二次創作小説(旧・映像)

ポケモンストーリー ハートゴールド編
日時: 2016/10/23 17:00
名前: たくと七星

 また、お会いします。たくと七星です。これまでスマブラの小説を書いてきましたが、今回から、再びポケモンの小説を書いていこうと思います。今回は「ポケットモンスター 金銀」のリメイク版、「ハートゴールド、ソウルシルバー」を題材とした作品です。


<今作の概要>


・初の男の子主人公に挑戦
 前作、ブラック編、ダイヤモンド編と女の子を主人公として来ましたが、今回は初となる男の子の主人公に挑戦しようと思います。


・憎めないキャラにして行きたいと思います
 主人公の性格は昔の昭和のアニメの主人公をイメージして書いていこうと思っています。やんちゃでおバカでお調子者だけれども芯はしっかりしていて決めるときは決める、そんなキャラにしていこうと思います。


・ジムリーダーが旅のお供に
 今作ではジムリーダーを旅のお供として登場させます。これはアニメの設定でジムリーダーの一人を仲間にして出してみたいと思っていたので今作で書いてみたいと思っていました。もちろん、ただいるだけの存在にはさせず、先輩としてサポートしたり、アドバイスをしたりフォローをしてあげたり、共闘したりしていくのでそれらを見ていただけたらと思います。



・今作でのポケモンの新能力
 今作ではバトルにちょっとした工夫を入れてみました。登場するポケモンがちょっとした芸当を持っていたり変わった戦術をしてきたりするのでよろしく見ていただけたらと思っています。


・後半からオリジナル要素を展開
 前半、中盤は普通に原作沿いになりますが後半からは実際のゲームではなかった要素を追加していこうと思っています。それは何かはまだ伏せておきます。


 以上が本作の概要です。明るい主人公とジムリーダーの二人旅、色んな人たちとの出会い、脅威となるライバルの出現など、時にシリアス、時にはギャグも、そしてクスリとさせられたりするそんな話に出来ればと思いつつ連載していきますのでよろしくお願いします。


<主要人物紹介>


・ヒビキ
 本作の主人公、ワカバタウン出身の少年。デザインは原作「ハートゴールド、ソウルシルバー」と同じ。研究所に届いた自分あての差出人不明のタマゴからワニノコが孵ったことで冒険の旅にでる。おバカでお調子者だが、決して諦めない強い心を持った熱血漢。意外としっかりした所もあり、義理堅い一方、激昂したり感情が高ぶると江戸っ子口調になってしまうことがある。


・ツクシ
 ヒビキが出会うことになるむし使いの少年。偶然ヒビキと出会い、彼と仲良しになって一緒に行動することになる。しっかり者でヒビキのボケに鋭いツッコミを浴びせたり、先輩としてトレーナーとしてのあり方をサポートしたりする。研究家を目指しており、ウツギ博士には尊敬の念を抱いている。


・レイ
 ヒビキ達の前に現れた、赤髪に切れ長の目をした少年。冷徹な性格でポケモンは強ければいいと考えている。至るところでヒビキ達と出会うが弱者とみなして相手にしない態度をとることが多いが・・・本作でのヒビキの生涯の壁。


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Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.192 )
日時: 2019/04/02 20:44
名前: たくと七星

第30話「雅なる決戦!激突、おねえはん!」パート7

ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中?)、オオタチ、オニドリル、ゴローニャ、メタモン、デンジュモク


 その後も玉を弾ませる動きは続いた。二人だけで仲良くバレーボールを楽しんでいるようにも見える。するとメガデンリュウは足で蹴って飛ばして来た。
 オーダイルがそれを掴んで投げ飛ばそうとしたが、メガデンリュウが歩み寄って来た。何をする気だと警戒するオーダイルだが、メガデンリュウは攻撃はせず、玉を取るとそうじゃないと首を横に振って玉を再び蹴った。
 蹴り返してほしいのか。オーダイルが蹴るとまた蹴り返して来た。すると台座から次々とポケモン達が上がって来た。
「な、どうなってんだ?」
 ヒビキとオーダイルが戸惑っている。メガデンリュウが違うポケモンに玉を飛ばした。飛んで来た玉をキレイハナがクルンと縦に回って蹴り、次にプリン、クサイハナ、ラフレシア、ピッピと飛んで行った、さながらポケモン達による蹴鞠大会が開催されているかのようだった。
「あ、あれ、俺達勝負してるんだよな・・・?何か違うような・・・」
「ヒビキはん、少しお時間を取ってもいいでしょか?」
 コチョウがヒビキの肩をポンポンと叩いてお遊びをしようと誘って来た。
「お時間、けど今はバトルの最中だろ?」
「ええ、ですが、もう勝負は着いています。ですから、少し話でもしましょうえ?」
「話?」
 コチョウが手を叩くとサワムラーとカポエラーがやって来てある物を差し出した。それは平たい黒のゲーム機、そして取っ手が三つあるコントローラーが二つあった。
「へ、ゲーム?」
 差し出された物に目を丸くした。まさかゲームをしながら話をする気なのだろうか。
「コチョウさん、これって・・・」
「大分昔にあった電気遊具どす、これで遊びながら、ふふ・・・」
 台座の壁から張り付いた大きなモニターが出て来た、それを繋げると64と叫ぶ声が出て様々なポケモンが出て来てデモ画面になった。
「ポケモンスタジアム、へえ、ポケモンのゲーム何てあるのか?」
 スタートすると何かが表示された。
「あ、あれ、何か必要みたいだぜ」
「そう細かい事は気にせず、さあ」
 構わず進めて対戦モードに入る。
「げげ、とりつかいなのに伝説のポケモンを持ってんのか?!」
「うちはこれで、ヒビキはんもどうです?」
「じゃあ俺もとりつかいで行くぜ!」
 二人ともつりつかいのポケモンを選びバトルが始まった。ヒビキがサンダー、コチョウがファイヤーである。ボタンを押しながら会話を始めた。ラッキー達が膳を二人の前に置いて酌を注いだ。モモンの果汁が入った甘酒である。膳にはオレンのみのあんが入った青い色の饅頭にズリのみの味のかりんとうが置かれていた。
「ヒビキはん、あんさんにお話ししなければならない事があります」
「それって何だ?」
 ヒビキの方を振り向くとコチョウはニコリと微笑んだ。
「ワニノコを立派なオーダイルに育ててくれて、まいこはんを束ねるおねえはんとして、感謝致しますえ」
「オーダイル、どういう事だ?」
 自分のオーダイルとどう関係しているのか、ヒビキは不思議で仕方なかった。
「この勝負はあんさんの力を試すため、そしてあんさんを勝たせるための勝負どす」
「勝たせる、その割には容赦がなかったじゃん」
 ヒビキのサンダーがファイヤーに勝った。
「ふふ、あれはほんのお遊び・・・」
 コチョウのフリーザーがヒビキのサンダーを倒した。
「ヒビキはん、うちらおいらんとまいこはんは、あるポケモンを守護し、正しき人間に授ける役目を代々担ってきました」
「あるポケモン?」
 ヒビキのギャラドスとコチョウのフリーザーが対峙している。
「エンジュシティの塔は知っていますか?」
「ああ、あの焼けた塔だろ?」
「そう、塔で死んだとされる三匹の伝説のポケモン、それを蘇らせたとされる伝説のポケモン、それがこのジョウト地方に古くから伝わるポケモン、ホウオウ・・・」
「ホウオウ?」
「日輪のように輝く虹色の羽を纏いし、ジョウトを美しく照らす・・・うち等はそのホウオウを守り伝えて来ました」
 ヒビキのギャラドスがフリーザーを倒した。
「ホウオウを守護し、そして正しき心を持つ者にホウオウを授ける。それがうち達の役目どす。そして今、コガネシティにあのけったいなポケモンが現れました」
 画面ではギャラドスとプテラが対峙していた。
「あのポケモンは遥か昔にもこのジョウト地方に現れました。そしてこのジョウトに厄災をもたらしました。その時、ホウオウを授かった者がこれを打ち破った、ジョウトに伝わる昔話どす」
 あのアクジキングが昔にも出現したのだとヒビキは知った。
「しかしあのポケモンは再び現れる、そうお告げが来ました。それは遠くはありまへん。災厄をもたらすそのポケモンを祓うため、ホウオウを授けるにふさわしい方を探さねばなりまへん、しかし、ただ探せばいいと言う訳ではありまへん、ポケモンと真摯に向き合える正しいお心を持った方でないと・・・その時、目に入ったのが・・・」
「俺だってって事か?」
「ご名答」
 ゲームでバトルをしながら話を続ける。
「あんさんはホウオウのように日輪の太陽な方。お調子者でやんちゃだけれども情に深く友誼に厚い、この方にならタマゴのポケモンを授けられる・・・」
「じゃあ研究所に届けられたあのタマゴは・・・!」
「そう、うちが研究所の博士はんに差し出したタマゴから生まれたのがあんさんのオーダイル、この子をちゃんと育てられるかどうかを見させてもらいました」
 テレビ画面でギャラドスがプテラを倒してヒビキの勝利となった。
「どう育つのかは検討はつきませんでしたが、あんさんは見事にオーダイルを立派に育ててくださいました。あんさんは粋のいいトレーナー、あんさんならホウオウを授けられます・・・」


続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.193 )
日時: 2019/04/09 21:14
名前: たくと七星

第30話「雅なる決戦!激突、おねえはん!」パート8

ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中?)、オオタチ、オニドリル、ゴローニャ、メタモン、デンジュモク


 そしてポケモン達による蹴鞠大会、デンリュウが玉をポーンと上を上げて蹴り上げると頭上にパワージェムを飛ばした。
「ダイ?!」
 攻撃か、そう思ったオーダイルがみずでっぽうを飛ばしてパワージェムを砕いた。その衝撃で弾も綿のように弾けてしまった。砕けたジャムと綿が辺り一面に雪のように降り注ぎ台座一面に積もっていった。
「あれ?」
 空から何かが落ちている事にヒビキが気付いた。歩いてそれを手に取ると、青い色のクリスタルだった。
「これ、Zクリスタル・・・?」
 するとメガデンリュウが腕を水平にして身をヒビキ達に向けた。
「どういう事なんだよ?」
「ヒビキはん、さあ、最後の攻撃を・・・」
 コチョウがメガデンリュウに攻撃するよう頼んだ。メガデンリュウは一切の素振りも見せず、ただ立っている。ヒビキは悩みながらもハイドロポンプをさせた。攻撃を受けたメガデンリュウは元のデンリュウに戻り、倒れ込んだ。
「!」
 オーダイルの中で、大きくなったのね、坊や・・・。そう聞こえた気がした。
「ヒビキはん、お見事にございました・・・さあ・・・」
 げんきのかたまりを上げてデンリュウを回復させた。
「あんさんは見事にうちとの勝負に勝ちました、先程申し上げたようにホウオウを授けましょう」
「あの、これは?」
「それはミズZのクリスタル、デンリュウのパワージェムの中に仕込ませておきました。これでオーダイルに強い技を出せますえ」
「コチョウさん、そのデンリュウ、オーダイルとはどう言う関係なんだ?」
 他のポケモン達とは違い戦いらしい戦いはせず、どこか遊んでいるような感じ、そして敗けても終始穏やかでオーダイルと何か関係がありそうだった。
「そうでした、このデンリュウ、オーダイルのおかあはんどす」
「え、お、お母さんだって?!」
 ヒビキが驚くとデンリュウがお辞儀をした。歩み寄るとオーダイルの額に自分の額をくっ付けた。
「この子はオーダイルと結ばれまして、タマゴを授かったんです。そして生まれたのが・・・」
「こいつだって事か?」
 ヒビキがオーダイルに指を差すとコチョウはその通りと頷いた。
「そう、この子の産んだタマゴをヒビキはん、あんさんに・・・、どう育つかは解りませんでしたが、本当に立派にしてくださいました。さあ、お膳立ては整いました。ヒビキはん、付いて来てくれまへんか?」
「ここじゃないのか?」
 静かに頷くとまいこはんと取り巻きの童子達、ポケモンを連れてヒビキを案内した。


「ここか?」
「そう、ここどす」
 進む中、ポケモン達が演奏を奏で、童子達が舞ながら行進して辿り着いた。そこはエンジュシティにある関所を通った紅葉の木の先にある塔だった。
「スズのとう、古くからホウオウを呼ぶ場所とされており、うち等は代々この塔を守り奉って来ました」
「へえ」
「さあ、中に入りましょう・・・」
 ポンポンと手を叩くと門の前に無数のアローラコラッタとゴースが現れた。
「門をお開け」
 コチョウが言うとゴースが鉤を取り出してアローラコラッタが仲間に肩車で乗せてもらって鍵穴に鍵を差し込んだ。そして仲間達と共に門を押し開けて通れるようにした。
「こいつら、どこかで見たような気がするんだけど」
「ええ、この子達とはヒビキはんと出会ってますえ」
「じゃあ?!」
 思い出した。そう、初めて会った時、そしてアカネを救出しようとした時、必ず現れたポケモン達、コラッタとゴース達、彼らは主人の命でヒビキ達と戦っていたのだ。
「そう、この子達も塔を守護する者、うちのお仲間どすえ」
「て事はあの時は?」
「はい、全てはあんさんを試すため、そして今腕に着けているZリングを使いこなせる器かどうかを計るためどす」
 腕に着けているZリング、全ては彼女がヒビキがホウオウを授かるにふさわしいのか、それを試すための試練だった。
「綺麗な顔して結構計算高いんだな、あんた」
「ええ、念には念を入れませんと・・・けど、その心配もなくあんさんはZリングを手に入れました。そして見事に使いこなす事も」
 塔の上を目指しながら二人の会話は続いた、そしてその後を追うようにポケモンとまいこはん、童子たちの演奏は続く・・・。

続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.194 )
日時: 2019/04/16 21:01
名前: たくと七星

第30話「雅なる決戦!激突、おねえはん!」パート9

ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、オオタチ、オニドリル、ゴローニャ、メタモン、デンジュモク



「さあ、着きましたえ」
 コチョウ達の後を追い、辿り着いた場所は塔の頂上だった。
「ここは何だ?」
「スズのとうの天辺どす、ホウオウを呼ぶ場所にしてトレーナーにホウオウを授ける場・・・うちらおいらんとまいこはんは親から子、子から孫へとそしてホウオウをトレーナーへ、そしてそのまたトレーナーへと受け継いでいく・・・代々その儀式と伝統を伝え守り続けて来た・・・」
「へえ、昔からずっと続いて来たんだな・・・、じゃああんたの母さんもおいらんだったのか?」
「ふふ、さあ、どうでしょう?」
 クスリと笑ってコチョウは素知らぬふりをした。自身の事についてはあまり語らないこの女性をヒビキは本当に不思議な人だと思っていた。
「さあ、あんさん達、準備はいいどす?」
「はい、おねえはん」
 まいこはんのコモモ、そして童子達が準備は出来たと頷いた。
「では、始めましょう・・・」
 手に持っているスズを持つと、まいこはんと童子達が一斉に踊り出した。コチョウとまいこはん達の持つスズが静かに、そして涼しい音色を奏でていた。童子達は扇子を持って手取り足取り動き、蝶が舞うように踊っていて、ポケモン達がそれぞれの楽器を奏でていた。銀杏の葉が舞い落ち、涼しいそよ風が頬を薙ぎ、清涼感ある鈴の音色が塔の頂上に響いている。
 やがて、頂上に何者かの存在が感じられた。上を見上げると太陽の中で羽ばたいている黒い影がいた。それは徐々に大きくなっていき、遂に姿が明らかになった。虹色に輝く大きなポケモンが現れた。円を描くように羽ばたくと虹が出て来て塔を囲った。
「シャーオオオオ!!!」
 塔の天辺に降り立つと首を上げて大きな声を上げた。翼を広げると虹色に光り輝き、光の粉が美しく降り注いだ。
「こいつが・・・」
「ええ、ホウオウどす、さあ、ヒビキはん、ホウオウと向き合うのです」
 頷くとホウオウの前に立った。
「頼む、力を貸してくれ、ジョウト地方が大変な事になってるんだ。俺は皆を、ジョウトを救いたい!お前の力を貸してくれ!」
 ヒビキの願いををホウオウは静かに聞いていた。しばらく沈黙が続き、ホウオウはヒビキの前でこうべを垂れた。それを見てコチョウはニコリと微笑んだ。
「ヒビキはん、あんさんはホウオウに認められました。これからはあんさんがホウオウのトレーナーどす」
 微笑を浮かべてヒビキがホウオウの新たなパートナーとなった事を祝福した、まいこはんや取り巻きの童子、ポケモン達も歓声を上げて喜んだ。
「コチョウさん、俺、ホウオウに・・・」
「ええ。さあ、お仲間さんの元へ、あんさんの助けを必要としております」
「解った」
 ホウオウに乗せてもらうとデンリュウがやって来た。
「大丈夫、オーダイルはちゃんとやっていける。安心してくれよ、じゃあ行くぜ、皆が待っているコガネシティへ!」
 ホウオウはヒビキを乗せて羽ばたくとコガネシティへと向かって飛び立っていった。それをコチョウとまいこはん達が託すように見届けた・・・。


続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.195 )
日時: 2019/05/07 20:48
名前: たくと七星

第31話「ジョウトの明日を掛けた高い、決戦、アクジキング!」パート1


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、オオタチ、オニドリル、ゴローニャ、メタモン、デンジュモク、ホウオウ


今回の注目ポケモン
・オーダイル
・オオタチ
・ホウオウ
・アクジキング
・レイ



今回の注目ポイント
・アクジキングとの最終決戦
・レイが登場
・レイが新たなビーストを手持ちに
・アローラロコンのその後




 その頃、ジョウト地方では・・・。
「行けえ、オコリザル!」
「ブキーっ!」
 オコリザルがアクジキングにメガトンパンチを振るったが腕を掴まれ転ばされてしまう。ニョロボンが攻撃に出るが腕を触手のように振るってダメージを与えて来る。ツクシのストライクと体力を回復してもらったアカネのミルタンクが腕を掴むが体内放射を食らって吹っ飛ばされてしまった。
 アクジキングがはかいこうせんをストライクとミルタンクに目掛けて吐いたがミカンのハガネールが前に出てこれを防いだ。
 アローラキュウコン、ジュゴン、イノムーがふぶきを飛ばしたがアクジキングは吸い込んで熱戦に変えて放ち、三体に大ダメージを与えた。
「ピジョット、これを使え!」
 ハヤトが蝋燭を投げるとピジョットが羽根を当てて火の矢をアクジキングに放ったがアクジキングは腕をマットの様に広げてこれをガードしてしまった。
「ゲンガー、10まんボルトだ!」
 マツバの指示でゲンガーが10まんボルトを放って広げた腕を破壊した、腕を破壊されるアクジキングだがすぐに修復してしまった。
「ゴース!」
「ゴースゴス!」
 ゴースがアクジキングの口の中に入ってどくガスを吐いて苦しませ、口が開いた瞬間に脱出、更にミナキのマルマインが口内に入り込んで電気を流して怯ませた。そこへスリーパーとゴーストが特大のシャドーボールを生み出してアクジキングに命中させた。
 初戦と比べてダメージを受けているアクジキングだが、口から緩やかに落ちて来る火炎弾を大量に吐いて来た。それをかわしていくジムリーダーのポケモン達だがアクジキングがミズZを発動、スーパーアクアトルネードで水の竜巻を飛ばしてポケモン達を投げ倒していく。
「竜巻が来る?!」
 ミナキ達も巻き込まれて地面に叩き付けられた。多くのポケモン達が倒れ込むが、
「まだまだ!わしのオコリザルはピンピンしておるわ!」
 シジマのオコリザルが走り出した。水耐性が付いているだけあって大きなダメージは受けてはいない、はかいこうせんをラリアットで弾いてきあいパンチを振るって仰け反らせた。からてチョップで追撃して腕を掴んでジャイアントスイングで吹っ飛ばしたがアクジキングはバランスよく着地してホノオZ、ダイナミックフルフレイムを放った。
「守って!」
 ミカンのハガネールが前に出てダイナミックフルフレイムを防いだ。ハガネールは真っ赤に熱したボディに変化していた。熱く燃える体ですてみタックルに出たがアクジキングは熱をものともせずに掴んで投げ飛ばした、そしてブラックホールイクリプスで巨大な球を投げ飛ばして全員に大ダメージを与えた。
「うわああああ!」
 ジムリーダー達、そしてハンサム、リラ、クチナシが巻き込まれて地面にぶつかってしまう。
「く、何て強さだ・・・!」
 ハヤトが膝を付いて苦しそうにしていた。
「ヒビキくん、もう限界になりそう・・・」
「諦めちゃダメよ!」
 ツクシが体力の限界を迎えようとしているとミカンが震わせながらも立ち上がった。
「ヒビキくんだってこの世界のために全力で戦っている、私達も、こんな所で膝を屈する訳にはいかないわ!」
 ミカンに続いてジムリーダー達が、彼等のポケモン達も立ち上がった。
「ピーヒョロロロロロ!」
 すると空から荘厳な鳴き声が聞こえて来た。
「何だ、今のは?」
 ハヤトが何が起きたのかを確認する。
「マツバ、今のはもしかして・・・」
「ああ、見てくれ、空に虹が掛かっている・・・」
 灰色の雲の空に幾つもの虹が掛かっていた。虹は偶然作られたのではなく何かが移動しながら作られていた。
「あれは・・・」
「ヒビキくん!」
 見るとホウオウに乗ったヒビキが手を振っていた。ホウオウがせいなるほのおをアクジキングに放って吹き飛ばした。そして仲間達の前に着地した。
「ヒビキくん、やったんだね!」
「ああ、遅れて悪い、けど、何とかこいつを仲間に出来たぜ!」
 そう言ってホウオウの首を撫でる。
「ああ、これがあのホウオウなんだ・・・!」
「ミナキ?」
 目の前にいる伝説のポケモンにミナキは感動を覚えていた。ジムリーダー達も初めて見る伝説のポケモンに畏敬の念を感じずにはいられなかった。
「コチョウさんの試練を達成したんだね、ヒビキくん」
「ああ、何とかな」
 余裕にサムズアップするヒビキに苦笑いするジムリーダー達だったが緊張感をほぐすにはいい清涼剤だった。
「グワシャアアオオオオ!」 
 アクジキングが炎を取り払って口から液体を吐いて無数の小型の分身を生み出して来た。
「また来たぞ!」
 ミナキが警戒した。
「ヒビキくん、ここは任せて!」
「あいつの事は任せたぞ!」
 ミカン、シジマ達ジムリーダーが分身を食い止める。
「ツクシくん、一緒に戦おうぜ!」
「任せて!」
 ヒビキはオーダイルとオオタチを出した、オーダイル、オオタチ、ホウオウ、ストライクがアクジキングに向かって行った・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.196 )
日時: 2019/05/21 21:01
名前: たくと七星

第31話「ジョウトの明日を掛けた戦い、決戦、アクジキング!」パート2

ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、オオタチ(戦闘中)、オニドリル、ゴローニャ、メタモン、デンジュモク、ホウオウ


「オーダイル、オオタチ、れいとうパンチだ!」
「オー、ダイル!」
「オオタチ!」
 オーダイルとオオタチは拳に冷気を込めて拳を振るって大きな氷の弾を飛ばしたがアクジキングは口を開けて噛み砕いてしまった。そして粉々にした氷をふぶきに変えて口から放った。
「ピョーロロロオ!」
 ホウオウが前に出てねっぷうを飛ばしてふぶきを消した。
「あいつ、やっぱり強い・・・」
「オーダイル、オオタチをハイドロポンプで飛ばすんだ。
 ヒビキの指示でオーダイルはオオタチを両手に乗せると脇腹に構えてハイドロポンプを放ってオオタチを弾の様に発射した。
「タチーっ!」
 オオタチはハイドロポンプの勢いを活かして体をドリルの様に回転させてアクジキングと衝突したがアクジキングは両腕でガードしてしまった。弾かれるもオオタチはすぐにとっしんしてれいとうパンチを放った。
 バランスを崩すアクジキングだが腕を切り離してブーメランの様に飛ばして来た。オーダイルとオオタチがチョップをして叩き落としたが分身体が生まれてしまった。しかしホウオウがだいもんじを飛ばして掃討した。
「ストライク、行け!」
「ストライク!」
 ストライクは前進してアクジキングが体から生やした触手を切断していき、エックス字の衝撃波を飛ばして攻撃した。口を大きく開けるアクジキング、その口の中にある喉にエアカッターを放って喉を切り裂いた。
「ギュルアアアアオオオオオ!」
 口から青い血が溢れて地面にまき散らしていく。腕でモノレールを掴んで投げ飛ばして来た。
「わわ?!」
「やべえ、あんなの食らったらぺしゃんこだ!」
 危うしと思われたがホウオウがじんつうりきでモノレールを浮かせて地面に下ろした。
「サンキュー、ホウオウ!」
 しかしアクジキングは外灯を掴んで槍の様に投げ飛ばして来た。
「掴めオーダイル!」
「オーっ!」
 アクジキングの投げた外灯をキャッチしたオーダイルは超速級に投げ飛ばした。そこへホウオウが炎を飛ばして外灯に火を灯した。火矢の様に飛ぶ外灯はアクジキングの体を貫通した。後ろ側に大きな穴が開いたアクジキングだがまだ倒れない。体中に稲妻を纏うとスパーキングギガボルトを放って来た。
「うわああ?!」
 思わず身を構えるヒビキ達。
「うん?」
「な、何だ?」
 何も起こっていない事を確認する。
「ヒビキくん、あれ!」
「おわ、何だこいつ等!」
 目の前を見ると大きな壁が出来ていた。見るとレンガの様に四角い物が積まれていてよく見るとそれぞれの四角い形体に目玉が付いていた。
「・・・・・・・」
「お前!」
 それと同じくして隣に一人の少年が現れた。かつてヒビキと戦ったレイ、彼がここに頼もしい助っ人として現れたのだ。
「レイ、お前のポケモンだったのか!」
 尻持ちしているヒビキにレイは無言で手を差し出した。
「おいおい・・・」
「さっさと立て・・・!」
「そう言やあいいのに」
 レイの手を掴んで立ち上がる。
「ドラゴン使いの奴から聞いて来てみれば、何とも強そうな奴がいる・・・だが、今は潰しておいた方が良さそうだな・・・」
 狩る得物を決めた様な目でアクジキングを睨むレイ。三人の前でアクジキングはダメージを追いながらも咆哮を上げていた。アクジキングがりゅうのはどうを飛ばして来た。
「メガニウム!」
「メガ!」
 メガニウムが前に出てソーラービームを放ってりゅうのはどうを打ち消した。
「レイ、変形だ」
 レイが指示を出すと自分と同じ名を持つ四角形のポケモン、レイは壁状からアクジキングと同じ形状になった。そして本物のアクジキングへと向かって行く・・・。

続く・・・。

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