複雑・ファジー小説

フライトドクターストーリーズ
日時: 2017/04/30 09:29
名前: Rain

プロローグ
救命救急センター。
それは、命を救う最後の砦。
そして、救命救急の攻めの切り札、ドクターヘリ。
出動要請から離陸まで3分。
時速200kmの機動力。
この物語は、命を救うために戦い続ける人々を描いたものである。

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Re: フライトドクターストーリーズ ( No.41 )
日時: 2017/06/06 17:02
名前: Rain

5.緊急搬送
今日も、救命救急センターは忙しい。
ドクター達はそこらじゅうを駆け回り、ナース達もそこらじゅうを駆け回っている。
赤川はセンター内を縦横無尽に駆け回り、きららはそのあとを追って駆け回る。
「よくあの人についていけるなぁ。」
杉野が尊敬の眼差しを向ける。
「なかなか体力ありますよね。」
若松が軽く笑いながら答えた。
「赤川先生、いろいろせっかちだよな〜。何回待ち合わせにおいてかれたことか。」
「杉野先生が時間にルーズすぎるんですよ。3時待ち合わせなのにどうしたら3時半に来るんですか。」
「名古屋時間や、名古屋時間。」
「ここは名古屋じゃありません。」
若松がぴしゃりと言った。
「冷たいなあ、秋ちゃん。」
「下の名前で呼ばないで下さい!」
少し顔を赤らめる若松。
そのとき。
プルルルルッ!
平和な二人の会話を断ち切るように、ホットラインがなった。
二人の目の前を赤川ときららが横切る。
「最初からエンジン全開やないか。」
「私達も初療室で受け入れ準備、しますよ。」
初療室には、いつもより緊迫した雰囲気が流れていた。

Re: フライトドクターストーリーズ ( No.42 )
日時: 2017/06/23 18:57
名前: 月兎

サボるなしレイン?(威圧)
俺がきてやったぜい!

Re: フライトドクターストーリーズ ( No.43 )
日時: 2017/06/26 18:56
名前: Rain

さ、サボってなんかないのぜー。
話しの展開が思い付かないだけなのぜー。

Re: フライトドクターストーリーズ ( No.44 )
日時: 2017/07/01 20:29
名前: Rain

初療室には、患者の状態を書き留める、ホワイトボードがある。ドクターとナースはそれを見て、治療法などを考えるのだ。
若松と杉野もそれを見ていた。が、二人の様子がおかしい。
いつもなら、さっと見て用意に移るのに、二人はホワイトボードをまじまじと見つめていた。
杉野にいたっては、頬をものすごい勢いでつねっている。
「意識レベル・・・三百・・・?」
若松がやっと声を発する。
ホワイトボードにはこう書いてあった。
『患者 1才 女児
 意識レベル300
 2mほどの高さから転落、顔面強打
 消防本部からの要請』
 

Re: フライトドクターストーリーズ ( No.45 )
日時: 2017/07/02 11:47
名前: Rain

なんのこったい、と思う方もいるだろう。
しかし、これはかなりの重症例である。
意識レベル300というのは、一番状態が悪い。
耳元で大声で叫んでも、顔面をなぐっても反応しないのだ。
さらに、消防本部からの要請ときたものだから、また重症度合いが高いと見える。
普通、ドクターヘリ要請は現場の救急隊が患者の状態を見て、要請するものだ。しかし、通報を受けた時点で消防本部がドクターヘリを要する重症だと判断した場合、救急車の出動と同時に、ドクターヘリ要請を行うこともある。
従って、今回はかなり緊急性が高いと見てとれる。

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