複雑・ファジー小説

触れられない花。
日時: 2016/11/18 22:27
名前: @メンタル

Character

〈神シン〉
限られた者。
炎・水・大地・雷・闇・無・愛
の7つに分けられた能力を操る。

〈鬼キ〉
神の使い魔。人外。
大抵は、1つ。多くても2つの能力しか使えない。
しかし1鬼だけ7種類の能力を操ることができる。

〈鄙ヒ〉
人類の敵。人外。
神と能力は、変わらない。見分けは、ほぼつかない。
破壊と絶望。そして憎悪を愛する。狂気殺人をする。

〈契チギリ〉
神が鬼と契約するときの事。
契を交わした神は、外れないピアスや体に紋様が刻まれる。
鬼には、自身の決められている名が体に刻まれる。

〈破ハ〉
鬼との契約をなくすこと。
鬼の体に刻まれた名を傷つけると契約は、無くなる。

〈神聖学院付属強化学園〉
神の能力があるもののみが通う学園。
初等部4年中等部3年高等部3年神聖学院3年
があり定期的に行われる実技テストのランクが
ABCDEの中でDとEになると普通科の学校に落とされる。
全寮制。中等部からは、週に一度だけ学園の外に行くことが許されている。







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Re: 触れられない花。 ( No.96 )
日時: 2017/07/02 22:49
名前: @メンタル 

あずきさん
いらっしゃいませ。
閲覧ありがとうございます!
ご期待に副えるように頑張りたいと思います(`・ω・´)

とまとさん
はい!ついに来ました。
色々な意味で活躍してくれますよ(#^^#)


本編
片言で話した彼女の鬼は、彼女よりも幾何か小さい背丈をした元気な少女だった。神鬼の雰囲気はどこか似ているところがありまるで姉妹のようにも思う事が出来た。
「後は、任せるぞ。宇塚。」
「はい。…今回から御集りの皆さんには、神鬼力解放術と言うものを習得してもらいます。神鬼力解放術と言うのは…」
長い説明をし始めた宇塚は一重のせいか少々にらみながら話しているようにも見えた。室内の気温が一気に下がったかのように張りつめている。
「…という事です。…え〜最後に、口頭だけでは理解に至らぬところがあると思いますので、昨日習得したばかりですがお見せいたしますので一度術の中にお入りいただきます…『死盤』」
その一言に驚く暇さえも与えられずに死盤に引きずり込まれた全員は、先ほどよりも表情が強張っている気がする。
不意に宇塚がいつの間にか持っていた少々大きめの瓶を全員に見せました。
「これは、実験として使う下級の鄙を一時的に封印しているものです。コレに術を当てます。あらかじめ、笹凪さん。貴女に地術で頑丈な保護結界を僕以外の全員に作っていただけませんか。」
「ん〜。分かった。…『防、個々』」
笹凪の何ら変わらない様子の声が響いた後に個人個人にペールグリーンの少々厚めの防御結界が出来た。
瓶の中には、真っ黒な靄が暴れているようで瓶が何度か揺れていた。

Re: 触れられない花。 ( No.97 )
日時: 2017/07/03 20:48
名前: とまと

おお〜。

Re: 触れられない花。 ( No.98 )
日時: 2017/07/09 21:21
名前: @メンタル 

とまとさん
コメントありがとうございます(`・ω・´)

本編
防護結界が全員に張られていることを確認した宇塚は、瓶の蓋についているストッパーの様な物を外し鄙を死盤に放った。すぐに瓶から距離を取っていた宇塚は鄙の姿を見つめていた。鄙の姿は、大柄な男で酷く憎んだような表情で宇塚の事を睨んでいた。
「おマえのセイで…オれノ…かゾクが…オまエのせいデッ!!!」
酷くしゃがれた声で目を血走らせ鄙の者が叫ぶ。その様子を宇塚何をするでもなくただ左手を前に突き出し、強く握り凛とした声で詠唱を行った。
「『ルーナス』」
冷たい空気とともに宇塚の声が反響し、詠唱に答えるがの如く握っている手の平の部分が青白い閃光を瞬かせた。

Re: 触れられない花。 ( No.99 )
日時: 2017/07/09 21:42
名前: @メンタル 

すると、鋭い斬る様な風が鄙を襲い鮮血を走らせた。追い打ちをかけるように鄙の足元から太い木の蔓が生え、足元に絡みつき身動きの自由を奪う。蔓には、どうやら棘が生えているらしくさらに鮮血が滴ってゆく。すると突然鄙と宇塚の間に大きな水球が出来た。それは、鄙の方にゆっくりと近づいてゆき鄙を飲み込んでいく。水球の中が不意に、紫色へと変わっていくのが分かった。
闇術で相手を呪い殺したのだろう。
完膚なきまでに鄙を懲らしめた後に宇塚は、
「僕の力は、弱いのでこれくらいしかできませんが、皆さんならば行けると思います。練習法は、強くイメージをすること、鬼を理解すること。たったそれだけです。さぁ学生と隊員と教諭で別れましょうか。」
と言った。


皆と離れていたところで宇塚の術を見ていた人間が居た。
「ねぇ陸、あんな風に鄙を懲らしめるのってどう思う?」
「おかしいよ」
「そうよね?じゃぁ〜、そのおかしな教育にハマっている臨ちゃんをどうする?」
「矯正させるべきだ。」
少年の眼光は、赤黒く闇に堕ちていた。

Re: 触れられない花。 ( No.100 )
日時: 2017/07/15 22:36
名前: @メンタル 

宇塚の言う通り、別れようとした刹那。
絶対的であるはずの空間、死盤が歪み教室へと戻された。
「………!?何事だ?」
その場にいた全員が口々にそう言い、やがては一人の少年の方へと視線が集まった。俯いて目元が見えないが少年は、7番隊の隊長。太田臨の実の兄。太田陸だった。
「ねぇ臨。」
たった一言。それだけで悪寒が走るほどの呟きには、陸の物ではない女の声が混じっているような気がした。
「何で今、鄙を助けなかったの?苦しんでいたよね?『お前たちのせいで俺の家族が』って。ねぇなんで?」
そう言い終え顔を上げた陸の眼光は、まるで鄙のそれの様に赤黒く堕ちていた。
「なんでってそれはっ「言い訳を聞きたいわけじゃないんだよ。臨。兄として強制するしかないよね。『鄙は、守るべき存在』って。」
「何、いってるの…?おかしいよいつもの兄さんじゃない。」
自分の兄が本物なのかを疑ってしまうほど、別の人格になっているようだった。また、彼の発言によりこの場に居る陸以外の全員が固唾を飲んだ。何故なら『鄙にも家族があるのだから殺してしまうのはあまりに惨い』というのは、神と凡の間でいまだに問題として取り上げられている。それ自体にはあまり問題はないのだが、問題とすべきは、『神である太田陸が鄙の肩を持った』という事なのだ。そもそも神と凡では、いくつかの人体構造過程に違いが生まれる。それは能力を操ること、能力に耐える事が出来る事、そして、
『鄙を殺す、殺戮衝動』
これこそが神と凡の決定的な違いに当たるため、神が鄙の肩を持つはずが無いのだ。
不意に強い風が吹いた。突然の事に目を塞ぎすぐに瞼を上げると臨の目の間には、純白の長刀を構え切りかかってこようとしている兄が居た。
「矯正だよ、臨っ!!!」

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