複雑・ファジー小説

The guardian werewolf 
日時: 2019/03/03 16:44
名前: zetu (ID: MPQJ5FJP)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=10617

The guardian werewolf prologue


俺は橋本真。春休み中の新高三だ。だといえど塾はある。そして今その帰り道を自転車で走ってる。そろそろアイツの家の前を通る。べっ別に何も無いぞ、確かに体が弱いのに夜に一人で自主トレをやってたから少し心配だが、決して……とかじゃ無い。断じて無い。アイツはただの幼馴染だ。そうただのだ。…多分。

そんなこんなでもうアイツの家の前だ、うぉっほん。ちがうぞ、ってあれっ?俺は自転車を停めた。アイツとアイツの妹が話している。俺に気付いていない。それはいい、その奥にいるあれは誰だ?デケェ男が右手を挙げてアイツらに近付いている。あれっ、今右手に持っているものが光っt 俺は自転車をこぎ出した。

「テメェ!何するつもりだゴラァ!」

男が一瞬止まった、今だ。ガシャーン俺は男に突っ込んだ。男はぶっ飛ぶ。

「早く家ん中に入れ。」

俺はアイツらに言った。無事に入った事を確認してから俺は気付いた。男にはナイフがある。だが、俺は武器が無い。どうしたものかと考えようとした瞬間男が着ていたジャケットから…。あれは拳銃!あれでは逃げ切れない。素手でやりあうしか…、

「これ、使って!」

そんなとき上からアイツの声とともに金属の棒が落ちてきた。これだ、棒を拾いに行く俺、男は銃を構えている。ダンダンッ 俺は部活で鍛えたフェイントで棒を拾うと見せ掛けてエルボーをこめかみに入れた。男はぐらつく、俺はバックステップで下がりながら棒を拾い、そのまま助走をつけ、頭に棒を降り下ろした。男が倒れるとともにアイツの家の方から

「大丈夫?」

という声が聞こえてきた。話しかけられて嬉し半分疲れ半分で聞いているとアイツの妹の「お姉ちゃん、危ない!」という声が聞こえた。俺は反射的にアイツを押し退けた。

「ゴハッ」

左胸に激しい痛みが生じるが、そこは気にならない。まだ彼女を傷つけようとする男への怒りで痛みは感じ無い、そして最後の力を振り絞り、今度こそ男の頭の脳天へ打撃を決めた、男の意識が無いのを確認し、パトカーの音が聞こえてくるとともに、俺は意識を手放した。




「真、まことっ!」

意識を取り戻した俺が最初に見たのは涙でぬれた彼女の顔だった。

「死なないで!」「何で私なんかのために。」

そういっていた彼女の頭を撫でた。そして頭を近付けさせ、

「俺がそうしたかったからだ、お前のせいじゃ無い。」「お前は 梨花はお…の……だから。」

そこで俺は意識を失った。そして橋本真は二度と目をさます事はなかった。



俺が目を覚ましたのは辺り一面何も無い真っ白な所だった。いや、なにかいる。人?だが、足が無い。「あぁ、俺は死んだのか。」声に出そうとしたがここでは声は出ないらしい。とりあえず、その死人の列についていった。列の先に門が見える。そこに獣が立っていた。だが、誰にも話しかける訳ではない。無視して通ろうとすると、狼が、

「少年、守りたいものはあるか?」

としかけてきた。俺は頷く。

「ならばこい、少年。お前を…。」

prologue : end

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Re: The guardian werewolf  ( No.48 )
日時: 2018/11/10 19:21
名前: zetu (ID: 51mnxWm4)

梨花「きゅう」パタッ

「小動物みたいな声出して力つきましたね。」

(どんだけですか……)

咲希「りっちゃんにしてはよくやったと思うよ〜?」

詩夏「いつも先生に何か言われてるもんね?」

真「零銘?俺はそんなこと聞いてないけど?」

(うっ、)

「梨花が『真には内緒で!?』って。」

真「こいつは……ったく。零銘、その問題は?」

「律儀に家で捨てるので全部回収してありますよ?これです。」

真「随分とまぁ……全部添削してあるな。よし、零銘ここから先はお前がメインだ。」

「へ?私が、ですか?」

真「ここ数日片寄ってたからな、お前が梨花の親友であるところの見せ場だぞ?」

「あ……はい!」

真「そろそろ俺は受け取りに言ってくるから。任せたぞ?」

「お任せ下さい!」



真side

「天婆!いらっしゃいますか?」

天元「はやいわァ!みっかってぇいったろうぅ!?」

「それって三日後には絶対振れるように成ってるって事ですよね?」

天元「いうねェ!まァ、もうすぐしあげおわりさねぇ。」

「そこが見たくて来てるんですから。」

天元「いいサ、みていきなぁよ。」

打ち上がった刀を磨く作業。月牙の刀は何を切っても、零銘の刀は何を防いでも折れたり欠けたりしないようにとても固く、強く造られる。その分研磨も力強くかつ慎重にやらなければならないそうだ。

(ん?もう一本は?)

天婆が仕上げてるのは一振。もう一振は何処を見ても見つからない。

天元「なんだいじろじろと、あァもういっぽんかい?もうしあがってるよォ。わがまごながらかんぺきさねぇ。」

「お、お孫さんが!?天婆よりも早く!?」

天元「おうサ!ちょいとうちきだが、さいのうはアタシよりだんぜんうえさねェ。翔!こっちきなぁ!」

とても静かに歩く音がする。だが、速度は遅くはない。すると扉が静かに開いた。

翔「…………」スッ

翔と呼ばれた青年は無言で刀を差し出してくる。

「あ、ああ。ありがとうございます。月牙当主代理、月牙真です。よろしく。」

翔「…………ョロシク」

か細くも聞き取ることはちゃんとできる声でそういった後、翔さんは戻って行った。

天元「ったく、あいさつもろくにできないのかい!?まぁ、いいや。つぎをつぐのはあのこだからよくしてやってくれぇ。まだまだなところもあるが、アタシがしぬまでにゃとっくにこえてるだろうから。」

「はい、勿論です。」

天元「あ、あとこのふたつのかたなだがね、ふたつともひとりでぬくのはむりかもしれないよ?」

「え?どういうことですか?」

天元「なんせなんだいもつがれてきたかたなだからか、こもってたモンもつよくてねぇ。しかもそれがふたつにわかれちまったからだろうがうってるかんかくだとそうとうじゃじゃうまだよ。つかいてをえらぶかもねぇ。」

「それって、この刀此処で抜かない方がいいってことですかね?」

天元「さぁねェ、だれにぬかせるかしらないけどがんじょうなやつからためしたほうがいいだろうね?あいよ、もうひとふりだ。さっさともっていきなァ。よどおしうってたからねる。」

「ありがとうございます。お疲れ様です。」



「と言うわけで持ち帰ってみたがどう思う?」

零銘「どうって……抜いてみるしかないんじゃ?」

「一瞬しか力が出せないお前はどうすんだよ。人の体だぞ?」

梨花「人間が月牙の刀抜くとどうなるの?」

「相性が合わないと良くて腕が吹き飛ぶ。」

梨花「危険すぎでしょ!しかも良くてなの!?」

「やっぱ俺が両方抜いてみるか?」

零銘「ちょっと貸してもらっても良いですか??」

「ん。」

両手で刀をそれぞれ手に取り、髪を白く染める。

零銘「真さんはこっちを。こっちは真さんを選んでます。」

「あ、ああ。こっちだな?……選ぶ?」

零銘「そしてこっちは私を選びました。」スッ

真梨「「零銘!?」」



梨花side

零銘は躊躇無く刀を抜くが、零銘にも刀にも異常は無い。

零銘「さ、真さんも。」

真「行くぞ?」スッ

真も抜くが何も起こらない。

真「ふぅ、よく分かったな?どっちがどっちなんて。」

零銘「私の方は剣先の方。つまり私が切り分けた先半分を打ち直した刀。真さんの方は手元。真さんが持っていた方の刃を打ち直したものです。だから、それぞれに持ち手を選んだそうです。」

「そうですって、まるで聞いたみたいに言うね?」

真「まさか、戻ってきてるのか?能力が。」

「能力?影刃君の聴力みたいなのの事?」

真「ああ、説明してなかったな。影刃は聴力、けんは動物会話、影刃は無機物の声を聞く力。俺が……なんて言うか……なんて言うと思う?」

零銘「えー……なんでしょう?……神様的な能力?」

「的なって何!?なんで真だけそんなにアバウトなの!?」

真零「「え?梨花アバウトなんて言葉知ってたの?」」

「知ってますぅ!そのくらい知ってますぅ!そこはいいでしょ!?」

真「そうは言ってもな、色々あるんだぞ?それこそ死者の世界に行ったり、宙を歩いたり、あとは人に言えないようなヤバいのとかな?」

零銘「多分梨花が聞くと吐くか卒倒すると思います。」

「そんなに?ちなみに真そういうのやった事は?」

真「ある。」

「ほえ〜って真は今どうでもいいよ!零銘のそれはどうやったら出来る?いつの迄できる?」

零銘「私が触れば読めます。思いの濃さによりますが余程思いを込めたものなら10年は余裕かと。ですが、今の私では幾分弱いので。」

真「その刀を持っていれば刀が力を貸してくれるかもしれないぞ?もしかしたらこっちの刀を合わせれば俺からも送れるかもしれないしな。」

「それじゃあ、読んでもらいたいものがあるの。」



2人を連れてきたのは私の部屋。私は金庫に仕舞っている鍵を取り出す。

真「それは、あの引き出しの?」

そう、真にも見せてなかった机の引き出し。昔お父さんの部屋から盗んで隠してあった物。

「これを読み取って欲しいの。お母さんの日記帳の、破かれた数ページの思い。そこに込めたお母さんの思いを。」

零銘「分かりました。真さん、御力添えをお願い出来ますか?」スッ

真「ああ。」スッ

2人は刀の腹を合わせて目を閉じる。真は人狼に、零銘の髪は半分近く白く染った。零銘の手に日記を渡す。すると、

零銘「うあっ!」

手から日記を落としながら倒れ込む。

真梨「「零銘!」」

零銘「だ、大丈夫です。ですが、この日記から思いを読み取るのは無理そうです。」

「なんで?」

零銘「とても強い“知られたくない”っていう気持ちが込められています。でもこの感じは竜神さんじゃない。多分……」

「お母さん?お母さんが隠してるの?なんで?どうして?」

真「落ち着け、書いたことを後悔したか、本気で誰にもよまれたくなかったんだろう。そればっかりはページが残ってたりしねぇと。」

「うん……。ごめんね二人とも、付き合わせて。」

零銘「ビックリしただけなので大丈夫ですよ。」

真「俺は刀抜いただけだしな。それじゃ、」

真零「「勉強会にもどろう!」」

「……い〜や〜!!」



零銘side

梨花「うう……。」チーン

「起きますかねこれ。」

真「寝かしてやれ。夜とはいえ明日だしな。」

「何か食べますか?」

真「お前が食べたいならな食べな。トレーニングしてくる。」

「え?ずるい!私もします!」

真「ずるいってお前……いくぞ。」



真「……。」

零銘「……。」

真「零銘。」

「なんですか?」

真「お前に一つ命じる。」

「は、はい。なんでしょう?」

急な上に暫く命令はなかったからビックリしてしまった。そもそも私達は主従関係なのが頭から抜けてきてる気がする。気をつけないと。

真「何があっても、死ぬ可能性のある行動はするな。」

(へ?)

「流石に影刃や悠乃と戦うのにそこまでのことにはならないとおもいますけど。」

真「今回だけじゃない。もう二度と、絶対にだ。いいか?」

「……私も、皆と離れたくありません。その御命令承りました。」

真「守れよ?お前は体が勝手に動くタイプだからなぁ。」

「そんな野生的なタイプじゃないです!」

真「最近はそうだが、前は興味のある物に全てに飛びついて「まこと、これ、なに?」って。」

「だぁぁぁ!それ私が人間になったばかりの頃の話じゃないですか!いつの話をしてるんです!」

梨花「何その話!?聞きたい!」

「うげっ!?り、梨花!?なんでここに!?」

真「えっとな?零銘の初期知識は俺のコピーなんだが、敬語の知識はあっても概念的なものはなくてな。今とは違って辿々しいタメだったんだよ。俺はそれでも良かったんだが、色々なものを見てから急に使うようになってな。まぁ犬だったんだからしょうがないけど。」

「わぁ〜〜!ストップ!ストップです!」

梨花「え〜!いいな!私も聞いてみたい!」

「き、聞いてみたいって言われても……。」

真「良いじゃないか。なんか言ってやれよ?」

「真さんまで!?」

梨花「早く早く〜!」

真『こう言えよ。〜』

『え、 ……うう〜。』

「りか、すき。」

梨花「くぅ〜〜〜〜!か・わ・い・い〜〜!」

「ちょっ!離れてくださいよ!くっつかないでください!」///

梨花「だってぇ〜、零銘可愛いんだも〜〜ん!」

真「うん。見誤ったわこれ。ごめん零銘、照れると思ったんだけど。」

「全くもって逆じゃないですか!真さんも剥がすの手伝ってくださいよ!」

梨花「ああもう可愛いなぁ〜、よしよししちゃうぞ〜!」

「ちょっとやめ、あぅ……。」///

真「梨花、零銘は頭を撫でると大人しくなるんだぜ?」

梨花「え?そうなの?よ〜しよしよしよし。」

「ううぅ……」

真「ちなみに、顎の下を撫でると「あごはだめで「こう?」あっ……」……寝始めるんだよ。」

梨花「あ、ほんとだ。」ヨシヨシナデナデ

(うぅ、まことさんの、ばかぁ……)



梨花side

「本当にこれで寝るんだね。犬の頃の名残?」

真「なんじゃないかなぁ。犬の時に俺は触れてないから。」

「え?そうなの?」

真「ああ。それじゃ、その話をするか。」



真「これが月牙のしきたりに沿って俺と零銘が出会った経緯だ。」

「もう!そういう話はもっと先にして欲しいんですけど!それで?なんでその癖知ってるの?」

真「人狼になったばっかの零銘は常になにかしてたからな。精神世界とはいえ休憩も大事だから色々試して見たら見事に上手くいったんだよ。」

「つまり、これかはなにか怒られた時もああすれば……」

真「ああ。一気に優位を取れるぞ?」

「よし、これで学校で「学校でなんだ?」イイエナンデモアリマセン。」

真「ったく。これじゃあ本当に……」

「ん?」

真「いや、なんでもない。それより勉強はもういいのか?」

「もういいです!詩夏と咲希ももう帰ったし。真、夕ご飯は?」

真「そうだな、二人で作るか。」

「うん。」


真「やっぱり梨花の飯は美味いな。」

「真も料理上手だよね〜流石元料理担当。」

真「まぁ共働きだからなぁ。お前もだろ?」

「そうだけどね?悠乃はからきしだし。」

真「ああ見えて、大雑把だからなぁ。」

「ねぇ〜、真面目なのに……悠乃ってば……。」

真は私の手を握る。

真「絶対、元に戻すぞ。」

「うん。」

零銘「はっ!」

真「お?起きたか?」

零銘「真さん!なんてことを梨花に教えてくれたん「は〜い落ち着いてね〜?夕ご飯食べようね〜?」うう……はい……。」ヨシヨシ

真「早速手なずけられてるな。」

零銘「うぐっ……いただきますー!」



「そろそろ寝る?」

真「そうだな。零銘、どうする?」

零銘「どうするっていわれても……寝るんですよね?」

真「いやいや、そうじゃなくて。」

「今日も三人一緒に寝る?けんちゃんもいるけど。」

零銘「い、いいですいいです!私はもう少しあとで寝ますから!」

「え〜?お母さん、娘とちゃんと寝たいなぁ〜。」

零銘「うぐっ。」

(もう一押しかな?)

「ダメ?」

零銘「うぅ……わかりました……一緒に寝よ?お母さん。」

「うん、行こっか!ほーら、お父さんも早く!」

真「ふっ、おう。」



零銘「……ちょっとタイム。」

「なに?どうしたの?トイレ?」

零銘「違いますよ!?なんで私が真ん中なんですか!?」

真「そりゃ俺らの娘だからな?」

「娘を挟んで寝るもんじゃない?普通。」

零銘「う、い、いいんですか?いつもしてるおやすみのキスは私が間にいると邪魔で出来ませんよ?」

「え?ほら。」

真「ん。」チュッ

零銘「な、ななななにを娘の上でやってるんですか!?恥ずかしい!」///

「煽ってきたのは零銘じゃ〜ん。なんならもっとしようか?」

零銘「もういいで」チュッ「すって言ってる途中でしないでくださいよ!!大体いつも一回でしょうが!?」///

「ふふふ、照れ屋さんめ〜。真、やるよ!」

真「わかった。零銘、ごめんな?」

零銘「へ?」

真梨「「せーの!」」ギュッ

零銘「ぎゃあああ!ちょっと!挟まないでください!!」///

零銘を挟んで両側から抱きつく。抵抗を見せてはいるが、顔がとても嬉しそうなところがまた可愛い。

「よし、今日はこれで寝よ!真、電気切って!」

真「おう。」カチッ

零銘「え?本当にこのままで?え、まって?私寝れないんですけど?ねぇ!?」ジタバタ

「ほらほら暴れないの。頭撫でてあげるから。」

零銘「う……確かに落ち着いたら眠くなってきました……。」

「よ〜し、これでOKだね。おやすみ。」

真「ああ、おやすみ。」

零銘「おやすみなさぃ……。」

Re: The guardian werewolf  ( No.49 )
日時: 2018/11/10 22:51
名前: zetu (ID: 51mnxWm4)

けん「おーきーてーくーだーさーい!あーさでーすよー!」

「ん?おはようけんちゃん。ってあれ?二人ともまだ寝てるんだ?」

けん「おはようございます梨花様!めずらしくお二人がおねぼうさんですね。」

「ん?今何時?」

けん「11時です!」

「11時!?ちょっと2人とも起きて!」ユサユサ

真「あ〜?どうした?」

「もう11時だって!」

真「11時!?嘘だろそんな時間まで寝たの初めてだわ。」

「零銘も起きて!零銘〜!」

零銘「ん……なに?どうしたのお母さん……。」

「もうすぐお昼になっちゃうから起きて!」

零銘「は〜い……ふぁ〜〜。」

「二人共今日はずっと寝てたんだね?」

真「なんでだろうな?」

零銘「う〜ん……はっ!え、あれ、うん?」

「目が覚めてなかったんだね……。」

零銘「なんでかいつもよりよく眠れて……起きようとも思わなかったみたいです。」

「私もだけど、何か夢でも見たのかな?」

三人「う〜ん……」

けん「わーすーれーなーいーでーくーだーさーいー!今11時ですってばー!」

「ご、ごめんけんちゃん。それじゃあ、支度しよっか。」



「そう言えばさ、真。」

真「ん?どうした?」

「なんか隠してるよね?今回のことで、私達に。」

零銘「え?」

真「ああ。あるぞ?」

零銘「ええ?」

「やっぱり。二人もいるところで話すんでしょ?」

真「流石、よく分かってるな。」

零銘「えええ!?」

真「零銘でもわかれそうではあるが、そこまで頭が回らないだろうな。」

零銘「えっ!うそ!なんですか!?」

真「自分で考えろ。」

零銘「え〜!」

「後で怒るからね?」

真「わかった。いくらでも怒られてやるよ。」

「うん。それじゃあ、今からはどうするの?」

真「俺は刀の整備だな。二刀目もあるし。」

零銘「私はけんちゃんと善さんの所に行ってきます。現状を知りたいので。」

「それじゃあ私は……何しよ……。」

真「ここに行ってこい。これ運賃。」ピラッ

「え?あ、うん。」



「ここって、病院?」

丁寧に住所とルートの書いてあるメモ通りに乗り継いで行くと、そこにあるのは病院だった。

「ここもしかして……ってあれ?よく見たらメモ二重になってる?これは……病室の番号?」

とりあえず入って、受付の看護師さんに部屋番号を見せると、お医者さんが来て奥に誘導された。部屋は人のいる所から離れていた。

医者「こちらの部屋です。」

「あ、ありがとうございます。」

扉を開けると、私の父がそこに居た。

「……元気?お父さん。」

竜神「ああ。ボコボコにされたが折れたりはしてないからな。打撲は凄いが。」

「そっか、何本かやっちゃっても良かったのに。」

竜神「酷いな!……酷いのは俺だな。今まで隠しててすまなかった。全て俺の心の弱さが原因だ。」

「いいよ。もう許す。私はね?真にあれだけやって貰ったし。でもこれだけは約束して。帰ってきたらお母さんの話をしよう。三人で!」

竜神「梨花……そういう所は本当に悠花似だな……ああ、約束だ。」

「うん。それじゃ、そろそろ行くね?絶対、連れ戻すから。ばいばい!」ガラッ バタンッ

(もう、真は心配し過ぎじゃない?ありがとうは言わないんだから!)



零銘『梨花、終わりました?』

『終わってるよ〜。どした?』

零銘『他に用事があったらしてきていいんですけど、全員で打ち合わせがしたいと思いまして。』

『いーよー。特になんにもないし、急いで帰るね!』

零銘『別に急がなくても……待ってます!』

『はーい!』

「それにしても。」

真から渡された紙(1枚目の裏)にはこれまた丁寧に帰りのルート、時間が記されていた。4通り。

「私が帰りに何処かに寄る可能性まで計算されてる……私愛されすぎじゃない?」



「ただいま〜。」

零銘「おかえりなさい。少し休みます?」

「いいよ。バスに乗ってただけだし。打ち合わせ、しよ?」



零銘「それでは始めますね?私とけんちゃんで警視庁に行ってきました。そこで善さん、警察の方に報告して貰ったところ、あの日から襲撃自体は行われてないみたいです。でも、例の薬について探ってるようです。」

真「悠乃がそう言ってたんだから当たり前なんだけどよ、やる気満々だなぁおい。零銘、あれ持ってきてくれたか?」

零銘「はい。これです。」

零銘は1枚の紙を真に渡す。

「何これ?」

真「これは特殊令状の一つだ。これで薬の出処を根絶やしにしても合法になった。」

「えっと?」

真「つまり、悠乃達がやってることはギリギリセーフになったってことだ。」

「え、そんなこと出来るの?」

真「善さんに無理を押し通して貰った。別の人間が総監だったらまず出来ないアウト寄りの裏技だ。」

「ま、まこと〜」ウルウル

真「泣くな泣くな、まだ早いぞ。」

「うん。」グスッ

真「よし、今日の目標は影刃と悠乃の打倒及びハウルの分離だ!総員準備を始めてくれ!」



よしっ、準備完了……って言っても簪挿して串入れたケース脚に着けただけだけどね?

零銘「梨花、入ってもいいですか?」

「いいよ?いつも聞かないのにどうしたの?緊張してる?」

零銘「うっ……はい。結局人狼状態長持ちしませんし。けんちゃんがフォローに入ってくれますけど。……梨花、私に勇気をください。」

「うん。零銘、私の為に力を貸して。」チュッ

零銘の額にキスをする。

零銘「ひゃいっ!」

「ひゃいっ……あはははははは!」

零銘「ううっ!梨花が急にあんなことするからぁ!」

「ふふっ、私もやるけど、悠乃を宜しくね?」ギュッ

零銘「!はい!お任せ下さい!」

「よし!行こっか!」



真「さてと、問題は何処にいるのかなんだよなぁ。」

「そうだよねぇ……もしかしてもう動き出してるのかな?」

零銘「虱潰しに走ります?車で。」

「……いや、その必要は無いようだ。乗れ、行くぞ。」

「ちょっ、え?どうしたの?場所はわかったの?」

真「ああ、御丁寧にも場所を教えてくれたぜ?あのクソ野郎。」

零銘「影刃ですか……。多分、前回はこっちが教えたから筋がとかなんでしょうね。」

真「……よくわかったな、正解だ。まぁ、有難く正面から向かおうじゃねぇか!」



真「ここだ。……なんかいかにもって感じの工場跡だな……。」

「そうだね……なんか涼しいから過ごしやすそうだけど。」

零銘「あとは、周りに被害がでなさそうですけどね。」

真「つまりやる気満々ってか?それじゃ!」ガッ ガラガラガラッ

真は足でシャッターを蹴り上げる。丁度人一人が通れる高さになった。

真「入るぞ〜。居るんだろ?」

悠乃「三日ぶりだね。影刃が漏らしたのかな?」

影刃「そうだ。この間の様に時間がなくなっては困るだろ?処刑中に邪魔されたくもないしな。」

悠乃「まぁそうだけど、私に確認してくれてもいいんじゃない?……いっか、それじゃやろっか?」

真「ああ。別れてやるか?混ざってやるか?」

悠乃「流石に真君には勝てないから別れてもいいかな?」

真「OK。零銘、けん、頼むぞ?」

零け「「はい。」」

真「梨花も。」

「うん。真も。」

真「ああ。いくぞ影刃!」

影刃「ああ。」

零銘「行きますよけんちゃん!」

けん「はい!」

悠乃「……いくよ。」

戦いが始まった。

Re: The guardian werewolf  ( No.50 )
日時: 2018/12/11 18:17
名前: zetu (ID: 51mnxWm4)

零悠「「はぁっ!」」ガキッ

零銘「ふっ!」シュッ

悠乃「りゃあっ!」ブンッ ガキッ

零銘「くっ!」

零銘の悠乃の刀がぶつかり合う。人狼に成っている悠乃の方が力が強く零銘が競り合う度に少し後退する。

零銘「やぁっ!」シュッ

悠乃「らぁっ!」ブンッ ギギギギッ

零銘「今!」シュンッ

悠乃「!くっ!」トンッ

けんちゃんの投げるクナイを悠乃は避ける。

零銘「避けますか……やっぱりやるしかないですね。」

零銘は背中に背負っていた二本目を抜いた……ってあれ?

悠乃「まさか零銘ちゃんがここ数日で二刀流を仕上げてきた訳じゃないだろうし、付け焼き刃でも無いと思うから、刃夜さんと同じかな?」

零銘「そう。そして!」シュン

人狼になる。

悠乃「へぇ……戻っできたんだ力。それじゃあ私も全力……で!」

(悠乃の纏う空気がより強くなった。全力じゃなかったんだ。もしかして半分より多くなってる?)

零銘「はぁっ!」フッ

悠乃「しゃっ!」シュッ ガキッ

零銘「ふんっ!」スッ

悠乃「んっ!」ガキッ

零銘の二刀目を刀の角度を変えることで受けきる悠乃。

悠乃「んぁあっ!」ガキンッ

二刀とも弾くが後ろからけんちゃんが小刀を持って飛び掛る

けん「せやっ!」スッ

悠乃「ふっ」カンッ

けん「?わわっ!」

悠乃は左腕を当てて受け流す。着ていた長袖のアンダーウェアが破け、そこに見えたのは

零銘「篭手、ですか。」

悠乃「貫通されちゃうから受け流すのにしか使えないけどね。ほら、もう終わり?」

零銘「はぁっ!」

零銘と悠乃の切り結び、鍔迫り合いが続く。けんちゃんのフォローで戦力比は五分。私はひたすらに目を凝らす。

(どこか、どこかの一瞬の隙を狙わなきゃ悠乃の不意はつけない。どこ。一発でどこに……だめ、焦っちゃだめ。一発の為にどう持っていくか2人信じて考える。零銘とけんちゃんを!)

悠乃「お姉ちゃんは何もしないの〜?斬られたくなかったら離れててよ〜?」ブンッ ガキッ

「悠乃が私を斬れる訳ないでしょ?どうせまだ一人も斬ってないだろうし?あ、それとも私を記念すべき一人目にする?」

悠乃「うっ、まあその通りだけどさ。」ギギギッ

「でも悠乃の言う通りだね。始めるよ!3対1だからって卑怯とか言わないように!」スッ

悠乃「うわっ!?何!?」

悠乃の目の前ギリギリに投げる。そこに

零銘「はぁっ!」シュッ

悠乃「うっ!」ガキッ

けん「とうっ!」ブンッ

悠乃「うわっ、」カッ

「そらそら!どんどん行くよ!」スッ スッ

悠乃「何投げてんのそれ!」タッ

悠乃は串を見切っていないらしく、避け始めた。

(手持ちは串三本と簪一本。地面に三本、ケースに三本。なら!)

『零銘!合わせて!』

零銘『え?りょ了解!』

「そーれ!」スッスッ

悠乃「ここだ!」キキンッ

悠乃は刀でニ本串を叩き落とす。でも ザクッ

悠乃「痛っ!?」

(投げたのは三本。一本を隠れるように投げたから悠乃は気付けない。右肩に刺さった。痛みで動きが鈍るくらいってあれでいいよね!?)

零銘「はっ!」シュッ

悠乃「くっ……」ギリギリッ

そこに二刀で斬り掛かる零銘。

(右が弱くなってる悠乃なら競り合っても零銘に分がある。ここだ。)

「いけっ」

悠乃の目を狙って投げる。

『悠乃避けて!』

悠乃「へ?うっ!」スンッ

ギリギリで避ける。

『GO!』

零け『『OK!』』ダッ

零銘「はぁっ!」キンッ

零銘が悠乃の刀を弾き飛ばし、

けん「これで〜〜!」ギュッ

けんちゃんが悠乃を羽交い締めにする。

零銘「終わりです!月牙一刀流攻式次伝!〈雷 一閃〉!」スッ

悠乃「うっ……あぁ……」ドサッ

悠乃は倒れた。そこからオーラのようなものが離れ、二人の方へ行く。

「真!そっち行った!けんちゃん!悠乃は!?」

けん「大丈夫ですよ〜。耳も尾も無くなって、眠ってるだけです。」

「そっか……よかったぁ〜……。」

零銘「梨花は悠乃を、私とけんちゃんで真さんのほ……あれ……。」フラッ シュン

零銘も元の姿に戻り、よろける。

けん「あとは僕にお任せ下さい!ちゃんと休んでてくださいね!」シュッ

零銘「うぐぅ……まだまだ短いなぁ……。」

「おつかれ、ありがとね。」

零銘「いえ、それじゃ二人の喧嘩を見ましょうか。」

「うん。」

Re: The guardian werewolf  ( No.51 )
日時: 2019/02/13 19:57
名前: zetu (ID: VZEtILIi)

真side

あちらとほぼ同時に始めたこちらの戦い。違いは刀をぶつけ合うことがないこと。太刀一本のアイツの方が力の加わり方的に押し切りやすいってのもあるが、互いに狙うのは一撃必殺。その為に振っては避け、振るっては躱しを続けている。幸い俺と同格になるように調整しているようだが、悠乃から帰ってきたらやばいな。

梨花「真!そっち行った!」

マジか……

影刃「ぐっ、ぐぁぁあああ!」

「悠乃から抜けたことだし、もう終わりにしてもいいんじゃねぇか?それ相当キツイだろ?一斬りすれば切り離せるんだぞ?」

影刃「はぁ……はぁ……嫌だ。」

「嫌ァ!?てめぇ何考えてんだコラ!」

影刃「折角お前の全力とこうして殺り合えるんだ。こんな楽しいの途中で止めてたまるかよ。」

「ああもう馬鹿ばっかりかよ!わかった、俺も馬鹿だから付き合ってやるよ!行くぞ!」

真影「「はぁっ!」」

先程よりも早いアイツに対応する為、俺も全力以上を振り絞る。

けん「援護しま「いい!来んなけん!」え?」

真影「「これは俺達の喧嘩だ!」」

けん「あ、はい!」



梨花side

ふふっ、熱くなっちゃってもう。真は喧嘩強いけど、滅多に喧嘩に発展することは無いからとても珍しい。多分影刃君もなんだろうな……けんちゃん困ってるし。

悠乃「えい……ば、がんば……て。」

あ、影刃君の耳が反応した。喧嘩なら平等にしないとね?

「真!頑張れー!」

……耳が反応するの面白いな……



真side

あいつ遊び半分で応援したな?まあ嬉しいから良いけどさ。

「お互い、応援されちまったら本気出すしかないな?」

影刃「そうだな。」

真影「「うぉおぉおぉお!」」ダンッ ガキッ

初めて迫り合う。二刀を交差させているので力負けはしない。が、このままじゃ埒が明かないな……あ、

「お前もさっき喧嘩って言ったよな?」

影刃「それがどうした。」

「言質取ったぞ!」トンッ



梨花side

真が鍔迫り合いから後ろに退いた。あれ、なんかこの流れ見覚えが、

真「うらぁ!!」

真は二刀を振り上げなから飛び込む。

影刃「ふんっ!」

横薙の迎撃に刀を当てて、

真「悪いな。」スッ

あ、刀を離した。真の刀は影刃君の太刀に吹き飛ばされる。当の本人は、

真「真剣勝負なら、また今度やってやるよ。」

影刃君の頭を掴み、足を引っ掛けて、

真「おらぁ!!」ドゴッ

後頭部を床(コンクリ)にめり込ませた。

梨零「「えぇ〜……」」



真side

なんか女子連中からブーイングが聞こえるが、無視。これは喧嘩だからなならなんでもありだろ。俺の一番得意な(オリジナル)技なんだしよ。まだ終わっていないので、刀を拾い上げて、構える。

「負けられない喧嘩なんでな。悪く思うなよ?」

影刃「自分で悪いなって言っただろうがこの野郎。」

「まぁな。またやろうぜ?……じゃあ、お疲れ。」ザンッ

アイツはありがとうと言った気がした。

「馬鹿野郎が……終わったぞーって寝てんのかい。」

梨花「……おつかれ〜、」ムニャ

「ったく、しょうがねぇなぁ。けんは起きてるか?」

けん「はい!」

「ドアを開けてきてくれ。開けたら中で寝てていいぞ。これ、鍵。」ヒュッ

けん「わかりました!ねます!」タッ

「さてと、悪いけどとりあえずは梨花と悠乃を……と、」

悠乃「ん、んん。……うっ、か、体が……」

「全身筋肉痛だと思うぞ?人間辞めてたんだから。」

悠乃「そ、そうみたい……真君た、ごめ「ストップだ。それは俺じゃなくて梨花に言え、な?」……うん。」

「そういう話は帰ってからするからとりあえず車に乗りたいが、動けないもんなぁ……影刃!起きろ!」

影「んぐっ……ああ。俺が運ぶ。」

「んじゃよろしく。俺はそこの二人を……よいしょっと。」

悠乃「え、影刃!無理しないでも自分で「それこそ無理してるだろ。それにお前を巻き込んだのは俺なんだから。」そんなこと言ったら僕の為に影刃は「は〜いイチャイチャすんな!さっさと撤収するぞ!警察の人に封鎖してもらってんだから!」「イチャイチャしてない!」」

「完璧に一致させといて何を言うか。ほら、行くぞ!」



「はい。こっちは終了しました。……ええ。全員降ろし次第そっちに向かいます。俺以外疲労困憊で動けやしませんが。十分でしょ?……はい。それでは後で。……はい。」ピッ

影刃「善さんか?」

「悠乃は?」「寝た。」

「今から正式に残党狩りに「俺も」何言ってんだ馬鹿。お前らは謹慎だ馬鹿。寝てろ、令状は切ってもらったからいいものの、本当はマジで打首ものだぞ?」

影刃「おりたのか、令状。」

「事情が事情だったこと、民間人に被害がなかったこと。レオやセレン姫、天皇陛下方のお話のおかげだ。挨拶回りはついて行かないからな?」

影刃「すまない。……そろそろ限界だ。」

「素直に言えないってか?ったくよ。それじゃ一仕事しますかね。」

Re: The guardian werewolf  ( No.52 )
日時: 2019/06/19 07:28
名前: zetu (ID: H65tOJ4Z)

梨花side

その後、警察と真による 遠死薬(開発者資料にそう書かれていた。)開発に関わった組織の一斉検挙が行われた。開発ルートを辿るにあたり、組織の所在地は数県に及び、真は各県の県警と協力して夜通し移動と検挙を繰り返し、時には戦闘にまで発展したが、怒れる真が負ける訳もなく、国内の秘密書類まで洗い出して全てに関係する人間を逮捕して真は帰ってきた。流石にお疲れだったみたいで、1時間仮眠を取ってから今に至る。って

「もう少し寝なくていいの?1時間で足りるの?」

真「ああ。問題ない。さぁってと、反省会のお時間だ。」

影悠「「うっ……。」」

真「そう怖がんなって、ほぼ全員ある。まずは俺だ。影刃、ハウルをお前一人に任せてすまなかった。何も警戒していなかった俺の責任だ。その点に関しては悠乃にも。」

影刃「あれは俺から申し出ただろ?油断したのも俺だ。」

悠乃「その場面ではしょうがないよ。誰かがって話でしょ?」

真「梨花と悠乃。月牙及び俺ら獣人の都合に巻き込んでしまって本当に申し訳無かった。」

「ううん!何かあるのは承知の上だったよ。流石に事が起こった時は色々あったけどね?」

悠乃「途中からは僕の都合だったし。」

真「これからはもっとお前らの安全に気を配っていこうと思う。零銘も、急な話だったのによく頑張ってそこまで力を戻してくれたな。」ナデ

零銘「うぁ、ありがとうございます……。」

影刃「ならば次は俺だ。まず真。多くの面倒をかけた。戦闘と言い、令状といい。本当にすまなかった。」

真「俺からかよ。それこそ、俺がかけた苦労の精算だ。戦いは楽しかったしな。」

影刃「次に梨花。あの時の記憶は朧気だが約束をしたことは覚えてる。あろう事か悠乃を人狼にして人を殺す場に連れていった事。本当にすまない。」

「それでも悠乃には手を出させないようにしていてくれたから許す。……次は無いよ?」

影刃「ああ。この身にかけて誓おう。」

ん?悠乃ならここで照れそうなもんだけど……

影刃「悠乃にも、ごめんな。お前を巻き込んでしまったこと。何も考えずに聴覚共有を使っていたこと。本当に、ごめん。」

悠乃「ううん。僕達はお互い様。でしょ?」

影刃「ああ。零銘も頑張ってくれたな。ありがとう。」ポンッ

零銘「ちょっ!なんで影刃まで!?」

「それじゃあ次は私!真、私達の家の為に色々してくれてありがとね!お父さんボコボコにしたりとか。」

真「そこなのかよ。いーよ俺も少しムカッとしてたから。」

影悠「「え?ボコボコに?」」

「あ〜うん。色々と隠してたじゃん?私達に。だからイライラしちゃってやって貰っちゃった。因みに今病院で入院中だよ。ってそんなことはどうでもいいの。次は……悠乃。ごめんね?私は何も知らなかったから。私と悠乃が逆なら多分私も同じことしてたし。明日辺りにでもお墓参りに行こう。あと、串刺してごめんね?」

悠乃「うん。というかいつの間にあんなすごいこと出来るようになったの!?」

「ふっふっふー!私だって練習したんだよ!影刃君。影刃だったから少しは安心することが出来たよ。悠乃の為に動いてくれたのは嬉しかったしね?」

影刃「ああ。」

「零銘も、色々無理してやってくれたよね。要らない心配もさせちゃったし。ありがと!」ギュゥ

零銘「わぁ!?くっつかないで」ナデナデ「あうぅ……。」

悠乃「次は僕だね。真君、僕の代わりに捕まえてくれてありがとう。」

真「気に入らないのは俺もだからな。」

悠乃「次はお姉ちゃん。心配させてごめんね?あと、僕に投げさせてごめん。」

「投げるのはそこまで抵抗無かったけど「ひどい!」凄い心配したんだからね!何がなんでもあんなことは絶対にしないこと!」

悠乃「うん。零銘ちゃんもありがとう!力が戻ってたのはびっくりしたよ!」

零銘「まだまだ少ししか持たないけどね。それにしても剣の腕が上がってたね?あとで一試合しようか?」

悠乃「今は筋肉痛的に無視かな…… 影刃、付き合ってくれてありがとう。」チュッ

影刃「ん。」

梨零「「ええ〜〜〜〜〜!?」」

悠乃と影刃君が自然な流れでき、キスした!?

悠乃「ん?どうしたの?」

真「悠乃。自然にしてるけど前まで人前ではしてなかったよな?」

悠乃「あ、そうだったっけ?二人でいると他にすることないからいっぱいしてたよ?」

梨零「「ええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」」

真「影刃、まさかお前から手を出したりしてないよな?」

影刃「いや、その頃は思考も繋がってたからな。どちらともなくと言うべきか。」

悠乃「うんうん。どっちもしたかった、みたいな?」

「ゆ、悠乃が恥ずかしがらずにそんなこと言うようになるなんて……。」

悠乃「お姉ちゃんもよくしてるでしょ?「うぐっ」というか途中から感謝する会になってるけど、零銘ちゃん要る?」

零銘「要ります!真さんと梨花。私の為に色々調べてくれたりしてありがとうございます。影刃も、私が戦えないから一人で戦わせてしまってごめんなさい。悠乃、いくら影刃といえ守れなくてごめんね?」

四人「「いや、零銘(ちゃん)が謝る事じゃないよな(ね)?」」

零銘「……へ?」

「そもそも零銘がそうなったのは私が捕まったせいだし。」

真「そして俺が不甲斐なかったからだしな?」

影刃「俺も何も出来なかったし。お前はセレン姫と悠乃達を守る役目だったろ?謝ることは無い。」

悠乃「それで真君達でどうにも出来ないのから守るのは無理だよ。力を分けた僕と戦ったんだからわかるでしょ?」

零銘「で、でも。」

梨悠「「ああもう。」」ギュッ

零銘「むぐっ。」

「零銘が自分を責めることは無いの!今回零銘はずっと頑張ってくれたし。」ヨシヨシ

悠乃「僕達がこうやって無事帰ってこれたのも零銘ちゃんのおかげなんだよ?」ナデナデ

零銘「あぅ……。」

「ほら、真と影刃君も!」

真「しょうがねぇなぁ。」ギュッ

影刃「ふっ、だな。」ギュッ

零銘「うぅ、わかりました、わかりましたよ!ですから離れてください!」

「え〜折角だしもっとくっついてようよ〜!」

零銘「ダメです!まだ他の話もあるでしょう!?」

「あ、そうだった。一旦離れようか。」

零銘「ずっとくっつかなくていいです!」

「え?本当にいいの?もうくっつかないよ?」

零銘「そ、それは……イヤデス……じゃなくて!二人のお母さんの話をするんですよね?」

真「そうだな。さて、答え合わせの時間だ。梨花はあれを持ってきてくれ。蔵に行くぞ。」



答え合わせって何をするんだろう?……しかもなんで蔵?居間で良くない?

真「梨花、悠乃に見せてくれ。」

「え、うん。はいこれ。」

悠乃「え!お姉ちゃん、それって……っ!」

日記を見せると悠乃は驚いた顔をした後、蔵の中を漁り始めた。取り出したのは……クリアファイル?

真「これでやっと揃ったな。二人の母親、佐々木悠花さんは魔華によって遠死薬を投与され、日課にしていた日記に書く中で、死が迫るのを感じ、爆発しかけた不安をや焦り、哀しみなどの感情を日記にぶつけ、我に返ってそれを破り捨てようとした。いや、破るまではしたが何らかの理由で捨てること後出来ずこの蔵に隠したんだ。それが、悠乃の持っているクリアファイルの中身。だろ?影刃。」

影刃「ああ、そして竜さんの部屋にあった日記帳を梨花が。破かれた数ページの破片を悠乃が持って、互いに言わないでいた。竜さんもページについては知らない。二人がそれぞれ持っていることは本来誰も知ることは無かっただろう。それを、」

零銘「私達がここに来たからですね?」

「どういうこと?」

影刃「悠乃、俺が初めて出てきて、お前を探してここに来たよな?その時机の上にあった紙の破片。そのページなんだろ?」

悠乃「うん、そう。なんて書いてあるのか知りたかったから直してたんだ。パズル得意じゃないから大変で、完成したのはイギリスに行く前の日だよ。」

影刃「俺とハウルが混ざった時、悠乃と勝手に繋がったのは強い負の感情がシンクロしたからだ。悠乃のそれは日記を読んだことで薬に関する人間に対しての怒りだった。」

真「そうして行動を始めたお前らを止める為にこの刀達の準備をしていた時、零銘の能力を知って梨花が見せてくれたのがあの日記帳。それで俺は全部繋がったんだ。」

「それが、あの時真が隠してたこと?」

真「ああ。あの時教えたとしても止まる状態じゃなかったからな、コイツら。」

影悠「「うぐっ。」」

真「それより、一度交換して読んでみるといい。」

刃夜「その必要は無いよ?真。」

真「刃夜さん!こっち来てたんですか?」

刃夜「けんに頼んでね。梨花ちゃん。」

「は、はい。」

刃夜「間に合わなかったけど、君のお願い、今叶えるよ。どうぞ。」

刃夜さんがそう言うと、夜久さんがけんちゃんに支えられて入ってくる。あれ?でも雰囲気が違う?入ってきた夜久さん?は私と悠乃を見て止まり、涙を溜めながら

夜久?「……大きくなったね……二人共。」

え、うそ……本当に?

梨悠「「おかあさん?」」

悠花「……うん。悠花お母さん。だよ?」

梨悠「「お母さん!」」ギュッ

悠花「会いたかったよ、梨花、悠乃……ごめんね。アタシ達のせいで。大変だったよね……。」ギュッ

梨花「ううん!お母さんのせいじゃないよ!そのおかげで出会いもあったしね?」

悠乃「そうだよ!それにしてもどうやって夜久さんの中に?」

悠花「やくさん……あ、この体の人ね?あの刃夜さんっていう人に連れられて現世に来たらこの体に入っててよくわかんないんだよね〜。」

梨悠「「軽っ!?」」

悠花「二人共仲いいね?良かったぁ……りゅ〜くん一人に任せたのちょー不安だったからさ〜。」

梨悠「「りゅ〜くん!?」」

真「ダメだ話が進まねぇ……刃夜さん解説をお願いします。」

刃夜「あ、うん。死者の世界の入口近くにいたから連れてこれそうだったんだけど、体が無いから夜久ちゃんに借りたんだ。今奥の方に夜久ちゃんはいるよ。」

悠花「あの世があるなら待ってるって約束だったからね〜。」

「そんなことはどうでもいいです!お母さん!お父さんのことりゅ〜くんって呼んでるの!?」

悠花「いやぁ呼び始めたの高校生の頃だったからさ〜、若かったというかなんというか……それで呼び慣れちゃって他に変えれなかったんだよね〜。」

悠乃「も、もしかして……、」

「お母さんって……ギャルだった?」

悠花「流石に元だよ?りゅ〜くんと付き合いだしてからだけどね?辞めたの。」

梨悠「「お、おおう。」」

悠花「あれ?そーいえばりゅ〜くんは?」

「あ、今真に頼んでボコボコにしちゃったから入院中……。」

悠花「ボコボコ!?アハハハハハハ!りゅ〜くんを?ボコボコに?アッハハハハハハハハハハハハ!お腹痛い……誰がやったのそれ!」

真「あ、俺です。」

悠花「へ〜、君が……君って橋下さん家の真君じゃないもしかして!?」

真「そうですよ。今は月牙ですが。」

悠花「へ〜……そういう話したことあるけどホントに真君の事好きになってるとはなねぇ〜、梨花?」 

「ちょっ!?なんで知ってるの!?」

悠花「知ってるよ?悠乃が好きなのはそこの黒い彼でしょ?なんて言う名前?」

影刃「え、影刃と言います。」

悠花「影刃君ね?悠乃をよろしくね?見た感じ仲良さそうだから4人とも心配してないけど。」

真影「「はい。」」

悠乃「な、なんで分かるのさ!」

悠花「?だって二人共、アタシがりゅ〜くん見てる時の顔で見るじゃない?」

梨悠「「え゛……」」

悠花「ふふふっ、アタシと似てて嬉しいよ。刃夜さん、みんなで病院に行っちゃダメですか?」

刃夜「ええ。良いですよ。竜神さんの所ですね?真が場所を知ってるので案内できますよ。」

真「わかりました。もう行きます?」

悠花「あ、ちょっと待って?一人だけ聞いてなかった。ごめんね?名前なんて言うの?」

零銘「つ、月牙零銘です!真さんの部下で、梨花の親友で、悠乃の剣の師匠で……ゆ、悠花さんの孫です!」

ちょっ!?

悠花「まご?まご、まご……孫!?ちょっと梨花アンタいつヤっ「まだしてない!してないよ!説明するからストップ!!」え、うん。」



悠花「なるほどねぇ〜。流石というかなんというか……ぶっ飛んでるのね。まぁアタシがこうやってみんなと喋ってる時点でぶっ飛んでんだけどさ。零銘ちゃん。アタシのことは親友の母親でも、自分の祖母でもどっちとしてでも呼んでいいからね?」

零銘「あ、はい。それじゃあ……おばあちゃん?」

悠花「……自分で言い出したとはいえ、心の準備をしてないといきなりおばあちゃんはちょっとくるね……。」

「自分で言わせたんでしょ!?零銘ゴメンだけど悠花さんのままでよろしく。」

零銘「うん。あ、はい。」

悠花「にしてもまさか孫に会えるとはね……2人をよろしくね?零銘ちゃん。」

零銘「はい!」

悠花「よし、それじゃあ真君?案内よろしく!」



「ってあれ?居ない?」

病室には誰も居なかった。

悠乃「まさか勝手に退院してる?」

真「いや、ここは月牙と繋がってるから退院したら俺に連絡が来るようになってる。」

影刃「ということは、脱走したか?」

 「う〜ん……。」

悠花「アタシちょっと行ってくるね〜?」

そう言ってどこかに走っていってしまった。

「ちょっ!?お母さん!?」

悠乃「追う?」

影刃「どうやら見当がついているようだな。見に行きたいなら行くか?」

「うん!行きたい!」

真「じゃあバレないように行くぞ?」



影刃君が耳で足音を聴きながら後を追う(悠乃もやろうとしたので擽りの刑)。すると、どうやら中庭で止まったようだ。そこにはお父さんのにおいもするらしい。

真「此処が一番近くて隠れられそうだな。」

近くの建物の角で身を隠す。

悠花「いくらなんでも入院患者がタバコを吸ったらダメなんじゃない?りゅ〜くん。」

お母さんがそう話しかけると、お父さんはタバコを口から落とした。

竜神「月牙の力か。他人の体を借りてるのか?」

悠花「うん。えーと、そう、夜久さんの。」

竜神「そうか、後で礼を言わないとな。」

悠花「そうだね。元気?ボコボコにされたって聞いたよ?」

竜神「知ってるじゃねぇか。梨花と悠乃には会ったんだろ?」

悠花「うん。真君と影刃君と零銘ちゃんにも会ったよ?あの子達なら梨花も悠乃も幸せになれるよ。」

竜神「そうか。」

何故かお父さんは絶対にお母さんを見ようとはしない。

真『姿が夜久さんだからじゃないか?悠花さんの姿にノイズをいれたくないんだろう。』

なるほど。

悠花「ごめんね?2人のこと任せちゃってさ。大変でしょ?」

竜神「俺はなんにも出来てないさ。それこそ団の奴らや真達のおかげだ。だから今こうして此処に居るんだ。当然の報いだよ。」

悠花「そう……にしてもやっぱちょっとフケた?」

竜神「うるせぇ。2人があんだけ大きくなったんだから老けるに決まってんだろ?それともこんなおっさんは嫌か?」

悠花「ん〜ん?また見れると思ってなかったから超新鮮で面白い。」

竜神「面白いってお前。」

悠花「ねぇ、もっと見たいからこっち向いて?」

竜神「……。」

悠花「ねぇ〜え〜、ねぇってば〜。」

竜神「…………。」

悠花「もう!しょうがないなぁ。夜久さんすみません。やっぱりお願いしてもいいですか?……ありがとうございます。……はい。」

夜久さんと話してる?何をお願いし……て……。

悠花「りゅ〜う〜く〜ん!」ダキッ

竜神「おま、他人の体で抱きつく……な……。」

悠花「えへへ〜どう?懐かしいでしょ〜?」

真達が人狼になる時みたいに夜久さんの体が変わった。いや、あれは零銘と影刃君が入れ替わった時のやつ……てことはあの姿はもしかして……

悠花「悠花ちゃんJKバージョンで〜す!……ちょっと恥ずかしいね、これ。」

竜神「……お前は、

悠花「うん?なんか言った?」

竜神「お前は……俺を泣かせてぇのかよ……?」ギュッ

悠花「っ!……ごめんね?」ギュッ

気がついたら泣いてた。悠乃も。いつの間にか真も影刃君も零銘も居ない。空気読みすぎでしょ。

「行こっか?」グスッ

悠乃「……うん。」グスッ

梨悠「「お父さん。」」

竜神「お前達。」

「お父さんは充分に色々してくれてるよ?」

悠乃「僕達の自慢の父さんだよ?」

梨悠「「いつもありがとう。」」

竜神「お前達まで……今日はツイてるのかツイてねぇのかわからねぇや……。」



そうして抱き合って泣き続け、色々な話をした。今までのこと、団のこと、学校のこと、月牙のこと。お母さんの話も聞いた。ほぼ惚気でお父さんまで赤くなってたけどね……。病室に戻ると零銘だけが居た。

「あれ?真と影刃君は一緒じゃないの?」

零銘「二人は刃夜さんの所に居ますよ?お手伝い中です。」

悠乃「どんなの?」

零銘「悠花さんの維持で…あ、言っちゃった……。」

梨悠「「れ〜い〜な〜ちゃ〜ん?」」

零銘「ううっ……本当は悠花さんを夜久さんの体に留めるのは結構力を使うんです。その上悠花さんの体を記憶から繕っているので刃夜さんがバックアップしてて、それのサポートに行きました。 」

「もう!昨日の今日で無理して!……優しいんだから。」

悠乃「だねぇ。」

悠花「いい旦那さんを持ったね?」ニヤニヤ

梨悠「「なっ!?」」

竜神「俺並みにいい男だからな。」

悠花「流石アタシの旦那様!カッコイイ!」

梨悠「「ご、ご馳走様です……。」」///

悠花「……う〜ん。零銘ちゃん、ちょっと耳貸して?」

零銘「?はい。いいですよ?なんでしょう。」

悠花「〜〜〜〜〜〜〜。」

零銘「それなら別の体なので大丈夫ですよ?」

悠花「いい?OK!じゃありゅ〜くん。」

竜神「なんムグッ」チュッ

梨悠「「……え?」」

悠花「そろそろ帰るね?月牙の皆さんに悪いし。りゅ〜くん、梨花、悠乃。またね!」

「うん!ばいばい!」

悠乃「またね!」

竜神「悠花!」

悠花「ん〜?」

竜神「待っててくれるか?」

悠花「ゆ〜っくり来てね!じゃ!」

お母さんは帰った。一粒の涙を落として。

夜久「……ふぅ。」

竜神「夜久さん、ありがとうございました。」

夜久「いえいえ!とりあえず私は先に帰りますね。多分二人もこっちに来ますから。」

「はい。分かりました。」

夜久「では。」ガラガラ

竜神「……梨花、悠乃。改めて、すまなかった。」

「もう!お父さん!なんで謝るの!」

悠乃「そうだよ!って僕の言えたことじゃないけど。」

竜神「そうか……なら早く体を治さないとな。」

「その意気その意気!そろそろ面会時間終わりだし、真達来たし、今日は帰るね?」

竜神「ああ。じゃあな。」

梨悠「「じゃあね!」」



「ありがとね、真。」

悠乃「影刃も。」

真「いいよ。今回の騒動のエンディングを中途半端にしたくはなかったからな。」

影刃「これじゃ足りないが、罪滅ぼしだ。」

真影「「ま、誰かさんがばらしちまったけど。」」

零銘「うぐっ!うぅ……。」

「こ〜ら、零銘をいじめないの!さっきはごめんね?圧かけて。」ヨシヨシ

悠乃「僕もごめん。」ヨシヨシ

真「悪かったよ。」ヨシヨシ

影刃「すまん。」ヨシヨシ

零銘「もう!撫でればいいと思ってるでしょ!?」

四人(尻尾が見える……。)

「ふふっ、帰ろっか?」



真side

影刃『真、二人共寝たぞ。』

零銘『ぐっすりです。』

『そうか。それじゃあこれからの事を話すぞ?とりあえず影刃と悠乃は夏休み明けるまで謹慎だ。まぁそう何度も短期間に起きんと思うからいいが。』

影刃『すまん。』

『謝んなって。とりあえず梨花も夏休み中は勉強だからちょうどいいしな。それでだ、実は秘密裏に進めていたことがあってな。ちょうど昨日飛び回っていた時には都合がついたんだ。』

影刃『何をするんだ?』

『〜〜〜〜〜〜。』

零銘『ええ!?後で絶対怒られますよ!?』

『まあいいさ。そこで、影刃には別のことを頼みたい。』

影刃『前から考えてたあれだろ?少し柄じゃないが、務めさせてもらう。』

『さあ、忙しくなるぜ?』



the guardian werewolf3 end
to be continued……

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