複雑・ファジー小説

非日常達は日常に同居する
日時: 2017/01/31 17:29
名前: 翌檜

どうもこんにちは翌檜です。

この度、イエスタデイ・ワンスモアのスピンオフとしてこの作品を書かせて頂きます。

と言うのも、イエスタデイ・ワンスモアに書いていた作品の長編としてこの小説を書く予定です。イエスタデイ・ワンスモアを読んでいない方も読んでくださる方も気楽に見て頂けると幸いです。

これまでの経緯はイエスタデイ・ワンスモアに掲載されていますがそれを見なくても分かる内容のはずです。

日常系なのですがまだまだ未熟ですので応援宜しくお願いします。

はい、この小説を書く目的も小説の技術を上げたい為ですので……。

何かといたらぬ点等ございますがご了承ください。

ではキャラクター紹介です。オリキャラを投稿してくれた提供者さんの名前も載せています。本当にありがとうございます。



主人公、谷口省吾(たにぐち しょうご)。

高校二年生。二年A組。性格は馬鹿だが多分憎めない。三度の飯より好奇心。と言う初期設定を持ちながら現在主人公なのにツッコミをしている。好奇心キャラは家出しました。軽音楽部。

ヒロインポジション。スネグーラチカ。siyarudenさん提供。

二年A組。わがままなおてんば娘でツンデレは性格。160cm 58s 長い金髪を三つ編みで結んでいる
青と白の毛皮のロングコートに青い外套を羽織り青い帽子を被っている 手には手袋
黒いストッキングと青い毛皮のブーツを掃いている

氷に咲く華の妖精と言う異名がある。

細かい設定は内容の中で。

親友ポジション、サラマンデス。モンブラン博士さん提供。

二年A組。正々堂々とした武人肌で責任感が強い。人間を「私利私欲を肥やすことしか能のない連中」として蔑んでいる。
赤い竜が人型になったような外見をしており、蒼白の顔は美形の青年である。
黄金のかぎ爪と背中の蝙蝠のような巨大な翼がトレードマーク。

武断を纏いし竜と言う異名がある。

……こ、細かい設定は内容の中で。

マスコットポジション、フラワー。

二年A組。見た目はチューリップ。説明と説教が得意。おしべとめしべがあるので男にもなれるし女にもなれる。結構いじられキャラだがツッコミ担当。

動く花と言う異名がある。

内容を見れば全てが分かるので……。

他にも。

霊犀 由良祁(れいさい ゆらぎ)siyarudenさん提供
蓬莱延命呪詛呪像(ほうらいえんめいじゅそじゅぞう)霧風赤司さん提供
キルエル siyarudenさん提供
モスカ大使 霧風赤司さん提供
安藤対馬(あんどうつしま)雛毬さん提供
エミュ         亞狗兎さん提供
サーメルティ      バラバラさん提供

随時更新します。また、随時更新の際文字数オーバーする恐れがある場合は別の記事に移します。

それではイエスタデイ・ワンスモア共々宜しくお願いします。

それでは本編です。

非日常達は日常に同居する。

第0話 非日常達の日常

学校のチャイムが鳴る。

此処は公立宇摩(うま)高等学校。

ごく普通の学校である。

そう、当たり前の日常が。

一人の青年は冷たい廊下を歩く。

「すっかり秋だな……」

彼の名前は谷口 省吾。普通の高校生である。まだピュアピュアである。

容易は茶髪でオールバック。性格が馬鹿なので残念な美形。

基本制服。ちなみに今は九月上旬で衣替え前の夏服着用。宇摩高校の男子の制服は紺色のブレザー。ネクタイは赤と黄色のシマシマ。学年区別は運動靴の色。今年は一年、青。二年、赤。三年、緑。一年上がる度にその色を買う必要はなくそのまま次の学年に上がる学生と同時に色も同時に上がる。

夏服は半袖のYシャツ。

女子の制服は夏服はセーラー服。リボンは赤と黄色のシマシマ。冬服は紺色のブレザー。どちらもスカートで緑と黒のチェック。

ただかなり女子から不評で制服を着ている女子は一部のみ。

谷口は教室を開ける。

「……」

教室の中は地獄絵図だった。

いや、特別恐ろしい事は無い。

音楽を聞いていたり雑談してたり勉強してたりまさしく日常。担任も怒っている訳でも無い。

すると担任が谷口を見る。

「おー、ギリギリだな」

ただ、目の前の光景にいたのは化け物だけだった。

この物語は未確認生命体と言う宇宙人、悪魔、天使、地底人、改造人間、サイボーグ、強化人間、架空動物、生物兵器、オカルト等。最近は吸血鬼や式神も転校してくるようになった宇摩高校未確認生命体クラス。普通科は隠れ蓑。人間からは誰にも見えないが確かに其処にいる。同じ高校で日常を過ごしている。

谷口は人間である。海外出張の親が入学手続きを間違えて普通科では無く未確認生命体クラスの入学に手続きしてしまい化け物の中に谷口が入ると言う奇妙な現象が起こる。

谷口は苦労しながらこの物語の為にレギュラーを決定。

それがフラワー、サラマンデス、スネグーラチカ。

サブキャラに霊犀 由良祁。年長者らしく冷静で飄々としているが他者を思いやる優しい所は結香と同じ。176cm 68s B100 W58 H88

腰ぐらいの黒髪で紫の三白眼 ポニーテールにすると結香そっくりになる


そしてライバル組織。

この学校には未確認生命体を暴走させない様に校長直属の秘密結社ゴールデン再度と言う秘密にしたいのか分からないくらいの派手目な名前が配属されており、彼等もまた学生である。

メンバー紹介。

砂金良太(いさご りょうた)。神殺しの異名を持つ怪人。高校三年生。文字通り神を殺す事以外何も出来ない。

容易は人型の時は黒髪のショート。ちょっと髪がツンツンしてる。

怪人の時は魔王の様な風貌になる。

制服を着るのが嫌で髑髏や迷彩のTシャツを着ている。パンツは制服。

災害と審判が同居した天使。キルエル。天使。生徒会にも所属している。高校二年生。

158cm 56s B92(G)W59 H86
金髪のミドルヘアに緑の瞳 白と黒のゴスロリ風のドレスに白のブーツを履いている
頭には天使の光輪 背中には天使の翼が生えている

死ノ呪詛(しのじゅそう)、蓬莱延命呪詛呪像。

ゴールデンサンドのリーダー。戦闘力はチート揃いの未確認生命体の中でも強い。架空生物が好きで、ユニコーンや鳳凰、麒麟、フェニックス等を飼っている。

普段は温厚。と言うかほぼ仕事しない。意外とフレンドリー。威厳だけは一人前。

以下の主役級の三人がライバル。

学校はいつのまにか昼休みになっている。谷口とフラワーとサラマンデスとスネグーラチカは机を合わせて弁当を食べる。

谷口はクラッカーを鳴らす。

「と言う事で、イエスタデイ・ワンスモアからの引っ越し完了!」

「クラッカーのゴミが弁当に入る。止めろ」

「サラマンデス……もう少しテンション上げろよ!」

「.....煙臭い」

「……何でレギュラーがこんなにテンション低いんだ!俺だって結構無理してるんだよ!」

「まあまあダーリン落ち着きなさい。このフラワーが喜びを分かち合うわ。

ヒロインキャラと親友キャラが同居しているこの私が!」

「でも花だろ。黙ってろ。なるべく最初からグダグダは嫌だ」

「……え?」

サラマンデスはレーズンパンを食べる。

「谷口。そろそろそういう感じの止めて弁当食え。九月はテストがあるからな。準備しろよ」

「赤点のお前に言われたくないわ!赤点製造マシーン!」

「誰がそんな不名誉の異名を名乗るか。俺は武断を纏う竜だぞ」

「武断の意味知ってんのかよ!俺も知らないけど」

「知らないなら聞くな。まあ俺は知っている!武士関連だろ!」

スネグーラチカは冷凍みかんを食べる。

「下僕達。自販機で冷たいコーヒー買ってきて」

「急にパシるなよ……。ちょっと混沌としてるから話を一つにしよう。

とりあえず今後の物語の方針だ。

とにかく長編で必要なのは目的と何でも良いから自分達の組織を創る。この二点だ」

サラマンデスは語る。

「目的は俺は海賊のキングになるとか。七つの竜の玉を集めるとか。何かの大会に優勝とか大まかな目標が無いと駄目と言うのは分かる。それに向かって物語は進むからな」

フラワーは考える。

「そうね、私達はただの友達。組織じゃ無い。これだと目的以前にこいつ等何者?状態よ

とにかく私達を繋ぐ絆!的な箱が必要よ。

海賊とか敵を倒す為に集まった戦士とか変な部活とか」

谷口はコンビニ弁当(のり弁)を食べる。

「……学校の奴全員と友達になる」

「何そのダサい少年漫画的な設定。バカ....?それに貴方そんなアグレッシブ主人公じゃないでしょ」

「何だよ、アグレッシブ主人公って!イキイキ突っ込んでるだろ!」

フラワーはホワイトボードを用意しながら肥料を花の部分で食べる。口の役割は花の部分。

「はい、注目。

主人公には様々な種類がいます。最初はヘタレだけどラスボスあたりで強気になる成長型。アグレッシブで人を引き寄せる強い訳じゃないけど仲間の為に負けられない!って言う感じの王道型。ただ、こういうキャラは説教臭い。別名説教型。そして比較的主人公キャラじゃないけど実は凄い裏がある、もしくはあの伝説の組織のメンバーだった的な最強(憧れ)型。これも説教するね。てか、主人公説教好き過ぎじゃね?

そして谷口が所属している主人公キャラは地味型。うん……大体主人公ってこいつだっけ?って言われるパターン」

「……コメディならそれでいいと思いまーす」

「は?コメディで王道は主人公がボケてボケてボケまくるんだよ。容姿から設定からハチャメチャな感じで騒動を引き起こす。それで物語が完成するんだよ。

それが出来てないから目的だの組織だの考えてるんだよ!」

「……すみません」

「確かに問題は主人公が普通と言う事だな」

「全く、最初からこんな感じで良いのかよ。次回からは派手に行こうぞよ」

「ちょっとキャラ変えたんだけど.....行こうぞよって」

「うるさい!もう今回は終わり!皆様応援宜しくお願います。もう4千字になっちゃう……」

第0話 非日常達の日常 完

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Re: 非日常達は日常に同居する ( No.18 )
日時: 2017/02/18 17:46
名前: 翌檜

第十七話 アンラッキーデー(後篇)

すっかり辺りは夜になり、相変わらず、谷口、フラワー、スネグーラチカ、サラマンデスはパーティを行う。

「お前等もさ、キャラを忘れてパーティしようぜ!」

「……」

蓬莱延命呪祖呪像は怯える。

「この状況分かってるのかよ!ハロウィーンと学校の一不思議が重なってるんだぞ!言えば、13日の金曜日とくじ引きの大凶のダブルパンチだぞ!怖いだろ!」

「もう夜だ。普通なら帰る時間なんだぞ」

キルエルはパーティに混じる。

「何してんだよ……おい……」

「幽霊なんていないんですよ。人間が生み出した想像です♪はい、解決しました!女王様ゲームをします!

私が女王です!それでは......」

「待て待て待て……勝手に終わらせるなよ……!こうなったら蓬莱延命呪祖呪像さんだけでも」

蓬莱延命呪祖呪像もパーティに混じる。

「お前はリーダーだろ?リーダーが組織を乱すような行動取っちゃ駄目だって」

「正直、最初からパーティやりたかったんだよ。もう、学校の一不思議とかどうでも良い」

「……」

谷口は砂金を誘う。

「レッツ、パーティ」

「俺は一不思議を追う」

「え?え?空気読めないの?完全にパーティに参加する空気じゃん。てか、何一人で熱くなってるの?何でそんなにやる気満々なの?」

「は?……俺は別に依頼として仕事して来てるだけなんだけど」

キルエルは静かに笑う。

「......彼には仕事しか無いんですよ。仕事人間なんですよ。其処に触れちゃ駄目なんですよ♪」

「お前等、俺の事なめすぎだろ」

すると、災いが起こる。

災いは姿を見せる。

「学校の七不思議。

トイレの花子さんはトイレの中で泣きながら殺意を育てる。

ベートヴェンは絵画を飛び出し、見えない目で殺意だけを見る。

人体模型は自分の身体を知りたい。

首無し死体は体育館でゴールにダンク。

首吊り処刑は階段で。

殺人鬼は倉庫に暮らす。

この六つの七不思議を知った者だけがこの私、七つ目、最後の災いが相手しよう」

「な、何か勘違いしてるんだけど!」

「結果オーライだろ」

「お前だな?俺を倒して願いが叶えようと思ったバカは」

災いは谷口を指差し笑う。

「な、何か……勘違いしてません!?」

「け、結果、オーライだろ……」

「願いも知っているぞ。

お前が王のハーレム大国を創りたいんだろ?」

「えええ?全然違う!勘違いで済む話じゃないんだけど!」

サラマンデスは激怒する。

「男は一途であれ!」

フラワーは叫ぶ。

「ダーリンの馬鹿ァ!……フフ、何だよ、ハーレム大国って。中学生の夢かよ」

スネグーラチカは引く。

「......今日、谷口の家は行かない事にするわ!もう最低よ!バッカじゃないの!」

「俺何か悪い事した?災いがボケちゃってるのが駄目なんだよ!」

「黙れ、ハーレム野郎」

「……もう何なんだよ。俺は主人公だぞ。もっと良い扱いしても良く無い?」

災いは勘違いに気付く。

「ああ、ミスった。隣の砂金君だったね。ごめんごめん」

「何でだよ……」

蓬莱延命呪祖呪像は悲しむ。

「お前、ハーレムとか考えてたのか……?そんなに性欲強かったっけ?」

キルエルは笑う。

「あらあら......彼女に伝えておきますね?」

「……」

災いは大笑いする。

「ジョークだよ。ジョーク。災いだってジョークの一つは言うんだ。

まあ、そんな事より、戦わないのか?俺に勝てば何でも願いが叶う」

谷口達はその場を去る。

「あ、いや、もう帰るね。ハロウィーンで面倒事に巻き込みたくないから」

「本当に災いがいたわね。次来る時どうするの?」

「気にしなくていいだろ」

「ダーリン!ハーレム大国は造らないの?」

「ハーレムをノンフィクションでやる需要が無いだろ……」

「フィクションなら需要があるの?下僕......ちゃんと説明しなさいよ!」

「そうだ。このままだと付き合い考え直さないと行けなくなる」

蓬莱延命呪祖呪像は泣きながら怯える。

「もう帰ろうぜ……それかパーティしようぜ」

「パーティなら今からする所だ。災いを処刑してやる」

「砂金さん、やっぱりパーティしたかったんですか?素直じゃないんですね!」

結果的に災いは呆気無く倒れる。

「さあ、お前等の願いを言え」

「俺達、ゴールデンサンドを主人公とした物語を……」

第十七話 アンラッキーデー(後篇) 完

Re: 非日常達は日常に同居する ( No.19 )
日時: 2017/02/19 17:41
名前: 翌檜

第十八話 名も無き部活

谷口とフラワーとスネグーラチカとサラマンデスは地下室でオンラインゲームをする。

「負けたら、虹色アフロで踊るんだからな。霊犀さんにアフロわざわざ借りたんだから絶対やれよ!」

「太鼓のプロフェッショナル。奥が深いゲームだな」

「ほら見てよ。私の実力を!」

「もう、11月か。年越しまで一ヶ月かよ!今年、早っ!」

「誰か私の太鼓テクニックを見なさいって!」

「見れる訳無いだろ。流れるドッ!とカン!を見続けなければ……」

「しかしこれがゲームセンターにアーケードとして置いてあるんだろ?

こんなの公共の場でやる奴は不良か、調子に乗った中学生か……」

「何て事言うんだ。ホトトギス団と結構遊んでいるぞ」

「だから不良じゃん」

「……そうか」

「ほら、私、プロフェッショナルかも!」

すると、地下室に誰かが来る。

「僕は一条アイス!宜しくね!」

一条アイス。クマ丸のぬいぐるみを持った10歳くらいの少年。一条家殺人事件の被害者であり幽霊。本人は死を理解していない。高校に通っているが勉強が出来ない為、サボりが多い。

「……ど、どうも。え?何か用で?」

「あの、部活に入りたい!」

「……ん?ん?」

「スネグーラチカさんが部長の部活に入りたい!」

スネグーラチカは思い出す。

「そう言えば、部活を創ってたわね......確か、人数が足りなくて部活の承認は......」

スネグーラチカは何かに気付く。

「でも......あれよ.....部活の広告を学校の掲示板に結構貼ってあるのを放置してたわね」

「はい!僕はそれを見て入部したくなったんだよ!」

「......」

スネグーラチカを除く三人はその場を去ろうとするがスネグーラチカが止める。

「ちょっと待ちなさい!下僕達!」

「これはスネグーラチカの問題だから!サ、サラダバー!」

「俺はサディスクラブがあって……」

「俺お腹痛いぜ!」

「花にお腹なんて無いでしょ!それに大分前に谷口がやってたボケよ......」

「良いんだよ!面倒事に巻き込まれるよりは!」

スネグーラチカは三人を引き戻す。

「何か騙したら罪悪感に苛まれそうな少年来たんだけど......どうしたら良い?」

「あれだ!もう嘘でもなんでも付くんだ!すぐに諦めてくれる!それに強行突破すれば問題無しだ。相手は普通の子供だし……」

一条は飛んでいた蠅を高速移動して潰す。そして呟く。

「このクマに何かしたら殺す!」

「どこが普通なのよ......それに殺すとか言ってるよ」

「大丈夫だ。餓鬼の頃なんて殺すなんて口癖だよ。口癖。……うん、口癖だって」

サラマンデスは冷や汗をかく。

「奴の殺気は異常だぞ」

「そんな事言うなよ〜。ビビるだろ〜」

フラワーは花のフリをして動かない。

「さっきから喋らないと思ったらこいつ……!」

一条はスネグーラチカを見る。

「それで僕は入れるの?

名も無き部活。すなわち、秘密結社ゴールデンサンドに」

「え?」

「すっごい勘違いしてるな……」

「僕は何十年も前、人間だった頃に、何者かに殺された。

それから幽霊になって、身体は少年だけど精神はおっさん。

僕は人間を恨んだよ。幽霊の方がまだ、楽しかった。

どっちも孤独だったけど死んでいた方が幸せだった。

けれど僕は人間に復讐をしたいと言う心はどうにも出来なかった。

だから秘密結社に入って人間を……。

僕は八月からの三か月間、ずっとあの広告の謎解きをしていた」

「謎解き?」

「そう、名前も活動も書いていないのに部活の紹介をしている。

僕はピーンと来て、秘密結社の案内と思った。

秘密結社のスカウトの為天才を集っていると。

僕は広告からヒントを見つけた。

そしてそのヒントを辿って三カ月、ようやく見つけた地下室!

ここが秘密結社!」

「……」

「どうするのよ!」

サラマンデスは叫ぶ。

「少年よ!よく此処まで来た!

だが、残念ながら此処は秘密結社では無い!」

「は?殺すぞ?嘘言うなよ!」

「安心しろ。あんな秘密結社はただの我々の隠れ蓑だ。いうなれば表面上で活動している下っ端だ。

本当の秘密結社は存在も消す。

我々は真・秘密結社、valley mouthだ」

「……流石と言うべきか。凄すぎる……」

「おい!何勝手な事言ってるんだよ!」

「これ以外に切り抜ける気がしない」

スネグーラチカは乗る。

「そう、私はリーダーのスネグーラチカ!表はただの美少女お嬢様高校生だけど裏は世界的に有名な組織のリーダー。彼等も表は下僕。裏も下僕よ」

谷口は呟く。

「た、ただ、あの、あれ、わ、我の、活動時間って言うか、その、え……」

フラワーは呆れながら呟く。

「つまりよ、私達の活動はよっぽど危険な事が無い限り、集まる事は無いの。今日はあれ。学校の一不思議が出現したから久々に集まったのよ。

だから集まる時に連絡するから。まあ、一年に一回くらいしか活動しないけどね!ね?」

四人は一条の説得に成功する。一条はその場を去る。

「何かあったら連絡下さい!」

「……」

四人はオンラインゲームをする。

「現実逃避をしよう」

第十八話 名も無き部活 完

Re: 非日常達は日常に同居する ( No.20 )
日時: 2017/02/20 19:06
名前: 翌檜

第十九話 隊員とヒロインはつらいよ〜リアルライフヒーローシリーズ、これが私の仕事編〜

谷口は自分の家で制服に着替え、寝ぐせを整える。そしてゴミ袋を持ちながら外に出てゴミ出しをし歩きスマホをしながら今日の予定を見る。

「……11月は文化の日とあれだ。研修体験がある。確か、興味がある職場を選んで、研修するって奴だったな」

谷口は電車で学校に向かう。電車を降りるとすぐに学校が見える。

そして谷口は学校の昇降口に入り靴から学校で指定された運動靴に履き替え教室の中に入る。

フラワーはカイロを持ってきていた。

「花は寒いのが苦手でな……カイロの中に入りてえ……」

サラマンデスは天井から来るエアコンの熱風を追いかけながら呟く。

「こんな寒さ、屁でも無い……」

スネグーラチカは窓を開ける。サラマンデスは激怒する。

「何で学校にエアコンあるのよ!」

「多種多様の生命体がいるからそれに適した環境に合わせないと駄目なんだ」

「窓を閉めろ!」

「嫌よ。我慢しなさい。私は寒いのが好きなのよ」

「どんな物好きだよ!」

スネグーラチカは氷を出現させまくら代わりに寝始める。

フラワーはカイロの中で寝始める。

「そう言えば、家の中も結構寒いんだよな。引っ越してからスト―プの用意すっかり忘れてたよ。

今日、買って来るか」

「貧弱共め。温かいと思えば温かい。此処も常夏の南の島だと思え。こんな無機質で寒さが密集した教室からはおさらばだ!」

サラマンデスはカイロからフラワーを取り出す。カイロは破れてる為、砂鉄が流れ落ちる。

サラマンデスは温かい余熱の砂鉄を抱え込む。

「もうどうでも良い。本当に寒い」

「あんた、武人だろ……!?寒さの為に心の芯溶かしちゃっても良いのか?」

フラワーは砂鉄の中に飛び込む。

「俺のモン、壊すなバカ!」

谷口は放課後、外に出る。

「スト―プ買うか……帰り、スト―プ持つの面倒だから送って貰おうかな……」

トラックの運転手と助手席にいる女性は渋滞でイライラしていた。

「なあ?もう突っ込んで良い?もう突っ込むぞ!何でこんな寒い時に湯たんぽを大量に運ばないと駄目なんだよ!もう嫌になるって!砂漠の中、水はあるのみ飲めないって言うこの状況どうなってるんだよ!」

「砂漠は誰もいないわよ。渋滞の比喩表現がイマイチ出来て無いわ」

「……つ、次はちゃんと言います」

しかし谷口はいつのまにか学校に戻っていた。

「……は?」

西園寺は谷口を見る。

「お前、そろそろ帰った方が良いぞ」

谷口は学校を出る。

「俺はさっき、この歩道を歩いてただろ?あれ?夢?でも時間は進んでる……」

トラックも後ろの方で渋滞に巻き込まれる。

「何でこんな後ろに下がったんだ!何でだよ!」

「……」

「おいおいおい……今日は付いてるって思ったら付いて無かったぜ……。

もう、あれ?

……!」

其処には女性の姿は無かった。

黒服の人間達が谷口の付近で何かを呟く。

黒服は化け物を召喚する。

「召喚獣、レベル1!ゴブリン!」

ゴブリンは車を破壊し始める。

女性は黒服達の元へ行く。

「やはり貴方達の仕業ね」

「ん?ん?何これ?」

「早く、例のモノを返せ」

「嫌よ。私は絶対に守る。じゃないと、今まであれの為に死んだ仲間達が浮かばれない!」

「殺せ!ゴブリン!」

谷口は止める。

「ちょ、ちょっと落ち着いて!な、何これ?ヒーローショー?」

「私が今から変身する雰囲気だと思うの?」

「そうじゃなくて……!何でこんな事に……?」

「……!貴方も奴の能力に巻き込まれてるわね。さっきのトラック男と一緒に逃げて!」

「さっきの?トラック男?誰?」

女性は叫ぶ。

「探すなら探してみなさい!お前等の求めるモノは大量の湯たんぽに入れてあるわ!」

「湯たんぽ?え?何の話?」

「奴等は湯たんぽに入っている成分、温かい心を奪う別の世界から来た大組織、ジョッガ―よ」

「あ?」

黒服は呟く。

「我々は地球の制服を企んでいる。

その為の第一歩としてこの世界で一番大切な親切心を奪う。

その為にこの世界で一番優しい湯たんぽを奪う!そうすれば人間は勝手に争い合い自滅するだろう!」

「なんでそんな制服方法が遠回りなんだよ!昭和の特撮かよ!

って、何かズレてるよな?湯たんぽ奪っても……」

「それが違うのよ。彼等は湯たんぽを利用するの。

その親切心を権力ある人間に過剰に与え、優しさに付け込み世界を制服するつもりだわ」

「どっちなんだよ!推測だけで適当に言って無い?」

「実際そうでしょ。敵の組織の目的なんて分かる訳無い!」

「敵に聞けば良いだろ!」

黒服は呟く。

「俺も指示されただけで良く分からない……。何で湯たんぽ?とは俺達も思ってるよ。

もっと破壊活動してえよ。その精一杯がゴブリン召喚させて車に擦り傷を付けさせる事だよ」

「さっき車破壊してたんじゃないのかよ!擦り傷ってマジでイライラする悪戯じゃん!」

「だって総帥が湯たんぽ、湯たんぽ、うるせーんだよ。そりゃ世界中から湯たんぽ持ってくるしか無いじゃん。湯たんぽに親切心なんかある訳無いじゃん。俺だって嫌だよ?でも仕事だもん。会社員だもん。上司に言われた仕事やらなきゃダメでしょ」

女性は変身する。

きわどい格好で黒服に向かう。

「同情するけど悪の組織は悪の組織よ!」

「た、確かに!めっちゃ同情しちゃった!悪の組織も普通の会社とあんまり変わらないんだな……特撮見る目変わるから止めて……」

ヒロインの名前はルサンチウーマン。

「世界の平和は私が守る!」

「そう言うけどさ。あ、俺の名前は石黒(いしぐろ)って言います」

「あ、谷口です……」

「あのさ、湯たんぽ守るってどういう気分ですか?」

「……うるさいわ!何かの罠ね!きっとそうよ!」

「確かに湯たんぽは良いですよ。でも……守る程では無いでしょ。

いや、何か、あれですよね?

悪の組織に付き合ってあげてる感ありますよね?

ええ、ええ、さっきもあれですよ。ノリノリの幹部って言うか上司?があれ、超能力でルサンチさんと谷口さんを移動させたじゃないですか。

言っちゃ悪いですけどたかが湯たんぽの為に。何処の世界に湯たんぽの為に超能力使う上司がいるんですか」

「そうですね……」

谷口は困る。

「でも、あれ、湯たんぽが本当に凄いエネルギーとかあるかもしれないじゃないですか!」

ルサンチウーマンは構える。

「まさか、エネルギーを狙う為にこんな同情誘うような嘘を!卑劣な悪魔め!」

石黒はゴブリンと遊ぶ。

「いや、本当に申し訳ありません。ルサンチさんに此処まで付き合わせてしまって。正直、ポテンシャル低かったですよね?いや、湯たんぽ守るって……的な?」

「黙りなさい!どんな物だろうが敵から守るのが私の仕事よ!」

「ルサンチウーマンもこのキャラ保持するの大変そうだな……」

トラックの運転手は大量の湯たんぽに囲まれながら寝る。

「あ、商品が……」

「……」

「あ、あの、次からはもう少し対象物が大切なモノに変えてもらえるように上司に言いますので……あの、見捨てないで下さいね?正直、悪だけノリノリで正義の味方が無視ってきついんで」

「温度差って大事だけどそれを敵に言っちゃ駄目だろ!」

「私はどんな悪にも屈しない!

……私も正直、悪の組織とか初めてなんで良く分からないんですよ。だからちょっと気合い入れ過ぎて……湯たんぽの為に……すみませんでした。窃盗も駄目ですけど、ちょっとこれまでオーバーに殴りすぎたかな?って」

「反省しちゃったよ!」

「いえいえ、私も悪の組織の就職初めてなんで。それじゃ……あ、次はちゃんと悪い事しますんで。はい」

「あ……」

石黒達はその場を去る。

「私に屈したか、悪党め!」

「……何これ?」

幹部はルサンチウーマンを見る。

「僕の瞬間移動能力があれば君達なんてコテンパンだよ!

能ある鷹は爪を隠すって言うけど……あれは間違いだよ。

本当に能ある鷹は姿を隠す」

幹部は湯たんぽの為にルサンチウーマンを狙う。

ルサンチウーマンはきわどい格好のままベンチに座る。

「この服だって恥ずかしいのよ?でも、正義の為に頑張らないとって」

「……」

「でも湯たんぽって……。もう……湯たんぽの為に淫らな服を着ないと……」

「分かりますよ。気持ちは……守って嬉しいのは湯たんぽ製造者くらいですからね。

でも、その人達の為に!」

「窃盗なんて警察の仕事よ……警察がやってくれても良いじゃん。

私、これボランティアだから。ボランティアって言うか、おばあちゃんが初代ルサンチウーマンで二代目が私。おばあちゃんとかの圧でなんとなくヒロインになっちゃったのよね。仕事は水商売してるわ」

「変身してましたけど、何か能力の向上とかは?」

「魔法かなんか使えるらしいけど、正直、使い道が分からないわね。天然水を500mL出せる魔法とか、静電気とか、消火寸前の火とか。

日常生活には……微妙ね」

「頑張って……下さい……はい」

「ごめんね。変な事に巻きこんで」

谷口はその場を去る。そしてこの話をフラワー、サラマンデス、スネグーラチカに話す。

「......オリキャラはいつ登場するの?」

「悪と正義が馴れ合い等してたまるか!」

「……で?何?」

「……いや、その、あれ……悪の組織も正義の味方も辛いんだな〜って」

「それだけかよ……!」

第十九話 隊員とヒロインはつらいよ〜リアルライフヒーローシリーズ、これが私の仕事編〜 完

Re: 非日常達は日常に同居する ( No.21 )
日時: 2017/02/21 18:56
名前: 翌檜

第二十話 世界はそれを未確認生命体と呼ぶんだぜ

ある女性は谷口の家に向かう。谷口は特撮を見る。

「……どっちも大変そうだな……」

谷口は玄関に行きドアを開ける。

「ん?誰もいない……」

「ここ、ここですって……」

谷口は小さい女性を見る。

「あ、どうも」

「貴方はなめてるのですか?私の事を忘れるなんて」

「おお、マシロじゃないか。前の学校ぶりだな」

「そうですね。全く私を忘れるとは心外ですよ。私は忘れていましたが……」

「どっちもどっちかよ……!」

マシロ。谷口の幼馴染ポジション。とは言え同い年では無い。大体、幼稚園から仲が良いと親が冗談とはいえ結婚させたがる。

「谷口のお嫁さんはマシロだもんねー?」

マシロは昔の事を置いておく。

「昔の事なんてどうでも良いんです。

親は貴方の電話番号等を聞き忘れたらしいので、私に貴方への連絡が来てます。

学校は順調?一人暮らしは寂しいと思うのでマシロと一緒に住んでね☆

と言う訳で私と住みましょう」

「……ん?何その、ラノベ展開。俺はハーレムクズ主人公じゃないんだぞ!」

「知りませんよ。私は断る理由が無いので此処に住みます。あ、私も宇摩高校に通いますので」

「ちょっと待てい!

断る理由はあるだろ。男女が一つ屋根で暮らすなんてどこの恋愛ゲームだよ!ギャルゲーかよ!」

「別に貴方を男として見てませんよ」

「だろうね。でも道徳が疑われるよ?恋人じゃないのに……俺のピュアハートはオーバーヒートでテンダ―ハートだよ」

「何で最後優しくなるんですか……。ちなみに貴方にも拒否権がありますよ。嫌なら出て行きます」

「……」

「さて、ラノベ展開をあっさり受け入れた主人公は置いといて宇摩高校に入学届けを出さなければ」

「受け入れて無いって!俺も断る理由が無いだけだから!望んでないから!」

「私の荷物は昼に届くはずですので、私の部屋を確保して下さい。和室で良いですね?それにしても色々あるんですね。

海の男キーホルダー、虹色アフロ、馬の覆面とか」

「別にいらないけどね……」

マシロはベットの下を見る。

「エロ本は無いんですね?」

「ある訳無いだろ!買うのはずかしいんだから!いや、そう言う問題でも無いだろ!」

「貴方を異性として見て無いとはいえ、最低限の道徳とプライパシ―は守らせて頂きます」

「当然だけどな……あのさ、君は俺の事をどう思ってるんだ?変態だと思ってるのか?」

「本当は、無口な貴方ですから友達がいないと思って心配して来たんですよ。わざわざ此処に引っ越してまで」

「……」

「話せる相手がいるって良いですよね」

翌日、学校ではフラワーと西園寺が話す。

「学校って月曜日は本当に嫌なんだよな……起きるのが憂鬱になる」

「学校なんて楽勝ですよ。テストなんて授業を聞いてれば100点取れますから」

「今度は答案用紙の回答のズレは止してくれよ……」

谷口はフラワーを持ち上げ、スネグーラチカとサラマンデスの元へ置く。

「何だ!?」

「お前等……突如、可愛い幼馴染が恋人でも無いのに一つ屋根の下で暮らすってなったらどうする?」

「はあ?何だよ、その夢の様な話は?そういう夢でも見たのか?」

サラマンデスは叫ぶ。

「そんな事は現実ではあり得ん!」

「お前等がいる地点で現実じゃねーよ。

それより、マシロって言う幼馴染が……」

谷口は説明する。

「......また嘘の話?嘘はヒロインの話で懲りたわよ......」

「信用無くすぞ?嘘はもう止めた方が……」

「本当だって!」

「キャラ補正?」

「ああ……」

「......でもそれを新キャラで補うって......末期ね」

「違うって!」

「でもマシロは人間なんでしょ?私達の存在とかどうするの?後は学校とか。マシロは貴方が普通科にいると思ってるはずよ」

「そうなんだよなー……未確認生命体の存在を隠してこの教室を紹介するしか無いだろ。勿論、未確認生命体の事は秘密にするが」

スネグーラチカは考える。

「本当にこんな事があるのかしら......どうせあんな奴に限って谷口を騙すのよ」

「マシロはそんな奴じゃないよ!」

「......な、何よ!こっちは心配してやってるのに!」

フラワーは笑う。

「ラブコメ感が出てるな〜……」

谷口は家に帰る。

(一番良いのは此処から返す事だ。俺にも友達はいるし、寂しい訳じゃないからな)

「俺には友達がいるんだ。だから此処に住まなくても大丈夫。寂しく無いし」

「なら友達と会わせて下さい。貴方の友達に相応しいか確かめます」

「別に相応しいとか関係無いでしょ」

「いいえ、悪影響を及ぼすと厄介なので」

「え〜と……。あ、俺、性欲強いんだぞ!

あれ、あの、過ちを犯す!かも、しれないぞ!」

「それを声を震わせながら言ってる地点でもう童貞確定ですよ」

「黙れよ!」

「それに昔、私達婚約してるじゃないですか。幼稚園の時に」

「ああ、幼馴染あるあるね。でもさ、人生色々じゃん。幼稚園で運命決められるとか何か人生縛られてる感じがして嫌な気がしない?

俺はもっと自由でいたいな?恋愛も住宅も。

お袋には大丈夫だからマシロを地元に帰してって言ってくれ」

「こんなに恋愛フラグを立ててるのにへし折るなんて……そんなに私が嫌いだと?」

「違うんだって……」

「何か心外ですね。私だって貴方が好きな訳無いじゃないですか。

なのに私が此処にいたいって感じの雰囲気ですよね?

私は貴方の親に言われて来ただけですから」

「知ってるから……怒らないで……」

「なら、此処に住みます。明日から学校にも行きます。あ、二人で登校すると私と貴方だけの同性の秘密がバレますので別々に行きましょう」

「何だよそれ……少女漫画かよ!」

マシロ。背の小さい少女だが実は20代。なのに何故か学校へ。

マシロは掃除を始める。

一方、フラワーはベランダから谷口の部屋に侵入。ベランダで花のフリをしながら盗聴器を仕掛ける。

そして三人は盗聴する。

「本当にこんな事があって良いのか!」

「......何かつまんないんだけど......何?何なのこれ?私がヒロインじゃないの?」

「まあまあ聞こうぜ」

マシロは横になりながら漫画を読む谷口を怒る。

「宿題したんですか?テストの点数悪かったら小遣い減らしますよ?」

「お前はどこの母親だよ!そんな強制的に言われたら宿題する気無くなるんだけど!」

「あー言えばこー言うんですね」

「だからお前はどこの母親だよ!……もう、どうしたら帰ってくれるんだ?」

「今日は何の日か知ってる?」

「どうした。急に……今日は家庭ごみの日……」

(違うって!こういうのって絶対、何かの記念日だよ!サラダ?結婚?って夫婦かよ!)

「今日は社会科見学まで丁度2週間の日です。どこに行くんですか?」

「どうでも良いんだけど!」

マシロはテレビ局のパンフレットを見る。

「楽しみ過ぎて、社会科見学で行くテレビ局に今日、行ってきました!」

「下見する必要無いだろ!え?修学旅行とかも下見するの?」

「勿論です!」

「楽しさ半減とかない?」

「行事は行うまでが一番楽しいんです!

それ以外は対して……」

「下見してるからね?新鮮では無いよね?絶対楽しめないよ……」

スネグーラチカは呟く。

「修学旅行は今年五月に行ったわね。前まで七月だったけど......」

「……あれ?一番大切な行事をこの小説では書かないの?学園モノの醍醐味だよ?」

ちなみに、谷口の前の学校は十月に修学旅行。

つまり谷口は修学旅行に行く事無く高校を過ごす事になる。

「あ!まさか好きな人が出来たんですか?」

「ラブコメじゃないんだから……そんな話題いいだろ……」

「成程、勘違いさせたくないが為に私を追い出すと。

卑劣ですね。そんなクズに春なんて来ませんよ?」

「違うって!思い込み意外と激しいね?」

「私との婚約は遊びだったんですね?」

「人の話、聞いてる?」

「結婚式場や仲人まで用意してたんですけど!」

「知らんよ!勝手に何してくれてるの!」

マシロは和室に入り引きこもる。

「……何だこの展開……」

盗聴していた三人は苦い顔をする。

「羨ましいな」

「違うだろうが!このままだと未確認生命体の正体がバレ、秘密結社ゴールデンサンドが出動され谷口とマシロは殺されるぞ」

「......どうしたら良いのよ、もう......!」

翌日、マシロは学校へ行く。勿論、普通科。

谷口はなるべくマシロと遭わない様に未確認生命体クラスに籠る。

「どうしよう。此処にいてもバレるしな。どうしよう?」

三人は寝るフリ。

「え〜?見捨てるなよ!」

谷口は教室を出た瞬間にマシロに見つかる。

「どう言う事?全部のクラスに行っても貴方なんて知らないって言ってるけど?貴方はどこのクラスなんですか?」

「ふぁ?え?ふ?ん?

あれだ。俺は特殊なんだ」

「どう言う事ですか?」

「秘密結社ゴールデンサンド。

俺はその組織に所属している」

すると、マシロは血相を変え谷口を襲う。

「どう言う事ですか?」

「え?え?え?」

すると、スネグーラチカとサラマンデスがマシロに向かって攻撃態勢を取る。

「……出ましたか。化け物」

「……成程。こういう作戦だったか」

「......私達の存在に気付いていたのね?」

「ええ、でも実物を見たのは初めてですよ。

意外と話が分かりそうな人物で良かったです。此処まで遠回りする必要はなかったですね」

「何が目的?」

「ヒワノと言う人物を探しています。彼は化け物を製造する研究をしていたので。その為に化け物が人間と同じ様に宇摩高校で勉強していると言う情報を羽柴と言う情報屋から大金出して仕入れましてね」

「羽柴……」

「谷口が宇摩高校の近くに住んでいるのを知りまして、化け物対策に自宅では無く彼の家を拠点に捜索する予定でした。

秘密結社の存在も教えてもらったのでつい反応してしまいました。

後、友達は選んだ方が良いですよ谷口。化け物と……」

「宇摩じゃそれを未確認生命体と呼ぶんだぜ。そして俺の友達だ!」

「……!」

第二十話 世界はそれを未確認生命体と呼ぶんだぜ 完

Re: 非日常達は日常に同居する ( No.22 )
日時: 2017/02/23 19:16
名前: 翌檜

第二十一話 君と僕の全てを当たり前と呼べ

マシロは谷口を見る。

「随分、堕落したんですね。貴方も」

「堕落した方が気分は晴れやかだぞ?

何も考えなくて済むし、堕落した所が案外天国だって事もある。

そうなりゃ、儲けもんよ。

と言うか、堕落してないし」

「……」

マシロは谷口を殴り気絶させる。サラマンデスとスネグーラチカは驚く。

「待て。此処から主人公の説得&殴り合いじゃないのか?」

「......フン!知らないわよ!

......それより幼馴染を殴るってどうかしてるわよ......べ、別に気にしてないけど」

マシロは二人を睨む。

「私はある人物に勝手に拉致されて改造されたんです。

改造と言うか実験台ですね。

命を懸けて脱走しましたよ。

そして私はある人物の復讐の為に此処にいる」

「……」

「そいつは化け物を制作していました。

絶対に許さない」

谷口は起き上がる。

「なら、分かってるはずだろ……。

人間もお前が言う化け物も大して変わらないんだよ。

悪い未確認生命体がいれば悪い人間もいる。

良い未確認生命体がいれば良い人間もいる。

二度と悪く言うな」

「……貴方は私の事をどう思ってるんです?」

「……ん?」

「……」

「ああ、え、俺と君は……腐れ縁?」

マシロは谷口を思いっきり殴り壁にめり込ませる。

「申し訳ありませんでした。それでは、私は授業を大幅にサボってしまってるのでこれにて」

マシロは走りながら教室へ向かう。ちなみにマシロは一年生。

スネグーラチカとサラマンデスも現在、授業と言う事に気付く。

「もう休み時間が終わっていたのか……」

フラワーはちゃっかり授業を受ける。

「......いじられマスコットのくせに」

谷口は少しだけ微笑む。

放課後、谷口はマシロと廊下で話す。

「あれ?良い感じに小説にオチがついたかな〜って思ったんだけど」

「前回は4000字オーバーであんな終わり方しか出来なかったんですよ。

つまり、まだ二十話って事で良いらしいです。面倒だから二十一話にしてますけど」

「雑だな……で、二十一話の内容は?」

「君と僕の全てを当たり前と呼べ」

サラマンデスと谷口は谷口の家で待機をする。

「……」

「電話かけるぞ」

谷口はスマートフォンである所に電話をする。

「はい、こちらレンタル娘サービスですが」

「あ、レンタルしたいんですか……」

数分後。

サラマンデスと谷口は緊張し始める。

「谷口。興奮するな。しかし何故レンタル娘と……」

「男なら一度は淫らな店のサービスを受けてみたいだろ!

でも、恥ずかしいし未成年だから健全に女性と話すサービスしかする気がしない!」

「性欲の塊か、貴様。俺は興味等無い。そんな破廉恥な」

すると、インターホンが鳴る。

サラマンデスは驚く。

「来たか!?」

「開けるぞ」

開けると、其処にはスネグーラチカとフラワーがいた。

「遊びに来てあげたわよ!」

「ちょっと、寒いな。もう冬来るの早っ」

「え?いや、待って今は駄目だって!」

「サラマンデスが良くて私達は駄目なの......?どういうつもりよ!」

ちなみに、レンタル娘は未確認生命体限定サービス。

スネグーラチカはレンタル娘を知り、嘲笑う。

「成程、貴方達ってそういう趣味があるんだ。下僕のくせに。

私と言う超美少女がいるのに贅沢な下僕ね。

案外、むっつりなんだ」

「……違うって。ちゃんと健全とした」

「なら、なんで隠す必要があったの?」

「俺は関係無い。武人に誓おう!

谷口が無理やり一緒に……」

「お前!この野郎!」

谷口は呟く。

「あ、今日は何して遊ぶ?」

「どの状況言ってるのよ、全く......」

フラワーは落ち着かせる。

「まあまあ、レンタル娘自体はそんな淫らでも無いし、ね?俺も混ざって良い?」

「何でそうなるの?」

「違うよ?これは、今の内から娘の事を勉強しようと言う心意気さ!」

「うるさいわね。私が駄目って言ったら駄目なのよ!」

すると、レンタル娘がやってくる。

「どうも、ナナシです」

「......!もう呼んであるの?」

「いや、だって、ね?これっきりにするから」

四人はナナシと話す。

「では、レンタル娘の注意点を説明します。

決して、性的な行為、または性的な意思表示等はしないで下さい。レンタル娘は皆の娘です」

「其処は道徳心があるから大丈夫」

「直、不幸話を娘に語るのは止めて下さい。キャバクラではありません。汚れを見せないのがパパの役目です。どうぞ、高価なバックでも買ってあげて下さい」

「誘導じゃないか!貢ぐとか十分、キャバクラだ!」

ナナシの隣には時雨と言う経営者が現れる。

「......私は時雨」

時雨はナナシの後ろに下がる。

「彼女は経営者でありレンタル娘の一人です」

「本当に娘みたい」

「貴方達が今日の親?」

「うわっ……何かエグい」

ナナシは呟く。

「直、何か問題行動を起こした場合、応答無用で警察に通報します。

では、グッドラック」

ナナシはその場を去る。

「な、何して遊ぼうか?」

「......おじさん、私ギャンブルがしたいな」

「……」

「......駄目だよね?分かってるよ。でもレンタル娘って経営大変なの。

本当はちゃんとした経営者がいるんだけど、失踪しちゃって......だから少しでもお金を稼いで。

本当の家族、お父さんが帰ってくるようにお父さんの場所を創ってるんだ」

「……そ、そうなんだ」

「だからバック、ネックレス、ううん、現金でも良いから貢献してくれない?」

「俺、知らないよ?あれ?純粋な子だと思ったのに?俺、こんな娘知らないよ?こんながめつい子だっけ?」

「私だって最初は人見知りで純粋だったけど流石に経営者として人を騙す狐にならないと」

サラマンデスとフラワーとスネグーラチカは帰ろうとする。

「待って!この子、怖いんだけど!闇深いんだけど!」

「俺はもっと軽い子が良いな」

「それって......」

「身体だけを求めてるの?キモーい」

「違う!断じて違う!」

「無視するなよ!」

四人は時雨を見る。

「見た目は可愛いんだけどな〜。いや、ロリコンとかそういうのじゃなくてね」

「...待っててね。お父さん」

時雨はチラチラ四人を見ながら、お父さんの遺影を持ちだし悲しむ。

フラワーは歓喜する。

「遂に萌えキャラが来たか!

本当に、何回か萌えキャラ投入チャンスあったろ?

ビークイーンとか酷すぎなんだよ。どんだけ萌えキャラ造るの下手なんだが」

「お父さん、死んで無いだろ!失踪って言ってただろ!勝手に殺すなよ!」

「...」

「……?」

すると、頭がクセ毛の宇宙人が現れる。

ニュヨク星人。見かけは人だが頭がクセ毛なのが特徴。種族の体質として全員地球人から見れば病んでいる。

「時雨。パパだよ。

帰っておいで」

「ちょ、止めてっ!」

時雨は火を出すがニュヨク星人には効かない。

「そんな可愛い火を出しても駄目だよ。故郷へ帰るんだ」

「嘘っ?ナナシ......助けてっ!あれ?ナナシ......?」

ナナシはオンラインゲーム、太鼓のプロフェッショナルで遊ぶ。

「難易度、鬼を越えるプロフェッショナルに挑戦です」

「怖い......連れ去られる......誰か...このままだと本当のお父さんに」

谷口は助けようとニュヨク星人に向かうが谷口は吹き飛ばされる。

「考えても見ろ、ウルトラ○ンに出てくる宇宙人が人間に倒される訳なかろう。そしたらウルトラ○ン存在する意味無いからな。

人間は弱い方が都合が良い訳だ。

さあ時雨。帰ろうか」

「本当に弱いわね。谷口」

「……」

「どうした?サラマンデス」

「あれ?谷口って人間じゃないか?」

「......ん?」

「そう言えばマシロの時に人間と未確認生命体とか言ってたな」

「それはマシロが人間だからよ。谷口は未確認生命体。私の予想は疫病神」

「俺は死神」

「あ、俺は貧乏神だと思ってた」

ニュヨク星人は車に乗り込み時雨を連れ去る。

「今日はどこに行こうか。時雨が好きなハンバーガーか?」

「私が...好きなのはいなり寿司よ」

「違うっ!もっと私の娘らしく振る舞えよ!

レンタル娘だろうが!

うあああああああぁあああああぁ!私の言う事だけを聞け!逆らったら、倉庫にまた閉じ込めるぞ!」

すると、車の前にバイクに乗った織田、羽柴、徳川、明智がいた。

「我等、ホトトギス団改め不如帰(ホトトギス)」

不如帰。本格的にグレた四人。武闘派の織田、羽柴。穏健派の明智。中立派の徳川。にて意見が分かれる。

織田はクリームパンをニュヨク星人に窓を割って浴びせる。

「俺等は宇摩を守る為にギャング狩りをする不如帰になった。

血反吐出るまでこの宇摩を守ってやるよ」

「ちょっと待って。俺、社会的に何も悪い事してないんだけど!」

「車の窓ガラスを割った」

「それ、お前だろ!俺、今、娘とドライブ中なんだよ!」

「冗談は髪型だけにしてくれよ。サラマンデスの兄貴の頼みで俺は」

羽柴は頭を抱える。

「任侠モノの漫画を呼んでからずっとこれだよ。貸さなきゃ良かった」

サラマンデス達は織田の元へ行く。

「兄貴ィ!」

「……俺は堅気だ。それよりニュヨク星人は?」

「ええ、とっ捕まえてやりました。宇摩川にコンクリ漬けにして沈めましょうか?それとも三途の川に永遠に沈めましょうか」

ニュヨク星人は時雨を抱えて逃げる。

「クリームが顔が……」

ニュヨク星人の前に狐のお面を被った人間が現れる。

「......お父さん?」

「世の中は不思議だらけだ。俺も悪人だってのに時雨と出会えて変われた。

しかし、いつになったら元の世界に戻れるのかね」

人間は刀を持ちニュヨク星人を切る。

「あまり触れてやるな。箱入り娘なもんで。ハハッちょっとキザだったかな?」

「....私待ってるよ。ずっと」

人間は微笑み消える。だが、時雨の思いに応じれば、必ずどこかに現れる。そんな守護霊。

「でもちょっと早く来て欲しかったんだけど」

「ヒーローは遅れてやってくる!」

「遅すぎ」

「大丈夫。ヒーローは案外すぐそばにいる」

時雨の隣には谷口がいた。

「頼りないわね」

第二十一話 君と僕の全てを当たり前と呼べ 完

Re: 非日常達は日常に同居する ( No.23 )
日時: 2017/02/24 20:26
名前: 翌檜

第二十二話 前進し続けるのが科学。前進するのを諦めて救いを求めるのが宗教。そして斜め上に昇るのが奇跡。

霊犀は谷口を部室に呼ぶ。

「......最近、陰陽師教室にライバルが出来たんじゃ!」

「どういう事ですか?」

「それも科学的に幽霊を退治させると言う教室らしいのじゃ。どこのバスターズじゃ!」

「別にそういう教室があって良いんじゃないですか?そんな事で呼んだんですか?霊犀さん、今年受験でしょ」

「この歳で受験なんて嫌じゃ。

とにかく、その教室に体験入会するのじゃ。入会金等は、この霊犀お姉さんに任せるのじゃ。どう、惚れたか?」

「どういう話になってるんですか」

「こういう男子は優しい女子にイチコロじゃからな。照れ無くても良い」

「そういう問題じゃないですって。流石に自分、そんなに守備範囲広く無いんで」

「......」

「いや、魅力が無いとかじゃなくて」

「青二才が......もっと経験を......」

「はい、それじゃ体験入会しますね。お金、預かります」

「あ、エッチな店にこの金を絶対に使わないを......」

「俺がそんな人間に見えますか?そんな日頃、ムラムラしてる人間に見えますか?他人の金を使ってまで性欲満たしたいと考えている様な人間に見えますか?」

谷口は化学除霊教室へ向かう。

宇摩高校周辺情報。化学除霊教室。

安藤がもんじゃ屋をしていた所に、自称、誰でもできる科学的に証明された悪霊除霊これで貴方も今日からゴー○トバスターズ!

と言う怪しげな看板を大体的に押し出す。窓には大量の陰陽師シスターズと言うアニメの張り紙が。

「明らかに流行りに乗ろうとしてるな……」

だが、陰陽師シスターズはオリジナルストーリーのトンデモ展開。作画崩壊。オリジナルキャラクターの空気読めない発言。原作との差異。CDの売上がイマイチ。

つまり、原作は良かったのにアニメで酷くなっていた。

そんなに原作が良い訳でも無かった雰囲気が可愛いだけのラノベがアニメでさらに落ちぶれてしまったと言う例。

谷口はそんなのはどうでも良いと言わんばかりに教室の扉を開ける。

「あの、入会したいんですけど」

ニコニコした経営者は谷口を見る。

「貴方不幸顔ですね。此処の神聖な場所にて教祖、スレムーネ土田様に化学を利用した悪霊退治の方法を学んで下さい」

「スレムーネ土田?」

スレムーネ土田。本名、土田桃李(つちだ とうり)。ピンクのサラサラ髪。黒いぱっちり目。170cm。黒いロングコートと手袋。ピアスは舌に1個と左耳に3個ヘソに2個。18歳。

スレムーネ土田は不気味に笑いながら谷口を見る。

「スレムーネ土田ってださいネーミングだと思うんだけど〜……」

「……そ、そうなんですか?」

「ちょいちょいちょい。

もっと、其処はいや、スレムーネって逆から読んだらネームレスじゃねえか!どんだけ教団ネタ引っ張るねん!って突っ込まないと」

「何で大阪弁なんだよ……教団ネタって何だよ……」

「此処の神様はカルト教団を書きたがる性質を持ってるんや。

それも明らかに怪しい奴。

こんなん誰も入らへんやんけ!」

「……また、強烈なキャラが……」

土田は年下の谷口を睨む。

「どういうつもりで此処に来たんや。

今日の土田君はちょっと大阪弁じゃボケ」

「初対面だから良く分からないんだけど!」

「普段はこんな感じだな。標準語。

俺は怒ると大阪弁を喋ると言う厨二設定がある。本気出せば沖縄の方言も行けるぜ?これも今考えたんだけど!」

「もう……キャラの設定が渋滞してる気が……」

「まあ、そういう設定とか言う、第四の壁破るのは俺は嫌いだから。

さて、谷口。君は今日から我々の信者だ。適当にお金を治めてくれれば貴方は幸せになれまーす!」

「適当だな〜……」

「まあまあ神社に貢ぐ金をこちらに頂ければ良いだけの話だから〜♪」

「よく摘発されないですね?っていつもサービスってこんな感じなのか?こんなの誰も入る訳無いじゃないか」

「ああ、君に選択肢無いから。

君が逃げれば、俺はお前を半殺しにしまーす。

って感じ。君に逃げ場無いから。

うんうん。それじゃ借金してでも祈ってね?

あ、もし祈るのをサボったら、クソ真面目に洗脳するから覚悟してね?

拷問とかが一番多いけど!」

「……そういう事か。だからこんなに余裕だったのかよ」

「今日の土田君、優しいよ?まあまあ殺しはしないから。自殺の責任は取らないけど〜ヒャッハハハ!!」

土田は笑いながら、祈り始める。

「はい、悪霊は祈ってれば消えまーす。頑張ってちょ」

「……」

すると、懸命に祈る女性が一人。

それは霊犀だった。

「何してんだよ、アンタ……」

「これは二―ゼを溜めているのじゃ。ああ、教祖様!どうか、私に取りついた悪魔を祓って下され!」

「んー?それじゃ、10万ちょーだい。これで解決ー」

「はい!」

「霊犀さん!?」

「二―ゼを溜めてカマカマをリガントしてホーニューゲードをくぐれば幹部じゃ!」

「どうしたんですか!?霊犀さん!!」

「いや、意外と科学的に悪霊を退治するのは悪くないの〜。陰陽師より気楽じゃ」

「ノリノリかよ!」

第二十二話 前進し続けるのが科学。前進するのを諦めて救いを求めるのが宗教。そして斜め上に昇るのが奇跡。 続

Re: 非日常達は日常に同居する ( No.24 )
日時: 2017/02/25 18:11
名前: 翌檜

第二十二話 進んだつもりで止まり続けるのが人類。むしろ退化してるのも人類。進化し過ぎているのがコンピューター

霊犀と谷口は外に出る。

「どう言う事だよ!カルト教団よりも酷い所だぞ!」

「これも全て計算通りじゃ」

「計算通り……?」

「この組織の実態を警察に届ければ良いだけじゃ。その為には我慢するのじゃ」

「いつまで!?もうすぐ社会科見学があるんですけど!」

「近いうちじゃ!」

霊犀の年齢は見た目、20代だが精神は年配者の為非常に騙されやすい。そして霊犀自身は騙されていると気付いておらず、潜入したつもりで現在も騙されている。

「大丈夫なのかよ……このままだと……ちょっと18禁になるよ?」

「それは考えすぎさ〜」

土田はガムを食べながら持っているガムで遊ぶ。

「なんくるないさ〜」

「……土田」

「ダメダメダメ。ノリ良く行かないと。其処は教祖様って叫んでボケるんだよ」

「そんな気分じゃないだろ……と言うかそんなフレンドリーな詐欺師がいるか!」

「詐欺師じゃないって〜。

詐欺師って言葉で片付けられるのは心外だな〜。

そうだ、俺の異名はこれから狂い屋の土田だ!」

「……そ、そうか……」

「ちょい、其処は自分で狂ってる事自覚してるんかい!だろ!」

すると、大声で叫ぶ青年がいた。

「教祖様ぁぁぁぁぁ!!!!」

「……良いね〜存分に狂ってるね〜尾崎(おざき)君」

尾崎 浩人(おざき ひろと)。探偵。

だが、彼は何故か教団関係の事件にしか巻き込まれない。そして本人も毎回、教団に洗脳させる。なんやかんやで教団を撲滅する点は評価できる。

「うへへ。俺ェ、二―ゼを溜めてカマカマをリガントしてホーニューゲードしたッス!」

二―ゼとは運。カマカマとは金。リガントとはつぎ込む。ホーニューゲードとは昇格。言葉の意味は全て適当。

「……カマカマ」

尾崎は笑う。

「日常生活でも使っちゃうんだよな〜。

あ、お釣りのおカマカマはおカマカマじゃなくてクレジットカードで払います。とか。

おカマカマが全てじゃない!カマカマは必要だけど、それよりも大事な事があるだろ!

二―ゼはカマカマでは買えない」

「自重しろやボケ」

土田は谷口を見る。

「省吾君……何か、君……」

「ん?」

「何か〜君には何も無いね〜」

「……」

「いや、褒め言葉だよ?

君には特別な感じとか強いオーラとか一切無いよね!

おもろいの〜」

「……」

霊犀は病みながら呟く。

「二―ゼが足りないんじゃ。このままだとアグレが起こりスデンガリー。

もっとカマカマをリガントしないと...」

「……また変な言葉が」

アグレは不幸。スデンガリーは廃人。

「それより霊犀さん!騙され過ぎでしょ!」

「わざと騙されてるだけじゃから大丈夫じゃ」

「全然大丈夫そうに見えないんだけど」

「トウキがアンダでストンローバ」

「もう訳が分からんぞ……土田!霊犀さんを解放しろ!」

「駄目じゃ。駄目じゃ。

何言ってんだよ。

俺がボランティア精神溢れる自己犠牲人間に見えるか?

見えたら見えたで良いけど」

「……流石にもう、付き合い切れないな」

谷口は土田を見る。

「何?」

谷口は土田を殴り飛ばす。

尾崎は叫ぶ。

「何してんだぁ!てめえ!」

土田は起き上がる。

「本当に省吾君には何も無いね〜」

土田は腕を見せる。すると、腕は機械になっていた。

「俺は元暗殺者でね、拷問と拘束の繰り返しを得て生きていたサイボーグよ〜」

土田はガムを口に放り込む。

「殺し合いと言うスリルがなきゃ、俺は人生楽しめねえんだよ。

殺した人間の犠牲の上で俺は生きている。

お前はもう後戻り出来ねえぞ。

省吾君、どうやって死にたい?」

「そこは専門用語じゃないんだな。

もっと設定しっかりしろよ!」

谷口は怒る。

尾崎は戸惑う。

「あれ?コメディじゃないの?」

「教祖様に逆らったら天罰が落ちるのさ〜」

土田は奇声を上げながら谷口を殴る。

谷口は大きく吹っ飛びそのまま倒れる。

谷口は起き上がる。

「……て、てめえ、やるじゃないか。

お、俺をこ、ここまでさせたのは……お前が初めてだ……グハッ!」

「一発殴られただけで何言ってんだ!教祖様、こんな奴ボコボコに!」

土田は笑う。

「やっぱ、省吾君、普通で何も無いわ。

でも、興味はあるな〜。

何だろ、全然冷めない。

省吾君見ただけで……。

そうだ、省吾君、モルモットに似てるんだ。

実験台としてこれ以上無いくらいの相応しい人間だよ」

「……あ?」

土田は谷口を見る。

「省吾君、霊犀って言う女は解放してあげるよ。

その代わり、省吾君は高校卒業までずっと信者じゃ」

「……何?だがそんな金は……」

「金は大丈夫。そんなに興味無いから、俺がこの教団を立ち上げた理由は人を苦しむ顔が見たいから。

省吾君は俺と沢山、遊ぶだけ。

何して遊ぼっかな〜」

「ちょっと待ってよ!絶対拷問の類じゃん!」

「まあまあ、殺しはしないって。自殺の保障はしないけど」

「駄目じゃん!欝・トラウマレベルの酷い事しようとしてるじゃん!」

「俺でさえ、両腕拷問で失ってもピンピンしてるんだよ。

大丈夫だって。人間、丈夫だから〜」

「嫌だ!」

「霊犀がどうなっても良いの?」

「……」

「悩むなよ!

まあ、お互い楽しくやっていこうよ」

土田は踊りながら鼻歌で盛り上げる。

「……それじゃ……」

「気を付けて〜。あ、本当に事故には気を付けてね。マジで楽しみ減らせると怒っちゃうから!」

「……事故った方が幸せかも……」

谷口は霊犀を連れて行く。

「霊犀さんの家知らないしな……とにかく目を覚まさせるか」

「カマカマ……」

「……大変そうだな。更生」

「省吾君、カマカマを1000万程貸してくれ」

「カマカマじゃなくてお金……」

「と言うかお主、名前省吾って言うんじゃな」

「ええ、キャラ紹介以降名前で呼ばれた事ありませんから。まあ他のキャラクターもですけど」

「本当じゃよ。名前の意味ほぼ無いじゃろ!」

「後、あんまり名前で呼ばないで下さいね。谷口で良いです。ちょっと恥ずかしい」

「それより、ATMはどこじゃ?早く教団に...」

「全然治ってない。洗脳って本当に大変だな……リハビリとか精神科とか行かせた方が良いのか?」

「谷口、お主、1000万を貸してくれると言ったではないか!」

「言ってないって!」

「なんじゃ!?お主と儂の仲じゃろ!今まであんな困難やこんな困難を共に!」

「そんなに困難は無かったと思いますよ?」

「忘れたとは言わせないのじゃ。

ゲートボール大会や俳句大会...」

「どこが困難だよ。完全にご年配の日常じゃないか」

そして霊犀は自分の家に帰る。

「……しかし、これからどうしよう。憂鬱なんだけど……」

谷口は悲しみながら家に帰る。

「遺書とか……ああ、もう逃げ出したい」

一方、土田は腕のメンテナンスをしながら笑う。

「楽しみだな〜……ヒャハハハ!」

第二十二話 進んだつもりで止まり続けるのが人類。むしろ退化してるのも人類。進化し過ぎているのがコンピューター 完

Re: 非日常達は日常に同居する ( No.25 )
日時: 2017/02/27 20:26
名前: 翌檜

第二十三話 本日のメニューは非日常風世紀末

谷口とフラワーとサラマンデスとスネグーラチカは喫茶店へ入る。

宇摩高校周辺情報。喫茶店、沈丁花(じんちょうげ)。

マスターが経営する喫茶店。コーヒーと合うカレーが好評。裏メニューで餡密が頼める。

「で?何で喫茶店に?」

「交流会だ。なんだかんだ、そんなに互いの事知らないだろ?

それで俺が知り合いのマスターに頼んで貸し切りにした」

「....別に下僕達の事なんて興味無いわよ。

それより、何食べる?」

谷口は考える。

「此処はコーヒーと、カレーだよな?

でも、此処はあえて常連、通ぶって餡密?

正直、この店、俺、本当に常連だから。

地下室にサイボーグ改造室あるって知ってるんだから。

マスター、ヤクザの陸田(むつだ)組の組長って知ってるから。でもカタギには優しいんだよな。カタギには。

あーでも……此処は俺の好みのチャーハンか、オムライスか、さんまの塩焼き定食が……」

「良いから早く決めろよ!しかもメニューの種類多いな!和洋中全部揃ってる!レストランにした方が良いだろ!」

スネグーラチカは財布を見る。

「....ちょっと私より先に決めないでよ。お金の状況とか考えてるんだから」

「お嬢様キャラなのに随分庶民的な……」

「こういう所はしっかりしてるのよ。どう?私、結構凄いでしょ?」

「お、かつ丼安いよ」

「....後、カロリーも結構しっかり考えてるのよ。

そんな高いカロリーの食事なんて太るわ!

全く、考えてから言ってよ!

....まさか....谷口の陰謀?

谷口、貴方、この喫茶店のスパイ?

私を太らせようと....」

「何でだよ……」

「ほら、ちょっとマズそうな顔した!」

スネグーラチカはしばらく谷口に口を利かなくなる。

谷口はカレー、フラワーは餡密、スネグーラチカは冷麺、サラマンデスは小倉トーストを注文。

「小倉トースト……」

フラワーはドヤ顔をしながら食べる。

「俺……常連だから。常連しか頼めない裏メニューの餡密頼んだぜ?」

「それよりさ、フラワーって女性の部分出さないよね」

フラワーは性別が中性で男性にも女性にもなれる。ただ、最近は男性ばかり。

「ああ、それね。俺、冬は男性。夏は女性が多いって感じ。

まあ、意図的に変えられるけど。

ただ、いじられる時に女性だと私、変な性癖持ってると思われるの嫌だから。私、Sだし」

「そうなんだ……」

「そう、それに私、結構恥ずかしいのよね。花だから服とかの概念は無いんだけど全裸って思うと……」

「此処の喫茶店の情報レベルにどうでも良いな」

サラマンデスはコーヒーを飲む。

「お前達と話していると、俺の心がどんどん腐る。

初期はあんなに武人だったのに。

学校でギャルゲーはするし、オタクの羽柴の家に入り浸るわ……」

「全国の高校生はそれぐらいが普通なんだよ。サラマンデスも高校生なんだから別に腐ってる訳じゃないんだって。

その程度で腐ってたら全国の高校生皆、マイハートは生ゴミだぞ」

スネグーラチカは一言呟く。

「フン....ねぇ?謝るなら私と話しても....」

谷口はカレーを頬張る。

「コーヒーと合うカレー……絶品だな」

「....」

スネグーラチカはフラワーを罵る。

「と言うか、フラワーの設定って肥料しか食べないって設定でしょ!

どうして餡密食べてるのよ!」

「……」

フラワーは花の為、食事する必要はない。水と肥料があれば問題無し。

「ほら?言うだろ?花に餡密与えると花は元気になるって」

「言わないわよ!

一応、私、頭良いのよ?」

「嘘だっ!前のテストで赤点一個取ってたでしょうが!俺の方が頭良いから!未確認生命体全国模試6位だから!」

「どんな模試よ....」

サラマンデスと谷口は痛い素振りをする。

「赤点の話は禁句だったわね....」

「まだ追試やってんのかよ!もう11月だぞ!

明日から二日間社会科見学だぞ!」

「……俺はもう英語と言う名前の北斗○拳で死んでいるんだよ。人間が秘孔突かれた状態でどうやって英語学べって言うんだよ!フォアター!」

「....北斗○拳って何?」

三人は秘孔を突かれた様な衝撃が走る。

フラワーは呟く。

「……え?え?知らないの?世紀末のあれ……」

「....し、知ってるわよ!あれね!世紀末ね!」

すると、店の裏口から霊犀とビークイーンが現れる。

「あ、霊犀さんとビービークイーン○」

「踊るポンポコリ○は歌わないわ。それより、貴方達も此処の喫茶店に行くなんてセンス良いわね」

「遠回りに自分のセンス褒めてるよ……それより、キャラ変わってない?」

霊犀は笑う。

「此処の小説はあれじゃろ?

作者が考える女性キャラが少ないんじゃ」

「ああ、作者は男性だから性別が違うキャラが書きにくいって言っていたな」

「だからビークイーンに定期的にキャラを変えてもらう事にしたのじゃ。

これで、もっと出番が.....」

「出番とか言うなよ!」

「だって最近、マシロとか教祖、土田とか色んなサブキャラが出始めたんじゃ!

しかもオリキャラじゃぞ。これは出番を奪われるのは必然。もっとキャラ設定を練るのじゃ!」

「そ、そうか……そんなに此処で必死になっても……あんまり意味無いと思うぞ?」

「出番こそが全てじゃ!

出番が一番多い、作者に気に入られたキャラこそ此処の主役じゃ!」

「……そんなに作者が偉いのかよ!設定とか細かく書くのが面倒で短編しかやりたくないって言ってる作者だぞ!本当にもっと設定造り込んでくれよ!なんであんな雑なんだよ!」

「そんな事より、霊犀さん、注文しましょう」

「ビークイーン。お腹が空いたんじゃな?」

「違うわよ……!」

谷口は疲れる。

「もう食べ終わったか?あ、自分で食べた奴は自分でお金払ってね」

すると、スネグーラチカが氷漬けのカレーを見る。

「....このカレーシャバシャバして嫌い!」

カレーの中の氷は溶け、水とカレーが生み出す薄味ハーモニーを勝手に奏でていた。

「……何で頼んだんだよ!」

「私に話しかけないでスパイのくせに!」

「そういう問題じゃないだろ!」

マスターは呟く。

「……普通の客はいないのか……?」

第二十三話 本日のメニューは非日常風世紀末 完

Re: 非日常達は日常に同居する ( No.26 )
日時: 2017/02/28 20:07
名前: 翌檜

第二十四話 宇摩アンダーファクトリー

谷口とフラワーとサラマンデスとスネグーラチカは社会科見学をする為に大手スーパーに向かう。

宇摩周辺情報。エンドレス・スーパー。

エンドレスと言う会社が立ち上げた直系スーパー。コンビニのサンダーイレブンも子会社の一つ。エンドレスと言う会社は色々な事業で活躍をする最も設けている会社。何故、そんなスーパーが宇摩にあるのかは永遠の謎。

四人は其処で見学をする。うめえ棒を食べながら。

谷口はICカード味、フラワーは肥料味、サラマンデスはパンの耳味、スネグーラチカは氷味(うめえ棒の中に氷が入っておりアイス感覚で食べられるらしい)。

「……マズイな。相変わらず」

スーパーの店長は安藤 対馬。キャンプブームと共に借金を抱えながら河川敷で生活していたがスーパーの従業員として就職。必死に働き、わずか1カ月程で店長の座を手に入れる。

借金も70万に減っているが利子が重なり借金が増えもしないし減りもしないと言う状況。収入が増えた分、利子も増えている。

「其処の4人!何やってるんスか!お客さんに迷惑ッス!」

フラワーは客にナンパする。

「ねぇ?私の今日のパンツ何色だと思う?」

「其処、ナンパするなッス!と言うかノーパンじゃないか!」

「あら?私の股が……」

「良いから仕事をするッス!こっちはボランティアで君達を高校のプログラムに参加してるッスから」

「......私に指図するなんて......」

「と言うか見学だろうが。何で仕事やらなきゃダメなんだよ」

バイトはスネグーラチカの元へ行く。

「君、可愛いね。良かったら連絡して……ね?」

「......」

サラマンデスは呟く。

「下心丸出しのナンパだな。高校生に手を出すとは……」

「しかし……授業の代わりにこんな事するなんて……」

スネグーラチカは嘲笑う。

「美少女と言うのは認めるけど、私はそんなに軽い訳無いじゃない!

バッカじゃないの!」

スネグーラチカは怒りながら安藤を殴る。

「ま、また殴ったッスね!」

「バイトの教育しっかりしなさいよ!」

バイトは叫ぶ。

「この野郎!俺はあのアンダーファクトリー……」

バイトはバイトリーダーに止められる。

「駄目だよ。他の人の迷惑だ。ボクは暴力を許さない」

サラマンデスはバイトリーダーを見る。

「お前は……雲井 祭(くもい まつり)か?」

「久しぶりだね。サラマンデス」

「誰?」

「未確認生命体と人間が交流した地域、アンダーファクトリーと呼ばれた場所で育った雲井だ」

「アンダーファクトリー……」

宇摩周辺じゃないけど情報。アンダーファクトリー。

かつて大昔に、地下世界があった。元は政治家達が極秘に建てる予定の桃源郷だったが地下に住んでいた当時の未確認生命体、地底人の暗躍により中止になった。

地底人の特徴として全員奇妙なマスクを被り地下に埋められた洋服等を着てマグマの中で生活している。

桃源郷となる予定だった地下世界自体は残ってた為に地底人は不動産経営と働く場所を提供する事業を始め多くの未確認生命体を募った。その場所をアンダーファクトリーと呼ぶ。

その際に、未確認生命体と人間の家族が来た為、人間と未確認生命体の交流が始まる。

ただし、この経緯には多くの疑問があり未確認生命体と人間とは染色体の数や遺伝子、DNAが違う為、子孫を残す事が出来ない。

何故、家族と言う理念が其処にあったのか。

雲井もそこで生まれた。

だが、親はおらず孤児院で生活する。その孤児院にいたのがサラマンデス。ただ、サラマンデスは当時から何も変わっておらず、現在のままであった。つまり、当時より前から歳を取っていない。未確認生命体の場合、それが当たり前と言う生命体もいる。

ちなみに雲井には弟がおり3人でよく遊んでいた。

サラマンデスはその後、外の世界を見る為にアンダーファクトリーから出て、地上へ飛び立つ。

「急に設定が……ついてこれないんだけど」

雲井は笑う。

「つまり、ボクの親代わりって言えば良いかな」

「俺はそんなつもりはないがな……」

「それでアンダーファクトリーから雲井さんも出た訳なのね.....?」

「う、うん……」

バイトはその場を去る。安藤は疲れながら指示する。

「それじゃ、雲井はあれッスよ。適当に仕事させるッス。あ、うめえ棒は取り上げるッスよ」

「安藤......覚えてなさいよ」

「ひいいぃ!」

5人は控室に向かう。谷口は雲井を見る。

「しっかし、安藤さんも出世したな〜。あんな才能があったとは」

「でもすぐに調子に乗るわね....」

「そ、そうだね」

フラワーはにやける。

「雲井さん、もしかして安藤さんに嫉妬してるのかしら?あら、可愛い♪」

「お前はどういうキャラだよ……」

「そんな訳無いよ。ボクは彼を尊敬してるんだ」

「え?アレを?あれ......?元情報屋で迷惑ユーチューバーで元もんじゃ屋で一発屋でキャンプの達人で店長のあれを?」

すると、バイトがやってくる。

「雲井さん、コンビニにまた不如帰が!」

「えっ?」

「不如帰?」

「ああ、こっちの事。サラマンデス達はゆっくりしてて」

「不如帰ってあれだよな。ホトトギス団だよな」

「ああ。俺も正直、今の活動は知らない。羽柴とギャルゲー論議をするしか繋がりはもう無い。まあ、織田とは連絡が取れるが……」

「ギャルゲー好きを認めたわよ......」

「好きではない!」

「どっちなのよ......」

すると、西園寺が様子を見る。

「お前等、社会科見学って事忘れるなよ……って雲井!?」

「西園寺先生?」

西園寺と雲井は、雲井が高校生三年生の時に西園寺が担任だった仲。

「ああ、俺も住んでいた時期があった。

そう、工場がいっぱいあってよ。其処でよく子供が遊んでいるのを見かけたよ。

懐かしいな。あれ?名前ってファクトリー桃源郷だったっけ?」

「色々、思い出が混じってるぞ。確かに、桃源郷要素はありまくりだったが」

「そりゃ、ギャルゲーに逃げるよな。幼い頃から桃源郷の近くで遊んでたんだ。ろくな恋愛をして来なかっただろ」

「何だその偏見は!」

「あら、違うの?私は好きよ!」

「フラワーは何がしたいんだ?」

「ちょっと、新しいキャラでマンネリを脱却しようかと……」

「そういうのいらないから!」

西園寺は考える。

「……俺、馬のモノマネするよ。宇摩だけに」

西園寺は馬のモノマネをする。

「……先生」

「色々キャラ練ってきたんだけど、俺……」

「もう大丈夫ですので……」

サラマンデスは雲井に聞く。

「それで不如帰は何をしたんだ?」

「不如帰?ああ、不如帰桃源郷って名前だったな。あの地下世界」

「もう全然関係ない場所になってまっせ……」

「……」

雲井は考え込む。

雲井は弟の事を思い出す。

「あれ?名前なんだっけ?地下世界の名前。

桃源郷工場?

不如帰工場?

サラマンデス工場?」

「俺は量産型じゃないぞ」

スネグーラチカは氷漬けカレーを弁当に詰めて食べる。

「そう言えば、昼休みに入ったな。もうほぼ話をして終わっちゃった。仕事何にもしてないんだけど」

「.........」

「ん?どうした?」

「ツッコミなさいよ!どうしていつもは弁当の中は冷麺なのに今日は氷漬けのカレーなのよって!」

「いや、知らないんだけど……」

「げ、下僕なら私の弁当の中身くらいチェックしなさいよ!」

「……」

「もう、知らないんだから!バーカ!」

サラマンデスはフラワーに呟く。

「どう言う事だ?」

「昨日、喫茶店でスネグーラチカが勢いで絶交したでしょ?あれをまだ気にしてるだけ。谷口は忘れてるけど。つまり、会話のきっかけを創ろうと必死なのよ」

「成程……なんてギャルゲー展開なんだ」

雲井は突如悲しそうに呟く。

「不如帰はアンダーファクトリーを潰そうとしているんだ。

ボクはそれを止める為に……」

「……不如帰が?」

5人は衝撃を受ける。

「……」

雲井は願う。

「お願いだよ。不如帰を倒してくれ……ボク一人じゃ限界……」

西園寺は考える。

「お前等は其処にいろ。雲井もな。俺はちょっと……不如帰って連中と会いに行く。

奴等は今どこにいる」

「コ、コンビニ……」

サラマンデスは止める。

「先生。どうして不如帰に会いに?」

「お前も野暮な奴だな。お前等は社会科見学だろ、そこで暴力事件なんて……」

谷口は呟く。

「先生。教えてくれましたよね。

友達が困っている時は助ける。

友達が泣いている時も助ける。

友達がギャルゲーで彼女攻略出来ない時も助けるって……」

「お前が一番記憶力が悪いんだな……アンダー桃源郷より酷いぞ」

だが、雲井の表情は晴れなかった。

6人はコンビニの元へ向かう。

第二十四話 宇摩アンダーファクトリー 完

Re: 非日常達は日常に同居する ( No.27 )
日時: 2017/03/01 18:45
名前: 翌檜

第二十五話 地下世界の恋人達

コンビニの前では不如帰が雲井の仲間を殴り飛ばしていた。

織田はパワーファイターで一発一発の一撃が非常に重い。

また武器も多用し好きな武器は金属バット。

「行きつけのコンビニだったんだが……。

こうなった以上、後には引かない。

俺は……」

サラマンデスは織田を掴む。

「何をしてるんだ?織田」

「兄貴……」

「お前に兄貴と呼ばれる筋合いはない」

織田は雲井を見る。

「ど、どうして……雲井が」

サラマンデスは織田の首を持ってコンビニの窓ガラスに投げ飛ばす。

「壊しちゃ駄目だろっ!」

谷口達は焦る。

「俺の故郷を潰す奴は俺の武人の心に誓って成敗してやる」

羽柴は動揺する。

「違うんですって。サラマンデスさんの故郷がアンダーファクトリーって言うのは知ってるんですけど……」

雲井は羽柴を剣を斬る。

「雲井……やり過ぎだ」

徳川と明智は説得する。

「アンダーファクトリーは一つじゃないのよ。

もう一つ、本当のアンダーファクトリーがあるの」

西園寺は考える。

「でもそれは噂のはずだ。

確か、地下世界の恋人になった者達が行く本当のアンダーファクトリーがあるって言う噂のはずだ」

「地下世界の恋人......?」

雲井は徳川と明智も切り捨てる。

「切り捨てごめん……」

谷口は雲井を見る。

「雲井さん、貴方、なんでさっきから浮かない表情してるんですか?

まるで、俺達を騙してる様な……」

織田は谷口の足を掴む。

「痛い、痛い、ちょっとシリアスシーンでこういうの止めてって。何で、毎回カッコ付けようとすると邪魔が入るんだよ!」

「……西園寺さん、サラマンデスの兄貴。

貴方達がいたアンダーファクトリーは……地底人の人身売買する為の取引所でしか無かったんですよ。

そして噂で聞いたもう一つのアンダーファクトリーはその買い叩いた人間を奴隷の様に工場で使われているんだ」

「……!?」

谷口達の周りに地底人が地面から上がってくる。

「うわ、ヤベ―。今のこの状況、俺らゾンビと勘違いしてね?」

姿は白黒の仮面を被っており、服はそれぞれで人間と変わりない。

「あ、ども。ども。宇摩地域に生息する地底人代表の若干チャラ目の黒沢(くろさわ)でーす」

「……」

「あ、兼エンドレス・スーパー取締役でもありまっせ。

よろしこしこ〜」

黒沢はホストの様な白スーツに身を包み谷口達を見る。

「......もっと威厳のある人が来ると思ってたんだけど」

「それより、黒沢が軽すぎて全然気にして無かったけど今って結構大ピンチじゃない?

ねえ?ダーリン。どうする?」

「え?え?」

雲井は黒沢の方へ行く。

「雲井?」

「ごめんね……」

「雲井ちゃん。良く出来たね。

これでアンダーファクトリーの従業員がまた増えたよ〜。

不如帰って言う組織も連れて一緒に死ぬまで働かせましょう」

「雲井。俺達を裏切ったのか?」

「……」

黒沢はサラマンデスに向かう。

「その通り。はい、此処から分からない人達の為に解説タイ〜ム!

我がエンドレス・スーパー宇摩店では毎年、学校の行事と言う名目で生徒に社会科見学をさせています。

其処で社会科見学に来た未確認生命体の生徒達を拉致してアンダーファクトリーに送っているんです〜!」

「そんな……学校がそれを黙ってる訳ないでしょ!」

「学校の地位がある職員に我々の同志がいたら?」

西園寺は呟く。

「宇摩高校の教頭、芥川(あくたがわ)は地底人だ。

いつも太陽を嫌い、地面の中にいるからほぼ見かける事は無いが」

「そう、芥川さんに頼んで貴方達の存在を消すんですよ〜」

サラマンデスは雲井を見る。

「なんでこんな事を……」

「それを知る必要はない。って言いたいんですが、言わないと話が見えないまま、永遠に地下で働く訳ですから。それは可哀想だ〜。

特別サービスです。

理由は、単に儲けたいだけです。

お金が欲しいと言う気持ちは我々にもありますよ。

その為なら何だってやる。

貴方達が住んでいた地下世界は一番最初こそ、凄く健全な世界でした。

それも金の為。まず、イメージを上げる為に治安が良いと宣伝する。そうすると未確認生命体が地下世界にやってくる。これで3割の住人が幸せそうに暮らします。まあこれは隠れ蓑で、残りの7割の住民は全て犯罪の裏取引に使う為に様々な組織が利用している取引所兼自宅だった訳です。

まあ、未確認生命体に犯罪なんて通用するのかと言う話ですが、人間に疑問を持たれないで不自然な犯罪をする為にはまず人間がいない場所を選ぶべきですからね。

ん?あれ?確か、人間の家族もいるのでは?

答えはYES。

でも、地下世界にいる人間は」

黒沢は雲井を見る。

「全員、奴隷として連れてこられた商売道具なんですよ〜」

サラマンデスは黒沢を殴る。

黒沢は起き上がり笑い始める。

「まあまあ……ククッ。落ち着いて。落ち着いて。

貴方達がいた孤児院は3割の善良な住民達です。

あ、言っておきますけど、雲井さんは自分の意思で我々の下で働いているんですよ」

サラマンデスは雲井を睨む。

「でもまさか、孤児院のメンバーと再会するとは思ってませんでしたね〜。

うるうる、感動するね〜。

そしてその構造に気付いた者達や抵抗する人間達は恋人と呼ばれ、真・アンダーファクトリーに連れて行かれるんだよ。

そう、永遠にアンダーファクトリーの傍にいれるんだ。

恋人も同然だよね」

谷口は黒沢を殴る。黒沢は谷口を殴り返す。

「何で俺だけ殴られるのっ!?」

フラワーは谷口をコンビニに押し付ける。

「今、ボケに対応出来る状況じゃないって!」

スネグーラチカは腕から氷を生み出す。

「何か面白そうな展開なんだけど......何、私のヒロイン感」

「そうでもない気が……」

谷口も立ち上がり、コンビニの自動ドアを通過しようとする。

「……俺達がお前等に屈すると思うか?……ん?あれ?自動ドア、反応してくれないんだけど!え?」

サラマンデスは織田達に謝る。

「すまないな。俺は何も知らずにお前達を疑ってしまった」

「……そんなのいらないですよ。兄貴、新しい契りを交わしましょう。

これでこの件は終わりです。後は、地底人を潰すだけだ」

雲井は剣を構える。

「サラマンデス。ボクは君がいなくなってから孤児院、弟を失ったんだ」

「……!?」

黒沢は笑う。

「治安が良いってイメージはそう簡単には崩れない。だから三割の住民の一割を恋人にした。理由は取引場所の増加だ。其処の対象にいてもいなくても同じ様な、親のいない都合の良い人間を匿う孤児院があってな。まあ、その人間達も奴隷になるのを恐れ、孤児院に違法で転がり込んだって言う名目もあって戦闘能力が高いサラマンデスが外に出た瞬間に厄介な奴がいない孤児院を襲い、関係者全員拉致した。

その中に雲井の弟がいたんだ。まあ、俺はその後ら辺に入ってきたからな。詳しくは知らない。んで、同時に雲井はウチの部下になった訳。経緯は知らないけど、敵に仲間になる事を悲願するなんて……そうとうな奴だね」

「俺のせいで……」

雲井は刀を握る。

「ボクは強くなる為に自分が失ったモノを数えるのは止めたんだ。

ボクはもう何も得ないし、失わない。

サラマンデス。ボクは今日、君を倒して全ての過去に決着を付ける!」

黒沢は飴を舐める。

「ちょっと説明し過ぎて喉痛い……」

サラマンデスは雲井を見る。

「そうか。辛かったな。だが、俺を倒しても過去を斬る事は出来ない。

お前はずっと地下世界と言う籠に今も抜け出せずにいるからな。

俺は地下世界を抜け出した理由をきょうだいに教えたな?」

「……」

雲井は過去を思い出す。

「俺はこの世界から抜け出す」

「……!?そ、そうなんだ」

サラマンデスは翼を広げる。

「お前達を守れる程に俺は強くなる。その為に俺は外に出て武者修行の旅に出る」

サラマンデスは地下世界を抜ける。

その直後、地底人が孤児院を襲う。

雲井の弟は目の前で殺される。

雲井は何度も泣き、何度も悔やみ、何度も怒り、何度も憎む。

そして雲井は変わった。

姿も口調も全て、弟の様な格好をする。生き残った孤児院の子供達は震える。

雲井は狂った。全ては復讐の為に。感情を捨て、自分の弟を殺した地底人の組織に単身乗り込み、仲間を志願。

それが認められ、地底人の部下に。ただ、半ば無茶な鉄砲玉として参加させられている為、地底人達は彼女を利用していたと考える。

しかし雲井は負けずに敵を斬り殺す。

「ボクはもう君に負けるつもりはないよ」

「俺も雲井に負けるつもりはない。

お前の強さは意地でしか無い。

本物の強さってのを見せてやる。

俺達はレッドポイントクルセイダーズ!

赤い絆で結ばれた者達だ!」

谷口は叫ぶ。

「其処でボケるんかい!」

「......赤点を赤い絆って......ってちょっと私はそのグループに入って無いでしょうね?もう赤点とか思い出すだけでイライラするわ」

「いやいや、此処にいる全員赤点よ♪

それよりやっぱコメディなのね……」

「……サラマンデスは頭悪かったからね」

「そんな事は無い!」

黒沢も入ろうとする。

「何か楽しそう!俺も入れて入れて」

「お前は駄目だ」

「ええっ?仲間外れ!?ちょっと敵キャラだけど、ギャグキャラなのよ〜俺。もっと遊ばせて〜な〜」

「ボクも君が嫌いだ。何か……生理的に無理だ」

「ええっ?何?味方からも!?

まあね?これまでの展開から言うと俺、極悪人よ。

でも俺、あんな非道な事に肩入れしてないんだから!

俺、非道な事を今、丁寧に解説してただけだから。スーパーの経営しか事実上してないから!

そんなに嫌わないで!

俺も混ぜて!てかレッドポイントクルセイダーズって何?」

「赤点十字軍。赤点製造マシーン、サラマンデス。赤点先生、フラワー。赤点キング、谷口。絶対零点、スネグーラチカ」

「サラマンデス。お前、全員の異名を考えてたのかよ!」

「私0点とか取って無いわ。何?陰謀?教育界の陰謀?」

「出た、陰謀説」

「黙りなさい!UFOもUMAも地底人もいるならそんな陰謀もあるわよ!」

第二十五話 地下世界の恋人達 完

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