複雑・ファジー小説

君のいない旅 悪いのは誰?
日時: 2016/02/18 17:11
名前: どるふぃん (ID: ad5ZdhUW)

「お母さん!」

叫んでも返事など、ない。わかっていながら何度も何度も声を上げる。
金網にてをかけ、何度も何度も金網をゆする。

─────カナアミコワシテドウスルノ?

そう。意味なんてない。ないんだよ。
それでもどこか期待しているし、希望を持ってる。突然すごい人がやってきて、助けてくれるんだ。すごいひと? なにそれ。聞いたこともないあり得ない話を本気で信じるお気楽な誰かが僕の中に入るんだ。
そう、だから僕は手のひらが血でにじむのを見て金網をゆするのをやめた。いくじなしだって? ちがうんだ、ほんとに来るんだよ。すごい人が。

「アアアアアアアアアアアアアア」

誰かの悲鳴が上がっても僕は前を見ない。見れない。そうあれは違う人の叫び声。お母さんじゃないんだよ。大丈夫だって。

でも。

ピトッ。
なにかが頬に触れて落ちる。前を見ずに下を見ていたぼくには見えた。
コンクリートの何もない灰色に、深紅の液がたれる。僕の頬から花の匂いがした。


──────お母さん。

深紅の上に、僕の頬を伝って落ちた透明の水がかぶさった。混ざり合って薄い赤になる。
もうわかった。何もなければお母さんの血が遠く離れた僕に降り注ぐなんてありえないじゃないか。それでも何かを信じてる。お母さんは実はすごい人で、自分のぶんしんもつくれて、ほんとうのおかあさんは違うところにいて、10年後に再会して……

あぁやっぱり僕はお気楽でいくじなしなんだ。今更のように後悔が押し寄せる。それでも僕は何かを期待し続ける。


どこかから花の匂いがした。


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はい、クリックありがとうございます。
そしてクリックしたとたん出てきたド下手な文を読んでくださった方、もっとありがとうございました。

では注意事項を。

・くら〜い展開になることが予想されます。苦手な方はUターン!

・荒らしさん、ご遠慮ください。

・超絶ド下手です。神作を望んでおられる方、Uターン!

・作者は学生です!(偉そうに言うことではないな)よって更新は亀です!



では温かい目をして見てやってください。

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