BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

好きな人が男を好きなんて認めない!【BL】
日時: 2018/09/13 04:11
名前: のっぽ


 私(桜千代美)の初恋は家が隣同士で物心ついた時から一緒にいた幼馴染の磯貝渉(イソガイワタル)君、昔から明るくて人懐っこくてサッカーバカな彼は中学を卒業するころには女子生徒からラブレターをもらっていた。成長するにつれて声も少し低くなり顔も大人っぽく成長していく彼を近くで見ていて心臓が高鳴っていたことに気づいた。
 いつの間にか目が彼を追っていた。でも、だから気づいた。彼には好きな人がいる(たぶん)しかも同性で。

 相手の名前は相沢広人(アイザワヒロト)君、高校で私と磯貝君と同じクラスになって初めて見たけど磯貝君とは面識があったみたいで出席番号も前後の関係ですぐ親しげに会話しているのが見てとれた。相沢君もサッカーをしているみたいで、練習試合の時にあったんだろうと予想して、サッカー部のマネージャーをやらなかったことを後悔した。
 相沢君は勉学も運動も文武両道でおまけに父親が建設会社の社長?とかで財閥の一人息子って聞いた。用のない日は執事の瀬川さんが迎えに来るほど。色白で華奢な体系は女子の私から見ても羨ましいのに顔も美形。それが自分では不満なのか変なサングラスをいつも付けている。おかげで近寄りがたい雰囲気だけは作れているから安心だけど、油断はできない。

ーーーーー
桜→磯貝→相沢

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Re: 好きな人が男を好きなんて認めない!【BL】 ( No.1 )
日時: 2018/09/13 04:40
名前: のっぽ

 高校に入って初めてのバレンタインデーは悩んだ。

「磯貝君!はい、チョコ」
「おれに?サンキュー!」

 相沢君に見せつけるようにわざと会話中を狙って両手で渡すとキョトンとした顔でチョコを受け取った磯貝君はニッコリ歯を見せて最高の笑顔を私にくれた。でも本命なんて言えないから…

「友チョコだからねっ」

 上手く笑えたか分からなかったけど「おう!でもサンキュウ!」と返してくれた磯貝君にまたときめく。

「よかったな、磯貝」
「広人も貰ってただろお〜」
「お前ほどじゃないさ」

 自分は横切って入ったけど磯貝君と相沢君がまた二人で話し始めるとむかついた。微笑しながら言う相沢君を呼び捨てして磯貝君は「はあー」とむくれたように頬を少し膨らませて机に伏せる。そうすると相沢君との距離が縮まるからやめてほしいけど磯貝君が可愛いから言えない。相沢君はむくれる磯貝君を宥めるように言う。だから少し気になることを聞いてみた。

「相沢君はバレンタインチョコ作ってないの?」
「ん?なぜ俺が作るんだ?」
「今は逆チョコってのもあるんだよ?渡したい相手とかいないの?」

 磯貝君はぴくッと動いたけど固まって聞く耳を立てているのが丸わかりの反応を見せる。相沢君はしばし考える素振りをして、何かピンときたのか「ああ」と言って私を見て口角を上げた。

「桜はチョコが欲しいのか?」
「なっ!?どうして私になるのよ!違うから!」
「なんだ違うのか?欲しいから聞いたのかと」
「違うわよ!」

 磯貝君の前で思わず大声を上げてしまって恥ずかしさのあまり顔が熱くなって磯貝君の様子を見れば磯貝君も相沢君の言った答えになるほどと感心して私の反応を見てきた。違うから、こんな反応してたらまるで私が相沢君のことが好きみたいじゃない、冗談じゃないわよ。

 その場に留まることが出来なくなって逃げるように私はその場を後にした。

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