複雑・ファジー小説

トワイライト・フロンティア
日時: 2015/09/17 00:42
名前: 蒼穹月下 ◆xvhaSPKbVw (ID: QLqt9zto)

これは夢を追う者たちの、汗と涙と絆の物語――。

こんにちは、蒼穹月下です。
今回はファンタジー小説を書いていこうと思います。

【注意事項】
※荒らしや喧嘩などの迷惑行為はお控えください。
※更新は不定期かつ遅いのでご了承ください。
※現在オリキャラ募集の予定はありません。万が一募集をする場合は事前にお知らせします。

【登場人物】
【お客様】

【目次】

◆プロローグ
>>01

◆第一章 黄昏島

Page:1



Re: トワイライト・フロンティア ( No.1 )
日時: 2015/09/17 00:46
名前: 蒼穹月下 ◆xvhaSPKbVw (ID: QLqt9zto)

 フロンティアスピリット。
「開発者精神」を意味する言葉のもと、わたしは働いている。
 勤め先は『西部中央開発局』なる会社。自慢ではないが、世界の誰もが知っていると言っても過言ではないほどに有名な会社だ。
 開発局とは、文字通り『開発者』の拠点たる場所。すなわちわたしの職業は開発者、というわけだ。
 開発という言葉からわたしの仕事を察する人も多いかもしれない。
 でもここはたくさんの国がある『地球』という世界とは異なる場所。わたしの生きている世界を一言で説明するなら、魔法と魔獣が存在する世界と言うのがぴったりだろう。
 僭越ながら前述した魔法世界アルテミアを舞台としたこの物語の中心であるわたしには、読んでいるこの世界あるいは別の世界の方々の意識を引き込む役目を負っている。
 まずはこの物語の主題となる『開発』の歴史を語りましょう――。


 今からおよそ五十年前のことである。
 草木や土、水といった自然と総称されるものだけが存在していたアルテミアに、最初の人工物が誕生した。
 その名前は鉄。とにかく硬く、ざらつきのない手触りを持つ素材だ。
 人々は最初、自らの生活に必要なものを作っていた。それから数年後のことだ。鉄を溶かし、繋ぎ合わせることで一本の棒状の鉄――鉄骨が作られたのは。
 やがて人々は鉄骨を組み合わせ、コンクリートという自由な造形が可能な素材を使うことで、自らの生活拠点となる家を建て始めた。
 そして、これら建造物と同時に生まれたものがもう一つある。
『フロンティアスピリット』
 造形の完成度を問う創造性や長時間の作業を続ける忍耐力といった、開発者精神を意味する言葉だ。
 さらにもう一つ生まれたものがある。
 フロンティアスピリットを信条とする者たち――『開拓者』だ。
 彼らは持ち前の発想と体力を駆使し、新たな素材と人工物を次々と生み出していった。
 やがて年月が経つと、開拓者が行う『開拓』は世界全土に広がり発展していった。
 そして開拓者の登場から五十年が経ったいまも開拓の精神と技術は失われていない。それどころか、開拓は『開発』、開拓者は『開発者』という風に名前を変えて、さらなる広がりを見せている。
 名目改めた開発者は、開発の計画を練る拠点である『開発局』を設立した。開発局は各地に支部を広げていき、東西両大陸の最初の開発局はそれぞれ『東部中央開発局』『西部中央開発局』となった。
 わたしが勤めているのは、そのうちの西部大陸にある西部中央開発局というわけだ。
 言うなれば、西部の開発すべてを取り仕切るまとめ役。入念に準備し、現場の支部の開発局の開発者――開発員と協力して『プロジェクト』を達成する。それがわたしの毎日の仕事である。
 そしてこの度、わたしはアルテミア最大の秘島の開発を任されることになった。
 すべてがゼロからのスタート。たとえどんな結末を迎えようとも。
 これは、そんな彼らが織り成す物語――。

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