二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- カゲプロ小説【路上ストリーム】
- 日時: 2013/01/01 15:46
- 名前: 鴉 (ID: 9Bc2st4M)
うぇるかむ!!
目次
おきゃくさま
お知らせ
Page:1 2
- Re: カゲプロ小説【路上ストリーム】 ( No.2 )
- 日時: 2013/01/01 16:00
- 名前: 鴉 (ID: 9Bc2st4M)
第一話
煩い、誰だろう。
久しぶりに見た悪夢、思い出したくなかった過去。捨て去った俺。そんなものがいきなり襲ってきたんだ。助けて欲しいと叫んでも、全て消えてしまったんだ。
「ゼロ?どうしたんだ。」「キド?なんでもないよ。」
心配そうに声をかけてくれる君も、いつかは消えちゃうんだ。そう思うと大切に大切にしたくなる。この、一瞬一秒を無駄にしてはいけない。怖いんだ。消えていってしまうのが。消して、しまうのが。
「朝からどうしたんだ。なんか悪い夢でも見たか?」
「久しぶりに、ね。ちょっと今日はなんかありそうだな。」
「大丈夫大丈夫〜。そういう時って、大体が外れるからさ〜。」
「そうっすよ。さぁ、今日も明るくいきましょう!」
その言葉も、嘘か真かわからない。きっと、どこかで狂ってしまったんだ。そして、狂わせてしまったんだ。
「・・・信じられないよ。もう、」
- Re: カゲプロ小説【路上ストリーム】 ( No.3 )
- 日時: 2013/01/01 16:05
- 名前: 鴉 (ID: 9Bc2st4M)
きゃらくたー
オリ
・千錠 零(センジョウ レイ)
あだ名・ゼロ
性格・なかなか人を信じない。というか信じられない。
容姿・黒髪黒目。白のパーカーに銀のヘッドフォン。お菓子常備。
能力・『目を抉る』つまり失明。しかし能力を使うのをやめれば治る
自分の能力が憎く、目を取ろうとしたこともある。しかしみんなに止められやめる。
その他・キドがほっとけない。とにかく危なっかしいと思っている。
- Re: カゲプロ小説【路上ストリーム】 ( No.4 )
- 日時: 2013/01/01 16:18
- 名前: 鴉 (ID: 9Bc2st4M)
第二話
ちょっと、昔の話をしましょう。
___どんなの?
___はやくはなしてよ!
あるところに、幸せな家族が暮らしていました。とても幸せな家族でした。
___ありきたりだね。
___どうせふこうがおとずれるんでしょ?
そう、どの話もみんな予定調和。不幸も悪も、みーんな最後には和解するか倒されるか。でもね、これは違うの。
___えー、なに?
___どうなるの?
これはね、悪が体に住みつくの。ずーっと死んでも取り付いているの。神様はそんな彼を見放して、新しいおもちゃを作ろうとしていた。
___そのこは、「しっぱいさく」?
そう。ちょうどあなた達と同じくらいよ。化け物に嫌われた化物が、人間に好かれようと思ったの。
___で、どうなったの?
でも本当は、それは外から見た自分自身だった。みんなからどう思われているのか、そういう疑問が積み重なってできた、「もう一つの自分」
彼はそれに気がつかないまま、自分を憎みながら、傷つけながら、苦しみながら死んでいった。
____こわーい。
人間って、案外そんなものよ。みんな、気がつかないだけ。そう、みんなみんなみんな。あのこだって、可笑しいわけじゃない。気がつかなかった周りの方がおかしいのよ。それで命を絶つなんて。おかしいの。求めていたのと違うお話が出来ちゃったの。これじゃあ面白くない。予定調和以外のお話をたくさん作らなくちゃいけないの。予定調和のお話は、汚いわ。野蛮だわ。黒い、ドロドロした物語よ。
こんなの、間違っているのよ。
- Re: カゲプロ小説【路上ストリーム】 ( No.5 )
- 日時: 2013/01/05 21:48
- 名前: 鴉 (ID: 9Bc2st4M)
第三話
「ゼロ、まだ怒ってるの?」
「怒ってない。」
こんにちは。今現在僕の前にいる人物は、怒ってもいないのに仏頂面。何考えているか、この人だけはわからない。
怒っていないのなら、もっと笑ってよ。そう言ったって華麗にスルーするから言わないでおく。僕が言っても、きっと聞きやしないから。だから冷やかすようにぐるぐる回りながら声をかけているだけ。
まるで火に近づきながら、入るか入らないかの境目で旋回している虫のようだ。
『ゼロ』って呼ばれたいのかどうかもわからない。
零だから0。だからゼロ。ただそれだけ。僕がそう呼んでいたらいつの間にか定着したようだ。否定も、肯定もしないで何がいいんだか。この人には何か目的があるのか。
「あっちへ行って。」
「無理なお願いかな。」
その瞬間、目の前が真っ暗になる。少し調子に乗りすぎたか。
「煩い、煩い、煩い!!早く行けよ、早く、俺から離れろよ・・・。何で、何で俺に構うの?こんな俺をかまって楽しいの?無力な俺のどこが?離れないと、離れないと・・・」
そこで彼の言葉が聞き取れなくなった。なにかブツブツ言っているみたいだ。しかし、すぐにはっと戻って、
「ゴメン、ごめん、自分でも何がなんだかわからなくなってたんだ。能力、使っちゃってごめんね。本当に、なんで俺がこんなの持って生まれてきちゃったんだろうね。大丈夫?見えるようになった?後遺症とか残ったらほんとごめんね。」
ごめんの連発。このギャップが面白い。
「おい、何遊んでるんだ。」
「いやぁごめんごめんキド。キドを取り残して話してたから拗ねたの?可愛いねキdガツッちょ、痛い痛い痛い!」
「誰が拗ねただって・・・?」
「ごめんってばぁぁあああ!!」
ごめんって、とっても軽い謝罪の仕方だよね。
口から出まかせとともに出てくるよ。
それを分かって使っているの、ねぇ。
- Re: カゲプロ小説【路上ストリーム】 ( No.6 )
- 日時: 2013/03/18 17:52
- 名前: 鴉 (ID: 9Bc2st4M)
- 参照: 受験で禁止くらってました。
第四話
「ゼロ・・・。これ、なんだかわかるか?」
キドに呼ばれて、パソコンの画面を覗き込む。機械関係が得意ではないのに何故読んだんだと文句を言おうとしたが、その画面を見て戦慄する。
『シンアイナルメカクシダンノ皆様え
凸然のメール失礼いたすます。日本語とかにわ慣れていないので少々変なところがありますが、ふざけてわいないです。多めに見てください。
コノタビわ、私たちの独断と偏見で貴方がたお私たちのgameに招待することになりました。
理由わ本人がよく知っていると思いになります。
難しくありません。めんどくさいです。命の保証わ致します。
Alice』
「なあ、知ってるか・・?」
「知ってるよ・・・・。」
そう言ってまた毛布にくるまった。マリーが「大丈夫?」と声をかけてくれたので「うん」と返しておく。
俺のせいだ。
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