複雑・ファジー小説

触れられない花。
日時: 2016/11/18 22:27
名前: @メンタル

Character

〈神シン〉
限られた者。
炎・水・大地・雷・闇・無・愛
の7つに分けられた能力を操る。

〈鬼キ〉
神の使い魔。人外。
大抵は、1つ。多くても2つの能力しか使えない。
しかし1鬼だけ7種類の能力を操ることができる。

〈鄙ヒ〉
人類の敵。人外。
神と能力は、変わらない。見分けは、ほぼつかない。
破壊と絶望。そして憎悪を愛する。狂気殺人をする。

〈契チギリ〉
神が鬼と契約するときの事。
契を交わした神は、外れないピアスや体に紋様が刻まれる。
鬼には、自身の決められている名が体に刻まれる。

〈破ハ〉
鬼との契約をなくすこと。
鬼の体に刻まれた名を傷つけると契約は、無くなる。

〈神聖学院付属強化学園〉
神の能力があるもののみが通う学園。
初等部4年中等部3年高等部3年神聖学院3年
があり定期的に行われる実技テストのランクが
ABCDEの中でDとEになると普通科の学校に落とされる。
全寮制。中等部からは、週に一度だけ学園の外に行くことが許されている。







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Re: 触れられない花。 ( No.57 )
日時: 2017/03/09 21:09
名前: @メンタル 

とまとさん
コメントありがとうございます!
遅れてすみませんm(_ _"m)
戦争の話に触れたいところですが触れないんです(笑)


「あっ交戦しに来たわけじゃないからねっ」
幽翠が軽やかにジャンプしてこの場を離れていき、翠雨もそれに合わせて浮遊しました。
その時、微かに黒いポンチョがひるがえりました。
ポンチョの下にあるはずの左右の腕。右の腕が肘で途切れていました。思い出したように幽翠がこちらに顔を向け口を開きます。
「50年前の傷が術でも治らないって変だよね?左だけって結構つらいんだけど、本当にどうしてくれるの?」
少々腹立たしそうに頬を膨らませて言った幽翠の言葉に扇里が即答しました。
「大丈夫だよ、次に会うときは、お前の心臓ごと貫いてやっから首洗って待ってな」
と。
「幽翠、殺させない。」
静かに翠雨が呟いた声は、誰にも聞こえません。
そのまま2人は、上昇して行き消え去りました。すると小さく震えたような息を笹凪が漏らしました。
「師匠に報告しに行く。ついて来て。」
相変わらず、名前を呼ばない彼女に今回は、大人しくついていくことにした。

翌日。
学院内にある医務室のベットの傍らにテスト終了と同時に倒れてしまった、自分の神の隣に静かに座っているリリックが居た。
「…ん。あれ?…リリック?」
小さなと息とともに目を覚ました臨は、リリックの事を見てから思い出したように、左腕をゆっくりと持ち上げて紋様を見ました。
「やっぱり…伸びてる。」
紋様は手首から10pほど離れた場所にまで伸びていました。
「臨のも動くの?」
そう言ってリリックが臨の左腕を見ました。その言葉にこたえるために上体を起こして座るような体制になりました。
「私のもってことは。」
「ほら」
リリックは、自身の右手を少し持ち上げて臨に見せました。
その手には、中指の付け根に結び付けられているようにクロスさせられてから広がるように臨と似たような位置まで伸びていました。

Re: 触れられない花。 ( No.58 )
日時: 2017/03/12 19:46
名前: とまと

 読みました。(^_-)-☆
50年前ってことは…。双子さんおいくつなんですか?

Re: 触れられない花。 ( No.59 )
日時: 2017/03/12 21:51
名前: @メンタル 

とまとさん
双子たちも笹凪たちと似たような感じです。
でも、鄙の国の者は『生まれつき』不老不死なんです(めちゃくちゃですみません(笑))
その代わり、出産率の様なものが異常なほど低いんですよ。
双子の年齢は、おおよそ60代ぐらいだと思います⦅。

本編描こうと思ったんですが、少々時間が足りないので書き忘れていた詳細をお書きします。

このお話しの舞台になっているところは、全員幼稚園に入ります。
そこで能力の有無を診断していきます。そして能力保持者、神見習いと判断された子供たちが『神聖学院付属強化学園』の初等部に入学します。
卒園、入学で6歳です。
そして四年をかけて卒業をします。その後中等部へ入学します。
卒業、入学で10歳です。
中等部は、3年間なのでそれを加えて、
卒業、入学で13歳です。
高等部も同じく3年なので、
卒業、入学で16歳です。
そして最後に神聖学院も3年なので、
卒業、入学で19歳です。

と、まぁざっくりこんな感じです!
普通の高校より一年卒業が遅いぐらいだと思っていただければ大丈夫です。

因みに、笹凪は100年以上ですが、時雨は1000年ぐらいと言う設定にしております!
もしも実際に生きていたら、ギネスものの化け物ですね(笑)

Re: 触れられない花。 ( No.60 )
日時: 2017/03/16 20:13
名前: @メンタル 

投稿できなくてすみません。
少々ネタ無し状態が続いて居るんです。すみませんm(_ _"m)

Re: 触れられない花。 ( No.61 )
日時: 2017/03/18 18:18
名前: とまと

時雨さん、そんなにも長生きしていたとは驚愕ですね。
気長に待っています。無理せずに。

Re: 触れられない花。 ( No.62 )
日時: 2017/03/18 19:31
名前: @メンタル 

とまとさん
ありがとうございます。
ネタが出ました
お待たせしてすみませんでした。



少し長い間リリックの紋様を眺めて居ると、医務室の扉が開く音が響きました。
中に入ってきたのは、臨たちの先輩である神聖学院二年の斉木拓哉≪サイキ タクヤ≫ 
でした。相変わらず本当に見えているのか疑いたくなるような、
黒髪がかかった目と身長のわりに低く見える猫背を見れば名乗らずとも分かります。
「あ、臨ちゃんだぁ〜。あれれ?その黒い紋様…なんかで見たことあるような気が」
「斉木先輩これが何か知ってるんですか?」
少しの沈黙の後、ちょっと待っててねと言ってから医務室を後にしました。
拓哉は、生徒の中では特に異質な存在です。なぜなら学院生で唯一自分の研究室を持つ
からです。神鬼歴と言う研究をしている拓哉の立った二人だけの研究員仲間が、
臨と蘭なのです。なので意外と仲が良かったりもします。
「臨、あの人は?」
「私の所属してる研究室の先輩で斉木拓哉先輩だよ。」
此処からそう遠くないはずの研究室に行って来たらしいのですが、
さすが研究生。体力がとても低いのです。
「確かこの本に載ってたはずなんだけど…あったあった。」
「『7の女神』…?」

その頃、部屋の窓から見える薄い虹色のまるでシャボン玉の様な膜を蘭は、見つめていました。
「結界は、壊れてないのに。」
昨日見た黒い鄙の者たちについて本で調べながら悩ましげな表情を見せていました。
「『七の女神』…?それを探しに来たんだ。ふーん」
100年前の出来事を指でなぞりながら読んでいきました。
「7…7って臨のバラの本数じゃなかったっけ」
そう呟いて支給品のタブレット型端末を取り出して画像を見つける。
「『唯一7つの力を使い、神の体を蝕む。能力を使い果たした後に神鬼ともに』」

            「『命を散らす』」

Re: 触れられない花。 ( No.63 )
日時: 2017/03/24 20:58
名前: @メンタル 

「ん〜なんか違うなぁ〜」
全体的にピンクと黒で彩られた服を身にまとったとても小さな少女が、そこにはいました。
彼女の名前は、グラン。蘭の鬼である少女です。彼女はよくここへ来ます。学院内にある大図書館兼資料室の中でも最も人が居ない、神鬼の歴史やこの世界とは何ら関係のない物語などが置かれている場所。
本棚にある本のほとんどに誇りが薄くかぶっていました。
「やっぱり、あれが一番面白いかな〜♪」
そう言って手に持っていた本を閉じ、少し遠くの本棚まで光術で移動すると高所に本を戻してから別の本を棚の低い位置から取ろうと術を解いて地面に足をつけました。それから目当ての本を取ろうとすると自分より一回り大きな手が彼女の手と重なりました。
手の主を目で追うと少しだけグランよりも身長の高い少女が居ました。
「あ、ごめんなさぃ。」
後半の言葉が聞こえてこないほどの小さな声で謝罪をしてきた少女から感じられた少女の力の大きさにグランは、少々気圧されていました。
「…あ、大丈夫よ。とりあえず私は、グラン。見て分かると思うけれど一応鬼。あなたは?」
「…えと、初等部4年の菊谷千尋です。」
グランは、少々俯き加減になった千尋に優しく声を掛けてみました。
「千尋も、『空想物語』シリーズが好きなの?」
「…うんっ!」
先ほどの姿からは、ほど遠い可愛らしい笑顔をグランに向けて見せていました。

Re: 触れられない花。 ( No.64 )
日時: 2017/03/31 19:06
名前: @メンタル 

「太田君。やはり君の7番隊は負傷者が多いというか、効率が悪いというか…」
また始まった。
自分が隊長務めるようになってから国民や神鬼たちの負傷率がとても多いことぐらい分かっている。
しかしその事実から何とか逃げようと、まだ学院を卒業をしたばかり、と言う自分に心底腹が立つ。
「すみません。まだこれからもっと努力していこうと思っています。」
深々と目の前に居る局長に頭を下げる。
「まだ卒業したばかりだしな…しかしそのことを考えると緒川扇里君と言ったかな?確か君と同い年だそうじゃないか。」
胸の痛くなる話題を振られる。
正直あいつのことはよく思っていない。
「君は良い友人を持っているな。太田君も十分素晴らしいが、彼は1番隊の副隊長だからな。…まぁ君も彼を目標にするといいさ。」
「はい。…では、僕はこれで失礼いたします。」
その一言を口にしてその場を去り、家に帰ることにした。

家に帰ると自身の鬼である小さな少女。アトラがテレビを見ながらへらへらと笑っていた。
「アッハハハハハ!は〜面白い。あーおかえりー。」
「人の気も知らないでっ……!!」
相変わらずの能天気さに感情を吐露する。するとアトラは小首を傾げながらこちらを見つめてきた。
「…今日は一人にしてくれ。」
それだけ呟くと彼女は、分かったよと言って桃色の光に包まれその場から消え去った。
それを合図に、テレビを消しカバンを空中に置くようにして手を放し、ベットに仰向けに転がった。
___________________________________________________

酷く煩い耳鳴りがした。甲高い金属音に交じって声が聞こえてくるが何を言っているのかがわからない。
次第にその声がノイズ交じりだがはっきりと聞こえるようになってくると共に、身体が重くなり意識が朦朧としていくのが分かった。
「ミナ、ナニ、モ、カモ、リク、ノ、セイ、ニ、スル、ノネ。」
「リクハ、ガンバッテル、ダケ、ナノニ、ネ。」
「皆、酷イのネ。」
「でも、アタシはりクを肯定シテアゲルワ」

「だからあたしの全てをあげる代わりに、陸の全てを頂戴。そうしたら陸を否定する者を」
                ――壊してあげる――

最後に聞こえた艶やかな女性の声に僕は、虚ろな目をして静かに、頷いた。

Re: 触れられない花。 ( No.65 )
日時: 2017/04/04 09:16
名前: とまと

 なんか、いろいろ怖くなってきましたね…。

Re: 触れられない花。 ( No.66 )
日時: 2017/04/15 17:49
名前: @メンタル 

とまとさん
お久しぶりです!
そうですね…読み返してみたら怖くなっていました(笑)

本編
『命を散らす』
拓哉のその言葉を最後に医務室には、3人の静かな呼吸音だけが残りました。
臨は、手の甲を見せるようにしてから短く横にスライドさせ小さな声で呟くように「水刀」と言いました。青白い光が生まれそれは、すぐに小型のナイフになりました。
「?」
リリックには臨が何をしようとしているのかがわかりません。小首を傾げているとリリックの方を見ずに臨は、同じことをしてとだけ言いました。リリックが同様にナイフを作り出すと臨は、手首の紋様をじっと凝視していました。
「私が作った時には、ツタは伸びなかった。でもリリックが作った時は、伸びたって事は…。リリックが力を使わなければ良いから…」
臨は、そう呟きながら先ほどと同様にもう一つナイフを作り出してリリックに渡し、自身の手にあるナイフの属性を変えるために刃をゆっくりと指先でなぞります。
「火刀」
すると刃の色がの青から赤に変わり属性が炎に変わったこと表していました。
「今から攻撃するからナイフ使って防いで。」
それだけを言うと臨は、火刀を逆手に持ち下から上に振りました。それをリリックは言われた通りにナイフを横にして防ぎました。
通常水刀に火刀を当てると水刀は、水なので蒸発してしまいますがうまく力を籠める事が出来ると上手く合わせ続ける事が出来ます。火刀も水が強くなれば消えてしまうので、力を籠めます。
それを臨は、自身一人だけで行っているので彼女の集中力は、計り知れないものなのです。
「…こうしたらリリックは力を使ってないことになるからつたは伸びないし。…力が尽きることはない。」
すぐに手を放しナイフを消すと相当集中していたからか臨の額には、汗が少し滲んでいる。
それを今まで黙ってみていた拓哉が口を開きました。
「…駄目だよそれは。だって臨ちゃんすごい力使うから労力半端じゃないんだよ?」
「でも…じゃないとみんなリリックを破門しろっていうじゃん。破門したら
 皆リリックの事を悪用する。」
敬語なんて忘れてしまうほど焦る臨に拓哉は疑問を持った。

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