複雑・ファジー小説

H・T・S・Sに生きる
日時: 2018/02/22 19:40
名前: 梶原明生  

H・T・S・Sとは何か。紐解くとこれは小説と言うよりも私、梶原明生の赤裸々な自史と、平成29年、2017年11月5日に神からの啓示を受けた(と言うより単なる閃きですが。汗)このシステムの構築を描いた物語です。この題名は「Held Taktiken Spirituell System 」であり、読みはヘルド タクティケン スピリチュアル システムです。英訳だとわかりやすいのは、「ヒーロータクティカルスピリチュアルシステム」和訳すると「英雄的戦術信心体系」になります。これだと「何のこっちゃ」になるので、英訳の方がまだわかりやすい(言いやすい)かも知れません。要は「(メタル)ヒーロー活動を中心にその補助となるマイルドな特殊部隊トレーニングや空手拳法の鍛錬を取り入れ、その上にスピリチュアル(自分が信心してきた神仏思想等)な精神を加えていくみたいな体系(システム)。」なことです。決して怪しい宗教ではありません。現に、超神精仮面戦士キャバンとして、青い金属スーツで街の自警活動を約8年に渡って行ってきました。(00レンタル掲示板に掲示中)また、このシステムは、スピリチュアル部分をどけて行っても構いません。(ある程度の倫理観あるなら)さぁ、小説として自史としての梶原明生ワールドへようこそ。

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Re: H・T・S・Sに生きる ( No.17 )
日時: 2018/06/05 00:07
名前: 梶原明生

「2007年 8月16日仏丘山」

いつもの山から行き先を変えて、「仏丘山」を目指した。第ニの耐久行軍場所になるか確かめるためだった。JR沿いにあるこの山は、市が主催するトレッキング大会の場所にもなると聞いていた。夜遅くに駅につくと、民間服のまま田舎町を抜けて山を目指さなければならない。15キロの荷物が肩に食い込むが、あまりぼやぼやできない。何せ町を抜けないと山に着かないからだ。途中夏祭り中のグラウンド横を歩きながら、目立たないように左側を歩く。(グラウンドは右側)しかし…地図と事前情報と早速食い違った。民家は途中なくなっているはずなのに、実際は整備された民家街が並んでいたのだ。「地図だけで現地はわからない」とはよく聞く話だが、まさにそれだった。夏祭りの囃子と雰囲気に癒やされながらも、焦りと緊迫感も同時に襲ってくる。「行くしかない。」そう奮い立たせて担ぎ直した。幸い都会と違って、早寝なのか、「シーン」と静まり返っていて、誰にも遭遇しなかった。「決して怪しい者では御座いません。」と現地人に遭遇して説明しても信じてもらえるか不安だった。勿論耐久行軍と戦闘訓練が目的だが、15キロのベルゲンリュック担いで夜中来る人間を果たしてそう思うだろうか。とは言え、何とかやり過ごし、山に到着。ベルゲンを下ろして迷彩服と戦闘ベストに着替え、ライトに暗視ゴーグルを準備していざ山中へ。ここで暗視ゴーグルとライトの使い分けについて、経験則から書きたいと思う。耐久行軍はあくまで特殊部隊と同じく「隠密行動」、ライトに頼るとこちらの位置を知られかねない。しかし、危険は最小限抑えなければはらないので、「危ない」と感じた時の前方確認周囲確認等のためにライトが必要だ。ただし短時間に限る。(例外もあるが)これを交互に使い分ける。さて、話を戻す。暫く歩いていると、鉄橋に着いた。辺りは虫だらけで、唯一コンクリートの土台だけは寄り付いていなかったので、そこで遅い晩飯にした。高さ160センチくらいで、ベルゲンリュックを投げかけてから自衛隊の障害走みたく、よじ登った。コンロを出し、いつものごとく温めていると、ふと前方に光るものを見た。「何だろう…」不思議に思って小型双眼鏡をベストのポケットから出した。なんと、町を隔てたその向こうの街中の灯りも重なって光っていたのだ。ほんの小休止の中で見つけた感動。夜景に感銘持てないカップルは大概、オシャレして楽して車とか…続く

Re: H・T・S・Sに生きる ( No.18 )
日時: 2018/06/06 18:08
名前: 梶原明生  

…交通機関を利用して現地に行き、「どうだい この夜景」なんて言われても感動も何もない。それもそのはずだ。苦しい思いしてやっと自分の力で登って初めて「感動の夜景」が手に入るのだ。かつて某番組で九州が生んだ人気アイドル指原莉乃氏が「夜景やイルミネーション見たって何も感動しません」と言っていたが、それもそのはず。感動スイッチが入る苦行が抜けてるからだ。余談だが、彼女の出身中学は近くにあり、(王子中学校だと聞いた)知り合いの母校でもある。そんなわけで食事しながら夜景を堪能した後、さっさと片付け。仏丘山頂上を目指した。22:00に湧き水立屋に到着。手を合わせて感謝の祈りを捧げてから湧き水を少々いただく。冷たい天然水が行軍の渇きを癒やしてくれた。しかし問題が発生したのはこの後だ。地図とコンパス片手に西側を目指すのだが、どんなに軌道修正しても東側を歩いてしまう。やがて狭いコンクリート橋を渡るのだが、コンパスは東側を指している。「あれ、おかしいな。合ってるはずなんだが…」仕方なく湧き水まで戻り、再度歩くがまたコンクリート橋に。こんな道の迷い方は初めてだ。三度繰り返したら時刻は午前03:00。後1時間で田舎町の起きる時間だ。こんな格好で遭遇したら大変。やむなく断念せざるおえなかった。04:30に駅に到着。まだ駅員さんすらいない駅の待合い室で始発を待つしかなかった。結果的にこの「仏丘山」は耐久行軍の候補地としては消えた。しかし、いい経験をさせてもらったと今も感謝している。06:10、民間服に待合い室で既に着替えていた自分は、登山客のフリで始発列車に乗り、一路観光街のある駅を目指した。その近くに記念公園があることを知っていたので、そこで朝食。体力錬成して汗だくになると、時刻は朝09:00を回っていた。いつも行く温泉へ、駅のロッカーにベルゲンを預けて向かう。疲れが癒やされる湯に浸かってから帰宅。そしてグターッと布団に入ってしまうわけだ。と、ここまで耐久行軍話ばかりだったが、次の年からついに運命的な出会いとヒーロー活動が始まる。…次回 「2008年 1月9日ヒーロー始動」に続く。

Re: H・T・S・Sに生きる ( No.19 )
日時: 2018/06/24 16:31
名前: 梶原明生

「2008年 1月9日ヒーロー活動始動」                                                                      この日仕事帰りに家の勝手口から入ると、テーブルの上に一通の手紙が届いていた。いつも購入している「シティ情報台解」のプレゼントコーナーに応募していたため、初めて当たったのだ。今でもそのチケットは記念に保管しているが、まさか偶然にしてはあまりにストライクなタイミングで「幸山ドーム ヒーロー2008」の招待チケットが当たったのでびっくりした。これがなかったらまだヒーロー活動に躊躇していたかもしれない。「神々のお導きに違いない。」そう思い、早速今度の休日の「1月12日〜13日」に白田市に向かった。白田はこの地方の最大都市で、自分には馴染みがあった。好きな都市の一つだ。12日白田駅に到着するも、地下鉄、バスを乗り継いでも夕方の閉館時刻に間に合わずに、仕方なく白田市内に戻ってネットカフェで一夜を過ごし、翌日10:00の開館に間に合わせた。多くの人が並ぶ中、初めてのヒーロー達との御対面。メタルヒーローまではなかったものの、憧れのスカイライダー、スーパー1等々往年のヒーロースーツがズラリと並んでいて圧巻だった。単にマネキンにスーツと仮面を着させただけの展覧会とはいえ、実際に撮影に使用されたものなだけに、涙が出そうになった。そして迎えた生まれて初めてのヒーローショー。この時自分の中である決意が芽生える。「そうだ。かねてから頭で計画していたヒーロースーツでの自警活動を始動させよう。これも何かのお告げ、そして縁だ。」やがてショーは終わり、閉館時刻が迫った。意気揚々として会場を出た俺。台解市に帰ってから、早速昔デザインしていたヒーロー作画を引っ張り出し、ヒーロースーツの製作に乗り出したのだ。・・・次回「超神精仮面戦士キャバン デビュー」に続く。     

Re: H・T・S・Sに生きる ( No.20 )
日時: 2018/07/07 12:15
名前: 梶原明生  

「超神精仮面戦士キャバン デビュー」

2009年 1月28(水)。いよいよキャバンスーツ制作が終わった。相変わらず青と銀と水色を基調とした、ヒーロースーツだ。 全編ステンレス板にしたかったが、予算の都合上やむなくポリプロピレン板にした。しかし我ながら いい作りだ。それらを専用バッグに入れて用意し 、いざ出陣。公園の片隅で着替えはじめた。しかしここでまたしてもトラブル。なかなか着づらい。そうこうしているうちに幼稚園児の集団が…「うわっ、ヒーローだ。」「格好いいよっ」と口々に言われ、思わずポーズを取ると一気に盛り上がった 。さながら憧れたヒーローショーばりのアクションを見せると、割れんばかりの拍手が。まさか初日からこんなサプライズがあろうとは思ってもみなかった。幸先いいスタートで、「よし、やる気が出たぞ 。」 と息巻き、街を練り歩いた。保育園前に来た時は ガラス越しに園児達が寄ってきて、ついアクションを見せてしまった。保母さん方、すみませんでした。しかしこうして超神精仮面戦士キャバンの見回り自警活動は始まったのだった。… 続く。

Re: H・T・S・Sに生きる ( No.21 )
日時: 2018/07/11 09:37
名前: 梶原明生  

2009年2月4日
シティ情報台解事務所前。青と水色と銀に配色されたキャバンが立っていた。「 よし、行くぞ。」深呼吸して自動ドアの前に立ち、早速受け付けに向かった。メガネをはめたラフなスタイルの女性が「え …」と一瞬固まった表情になった。 「○○さーん。」すぐに編集部の男性陣を呼ぶ。「噂のあの方ですよ。」そう事務員が言うと、開口一番「おおっ、すげー。」と言った三人が現れた。シャツにネクタイに社員証を首から下げた編集部の面々だ。「超神精仮面戦士キャバン参上いたしました。シティ情報台解さんに一言ご挨拶をと参った次第。蒼き水郷の戦士とも申します。」口上を述べると拍手をいただき、誠に感動したしだい。そして専用席に案内していただき、自警活動していること、ヒーローショーをいずれやりたいことなど語りながら 写真撮影。来月号に載せていただくことになった。しかしここで粋な計らいが…「生意気な後輩がいるんです。退治してもらっていいですか。」と申し出てくれた。迷った挙げ句、この頃覚えたての日本拳法の波動拳をやってみた。軽く当てただけなのに、大袈裟に吹っ飛んでくれる後輩さん。しかしその時、 気になることを 言われた。「お、意外と本格的な動きだな。」と、波動拳に関心を持たれたこと。「何故わかる。もしやこの人も手練れか。」何て想像しつつ 、最後に別れの挨拶 をしてその場を去った。
…続く。

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