複雑・ファジー小説

誰タイミング
日時: 2019/01/12 22:52
名前: rurv

女の子のお話です。くそメンヘラの集まりかもしれないですが、世の男の子にも読んで頂きたい。下手ですが。

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Re: 誰タイミング ( No.1 )
日時: 2019/01/13 22:48
名前: rurv

心臓が冷たくなるし、手汗は止まらない。携帯(スマホ)は手放せないけど。脇汗がじわじわと、焦りに拍車をかける。問題なのは、LINEが返ってこないのに、Instagramがオンラインになっていること。

「茉莉花、顔色悪いね」
「え?いや?そんなんじゃないし」
「…まだ何も言ってないけど」

そうだわ、すまん。と相野茉莉花は言って、また携帯と向き合ったままでいる。

「柳田がどうかしたの?」
「…蓮まじウザい」

茉莉花の一言を聞いた、大矢燐はため息をついた。

「そんなさー、直ぐに返されたらウザイって、LINEなんて」
「私は嫌なの」

そうだよ。茉莉花にこの慰め方は効かないどころか逆効果。茉莉花は元々猫目なのに、眉間にシワが寄っているせいでますます怖い。

「昨日も、LINEこなかった」
「夜?」
「うん」
「でも付き合ってるわけじゃないんでしょ?」
「蓮なら、色んな女の子と電話とかLINEとかデートとかしてる」
「確証は?」
「カン」
「当てになるの、それ」
「人間の大体の嫌な予感は的中するよね?」
「考えすぎだから」
「だって22時きっかりにLINE来なくなるのおかしくない?」
「その時間はインスタなんじゃないの?」

こうなると埒が明かない。茉莉花は不安と蓮が他の女に取られてるのではという、失恋に近い形を常日頃経験しているので、いつも情緒不安定。それに対し燐は、楽観的主義が明るみに出過ぎた、相手に寄り添う概念のないアドバイス。両者がぶつかると収集がつかない。

「私は蓮が部活で忙しいのわかってるから、これでも我慢できるようになったの」
「ただの我慢大会じゃん」
「は?うざ!」
「他の女の子と我慢大会で戦ってるだけだよそんなの」
「燐は自分が上手くいってるからって、他人のことはどうでもいいんでしょ」

教室での文句のぶつけ合い(しかも女子同士で)は、ちょっと響いている。女子は2人を心配そうに見ている。また?燐も茉莉花もなんでいつも一緒にいるのに喧嘩ばっかするんだろ?まぁあの二人面白いよね、嫌いじゃない。2人を奇妙に思う人間は多数いるが、茉莉花にはそのような余裕はないのであった。


Re: 誰タイミング ( No.2 )
日時: 2019/01/14 10:00
名前: rurv

柳田蓮は天性の可愛がられ体質だが、非童貞。野球部の正捕手ということでモテる。捕手はモテる。体格が良いのに、目鼻立ちがぱっちりしていて(母と姉に似たらしい)、坊主。私服のときはいつもキャップを被っている。

「蓮!」
「茉莉花、久しぶり」

待ち合わせ場所の改札口で蓮を見つけた茉莉花は蓮に駆け寄った。茉莉花はよく見ると、茉莉花の兄であり自分(蓮)の野球部の先輩にちょっと似ている。

「私お昼食べてない」
「なんか食べよ」

茉莉花はとにかく蓮が自分のためにオフ日を使ってくれたことが嬉しくてたまらなかった。Instagramでの、蓮からのDMの誤送で茉莉花と蓮は話すようになった。そのうち電話もして、1回会って、今日が半月ぶりの2回目。茉莉花の2つ上の兄が、蓮のいる野球部で甲子園に行ったので、茉莉花は半ば兄のつながりの感覚でフォローしていた。

「髪伸びてきたね」
「もうすぐ秋季大会始まるからまた剃る」

キャップを被り直したとき、微妙に伸びたダサい短髪が目に入ったのだ。

「伊吹さん元気?」
「むこうの大学行ったらめっちゃイキってる」

伊吹とは茉莉花の兄である。地方の大学にスポーツ推薦で入学した。日差しだけは残暑が残りつつも、風は少し肌寒いのでトレーナー1枚か半袖に何か羽織るものがあると良い天気だった。茉莉花は男ウケというものが、意外にもボーイッシュであることを知り、新しく買ったデニムのショートパンツにお小遣い2ヶ月分のスニーカーを履いている。蓮は、茉莉花を素直に可愛いと思う。化粧はちょっと濃いけど。そして茉莉花自身、いつも燐と毒を吐き合いながら行動を共にしているのに、かなりしおらしくなっている。

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