複雑・ファジー小説

スクィージー・デイズ
日時: 2018/01/23 16:16
名前: レミオロォメェン (ID: /LylQYeE)

いつものパン屋を横切る。
快晴な上、気圧も低く、これといって風も吹かず、嫌いな感じの天候だった。足も進まない気がする。冬だというのに、この暖かな気候が気に食わないのは、俺くらいのものかもしれない。

学校生活も残りわずかになった。今日は2月15日。連日のテストも終了し、卒業も無事決まり、あとは卒業式を残すだけの高校生活となった。今歩いているこの道も、1か月後にはもう歩かない。4月からは福岡を離れ、東京の大学に行く。しかしこの道路や街並みに対して何か情があるかと言われれば、これっぽっちもないに等しい。誰かと通った思い出もない。ただの道路に過ぎない。

学校に着くころには、曇天になっていた。雲が多くなり、そろそろ雨も降ってきそうだった。校舎に入り、階段を上がる。少し廊下を歩いた先にある教室にある、一つの後ろのほうにある座席に座り、カバンからスマホを取り出すと、ネットニュースに目を通していった。

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Re: スクィージー・デイズ ( No.1 )
日時: 2018/01/23 16:21
名前: レミオロォメェン (ID: /LylQYeE)

2週間後、3月1日。
今日で高校生も終わりを迎える。
週末だが、朝ということで、人の全く通らないいつもの学校へ続く道を歩いた。この黒い学ランも今日で着るのも最後。しかしこの学ランを着て、何かを成し得たこともないから、そこまでの情も道と同様にうっすらとしていた。そんな奴が卒業式で感動もできるはずがない。

そんな言葉に出来ないうやむやな気持ちのまま、卒業式は始まった。

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