複雑・ファジー小説

生きる意味を失った君へ
日時: 2018/03/30 17:28
名前: 麗楓@tgnrdzkam (ID: XOD8NPcM)



 『生きる意味を失った君へ』
 封筒の宛名に丁寧な文字で書かれていた。中を覗くと小さな紙切れと手描きの地図が入っている。
 『律(りつ)、単刀直入に聞きたい』
 "律"は私の名前である。私は何かを期待するように、徐々に目を下へ向けた。


 『君は何故生きている?』


 「......は?」
 何故って......知らんわそんなの。むしろ私が知りたい。
 頭の整理が追い付かない。文章は続いていた。
 『もし分からないなら、地図に書かれた道筋通り歩いてみなさい。そうすれば』






 『そこは生きる意味を教えてくれる場所に辿り着く』




おはこんにちばんわー。麗楓です。
先のことを考えないまま投稿してしまった...。


あてんしょん↓
・更新遅い。
・語彙力無い
・説明下手
・北海道弁等に注意!
・若干R15程度の性的表現、同性愛描写に注意!
※別に同性愛の小説なわけではない。

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Re: 生きる意味を失った君へ ( No.1 )
日時: 2018/04/08 18:12
名前: 麗楓@tgnrdzkam (ID: XOD8NPcM)

今日はエイプリルフールですね。
春休みの課題が終わらない(汗)
私に嘘をついている暇など無かったのだ...。
いきなり凄い展開だなぁ。



 地図に書かれていた場所は、学校から少し離れているところだった。大体歩いて30分くらいだろう。バスで行けば15分で着くが、ちょうど良い時間のバスが無かった。さすが田舎である。
 私は歩きながら先程の言葉の意味を考えていた。


 『君は何故生きている?』


 とても単純な質問である。だが私はすぐに答えを見つけることが出来ない。大体何故そんなことを聞く?
 こんな高校生が、平々凡々の生活を送っている私が、そんな意味を考えているわけがないじゃん。じゃあ、あなたは何で生きているのって聞き返したいわ。
 大体誰が私宛に書いたのか、まぁ何となく分かるが......。



 着いた場所は年期の入った喫茶店だった。今にも崩れそうだから入りたくない。じーっと店先を見つめていると、中からモップを持った女性が出てきた。慌てて走って逃げようとした時、


 「......あなた、小遊鳥(たかなし)律(りつ)さん?」


 3歩歩いて2歩下がる。え?と顔を見上げた瞬間、女性の顔がパアッと晴れやかになった。

 「あなた、やっぱり律さんでしょ〜」

 まだ何も言っていないにも関わらず、モップと一緒に手を強く握られた。いや本人と言えば本人なのだが......。

 「いや、その」

 「話は聞いているわ。上がって〜」

 何も言えないまま、そのまま店内へとお邪魔する。老若男女問わず客が入っていて、和やかな雰囲気を客の表情や匂いから感じられた。誰もがここで静かな時間を過ごしているようだ。



 「あたしは橘(たちばな)瑠璃(るり)。よろしくね〜」

 大学生ぐらいだろうか。身だしなみを整えている綺麗な女性、という印象が強い。そして最後の方を伸ばす癖が気になる。

 「小遊鳥律です。えっと話って誰から......」

 「ああ、真千田(まちだ)さんからだよ〜」

 「やっぱり真千田先生か」

 「ん〜知り合いとか〜?」

 「学校の」

 「あ、ごめんモップ戻してくるね〜」

 「今!?」



 カウンターに橘さんがグラスを2つ手にして戻ってきた。

 「アイスココアとオレンジジュースどっちが良い〜?」

 「アイスココアで。あの、お値段って......」

 「あ〜いいのいいの。今日は特別、ね?」

 はい、と頷いてグラスを受けとる。どうしても橘さんに聞きたいことがあった。

 「真千田先生は私の高校の現代文の先生です。橘さんは真千田先生とどういった関係なんですか?」

 「橘さんなんて固いよ〜。"ルーリン"って呼んで〜」

 「無理です」

 「即答っ」

 「それより」

 「私と真千田さんの関係か〜。大したことじゃないよ」

 橘さんは10数える前にオレンジジュースを飲み干す。え、さっきまでのオレンジジュースはどこへ消えた?
 クスッと笑って彼女は答えた。




 「あたし先生のセフレだったんだ」

 艶やかな唇から発せられた言葉。私は何も言い返せなかった。



 だって私と先生は教師と生徒の関係だし。


 だって先生は私のこと、何とも思ってないし。


 だって私は先生に自分の気持ちを伝えたことはないし。


 だって、だって、だって、だって......。


 「......っ......!」

 溢れだす涙を私は必死に掌で掬い上げる。涙の粒は大きくて、掌から溢れだした粒はポロポロとスカートの上に落ちた。


 だって私は、この人と先生の関係をとやかく言う資格は無いでしょう?


 そうして私は先程の言葉を思い出した。




 1.「君は何故生きている?」

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