複雑・ファジー小説

魔法の箱
日時: 2015/09/02 13:10
名前: 新青

 小説を書きます。

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Re: 未定 ( No.1 )
日時: 2015/09/01 15:02
名前: 新青


 黒い雲が覆う。

ーーこの町はもう終りかもしれない。

 人々はモノクロで、ここにいないかのように画面に夢中になる。

 退屈さや寂しさの中で探しているのかもしれない。
 画面の中に何かを。


ーー終りってなんだよ。これも社会の変化であって、人類が進化した結果だろ。

 暗雲の空。画面がそれを見る顔を照らす。
 そこら中で、機会の騒音がやまない。

ーーうるさい。もう帰ろう。
 ビルの屋上から、真下をのぞく三つの影は曇天の空と同じ灰色をまとっている。


ーーまて。まだ彼を見つけていない。
その言葉を最後に、灰色のフードを被った三人組は沈黙した。

Re: 未定 ( No.2 )
日時: 2015/09/01 15:17
名前: 新青



 チュンチュン……チュンチュン………


 薄暗い部屋で、淡い光がカーテンの下に揺らめく。

 それを顔面に浴びた俺は眩しさに目を覚ました。



 「・・・・・・んぁ〜」

ーー朝か。


 目だけで見回すと、そこはいつもの俺のへや。ただ、光を通さないカーテンのせいで、机や本だなが眠っているように大人しくしていた。


俺は勢いよく起き上がるとカーテンを開けた。

Re: 未定 ( No.3 )
日時: 2015/09/01 16:08
名前: 新青


 キーンコーンカーンコー……

 遠くから学校のチャイムが聞こえてくる。
 つられるようにして傍の木々がざわめいた。


 昨日は大雨が降ったが、朝にはやんだようだ。
 今日の朝は最高に天気がいい。

 チリンチリン

 後ろの方からベルの音がした。振り返るといそいそと自転車を漕ぐ俺の友人の姿があった。
 「おーい!」

 「ばかやろー!!」
 俺が大きく手をふると、彼は突然叫んだ。
 そして、驚いて目を丸くする俺の前に自転車を急停止させる。

 「さっきの、チャイムだろ!?遅刻だよ!」
 「あ」

 そうだ、あれは朝の会がはじまる合図の鐘の
音だ。友人の言葉に今さら慌てる俺をみて、彼はため息をついた。

 「乗れよ。」
 「あ、ありがとう!マジ感謝!!」

 そして、俺達二人は学校に向かうべく大きな坂を下った

Re: 未定 ( No.4 )
日時: 2015/09/02 13:02
名前: 新青

 学校に着いたとき、すでに朝の会は終わっていた。

 「お、来た来た!おせーぞ!!」

 教室に入るなり大声で叫んだ同級生。おかげで、全員の目が俺たちに向いた。
 先生が教室にいないところをみると、どうやら今は朝の会と1時限目の間の時間らしい。

 「リョータ、また後で!」
 「おう、アスカ。」
 気さくに笑う友人に軽く相槌をうってから、俺たちはそれぞれの席へ向かった。
 

 俺、安藤涼太郎(あんどう りょうたろう)は坂上(さかがみ)高等学校の二年生だ。
 さっき一緒に登校してきたのは飛鳥敬樹(あすか けいき)といって二年A組の同級生だ。彼とはこの高校で一年生のときに出会った。



 ガララー

 教室のドアが開き先生が入ってきた。
 「おはようございます。」

 今日の1時限目はどうやら歴史らしい。
 先生が入ってきた事で、さっきまで騒いでいた生徒たちの声がしだいになくなり、授業を始めるのに相応しい沈黙になった。


ーその時

       ガタッ!




 「?」

 俺が教科書を準備し始めたとき、突然アスカが立ち上がった。それと同時にものすごく怖い顔で窓の外を睨みつけている。こんな顔は見たことがない。
 俺は、驚いてついその顔を凝縮した。

 クラスメートも同じような事を感じたのか、はたまた単純に驚いてなのか、皆が黙ったまま彼に注目する。


 「飛鳥君どうしたんですか?」

 飛鳥は、日本史の細川先生の声も聞こえていない様子でしばらく外を見つめた後、何事もなかったかのように椅子に座り直した。




 クラスに変な空気が流れる。



 しかし、すぐに先生は授業を再開した。
 先ほどの彼のおかしな行動をあまり気にしていないようだ。


ーーどうしたんだろう

 座った後の飛鳥はいつも通りの彼に戻っていた。

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