複雑・ファジー小説

非日常達は日常に同居する
日時: 2017/01/31 17:29
名前: 翌檜

どうもこんにちは翌檜です。

この度、イエスタデイ・ワンスモアのスピンオフとしてこの作品を書かせて頂きます。

と言うのも、イエスタデイ・ワンスモアに書いていた作品の長編としてこの小説を書く予定です。イエスタデイ・ワンスモアを読んでいない方も読んでくださる方も気楽に見て頂けると幸いです。

これまでの経緯はイエスタデイ・ワンスモアに掲載されていますがそれを見なくても分かる内容のはずです。

日常系なのですがまだまだ未熟ですので応援宜しくお願いします。

はい、この小説を書く目的も小説の技術を上げたい為ですので……。

何かといたらぬ点等ございますがご了承ください。

ではキャラクター紹介です。オリキャラを投稿してくれた提供者さんの名前も載せています。本当にありがとうございます。



主人公、谷口省吾(たにぐち しょうご)。

高校二年生。二年A組。性格は馬鹿だが多分憎めない。三度の飯より好奇心。と言う初期設定を持ちながら現在主人公なのにツッコミをしている。好奇心キャラは家出しました。軽音楽部。

ヒロインポジション。スネグーラチカ。siyarudenさん提供。

二年A組。わがままなおてんば娘でツンデレは性格。160cm 58s 長い金髪を三つ編みで結んでいる
青と白の毛皮のロングコートに青い外套を羽織り青い帽子を被っている 手には手袋
黒いストッキングと青い毛皮のブーツを掃いている

氷に咲く華の妖精と言う異名がある。

細かい設定は内容の中で。

親友ポジション、サラマンデス。モンブラン博士さん提供。

二年A組。正々堂々とした武人肌で責任感が強い。人間を「私利私欲を肥やすことしか能のない連中」として蔑んでいる。
赤い竜が人型になったような外見をしており、蒼白の顔は美形の青年である。
黄金のかぎ爪と背中の蝙蝠のような巨大な翼がトレードマーク。

武断を纏いし竜と言う異名がある。

……こ、細かい設定は内容の中で。

マスコットポジション、フラワー。

二年A組。見た目はチューリップ。説明と説教が得意。おしべとめしべがあるので男にもなれるし女にもなれる。結構いじられキャラだがツッコミ担当。

動く花と言う異名がある。

内容を見れば全てが分かるので……。

他にも。

霊犀 由良祁(れいさい ゆらぎ)siyarudenさん提供
蓬莱延命呪詛呪像(ほうらいえんめいじゅそじゅぞう)霧風赤司さん提供
キルエル siyarudenさん提供
モスカ大使 霧風赤司さん提供
安藤対馬(あんどうつしま)雛毬さん提供
エミュ         亞狗兎さん提供
サーメルティ      バラバラさん提供

随時更新します。また、随時更新の際文字数オーバーする恐れがある場合は別の記事に移します。

それではイエスタデイ・ワンスモア共々宜しくお願いします。

それでは本編です。

非日常達は日常に同居する。

第0話 非日常達の日常

学校のチャイムが鳴る。

此処は公立宇摩(うま)高等学校。

ごく普通の学校である。

そう、当たり前の日常が。

一人の青年は冷たい廊下を歩く。

「すっかり秋だな……」

彼の名前は谷口 省吾。普通の高校生である。まだピュアピュアである。

容易は茶髪でオールバック。性格が馬鹿なので残念な美形。

基本制服。ちなみに今は九月上旬で衣替え前の夏服着用。宇摩高校の男子の制服は紺色のブレザー。ネクタイは赤と黄色のシマシマ。学年区別は運動靴の色。今年は一年、青。二年、赤。三年、緑。一年上がる度にその色を買う必要はなくそのまま次の学年に上がる学生と同時に色も同時に上がる。

夏服は半袖のYシャツ。

女子の制服は夏服はセーラー服。リボンは赤と黄色のシマシマ。冬服は紺色のブレザー。どちらもスカートで緑と黒のチェック。

ただかなり女子から不評で制服を着ている女子は一部のみ。

谷口は教室を開ける。

「……」

教室の中は地獄絵図だった。

いや、特別恐ろしい事は無い。

音楽を聞いていたり雑談してたり勉強してたりまさしく日常。担任も怒っている訳でも無い。

すると担任が谷口を見る。

「おー、ギリギリだな」

ただ、目の前の光景にいたのは化け物だけだった。

この物語は未確認生命体と言う宇宙人、悪魔、天使、地底人、改造人間、サイボーグ、強化人間、架空動物、生物兵器、オカルト等。最近は吸血鬼や式神も転校してくるようになった宇摩高校未確認生命体クラス。普通科は隠れ蓑。人間からは誰にも見えないが確かに其処にいる。同じ高校で日常を過ごしている。

谷口は人間である。海外出張の親が入学手続きを間違えて普通科では無く未確認生命体クラスの入学に手続きしてしまい化け物の中に谷口が入ると言う奇妙な現象が起こる。

谷口は苦労しながらこの物語の為にレギュラーを決定。

それがフラワー、サラマンデス、スネグーラチカ。

サブキャラに霊犀 由良祁。年長者らしく冷静で飄々としているが他者を思いやる優しい所は結香と同じ。176cm 68s B100 W58 H88

腰ぐらいの黒髪で紫の三白眼 ポニーテールにすると結香そっくりになる


そしてライバル組織。

この学校には未確認生命体を暴走させない様に校長直属の秘密結社ゴールデン再度と言う秘密にしたいのか分からないくらいの派手目な名前が配属されており、彼等もまた学生である。

メンバー紹介。

砂金良太(いさご りょうた)。神殺しの異名を持つ怪人。高校三年生。文字通り神を殺す事以外何も出来ない。

容易は人型の時は黒髪のショート。ちょっと髪がツンツンしてる。

怪人の時は魔王の様な風貌になる。

制服を着るのが嫌で髑髏や迷彩のTシャツを着ている。パンツは制服。

災害と審判が同居した天使。キルエル。天使。生徒会にも所属している。高校二年生。

158cm 56s B92(G)W59 H86
金髪のミドルヘアに緑の瞳 白と黒のゴスロリ風のドレスに白のブーツを履いている
頭には天使の光輪 背中には天使の翼が生えている

死ノ呪詛(しのじゅそう)、蓬莱延命呪詛呪像。

ゴールデンサンドのリーダー。戦闘力はチート揃いの未確認生命体の中でも強い。架空生物が好きで、ユニコーンや鳳凰、麒麟、フェニックス等を飼っている。

普段は温厚。と言うかほぼ仕事しない。意外とフレンドリー。威厳だけは一人前。

以下の主役級の三人がライバル。

学校はいつのまにか昼休みになっている。谷口とフラワーとサラマンデスとスネグーラチカは机を合わせて弁当を食べる。

谷口はクラッカーを鳴らす。

「と言う事で、イエスタデイ・ワンスモアからの引っ越し完了!」

「クラッカーのゴミが弁当に入る。止めろ」

「サラマンデス……もう少しテンション上げろよ!」

「.....煙臭い」

「……何でレギュラーがこんなにテンション低いんだ!俺だって結構無理してるんだよ!」

「まあまあダーリン落ち着きなさい。このフラワーが喜びを分かち合うわ。

ヒロインキャラと親友キャラが同居しているこの私が!」

「でも花だろ。黙ってろ。なるべく最初からグダグダは嫌だ」

「……え?」

サラマンデスはレーズンパンを食べる。

「谷口。そろそろそういう感じの止めて弁当食え。九月はテストがあるからな。準備しろよ」

「赤点のお前に言われたくないわ!赤点製造マシーン!」

「誰がそんな不名誉の異名を名乗るか。俺は武断を纏う竜だぞ」

「武断の意味知ってんのかよ!俺も知らないけど」

「知らないなら聞くな。まあ俺は知っている!武士関連だろ!」

スネグーラチカは冷凍みかんを食べる。

「下僕達。自販機で冷たいコーヒー買ってきて」

「急にパシるなよ……。ちょっと混沌としてるから話を一つにしよう。

とりあえず今後の物語の方針だ。

とにかく長編で必要なのは目的と何でも良いから自分達の組織を創る。この二点だ」

サラマンデスは語る。

「目的は俺は海賊のキングになるとか。七つの竜の玉を集めるとか。何かの大会に優勝とか大まかな目標が無いと駄目と言うのは分かる。それに向かって物語は進むからな」

フラワーは考える。

「そうね、私達はただの友達。組織じゃ無い。これだと目的以前にこいつ等何者?状態よ

とにかく私達を繋ぐ絆!的な箱が必要よ。

海賊とか敵を倒す為に集まった戦士とか変な部活とか」

谷口はコンビニ弁当(のり弁)を食べる。

「……学校の奴全員と友達になる」

「何そのダサい少年漫画的な設定。バカ....?それに貴方そんなアグレッシブ主人公じゃないでしょ」

「何だよ、アグレッシブ主人公って!イキイキ突っ込んでるだろ!」

フラワーはホワイトボードを用意しながら肥料を花の部分で食べる。口の役割は花の部分。

「はい、注目。

主人公には様々な種類がいます。最初はヘタレだけどラスボスあたりで強気になる成長型。アグレッシブで人を引き寄せる強い訳じゃないけど仲間の為に負けられない!って言う感じの王道型。ただ、こういうキャラは説教臭い。別名説教型。そして比較的主人公キャラじゃないけど実は凄い裏がある、もしくはあの伝説の組織のメンバーだった的な最強(憧れ)型。これも説教するね。てか、主人公説教好き過ぎじゃね?

そして谷口が所属している主人公キャラは地味型。うん……大体主人公ってこいつだっけ?って言われるパターン」

「……コメディならそれでいいと思いまーす」

「は?コメディで王道は主人公がボケてボケてボケまくるんだよ。容姿から設定からハチャメチャな感じで騒動を引き起こす。それで物語が完成するんだよ。

それが出来てないから目的だの組織だの考えてるんだよ!」

「……すみません」

「確かに問題は主人公が普通と言う事だな」

「全く、最初からこんな感じで良いのかよ。次回からは派手に行こうぞよ」

「ちょっとキャラ変えたんだけど.....行こうぞよって」

「うるさい!もう今回は終わり!皆様応援宜しくお願います。もう4千字になっちゃう……」

第0話 非日常達の日常 完

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Re: 非日常達は日常に同居する ( No.30 )
日時: 2017/03/06 17:43
名前: 翌檜

第二十八話 恋愛革命!

谷口の相手は朱雀(すざく)。

朱雀。異名、炎帝(えんてい)。大きな赤い鳥の姿。火を操る。

「……一番最初からこんな化け物相手にするのかよ!」

白狼は谷口の元へ行く。

「今の君じゃ朱雀には勝てないな。筋肉の付き具合で分かる。

だから殺される寸前にギブアップをすれば良い」

「殺される寸前にギブアップをするほど余裕ないんだけど。

と言うかそんな勝てないとか初対面で言われるとイライラするんだけど。

あれだよね。ネットで凄い馴れ馴れしい奴とかいるよね。あれ、大嫌いだから。敬語で話せや。たまにいるんだよ。情報モラルが無さ過ぎ。まあ他にも色々あるけど……」

「何の話をしている?」

「まあまあ。それより、朱雀に勝つ方法とか無いのか?」

「とりあえず、闘技場には武器や防具が揃ってる。それを取って守るしかないな」

「……成程」

「ピコピコハンマーからロケットランチャーまであるからまあ頑張れ」

一方、キルエルは闘技場内で缶コーヒーを買う。

「随分高いですね〜......後で観客からカツアゲしますか......♪」

すると、砂金がキルエルの前に現れる。

「お前、何してんだ?」

「どうして此処が分かったんですか?もしかしてストーカーだったりしません......?どんだけ私の事好きなんですか♪」

「俺には彼女がいるって言ってんだろ。お前もよく知ってるだろ。彼女が最近勘違いし始めてな。お前がそんな事言うからだぞ」

「こっちだって彼氏に勘違いされながらもこうやってボケてるんです。真面目に解釈しないで下さい♪」

「で?闘技場のしっぽは掴めたか?」

「私はプライベートで来てるので」

「……情けないな。俺は仕事の依頼でアンダーファクトリーの裏側を調べてるって言うのに」

「どうしてですか?」

「教頭の芥川って奴が最近おかしな動きをしてるってミディアム校長からの指令だ」

「それよりデートしませんか?闘技場デート」

「馬鹿言うな。仕事以外でお前と会いたく無いんだよ」

キルエルは矢を砂金に向ける。

「お前いっつも俺の事殺そうとするよな?意味分からんねぇよ」

「......私は貴方の事を殺したいくらい大好きなだけですよ♪」

「ヤンデレかよ。俺の好きなタイプ、ヤンデレなんだよな……」

「......」

砂金はキルエルを見る。

「ちょ、ちょっと何ですか?彼女いるんですよね?何で私の事見るんですか?こっち見ないで下さいよ。気持ち悪い」

「……少しは俺の気持ちが分かったか」

「は?え?い、意味分かりませんけど!もう行きますね!この小説はコメディなんです!ラブロマンスじゃないんです!砂金さん今度会ったら本気で殺しますよ?」

キルエルはその場を去る。

「……気持ち悪いか……ちょっと困らせてやろうと思っただけなんだがな……」

砂金はオレンジジュースを買う。

「……お、安いな」

キルエルは遠くから砂金に向かって光の矢を向ける。

「やっぱり私を舐めてますね。何が困らせてやるですか。私は貴方を殺したいだけなんですよ。そう、絶望した顔、苦しむ顔、その中で見せる笑顔が見たいだけです。

貴方が負け犬として私の前で無様に頭を地面に叩きつけて命を救う事を願う。

その時の為に私は貴方を......笑いながら殺すんです♪」

すると、キルエルは谷口と朱雀た戦っている試合を見る。

「谷口の事を忘れてました。主人公なのに」

谷口は鍋とおたまを持ちながら朱雀に対抗する。

「無理無理無理。何で砂金がラブコメディみたいな事してる時に俺は殺し合いをしなきゃダメなんだよ!」

「ギェァアアアァアァアア!!!」

朱雀は火を吹きながら翼で風を起こし火力を強くし闘技場を燃やす。

「他の武器や防具は燃えてるし、金属の武器は熱くて持てない……ヤバい死んじゃうって」

砂金とキルエルは谷口を見る。

「言い忘れてたけどお前も仕事しろよ……」

「それより谷口が戦ってますよ〜......何でだと思いますかね〜?」

「芥川と関係あるかもしれないな」」

谷口は砂金とキルエルに助けを求める。

「助けて!死ぬって!何、呑気に缶コーヒーとオレンジジュース飲んでんだよ!オレンジジュースって何だよ!餓鬼かよ!」

「何でそうなるんだよ。オレンジジュースは子供も大人も楽しめる飲み物だろうが」

「好きなおにぎりの具はツナマヨ。飲み物はオレンジジュース。トマト嫌い。唐揚げ大好き。

小学生ですか......?後、牛乳が好きでしたよね?赤ちゃんですか?」

「黙れっ……違う。俺はロックと仁義が好きな……」

「そんなやりとりどうでも良いから助けてって!」

「ギブアップすれば良いだろ」

「そうか……!」

谷口はギブアップ宣言をする。

スネグーラチカとサラマンデスは白狼を見る。

「覗きなんて趣味が悪いな」

「張り込みと言いなさい。ほら牛乳とアンパンよ」

「俺達は警察では無いんだからそんな張り込みにベタな食べ物を用意しなくても……。まあアンパンは美味しいから頂くが」

「奴の弱点を握れば私達は最強よ!」

「……これコメディだよな?」

白狼は二人を睨む。

「バレたわ!行きなさい!下僕!」

「誰が下僕だ!」

「ちょっと待ってひゃっくりが......」

「どのタイミングでひゃっくりが出るんだ?」

白狼は呟く。

「お前達も芥川によって此処に連れてこられたのか?」

「お前達も……?」

「俺も元は別の地域にあるアンダーファクトリー出身だったが恋人にさせられ此処でモンスターとして売られた身だ。

買ってくれたのがエミュと言う未確認生命体で良い奴だったから良かったが……。普通ならモンスターは奴隷の様に扱われ、地獄の様な生活を見る。

そして地底人はある条件を俺達に叩きつけた。

通算6666勝すれば此処からの解放。

明らかに俺達をナメている条件。

だが俺はそれを達成する事で外に出たいんだ」

「......」

「……お前も俺と同じ出身の出とはな。どこかで会った事があるかもしれないな」

「お前もアンダーファクトリー出身だったか」

「……俺は外の世界に出て失った物をもう一度取り戻すんだ」

そして一週間が過ぎて。

谷口はギブアップを全ての試合で宣言し、観客からは臆病者と言う異名を付けられる。

フラワーは花のフリをして試合を時間切れまで持ち込む。その為、フラワーは姿を見せない事、誰も花が相手とは思わない事から透明人間と呼ばれる。

スネグーラチカは全勝。朱雀も撃破している。

サラマンデスも全勝。白狼と引き分けている。

白狼は芥川に呼ばれる。

「次で6666勝だ。勝ったら此処から解放してやる」

「……相手は」

「君にとって、随分楽な相手だ。

谷口と言う男を殺せ」

「……時間切れやギブアップでは駄目なんですか?」

「観客も彼には随分イライラしてきたモノだ。私も彼を殺さないといけない理由があってね。

言っておくが時間切れやギブアップでも6666勝しても解放はしてやれない」

「約束が違うぞ!」

「それを承知でお前は此処まで来たんだろ。

条件出すだけでもマシと思え。ゴミクズ」

「……」

「こっちは同胞ボコボコにされて殺意芽生えてんだよ」

白狼はその場を去る。

「終わったら次はあの三人か……全員奴隷に落としてやるよ」

谷口は砂金と話す。

「砂金……」

「次の相手、白狼らしいな。どうせギブアップするんだろ?」

「……今日で最後だからな」

「だが俺の調査によれば白狼はお前を殺さない限り自由はやってこないらしい。

芥川がお前をどうしても死んでもらいたいみたいだな」

「……そうなのか」

「逃げるのか?」

「言っておくがこんな見世物に逃げるもクソもねぇよ。

全部が仁義で固まってる訳じゃないんだよ。分かったか」

「……ならどうするんだ?」

「どっちも死なねえよ。いや、向こうは死ぬ気無いんだろうけど。

死ぬのは腐ったこの場所だけだ」

「……お前」

谷口は闘技場へ出る。

白狼は構える。

「許せ。谷口」

「……」

すると、人間達が闘技場を壊しながらやってくる。

砂金は呟く。

「恋人達のクーデター……奴等はわずか一週間でクーデターを企んでやがった」

スネグーラチカとサラマンデスとフラワーは人間達と未確認生命体と連れて闘技場を破壊し始める。

「武器は武器庫から調達した。

ピコピコハンマーからロケットランチャーまで。

そりゃ大量にあった……」

「そうか。大量の武器で……地底人を」

「さて、潰そうか。偉そうに蜘蛛の糸を垂らした芥川を。お前ごとぎが蜘蛛の糸垂らすんじゃねえよ」

「……」

芥川は逃げ出す。

白狼は芥川を即座に抜かす。

「さらば!」

芥川は殺される。

スネグーラチカとサラマンデスとフラワーは谷口の元へ行く。

「終わったか……」

「さて帰るか」

「......やっぱバトル物って楽しいわね!」

「あれ?飼い主のエミュは?トイレ?」

キルエルは暴れる。

「お前勝手に何してんだよ!」

「楽しいですね♪もっともっと強い奴、来て下さいよ〜!」

「まあ今日くらいは良いか……俺も楽しむとしよう」

砂金は怪人に変化して暴れる。

一方、真上のスーパーでは安藤が倒れていた。

安藤は今の今まで、一人でレジ打ち、品出し、値引きシール貼り等を行っていた。

「……誰か……来て」

第二十八話 ラバーズクーデター〜恋人達は革命を起こし新しい出会いを探す〜 完

Re: 非日常達は日常に同居する ( No.31 )
日時: 2017/03/07 17:05
名前: 翌檜

第二十九話 自宅籠城

蓬莱延命呪祖呪像は自分の家で一人座っていた。

「あれ?俺……出番無くない?」

蓬莱延命呪祖呪像はパソコンを開き、小説を見る。

「ほら、俺の出番少ないって。ちょっと待ってよ。何で?俺、そこそこ個性はあるはず。

霊犀のバーチャル○ーイを未だに返してないから?」

すると、蓬莱延命呪祖呪像はある所をクリックすると謎のメッセージが現れる。

「何だ!?」

内容は、これを見た貴方は貴方の一番大切な人が一年後に死にます。これを回避したかったらこのページを4枚以上……。

蓬莱延命呪祖呪像は内容の上の部分だけを見て発狂する。

「一番大切な人が死ぬっ!?うぇええええええ!!

何でパソコンにこんな呪いがかけられてんだよ!

ネット社会怖っ!

ちょ、神社で厄払いしないと!

でも神社に行くとご主人にパシられるからな〜」

すると、一人の男性が家にやってくる。

「あっ……校長」

「入るぞ」

校長の名はミディアム。強面で実際かなり強い。サングラスが好き。紫のスーツを好む。

「コーヒーです」

「俺は今日客として来てるんじゃないんだがな」

「……な、何でしょうか」

「知らねえのか。お前等の部下が芥川を始めとする地底人の温床、アンダーファクトリーを崩壊させやがった」

「あんだーふぁくとりー?

ああ、宇摩アンダーグラウンドですか?」

「それは地下施設のテーマパークだ」

「宇摩アンダーグラウンドはあるのかよ……」

「俺は教育委員会、PTAから責任取らされそうなんだよ。

芥川が死んだ事で芥川の裏の部分がマスコミに暴露されちまってよ。

地下で人間を違法労働してたってな。

恐らく地下にいた人間達がマスコミに垂れこんだんだろうよ。

んで、問題は芥川は行方不明になってる事よ。

芥川が生きていればそいつに全ての責任を押し込めば良かったがそうもいかねえ。

んで、俺が辞職する事をPTAが望んでいやがる」

「……」

「其処で俺からお前に依頼だ。

俺を守れ。

報酬なんてもんは無いからな。お前等の部下が引き起こした騒動だからな」

「嘘っ!?待ってくれって……守るって誰から?」

「見ろ。あそこのタクシーを。あれはPTAだ」

「ただのおっさんですけど……。それにPTAだからなんですか!?」

「黙れ。PTAの戦闘力を舐めるんじゃない。世界三大秘密警察。FBI、CIA、PTAだろうが」

「何処の知識だよ。秘密警察でも無い気がしますけどね。それにPTAは警察じゃないって……」

「それに教育委員会。いや、狂育委員会が俺の命を狙っているはずだ。お前はこの家と学校を使って俺を守れ」

「家と学校?」

「ああ、こんな時の為にお前の家には緊急口があって学校と繋がるトンネルがある」

「そんなの勝手に造るなよ!と言うかだったらその緊急口使って下さいって!何で玄関から普通に来てるんだよ!」

「ただ暗い中でサングラスは転んで服が汚れるのが嫌だからな」

「意味無い!それより、何で校長の命を?」

「そりゃ……ケジメだよ」

「ヤクザかよ!PTAと教育委員会、ケジメ取る為にドンパチするのかよ……そっちの方が問題じゃないか……主婦がエンコ詰めろとか叫ぶんだろ?ヤバいって」

蓬莱延命呪祖呪像は外を見る。

すると宇摩高校普通科の高校生達がサッカーボールを蹴りながら道路で遊ぶ。ミディアムは隠れる。

「生徒も勿論敵だ。恐らくサッカーボールは爆弾。気を付けろ!」

「何で子供達は爆弾で遊んでるんだよ……」

「PTAの子供達は過酷な試練を日々受けているらしい。

鋭い観察力は人間とは比べ物にならない。

足跡、匂い、移動距離、様々な成分を分析し俺の居場所を突き止めようとするだろう」

「……PTA、警察よりも優秀過ぎないか?」

すると、安藤がトボトボと歩く。

「ああ……スーパーの店長クビになっちゃった。

これで元情報屋、元もんじゃ屋、元キャンプの達人、元人気ユーチューバーに続いて元スーパーの店長になっちゃったッス。

今度は何探そうッスね……仕事」

ミディアムは安藤を分析する。

「見ろ。あれも敵だ」

「あれはただのニートでしょ……」

「自宅警備員がこんな所にいる訳が無い。恐らくPTAに雇われた自宅警備員。

自宅以外の距離から出ないが自宅以内の距離に入った生命体全てを察知出来る能力を持つ。

つまり自分の縄張りを増やす気はないが自分の縄張りを奪おうとするモノを徹底的に刈り取る。

奴の距離に入るな」

「……この分だと会社員もかなり特殊能力を持っている設定になるんだけど……」

すると、マシロがインターホンを押す。

「誰だ……敵か?」

「違いますって。確か、宇摩高校普通科一年生のマシロと言う女性です。優秀な生徒ですよ」

「家に入れろ。PTAを返り打ちにする方法を考えてもらう」

マシロは家に入る。

「あの依頼をしてほしくで来たんですけど」

「どういうご用件で?」

「同じ高校の谷口省吾と言う人物の動向です。最近、家に帰って来てないんですよ」

「ほほう……」

「誰かの女の家に転がるなんて事はしない人ですし……」

「恐らくPTAに捕縛されたんだろうな……。その後、拷問地獄を……」

「何でだよ。校長のPTAのイメージどうなってんだよ……」

「PTAですか。それでは私の全勢力を尽くして潰しましょうか」

「何で?何言ってんだよ?」

道路にはサラマンデスと西園寺がいた。

「お前、まだ追試してんのかよ……」

「アンダーファクトリーで一週間学校に来て無かったからな」

「そう言えば不如帰ってどうなったんだっけ」

「途中で見たいアニメがあるらしく帰ったな。陰陽師シスターズ」

マシロは構える。

「あいつらが谷口を売ったのね」

「違うって。何で勘違いしかしないんだよ!」

次にスネグーラチカがメイドのイカナートと話す。

「今までどこに行ってたんですか。お父様が激おこでしたよ」

「ちょっと短気なのよね〜」

「まさか……彼女が……」

「違うから……と言うか谷口を売る理由も無いと思うんだけどな……」

ミディアムは叫ぶ。

「さっきからうるさいんだよ。

お前がPTAだな」

「え〜……え〜……」

「そうね。多分、ゴールデンサンドもPTAよ」

「嘘でしょ……マシロは何でゴールデンサンドの存在を知ってるんだよ。何かPTAの意味確実に変わってるでしょ」

そして数日間、ミディアムは蓬莱延命呪祖呪像の家で過ごす。

「……もう大丈夫だと思いますけど」

「教育委員会め……俺が外に出た途端に襲うはずだ」

その後、ニュースで校長が失踪した為に警察が捜索に出る。校長は地下の緊急口で発見。学校と繋がっていた家の主を重要参考人として捜索するも重要参考人が失踪。校長は何者かに誘拐されたと告白。

なんやかんやで芥川の件は流され、校長は辞職せずに済む。

蓬莱延命呪祖呪像は家を捨て、落ち着くまで学校の地下室で暮らす。

「……俺ばっかりこんな目に……前に登場した時は電柱に顔ぶつけてたし……」

第二十九話 自宅籠城 完

Re: 非日常達は日常に同居する ( No.32 )
日時: 2017/03/08 19:30
名前: 翌檜

第三十話 パンドラボックスは冷凍保存装置の中に

秘密が暴くのは好奇心。秘密を守るのは羞恥心。秘密を産ませるのは欲望。秘密を育てるのが希望。秘密は最も人間らしくなれる玉手箱。秘密はパンドラボックス。

谷口は奇妙な夢を見る。

女神っぽい女性と谷口は何も無い世界で話す。

「貴方は……運命の子よ」

「ぼ、ぼぼぼくが運命の子?な、何言ってんの?ぼくがそんな訳無いじゃん。もう怖いよ……帰って良い?」

「成程、成長系主人公ね。最初は弱いんだけど戦闘を重ねる度に自信を持つ様になるんだね。あ、でもそういう系は人気出ないとただただうざいだけで終わるのよ。

つまり、打ち切りでは無くクライマックスでギャップを全面に出さないと……。

まあ最後までそのキャラ貫き通すならそれで面白いかもしれないけどね」

「おいおい、俺がそんな男に見えるか?ほれっ!」

谷口は女神っぽい女性の胸を揉む。女神は叫びながら谷口を殴る。

「スケベ系主人公ね。別に構わないけど、全体の雰囲気が軽くなる感じ。あえて、軽くしたいなら是非お勧め出来るけど、使いどころは大切よ。後、かなりギャップを出さないと人気は出ないわ。

つまり普段かなり二枚目で性格もカッコイイけどスケベな部分もある。これを書き切るのはかなり難しいわね。バランスとか」

「……それで俺が運命の子って?」

「これは……何系主人公?」

「いや、そうじゃなくて……運命の子って」

「ああ、貴方はプレイヤー系主人公ね」

「は?」

「選択肢だけ喋って、後はサブキャラに会話を任せるって言う無口キャラ。ゲームで多いかも。

でも、小説で……このキャラって……。シュールは基礎が出来て無いとつまらないわよ。基礎が出来てこそシュール」

「この場面がシュールなんだよ……」

「次は何系主人公?底無しに明るい王道系?それとも最強系?」

「落ち着けって……」

「私は全ての主人公を見守ってきた女神!

全ての主人公は運命の子なのよ!

大体、運命の子とか言っとけばカッコよくなるのよ!」

「何?どうした?」

「ヘイヘイ。大体、主人公はフッフー。作者の思いを代弁しがち〜」

「ああ……この小説とかもそうだけど自分の考えを俺に言わせ過ぎだよな。後、他のキャラクターもそうだけど。

基礎出来なきゃシュールはつまらないとか。

それに対して俺は凡人の戯言だろって言うけど。

自虐ネタに頼ったら、駄目じゃん。それが持ち味になるなら分かるけど、ボケの逃避はマジで見苦しい」

「分かったわよ。この自己満足討論。終焉!はい起きて!」

谷口はその夢をスネグーラチカに伝える。

「......何?谷口って自分の事主人公だと思ってたの?」

「……」

「うめえ棒氷味買ってきて」

「あ、はい。

じゃなくて、俺の夢信じてないだろ」

「......谷口は話盛る癖あるから」

「違うって。全部本当の話だって」

「夢が本当かどうかなんて分からないわよ。

てか何?成長系とかスケベ系とか」

「多分あれだな。俺はキャラを変えたいんだな。

心の底では葛藤してるんだよ」

「それは分かるけど」

「分かるのかよ……。そんな事無いとか言えよ!」

「分かったわよ。運命の子」

「……絶対信じてないだろ!」

「どれもこれもあれもそれもぜーんぶ嘘つきなのよ!谷口!この清き心を持つ私が教えても良いわよ」

「良いよ、別に……」

「私だから良いけど将来、どうするのよ。ほら、嘘ついて信頼無くすじゃない」

「嘘じゃないんだけどな〜」

サラマンデスは谷口に向かう。

「運命の子。掃除するぞ」

「運命の子はあれじゃん……夢なんだから設定とか良いじゃん……。本当に運命の子かもしれないじゃん!」

「じゃんじゃんじゃんうるさいな」

フラワーはサラマンデスとフラワーを呼ぶ。

「ちょっと待って!

あれじゃね?

谷口のキャラ補正だよ、きっと」

「どう言う事?」

「つまり、谷口の秘密。パンドラボックスだ」

「……そう言えば谷口の事、何も分かって無いな俺達」

「そう、遂に谷口の過去を開く時が来た訳よ。マシロって言う過去キャラも出て来た事だからきっとそうだ。

でも大体秘密は闇系。

まあ、辛い過去って事だ」

「それじゃ開けるのは迷惑じゃない?」

「違う違う。その逆だ。

その過去と俺達と一緒に向きあう事が出来れば感動シーンと共に俺達の結束も固くなり、物語としては一番と言っても良いくらい重要な場面&感動の場面が起こり、この物語がよりよくなるはず。

だから秘密を暴こうぜ」

「秘密の内容は?」

「そんなのどうでも良いんだよ。秘密ってだけで適当に慰めれば問題無し」

「それで良いのかよ……」

「秘密の謎の鍵はやはり、運命の子と言う単語」

「......本当に特別な存在になるのかな?谷口って」

スネグーラチカは怒る。

「私を差し置いてそんなプレミアム感満載のキャラになるのは嫌よ!

谷口が無個性なのは分かるんだけど、私が先に大きなパンドラボックスを持つべきよ!

谷口の持つパンドラボックスなんてびっくり箱より価値無いわ!

別に箱の中身が玩具の箱をわざわざ開きたくないんだから!フンッ!」

「しかし実際運命の子だった場合……。ふう……ざっくりしすぎて良く分からないがとにかく運命の子で良いんだな……」

スネグーラチカは谷口を見る。

「あんたなんかが運命の子な訳無いんだからっ!」

スネグーラチカはどこかへ行く。

「夢の話をどこまで引っ張ってるんだ?運命の子な訳が無いだろ……」

スネグーラチカは屋上へ行く。

「運命の子......秘密......パンドラボックス......」

どこの探偵かと言わんばかりにスネグーラチカは考える。

「やはり彼はセヴェルト・オースツジ。

無敵と言う言葉は彼の為にあると言える程の未確認生命体。

全ての陰謀には彼が関わっていると言われる程の究極生命体。

でも谷口がそんな人物に見えないわ。

それに谷口をそんな悪党と疑うのは......」

スネグーラチカは谷口達の元へ戻る。

谷口は一人、メモを書く。

「やっぱ……盛りすぎたか。主人公のくだりはカットして……女神はもう少し巨乳設定にしよう。んー、マシロに話す内容はこれで良いか。

あ、後、疑われた時にいきなり叫ぶから最初に喉飴舐めておこう……」

「......え?」

「……これ、皆に内緒にしてくれるか?」

スネグーラチカはメモ帳を凍らせる。

「ちょっと待って!もう12月中旬!メモ帳どうするんだよ!」

「黙りなさい!本当に私がその根性叩き直してあげる!」

メモ帳は冷凍保存される。

パンドラボックスは冷凍保存装置の中に 完

Re: 非日常達は日常に同居する ( No.33 )
日時: 2017/03/09 17:29
名前: 翌檜

第三十一話 ファーストキスに味なんて無い。口臭しかしない。

谷口は雪が積もった町を見る。

「おおっ。積ってる。なんて歩きにくいんだ……」

谷口はツルツル滑る地面とシャーベット状でビチャビチャになっている道路と染み出る靴の居心地の悪さを感じながら学校へ行く。

「子供の頃は雪が降って喜んでたけど今はもう嫌だな……」

谷口は教室に入るとスネグーラチカがニヤニヤしている。

「どうした?」

「もうすぐクリスマスなのよ。私の時代!」

「ああ……お父さんサンタさんだもんな」

スネグーラチカの父はジェド・マロースと言うサンタと思われる生命体。収入は宝くじ一等分くらいと言う大富豪。一日しか働いていない様に見えるが、全世界のサンタに指示をする監督。地域の文化を理解しなければいけない。

「......ここの地域はサンタを信じていない宗教者が多い。だから無視じゃ。無視」

「はい、悪い子ですね」

「ああ、代わりになまはげでも呼んでおけ」

「な、なまはげ?」

「おいおい、そんな固くなるなって。大体、俺の言う事は冗談だから。気楽に気楽に」

「は、はい」

「とりあえず、悪い子には渡さないでね。あ、後、飽く迄も両親がサンタのフリをした感じのサンタパターンで。

本物のサンタパターンもありだけど、両親から最近不法侵入者扱いされるらしいんで」

「全くサンタは例外ですよ。わざわざプレゼントを与えてやってるのに」

「駄目駄目。上から目線だとサンタの伝統すぐに途切れちゃう。ここは人間様に貢献するサービス精神を見せないと。私の仕事が無くなっちゃう」

スネグーラチカはクリスマスを考える。谷口は呟く。

「でもクリスマスの予定なんて無いんだよな……。安いローストビーフをスーパーで買うくらいしかしてない……」

サラマンデスとフラワーも参加する。

「分かるぞ。普段と変わらな過ぎて悲しくなるんだよ」

「あらら、可哀想ね〜?」

「フラワーもどうせ予定無いだろ」

「一人二役で頑張るのよ。

私と男でも女にでもなれるから!

男の状態で愛を告白し、女の状態で愛を囁けばこれはこれで良いでしょ!」

「……何言ってんだよ。訳分からない事言って……」

「......ちょっとちょっと!私の時代にそんな辛気臭い事しないでよ!」

「クリスマスは不如帰とゲームでもするか……」

「寂しすぎでしょ......」

すると、安藤が現れる。

「安藤さん……!学校関係者以外は立ち入り禁止でっせ」

「良いッスね。青春。どうせ聖夜が性夜で幸せ感じてるッスね。ファーストキスの味なんてただの幻想ッス!

もうね、俺、嫌になったんッス。

店長クビにされて、また河川敷生活。

あれ?俺、情報屋キャラで頑張ろうと思ってたのに。

何で、不遇な扱い受けるッスか。

だからもう一度花火打ち上げるッス。

人気ユーチューバーだった頃に。

そう、血のクリスマスにしてやるッスよ。

トラウマ級の花火を打ち上げてやるッ!」

西園寺は安藤を見る。

「部外者は消えて下さいよ……面倒だな。クリスマスなんて予定が無きゃ、金払ってムフフな所で色々慰めてもらえよ。俺は毎年そうしてるぞ」

「おい、学校で何言ってんだよ!」

「クリスマスは人を不幸にする行事ッスよ……いつも、一人なら平気なのにクリスマスになるとやけに寂しいッスよ……。ねえ?スネグーラチカ」

「......し、知らないわよ!」

「親父がサンタなのに知らないのか!?

恐らく、クリスマスはスネグーラチカとお父さんがこの世界に創りだした幻想だ。

良い子にしていればプレゼントがタダで貰えると言う甘い考えが俺は気に入らないな」

「単にクリスマスに予定が無いから当たってるだけでしょ!

でも、クリスマスが必ずしも幸せにする行事じゃない事は分かったわ!

私とお父様が思っているのとは違う方向にクリスマスが進み始めている......」

「そこまで深く考えなくても良いだろ……いや自分達が提示した議論だけど」

「まあまあ、クリスマスイベントは必ずこの小説にあるから」

「フラワーには来ないけどね......」

「ええ?何?え?何で?私だって色々、恋愛フラグを……」

西園寺は安藤を連れる。

「ほら、行くぞ。クリスマスはまだまだ先だ。その五日後には元日だ。

はい、それでも俺達は生きて行かないと駄目なんだよ」

「カッコ良い感じにまとめないで下さいッス!

ちょっと!え?どこに連れて行かれるの?」

「不法侵入で警察に突き出す。良かったな。河川敷以外に住みかが出来たぞ」

「ええ?待てよ!おい!嘘!」

谷口は呟く。

「と、とりあえず、クリスマスはあまり気にしない方向で……」

「クリスマスイベントすっぽかし!?」

「私の時代が......」

第三十一話 ファーストキスに味なんて無い。口臭しかしない。 完

Re: 非日常達は日常に同居する ( No.34 )
日時: 2017/03/10 18:54
名前: 翌檜

第三十二話 カウントダウン

谷口はこたつでテレビを見る。

「今日は……大晦日だな。あれ?本当にクリスマスはやらないんだ……」

谷口の隣にはエミュとサーメルティと白狼がいた。

「何でお前等がいるんだよ……」

「ちょっと待てみゅ。エミュ達の出番が少ないみゅ」

「そうよ☆」

「久しぶりだな。友よ」

「白狼……地底人は大丈夫なのか?」

「ミュ〜!この前折角久々に出演したのにエキストラ並に酷い扱いだったみゅ!」

「しょうがないだろ……正直言うともっとエミュは関わる予定だったけどモンスター設定を考えるのが楽しくなってエミュの事忘れてたんだから」

「ミュ!許せないミュ!第四の壁殴って作者にエミュの歌を聞かせてやるミュ!」

「それより何でお前等はここにいるんだよ……」

「重大発表があるからみゅ。まあ来年になったら話すみゅ」

「年越し蕎麦とかは自分で買えよ」

「それより〜私、男の部屋に入ったの初めてな・ん・だ・よ・ね!」

「……いや流石に異性として意識は出来ない」

「全く大晦日に異性と過ごしながらそれは無いよ〜」

「そうだけどな〜……ん?来年になったらって12時まで此処にいるのかよ。終電過ぎるぞ」

「そ、そうだったみゅ!」

「まあ別にどうでも良いんだけどな。重大発表とか言ってしょうもない事だろ」

白狼は重大発表をする。

「ん?もうするのか?」

「ああ。

なんと、我々本格的にバンドをする事になった」

「……どう言う事?」

「今までは趣味でバンドをやってたけど高校卒業してからも音楽活動を始める事にするの〜よ〜!」

「ミュージシャンになるって事か?おいおい……」

「名前はアニマルピクシーウルフだみゅ!略称はアピーウみゅ!」

「あるよな〜。長いタイトルつけておいて公式から略称提示するとか。最初からアピーウで良いだろうが」

白狼はドラム、サーメルティはトランペット、エミュはギター兼ボーカル。

「ベースとかもっと色々……」

「うるさいみゅ。大晦日に結成した我等、アピーウ!

曲もいっぱい創ったみゅ。

一曲目は……」

「歌うのかよ……近所迷惑だから小さめで頼むね」

「タイトルは桜色ポスターだみゅ。

サビだけ歌うみゅ」

エミュは歌う。

「僕の掲示板を何度貼り替えれば君がいるポスターに変わるんだろうか。

君が好きな桜のポスターを張っても君は桜の傍にいない〜」

「……なんか、A○Bっぽいな……いや素人目から見てね」

「いやいやロックだみゅ」

「どこがだよっ!」

「次、歌うみゅ」

「まだあるのか……どうせ誰かの曲に影響受けて似たような曲しか書いてないんだろ?

素人バンドあるあるね。

別に尊敬するのは良いけど、曲調、歌詞とか真似するとパクリだと思われるから。

あれ?小説あるあるでもある気が……」

「どうでも良いミュ!次の歌行くみゅ。

タイトルはカオスパレード!

サビだけ歌うみゅ。

カオスパレード!混沌としたスクランブル交差点に私達は立つの!

フッフー。オーイエ。フギャー。

ああ、私は今(ここから語り始める)……」

「……素人が初めて書いたアイドルの曲みたい……論外だろ……」

「違うって。ロックにゅ」

「嘘だろ。お前ロック聞いた事無いな」

「あるにゅ!失礼ミュ!」

白狼は呟く。

「ロックってあれだろ。

世界を変えてやるぜー!うおー!ロックンロール!って世界を変えるどころかただ叫ぶだけの空っぽの歌だろ……?」

「それは本当のロックを知らな過ぎなんだよ。何で大晦日にロックを語らないと駄目なんだよ。俺もそんなにロック知らないし」

「それじゃ谷口、歌ってよ〜仮でも軽音楽部でしょうが」

「まあ、今年一回くらいしか来て無かったからな……」

谷口はギターを持って歌う。

「聞いてくれ。白霧(しろきり)。俺はお前の事がめちゃくちゃ好きで。飛び出る汗と血と何かが煮えたぎり、お前の事を抱きたくて。でもちょっと恥ずかしい。ヒアッ。もう駄目なんや。ビチャビチャで……」

「……あ〜うん……」

「お、俺もロック分からねえや。イケイケでノリノリな歌しか歌えねえ」

「それは果たしてイケイケでノリノリの歌なのか……?」

「でも、次の考えている曲の参考にするみゅ」

「駄目だろ!テーマが無さ過ぎ!頑張れよ!」

「こんな歌詞はどうよ。ヒアッ。ビチャビチャ。もう煮えたぎり、何か恥ずかしい。抱きたくて。飛び出る白き……」

「本当に音楽で食って行けるのか?音楽ナメ過ぎじゃないか?素人から見てもアピーウなんて売れねえよ」

「なら映画とセットで売り込むみゅ。

これならヒット間違いなしだみゅ。映画が良ければ歌が駄目でも売れるみゅ〜」

「歌と映画が凄いから売れるんだよ。むしろ片方駄目だったら全部駄目になるんだ!畜生!なんで大晦日にこんな事言わないと駄目なんだよ!

もっと大晦日っぽい事しろよ!」

「あ、年越えたみゅ。ハッピーニューイヤーだみゅ!」

「……終電も無くなっちゃったじゃん!」

「このまま朝までライブだみゅ!

次のタイトルはカウントダウン」

「絶対それ、年越し直前に歌う予定だった曲だろ」

こうして元旦に続く。

第三十二話 カウントダウン 完
 

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