複雑・ファジー小説

触れられない花。
日時: 2016/11/18 22:27
名前: @メンタル

Character

〈神シン〉
限られた者。
炎・水・大地・雷・闇・無・愛
の7つに分けられた能力を操る。

〈鬼キ〉
神の使い魔。人外。
大抵は、1つ。多くても2つの能力しか使えない。
しかし1鬼だけ7種類の能力を操ることができる。

〈鄙ヒ〉
人類の敵。人外。
神と能力は、変わらない。見分けは、ほぼつかない。
破壊と絶望。そして憎悪を愛する。狂気殺人をする。

〈契チギリ〉
神が鬼と契約するときの事。
契を交わした神は、外れないピアスや体に紋様が刻まれる。
鬼には、自身の決められている名が体に刻まれる。

〈破ハ〉
鬼との契約をなくすこと。
鬼の体に刻まれた名を傷つけると契約は、無くなる。

〈神聖学院付属強化学園〉
神の能力があるもののみが通う学園。
初等部4年中等部3年高等部3年神聖学院3年
があり定期的に行われる実技テストのランクが
ABCDEの中でDとEになると普通科の学校に落とされる。
全寮制。中等部からは、週に一度だけ学園の外に行くことが許されている。







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Re: 触れられない花。 ( No.130 )
日時: 2017/12/30 18:02
名前: @メンタル 

昔話:緒川扇里

今から50年前の戦いは戦争とは呼ばれない様な瞬殺だった。
鄙から来た軍は全員で2人。そう、あの双子だ。笹凪と時雨のぺアが戦った。その結果幽翠の腕は切り落とされた。
俺が言う、前回の戦争はそれの前の本物の戦争の事。馬鹿みたいに神鬼や一般人が死んだ。
俺はその戦争が起きる5年前に生まれてた。
その時の名前は≪笹凪扇里≫。
10歳上の姉が一人いた。笹凪千里。
俺が五歳の時の戦争で家が燃えた。キャンプファイヤーみたいにな。夜中の襲撃だったから俺は家で寝てて、姉さんは学院の寮に居た。
両親が燃えて、次俺の番かなぁって考えてたら、姉さんの声が遠くから聞こえた。『扇里!扇里!』って。愛されてるなって思ったよ。一瞬手が窓から見えたけど壁が崩れて見えなくなった。姉さんの声が聞こえなくなった途端に、真っ黒な着物着た男が目の前に居たんだ。その時だけは熱いじゃなくて異様なくらい寒かったのを今でも覚えてる。
で、その男に言われたんだ『怖くないのか?』ってな。俺は怖くないって答えたよ。自分でも何でか知らないけど全然怖くなかったし、端的に言えば何も考えてなかった。
そしたら男が『面白いガキだな』って言った後に俺の事を持ち上げたんだ。何されんのかなぁって考えて瞬きしてたら、家じゃない別の暗い部屋に居た。多分移動術で鄙であるそいつの部屋に持って行かれたんだと思う。
『気まぐれだ』って男の声が聞こえた後は何も思い出せない。いきなり記憶が途切れて養護施設の前で目が覚めた時に繋がってる。
そのあとに学園に入学したら、びっくりしたよ。だって、姉さんが居たんだ気丈に振舞って。

あと最近はもう一つ驚いたかな。陸の妹だっけ?その子の鬼を俺は見たことがある。正確には鬼の名前と妹の腕に描いてある女神を。着物の男の部屋に唯一ちゃんと光が射す、スポットライトみたいになってるところに小さな石像があった。おかげでプレートまでしっかり読めた。
リリック。俺はお前の秘密を知っているけどまだ言わないでおくよ。
きっとまだタイミングじゃないから。



次回は笹凪の昔話です。

Re: 触れられない花。 ( No.131 )
日時: 2018/01/07 00:58
名前: @メンタル 

明けました!おめでとうございました!(笑)
2018年になりましたね!戌年ですがメンタルは犬が苦手です(・ω・)
どうでもいいですけど猫年作りたいです。
小説初め?したいと思います!

本編

昔話:笹凪千里


何年前だったかな。多分アイツがいま二十歳って言ってたから16年前の春。
その年の入学式典にたまたま私も呼ばれていて、席に座ってぼんやり子供たちを見てた。「この子達も戦場で血を見なければいけないのか」って思いながら。
そうしてたら、入学生の名前を読んでいる時に死んだはずの弟と瓜二つの子が居た。名前は≪緒川扇里≫姓が違うから他人だろうけどひどく動揺した、動揺して同じくらい自分を責めた。
だって、扇里は私が、私が守らなければいけない唯一の家族なのだから。

私の家族は、私が神だと区別されてからおかしくなっていた。自分の娘は神なんだ、カミの様な存在だ。とか何とか言い調子に乗る、奢り高ぶる様な両親でそんな両親が大嫌いで仕方がなかった。
でも十歳の時に弟が生まれた。縁起がいい末広がりの扇に私の名前と揃えた里の字で扇里。五歳になって区別をされるときに扇里は能力が全く無いと、区別された。私は、「この子は戦場で血を見ずに済む子なんだ」って安心してたけれど両親は違ったみたいでその日から急に手のひらを返したように、ただ生かすためだけの最低限の世話だけをされていた。まるで必要ないとでも言うように。その時から両親が嫌い、ではなく鄙に殺されれば良い。と思っていた。その矢先に鄙の襲来が起きた。最初に狙われたのは私の育った小さな村。火術で焼かれていて、家も燃えていた。他人を救おうともしないで、ただ家の中で寝ている弟の名前を読んだ。喉が裂けるくらい。ほんの一瞬だけ目が合って、家が崩れ燃え上がった。守らなければいけないたった一人の家族を私は助ける事が出来なかった。

弟の名前を持った力の強く器用なアイツを私は弟子にすることにした。名前が同じだけで何の関係もない少年だけど、今度こそは守り切るために。
それが、それだけが私にできるあの子への償いだから。




次回は…たぶん時雨の過去だと思いたいです(笑)。

Re: 触れられない花。 ( No.132 )
日時: 2018/01/21 21:58
名前: @メンタル 

少々pcの様子がおかしいので、
投稿はもう少しだけ待っていただけると幸いです。
すみません。

Re: 触れられない花。 ( No.133 )
日時: 2018/01/31 20:50
名前: とまと

 お久しぶりです。

かなり遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。

今年も楽しみにしています!マイペースに頑張ってください。

PCお大事に。

Re: 触れられない花。 ( No.134 )
日時: 2018/02/24 20:48
名前: @メンタル 

とまとさん
今年もコメントありがとうございます!
とまとさんのような方に心配してもらったおかげでPC君が頑張ってくれました!(笑)


時雨さんの過去を書くと言っていましたが、話がよく分からなくなりそうなのでまた今度の機会に書きたいと思います。


本編

「一対一の決闘をしてもらう。」
宇塚の声に空気が少々張り詰めた。とうとう戦う本格的な準備が始まったのだと。
「対決相手は…学院長のご提案より、完全ランダムで行う。」
少し苦い顔をし躊躇ってから言われた言葉に一部の神以外は驚きに身を固めた。この場に居るのは、臨・蘭・宇塚・鴻崎・緒川・拓哉・ミナセ・ヨン・時雨・笹凪。の10人。ここからランダムで決めるとなれば、学院生と学院長などと言う組み合わせがあり得ることになる。誰だって驚くだろう。
「フィールドは「待ってください!!」
宇塚の説明を遮るようにして聞こえたのは千尋の声だった。相当急いで来たようで呼吸を落ち着かせている様だった。やがて呼吸が落ち着いてからこういった。
「私が、フィールドを作ります!」
初めて出会った時の大人しかった彼女の姿はどこにもなく自分の役割を胸を張って立てるようになった少女の姿がありました。

ランダムで決められた対戦相手は、
時雨VS緒川、笹凪VS蘭、鴻崎VS臨、宇塚VSヨン、拓哉VSミナセ。
最初の対決は笹凪と蘭。ルールは5分間の間で相手に攻撃を5回当てる事。愛術の使用は有。鬼を使用するのも有。手加減はしないこと。フィールドから出ないこと。
「おー…本気出しちゃっていいの?」
余裕そうな表情を見せる笹凪と
「ボロ負けしそう」
失笑を浮かべた蘭は千尋に指示された場所まで行き立ち止まった。
「合術、『完全広範囲防御』!!!」
地面に両手をつけ凛とした声で千尋は術の発動を開始し。薄紫がかった正方形の箱が笹凪と蘭の周りに出来上がった。

「開始っ!」

宇塚の合図で蘭は笹凪のもとへまっすぐに走り出した。





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