複雑・ファジー小説

禁忌の物語
日時: 2015/08/31 15:33
名前: まぎね (ID: aW5Ed34M)

禁忌の物語T

この世界は実に単純な作りになっている。
これを不満に思う人間もいるだろう。



が、世界の作りが単純なのは、偶然ではなく必然的にだ。

単純におもしろいことがあって、単純に笑い飛ばして、それで満足していればいいのにさ



自分の人生と言う舞台の上で、主人公と言う大役を背負っているにも関わらず、それ以上の活躍を求めるだなんてヒーローにでもなりたいと言うのだろうか。


「どっちにしろ君たちの傲慢さによって世界は崩れたんだ」


世界は崩れていないさ


「ああ、そうだったね。ヒーロー君が救ってくれるからね」


災厄の現況となり、忌み嫌われたけど…世界も、大事な人も救って見事ハッピーエンドで終われるかな?

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Re: 禁忌の物語 ( No.1 )
日時: 2015/10/24 15:57
名前: まぎね (ID: ovjUY/sA)

捨て駒と優秀な弟

捨て駒ライフT

夕暮れの空。暗くなりつつあるなか、一人の少年は公園のブランコに乗り、憂鬱な表情で揺れていた。

「はあ…」

芽吹 永遠《めぶき とわ》今年中学三年生になったにも関わらず、学校に行かない(いわゆる不登校)僕は、誰もいない家を飛び出し新鮮な空気を吸おうと、重いからだを引きずってここまで来たのだ。

僕は学校が大嫌いだった。特に学校での友人関係が。
愛想の悪さから友達は一人もいない。恋愛経験も無い。


気の合う人間なんて刹那《せつな》くらいだった。

刹那は僕の弟で、なんでもできる優秀な奴だ。
だから母さんからも期待されているし、僕もすごいと思う。
性格は正反対だけど結構仲が良かった。

刹那は、中学にはいる前までは気弱で感情をあまり表に出さないやつだった。だけど、去年親父が死んでからは母さんの期待に応えようと学校以外の時間は、部屋にこもって勉強ばかりするようになった。

今は、おれが母さんに無理矢理入れられた名門の中学に通っている。

進学したことで少し落ち着いて、今は、放課後友達と遊びに行くことも多い。本人曰く人間関係は生きていく上で重要なんだとか。

僕の人間関係と言えばネットの中の友達くらい。
まだ会ったことはないが。

今日もきっと母さんは仕事で深夜まで帰ってこないだろう。
ブランコで揺れながら長い時間考え事をしていると、公園のどこからか音楽が流れ出した。

この音楽は午後五時を知らせるものだった。
夏の空は五時ではまだ明るいがこのままこの公園にいてもどうしようもない。家に帰ろう。

「あっ、兄さん。」

公園を出ようとしたとき、ちょうど、学校帰りの刹那にあった。

「ああ、今帰りか。」

「うん、そうだよ。」

僕はまだ日差しの照りつける道を歩きながら刹那の学校の話を聞いていた。

刹那が本当に友達と思っているやつなんているのかどうかわからないが、少なくとも、刹那は周りのやつが思うみたいに愛想のいいやつではないということを僕は知っている。

「なあ、刹那は本当に友達だって思えるやつがいるのか?」

俺は素朴な疑問をぶつけたつもりだったのだが刹那は少し暗い表情になりうつむいてしまった。

「兄さん…人間は心のそこから信頼していなくても愛着を持ってしまう生き物なんだよ…でも大丈夫」

刹那はこっちを向いて笑った。

「兄さんのことは心のそこから信頼してる。家族としても…人間としても………」

刹那のいっていることの意味は僕の頭じゃ到底理解できなかった。

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