が悪人って訳ではない善良な人間を悪の道に追い落とす諸悪の根源が一番悪いのだ。人の悪意の嘘は感染するのだ。
もしも私が目覚めた能力が他者にも感染したら他者への本音曝け出し効果によって人間不審感で人類同士の殺し合いに発展しかねないだろう。私の力はそれだけ危険な能力なのだ。幸い私の病は有効射程距離があり感受性の高い特定リンク者以外の発信源である私が薬さえ飲んでいれば他者には一切影響が出無いので一安心だ。(症状が進行し能力が拡散し始めると無差別に周囲の声まで聞こえてしまう。)しかも精神科の薬で抑える事が出来る為に最悪の人生に悲観して自殺する必要もないのである。

 そんなある日、私は邪魔な存在として実家に住む弟の嫁から思考伝搬で出て行かないなら殺すと言われ、家族ぐるみで殺害されそうになった事があるのだ。しかし、持ち前の思考伝搬で殺人者の主犯である弟の嫁の心を読んで完全犯罪を企てていた為その殺害予予告日に友人に「家族に殺されそうになっているんだ。」と、SOSのメールして助けを求めた。その友人の助言に従い家から出て行こうとすると父と弟はそれを全力で死守し私を部屋に監禁したのだ。しかも警察に通報できないように携帯を利用停止されてしまったのだ。最後の手段として大声で助けを求め近隣の住民からの通報で警察が駆けつけ九死に一生を得た私は精神科病院へ入院した。最も信頼していた家族のまさかの裏切りに私は絶望した。このまま退院してももはや実家は安住の地ではないのだ。入院中、よい知恵を借りようと私は相談出来る友人を作る事にした。そして、殺人未遂事件の真相を暴くべく探偵を雇おうとしたのだが前金制だと言う。仕方なくSOSメールを送った友人を病院に呼び出して助力を求めた。友人は快く依頼料を出してくれると言ってくれたが、状況証拠が少ない為に立件は困難だと結論に至った。


 私は苦しんでいる。真実を白日の下に表すか?私の殺人未遂が露見したら父と弟夫婦が捕まり野口家は滅亡するだろう。父、宗弘、由美子の三人が警察に捕まると母と桃ちゃんだけになってしまう。母から父と弟を、桃ちゃんからは両親を奪ってしまう事になる。私が野口家を滅ぼそうとしたいのならば、そうすればいいのだろうが、それも因縁なのだろう。だがしかし、一度壊れてしまった幸せは二度と取り戻せないのだ。人間にはそれを守る権利がある事も理解出来るのだ。だから私への殺人未遂という有罪判決を認めようとしない父の必死さも面会の時に痛いほど感じた。父は何が何でも野口家を滅ぼしたくないのだろうと、私も痛感しているのだ。
私はどうすれば良いのだろうか?このまま何もかも忘れて病人のふりをして生き続ける事を家族は願っているのだ。兎に角、家族はあの夜の事は私が病人として幻覚妄想で暴れただけにしたいのは嫌と言う程痛感させられた。
でも、いつ壊されるか分からない幸せに怯えて暮らすより、一度壊して作り直した方がずっと良い。それが本物の幸せなら、必ず壊れる前よりもずっと強い絆が生まれるものだと思うからだ。綺麗事だと思うけれど、罪を嘘で誤魔化すよりも罪を償って美しい魂のままで生きて行って欲しいのだ。それが人としての人間の最低限の尊厳だと思う。私は信じていた家族に殺されかけて人類に絶望した。それでも家族や人間を憎みきれないのだ。最後まで人を信じたいのだ。あんな酷い目にあっても、あの家族の幸せを壊す勇気が無いのだ。
私の望みは今までの事を少しでも悪いと思ったら全てを認めて謝って欲しい。そうすれば私の中のもやもやも消えて全て赦し、過去として清算出来ると思うのです。私は本当は家族と和解したいのですから。だがしかし、当の家族は私が精神疾患とする事で曖昧に誤魔化すだけで事の真相を必死に隠そうとする始末である。これでは真の和解など夢のまた夢である。
 兎に角私の病の本質を理解した上で根治治療がしたいです。病院の処方するインベガでは症状の抑制剤であって治療薬ではないので根本的に私の思考伝播は絶対に治りません。元嫁の大嘘による弟との喧嘩の原因とか、弟が何と父と母に言ったのか知りたいんです。予想はつくのだがどんな卑劣な嘘の言葉で父を仲間に引き入れたのか?本気で家族ぐるみで私を殺そうとしていたのか?あの夜、糾弾したように「隠すな!偽るな!貫け!」と父に何度でも問い質しいたいです。と、これが入院中の本音だったのだが、退院を餌に無理に家族と和解し、無理矢理私が病人だと認めてあの夜の事は全て妄想幻聴だったのだと決め付けられて、それを受け入れられないと家には迎え入れる訳にはいかないと言われてしまい、入院が嫌で仕方が無かった私は真実を押し隠して渋々家族の言うままに病人のフリをする事を強要されて無事に退院する事が出来たのだが、結局聞きたい事の真相は何も聞けず終いで病気のせいだと断定されて有耶無耶にされてしまったのだった。兎に角、家族はあの夜の過ちを全て無かった事にしたいらしくそれが皆が幸せに暮らして行ける唯一の手段だと思っているらしい事は痛感させられた。
こうなった原因となった理由として家族は私との脳内リンク(思考伝播)はなかったと言い張るし、あの夜私が暴れたのも病気のせいだと決めつけられたのだ。兎に角、私は妄想と現実の区別はつくし、入院中も決して暴れたりしなかったし、それらしいおかしな素振りも言動も全く皆無だった筈だ。あの夜の思考伝播での弟の私への殺害予告の犯行声明のせいで隔離されそうになって、更に野口家による思考伝播で殺害予告を受けその相談をした友人のアドバイス通り家から逃げ出そうとして抵抗しただけで、私には家族に殺害されそうになったという虚言や芝居する必要性もメリットも全く無いのだ。
家族には色々と突っ込み所満載なので矢張り真実を露呈する為には、警察で事情聴取か嘘発見器(特に一番悪い悪の張本人三男元嫁を筆頭に)を家族全員に掛けてもらうしかないのだろうか?本当なら私の名誉の為に私を嘘発見器に掛けて無実を証明した上で殺されたいのだがその機会があるだろうか?しかし殺され行く者の言葉の重みを考慮して欲しいし嘘発見器の前では元嫁の嘘は通用しない筈だ。兎に角私は出来る事ならば世間に本当の真実を知って欲しいのだ。
 正直言って今回の結末は自分では納得はいっていない。だけど、それでもそれが家族の願いならば、この幸せを壊さない為には私が目を瞑って全てを受け入れるしかないのだと理解した。そうすれば誰も傷つかないし、誰も悲しませずに済むだろう。これも一つの解決方法なのだと無念ながらも日よって受諾する事に決めた。こうして悪女弟の嫁の虚言のせいで殺人計画による私に対して殺意を抱かせ弟と喧嘩させ、更に父に相談され口減らしの為に家族全員に殺されそうになった私だが、野口家滅亡の後ろ暗さから敢えて証拠集めの行動にも出ない現状では立件の証明は困難でありしかたなく、家族の望み通り全ては家族の幸せの為に病人のフリをし続ける事にしたのだった。
 私は全人類に問いたい。障害者はクズですか?落ちこぼれですか?社会不適合者ですか?確かに薬の副作用のせいで普通とは少し違うし普通の人より能力が劣っているのかもしれません。社交性も乏しいかもしれません。でも、それでも障害者達は何とか普通になりたいと願っています。少しででも近付こうと努力している人達もいるんです。はっきり言って私の思考伝搬と言う精神病は不治の病です。私も一生薬なしでは生きられない身体になってしまいました。正直言って副作用が嫌です今でも薬を止めたくて仕方がありません。ビハインドを背負いながら生きて行くのはとても大変です。特に私のは薬を止めると思考伝播が再発し、そのせいで無意識に大勢に人に迷惑を掛けてしまう厄介な代物です。でも薬さえ飲めば再発はしないので薬は止めないと決意しました。思考伝搬と言う難病にかかり化けモノになってしまった私に心の安寧は訪れるのでしょうか?
 家族が居候の私を疎ましく思っているのは理解しているつもりです。ここ数年友人との交友関係を蔑ろにしていた私は、入院中すずのき病院である人に言われました。お前、このまま交友関係を疎遠にしてるとこのまま家に帰ると人知れず家族に殺されて山に埋められて誰にも気付かれないぞ、と。だから友好関係だけは保とうとと思い積極的に交友を深めて来ました。久しぶりに再会した仲間達と遊ぶのはとても楽しかったです。
でも退院当初、私が大河君と携帯で連絡を取る度に監視していた母が面白いくらいにオロオロと狼狽し、そんな母の奇異な行動が私を不安に掻き立てる。(どうやら事件当夜と同じように何度も友人とコンタクトを取って殺人未遂事件が公になるのを恐れていた為と思われる。)(この分だと御し易い母に嘘発見器を掛けるまでもなく普通に事情聴取で簡単に真相を吐露してくれるかもしれない。)
一度家族に殺されかけて全てに絶望した私でしたが親友だけは変わらずに接してくれました。そして、再び私が家族に命を狙われて私の身に何か起こったら後は任せておけと頼もしい言葉を言ってくれました。例え再三命を狙われたとしても私の無念は友が晴らしてくれるのだと、その言葉のおかげで私は恐怖を乗り越え辛うじて安心して人並みの生活を殺人鬼の住まう実家で送る事が出来るのだった。
それでも私が社会復帰するにあたってまだまだ不安要素がある。一つは腰だ。椎間板ヘルニアで四箇所潰れていて軽い軽作業でもギックリ腰になってしまうのだ。それでも腰に負担の掛からない仕事を探して再就職するつもりだ。そしてなるべくはやめに実家を出て独り立ちしようと思っている。でも一人暮らしをする場合にもう一つの不安要素がある。以前住んでいた加須のアパートの住人ともトラブって命を狙われた事もあり、今でも
虎視眈々と私の隙を狙っていたりする。彼らにとって私は狩りを楽しむ玩具でしかないのである。彼らは言った、私のような特殊能力の持ち主は気持ち悪いと、決して相いれないのだと、普通の人間ではなく異分子のクズだから生きていてはいけないのだと、死んだ方が世のため人のためなのだと。彼らみたいな種族は自分達が認めたもの以外のイレギラーは絶対に受け入れようとしないのだ。私の家族もそうだった。障害者で仕事もせずに家で農家だけ手伝って後は働きもせずにゴロゴロしている異能者の役立たずは排除すべきだと殺そうとしたのだ。妖怪サトリのような異能力に目覚めてしまった私はこの世界の異分子なのだ。でも、だからといって何の罪もない私が身勝手な了見で排除されていい筈がない。私だって本質は無害でどこにでもいる普通の人と何も変わらない人間と同じなのだ。生きる権利があるのだ。私だって望の一つくらいはある。それはとてもささやかで誰でも抱いているような小さな願いだ。私は人並みの幸せが欲しい。結婚して家庭を築いて暖かな家族に見守られて老衰で大往生する。そんな当たり前な願いさえ叶えてはいけないのだろうか?それでも私のそんな人生設計を邪魔しようとするのだろうか?私みたいな人間には分不相応な高望みなのだと笑うのか?私のような化け物に安住の地は無いのだろうか?



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