二次創作小説(旧・映像)

ポケモンストーリー ハートゴールド編
日時: 2016/10/23 17:00
名前: たくと七星

 また、お会いします。たくと七星です。これまでスマブラの小説を書いてきましたが、今回から、再びポケモンの小説を書いていこうと思います。今回は「ポケットモンスター 金銀」のリメイク版、「ハートゴールド、ソウルシルバー」を題材とした作品です。


<今作の概要>


・初の男の子主人公に挑戦
 前作、ブラック編、ダイヤモンド編と女の子を主人公として来ましたが、今回は初となる男の子の主人公に挑戦しようと思います。


・憎めないキャラにして行きたいと思います
 主人公の性格は昔の昭和のアニメの主人公をイメージして書いていこうと思っています。やんちゃでおバカでお調子者だけれども芯はしっかりしていて決めるときは決める、そんなキャラにしていこうと思います。


・ジムリーダーが旅のお供に
 今作ではジムリーダーを旅のお供として登場させます。これはアニメの設定でジムリーダーの一人を仲間にして出してみたいと思っていたので今作で書いてみたいと思っていました。もちろん、ただいるだけの存在にはさせず、先輩としてサポートしたり、アドバイスをしたりフォローをしてあげたり、共闘したりしていくのでそれらを見ていただけたらと思います。



・今作でのポケモンの新能力
 今作ではバトルにちょっとした工夫を入れてみました。登場するポケモンがちょっとした芸当を持っていたり変わった戦術をしてきたりするのでよろしく見ていただけたらと思っています。


・後半からオリジナル要素を展開
 前半、中盤は普通に原作沿いになりますが後半からは実際のゲームではなかった要素を追加していこうと思っています。それは何かはまだ伏せておきます。


 以上が本作の概要です。明るい主人公とジムリーダーの二人旅、色んな人たちとの出会い、脅威となるライバルの出現など、時にシリアス、時にはギャグも、そしてクスリとさせられたりするそんな話に出来ればと思いつつ連載していきますのでよろしくお願いします。


<主要人物紹介>


・ヒビキ
 本作の主人公、ワカバタウン出身の少年。デザインは原作「ハートゴールド、ソウルシルバー」と同じ。研究所に届いた自分あての差出人不明のタマゴからワニノコが孵ったことで冒険の旅にでる。おバカでお調子者だが、決して諦めない強い心を持った熱血漢。意外としっかりした所もあり、義理堅い一方、激昂したり感情が高ぶると江戸っ子口調になってしまうことがある。


・ツクシ
 ヒビキが出会うことになるむし使いの少年。偶然ヒビキと出会い、彼と仲良しになって一緒に行動することになる。しっかり者でヒビキのボケに鋭いツッコミを浴びせたり、先輩としてトレーナーとしてのあり方をサポートしたりする。研究家を目指しており、ウツギ博士には尊敬の念を抱いている。


・レイ
 ヒビキ達の前に現れた、赤髪に切れ長の目をした少年。冷徹な性格でポケモンは強ければいいと考えている。至るところでヒビキ達と出会うが弱者とみなして相手にしない態度をとることが多いが・・・本作でのヒビキの生涯の壁。


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Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.179 )
日時: 2018/12/11 19:36
名前: たくと七星

第29話「まいこはんとの一直線勝負!ブイズ軍団との戦い!」パート1


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、オオタチ、オニドリル、ゴローニャ、メタモン、デンジュモク


・今回の注目ポケモン
・メタモン
・オーダイル
・オオタチ
・エーフィ
・シャワーズ



・今回の注目ポイント
・まいこはんが五人登場(前哨戦)
・ブイズ軍団登場
・メタモンとエーフィの戦い
・シャワーズが厄介な強敵として登場



「さあ、つきましたえ」
「ここ?」
 コチョウに連れられた先、そこはエンジュシティのまいこはんのかぶれんじょうだった。
「確かここ、ロケット団をぶっ倒してまいこはんを・・・」
「まあ、困っていたまいこはんを救いなさったのがヒビキはん?」
「まあな、お姉さんが不良に絡まれているからちょいとお灸を添えてやったのさ」
 そう言ってヒビキは鼻を擦って得意げになった。
「やはり、あの子等が言うてはったのが・・・」
「どうした?」
「いえ、何でもありまへんえ。それじゃあヒビキはん、中でまいこはんが舞を踊っていらっしゃいますから、楽しんでくださいまし」
 微笑を浮かべるとかぶれんじょうとは違う方向へ歩いて行った。
「おい、あんたは一緒じゃないのか?」
「すんまへん、ちょっと大事な用がありますので、まいこはん達とよく遊んで・・・その間にはうちもそちらに行きますので・・・」
 袖から覗く白い手をかすかに振ってヒビキから去って行った。
「どうしたんだよ、コガネシティじゃあ大変だっていうのに・・・」
 アクジキングが現れて大変な事態が起きているのにどうしたと言うのか。ヒビキは彼女の真意が掴めないでいた。取り敢えず、かぶれんじょうの中へと入って行った。
「お、やっぱまいこはんがいるな」
 場内ではまいこはんが舞台で扇子を持ちながら優雅な踊りを披露していた。飛んでいる二体のレディアンが桜吹雪を落として華やかさを出している。
「ああ、来た!」
「来ましたえ!」
「おいおい、何だよ?」
 入って早々、自分と同年代と思われる着物を着た少女達に囲まれてしまった。
「ようこそかぶれんじょうへ、いい時期に来てくださいましたな!」
「いい時期?」
「はい、このかぶれんじょうへ足を運んだ方、今日で999人なります。あんさんがその999三人めどすえ」
 大人しそうな子がヒビキを特別な客として歓迎していると言った。
「へ、へえ、そうなのか、いやあ、何か照れるな、へへ」
「記念として今、踊っているまいこはん方と、何と勝負が出来ますえ!」
「勝負?」
「そう、ささ、こちらへ?」
 少女達に半ば強引に引っ張られてヒビキは舞台の上に上がらされた。
「姉さん、呼んでた人が来ました!」
「そう、ご苦労さんどす、あんた達はお下がり」
 まいこはんのコモモが言うと、少女たちは袖を振るように走って座布団に規則正しく座った。
「ヒビキはん、よう来てくださいました」
「あんた達ってもしかして」
「ええ、あんさんとは何度かお会いしました」
 キキョウシティで出会ったタマモ、コウメ、サツキがお辞儀した。
「ヒビキはん、ワニノコもオーダイルに見事に進化したんどすな」
 タマモがボールに入っているオーダイルを見てクスリと笑った。
「あんさんの噂は聞いてます。ほんに素晴らしいお人で・・・」
 ウバメの森で出会ったコウメがヒビキの人柄を褒めた。
「そして今も、人々のために戦おうとなさっている、あの人の言う通り・・・」
「あの人・・・?」
 サツキの言うあの人にヒビキが首をかしげる。
「さあ、ヒビキはん、うち等と勝負しましょう」
 コモモがボールを構えて言った。
「勝負?」
「あのお人から・・・いいえ、記念日としてうち等と勝負出来るんどすえ」
「へえ、それが記念なのか、それなら俺もお相手するぜ」
 ヒビキもボールを手に取った。
「ふふ、さすがは物分かりのいい、思い切りの良い方どす、ではうち等五人全員で行きましょうか?」
 そう言うとまいこはん五人が横に並んでボールを構えた。
「うち等五人一体ずつポケモンを出します、ヒビキはんはポケモンを五匹出してくださいな」
「それで五対五の勝負か、いいぜ!」
 まいこはんのコモモはシャワーズを、サツキはブースター、コウメはエーフィ、タマオはブラッキー、サクラはサンダースを繰り出して来た。ヒビキはオーダイル、オオタチ、オニドリル、ゴローニャ、メタモンを出した。
「さあ、はじめますえ!」
 コモモが合図を出すとシャワーズを始めとしたブイズ軍団が走り出した。ヒビキのポケモン達も一斉に走り出した。オーダイルはシャワーズ、オオタチはサンダース、ゴローニャはブースター、メタモンはエーフィ、オニドリルはブラッキーと戦いを挑んだ。
 オーダイルはきりさく攻撃を振るったがシャワーズは素早く動いてこれを交わしアクアテールを振るってオーダイルを怯ませた。
「シャワ!」
 シャワーズは体からくろいきりを出すと黒い雲を作り出した。雲から雨水が落ちて来て、シャワーズは尻尾をプロペラのように回して雨水をオーダイルの方へと飛ばした。雨を受けて身動きが取れないオーダイルにシャワーズは口から冷気を吐いて雨水を氷柱に変えてオーダイルを後ろに引き摺らせた・・・。


 続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.180 )
日時: 2018/12/25 19:36
名前: たくと七星

第29話「まいこはんとの一直線勝負!ブイズ軍団との戦い!」パート2


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、オオタチ(戦闘中)、オニドリル(戦闘中)、ゴローニャ(戦闘中)、メタモン(戦闘中)、デンジュモク



 シャワーズが上空にハイドロポンプを放って巨大な水の球体を作ると、オーダイルに向かって飛ばして来た、オーダイルは緊急回避をしてこれをかわした。
「オーダイル、きりさくだ!」
「オー、ダイル!」
 ヒビキの指示でオーダイルはきりさく攻撃でシャワーズを切り裂いた。するとシャワーズの体が切り裂かれた。
「うげげ!」
 まずいことをしてしまったかと思った矢先、切られたシャワーズが三つの液体になってびちゃっと音を立てて地面に付着した。
「何だこれ、液体になったってえのか?」
「ふふふ、お楽しみはこれからどす」
 コモモが薄く笑うと、液体からシャワーズが象られ、三体のシャワーズが出現した。
「三匹になった?!」
「シャワーズのとけるどすえ、とける力があればこのようなこともお茶の子さいさい・・・」
 シャワーズ達は吠えると一斉にオーダイルに襲いかかって来た。でんこうせっかで立て続けに攻撃をしてくると三体同時にアクアテールを振るって攻撃した。
「オーダイル、ハイドロポンプだ!」
 オーダイルがハイドロポンプに出ようとしてが、シャワーズ達は体を溶かして液体に変化した。液体から巨大な尻尾が出て来てアクアテールを振るって、オーダイルを吹っ飛ばしてしまった。
「さあて、もう一攻めしましょうか・・・」
 コモモが手をゆっくりと上下する仕草をすると液体と化しているシャワーズはとけた体をだくりゅうに変えて来た。
 だくりゅうは瞬く間にオーダイルを飲み込んでしまった。
「オー、ダダダダダ・・・!」
 だくりゅうの中でくるしむオーダイルだが苦し紛れに液体を噛んだ時、金切り声が聞こえて来た、するとだくりゅうからオーダイルは吹き飛ばされ、だくりゅうは元のシャワーズに戻った。
「オオタチ!」
 オオタチはほのおのパンチを振るってサンダースに攻撃に出た。サンダースはほえるをして電撃を飛ばして来た。オオタチは穴を掘ってこれをかわして地中から出たが、自分の回りを棘の針が刺さっていることに気付いた。
「ダース!!!」
 サンダースが毛を逆立てると針から電気が飛んで来てオオタチを攻撃した。
「ダダダダチチーーーーっ!」
 体が痺れながらもオオタチは体を転がせて電気を弾き、サンダースに接近した。するとサンダースは体を丸めて尖った毛を突き出して来た。尖った部分がオオタチに刺さり、オオタチは痛がってダメージを受けてしまう。
「サンダース、転がるどすえ・・・」
 桜の指示でサンダースは丸まった状態で転がって来た。オオタチは前転してかわしたが、振り向き様に体に棘が付着したことに気付いていなかった。サンダースが転がるたびにかわしていくがその度に体に棘が着いていく。後ろに来るとサンダースは元の体系に戻った。
「ギイ・・・!」
 薄笑いを浮かべたサンダースは再び毛を逆立てた。オオタチに着いた棘に電気が流れてオオタチを感電させた。そこへサンダースが飛び掛かって、踏み倒した。
 足で抑えつけるとサンダースはキバをぎらつかせて薄く笑うとバック転と同時に後ろ蹴りをして引き摺らせてミサイルばりを連射して攻撃した。起き上がったオオタチにサンダースは上空に向かって無数の針を飛ばして来た。そしてチャージビームを飛ばして針を包んだ。
 すると針が電気の浮遊能力で浮き上がってオオタチに向かって飛んで来た。
「オオタチ、落とせ!」
「タチ!」
 オオタチはパンチを振るって叩き落としに出たが、針はどれだけ落とされても浮かんで、オオタチを突き刺した。体中に電撃が走りオオタチは苦しみだす。何とか起き上がるが背後から針が刺さって来る。
「オオタチ、ジャンプだ!」 
 ヒビキの指示でオオタチは飛び上がると、だいもんじを飛ばして無数の針を消滅させた。
「ブースター!」
 一方、ゴローニャはブースターと戦っていた。ブースターはかえんぐるまで転がると、ゴローニャもころがるをしてぶつかり合った。反転すると両者ともかえんほうしゃを放ち、相殺となった。
「ブオー・・・!」
 ブースターは体中に炎を纏い、フレアドライブの状態になった。走り出すと、ゴローニャもころがるをして攻撃に出る。ブースターに迫るその時、ブースターを纏う炎が蛇のように伸びて来た。炎の蛇はゴローニャを掴んで投げ飛ばした。
「何?!」
「ブオブオ、ブオ・・・!」
 ブースターが薄く笑ってゴローニャとヒビキを見ていた。燃える体から八つの炎の蛇が浮き出て牙を向いていた。牙からは熱した鉄の液体のようなものが流れていた。八つの蛇が口から炎を飛ばして来た。ゴローニャはグロウパンチでこれを弾き飛ばしながら前進。
「ブー、ブー!」
 ブースターが体に纏う蛇に指示を出すとヘビは台座に向かって炎を吐いた。すると炎から蛇が出て来て火炎弾を吐いて来る。ゴローニャはいわなだれをしてこれを沈めたが、岩が砕けて炎の蛇が出て来て地面を這って襲いかかって来た。口からかえんほうしゃを吐いて来るとゴローニャはのしかかりで一体を潰すと、襲いかかって来た二体目を掴んで投げ飛ばした・・・。


続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.181 )
日時: 2018/12/25 20:37
名前: たくと七星

第29話「まいこはんとの一直線勝負!ブイズ軍団との戦い!」パート3


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、オオタチ(戦闘中)、オニドリル(戦闘中)、ゴローニャ(戦闘中)、メタモン(戦闘中)、デンジュモク



 一方、メタモンの方はエーフィと戦っていた。
「エーフィ、サイケこうせんどす」
 まいこはんのコウメがエーフィに指示を出した、エーフィは上空に光を照らすと、無数のサイケこうせんが飛んで来た。メタモンは粘性の体をくねらせてこれをかわしていった。
「エー、フィ!」
 エーフィが地面を強く踏むと、柱が出て来てメタモンを宙に上げた。吹っ飛ばされたメタモンはここでエーフィにへんしんしてシャドーボールを放った。
「ひかりのかべ」
 コウメの指示でエーフィはひかりのかべを張り、これを防いでしまった。エーフィがキックすると壁はガラスの破片のように砕けた。
「フィ!!!」
 エーフィの声に合わせて破片が鋭利な刃に変わりねんりきでメタモン目掛けて飛んで、メタモンにダメージを与えていった。エーフィが走り出して尻尾を振って攻撃に出る、メタモンはこれをかわしてでんこうせっかをしたが、エーフィはフラッシュで怯ませて反転して、無数のフラッシュを飛ばして来た。
 飛んだフラッシュは爆発してメタモンを巻き込み続いてスピードスターを直撃してしまった。
「メタ、フィ!」
 メタモンはジャンプしてエーフィにでんこうせっかで攻撃に出たが、エーフィはテレポートでこれをかわしてしまう。そして背後から現れてメタモンを攻撃、メタモンが振り向いた所で姿を消して攪乱して来る。
 翻弄されるメタモンはこころのめを使った。するとエーフィが動いているのが見えて背後にでんこうせっかをした、すると攻撃が当たり、エーフィが仰け反る。
「エー、フィ!」
 エーフィはスピードスターを生み出した、出て来た星はエーフィの上空に集まっていき、巨大な星になって、エーフィはこれに飛び乗った。
 スピードスターに乗っているエーフィはそこからサイケこうせんを飛ばして来たがメタモンはジャンプして星に飛び乗り、エーフィと対峙した。
 観客席にいる着物を着た少女達が見たことも無い戦いに歓声を上げた。ブースターが蛇を召喚した時も驚きの声を上げていたように彼女達にとっても滅多に見れない戦いと映っていた。
「フィ!」
「メタフィ!」
 巨大になってスピードスターの真ん中でエーフィとメタモンでんこうせっかの応酬をする。その間にも星はステージ内を円を描くように飛び回っていた。
「ほへえ・・・」
 普段と違う戦いにヒビキやオーダイル達は見とれてしまっていた。そうしている間に、シャワーズ達が攻撃してきた。
「おっといけねえ!勝負の最中だったな、行くぜ!」
 ヒビキは帽子を締め直して戦いを再開した。一方、メタモンはエーフィにシャドーボールを飛ばした。エーフィは尻尾を振るって弾き返すと、メタモンは後ろ蹴りをして勢いを付けて返し、エーフィに大ダメージを与えた。
「エーフィ!」
 エーフィはねんりきで星を元のスピードスターに戻した。足場が無くなったことで二体は台座に着地した。
 着地たメタモンだが、上空にある物を見て息を呑んだ。エーフィが薄笑いを浮かべている頭上でスピードスターは変化を遂げていた。エーフィのねんりきの力により、スピードスターは青い人玉へと変わっていく。
「エー、フィ!」
 エーフィの一声で星はりゅうせいぐんとなりメタモンに降り注いで大ダメージを与えていく。
「イーっ!」
 その頃、オニドリルはブラッキーと戦っていた。ブラッキーが口から吐くあくのはどうを旋回してかわしていき、ドリルくちばしに出た。
「ブラッキー、じこあんじ」
 タマオの指示でブラッキーはジッと動きを止めた、しめたと思ったオニドリルは攻撃をしたがブラッキーは身動き一つも取らない。オニドリルは再びドリルくちばしをしたがブラッキーは微動だにしない。
「どうなってんだ?」
「ブラッキーにかたくなるを暗示させたんどすえ」
「かたくなる?」
「自分は固い、びくともしないと念じれば案外そうなるんどすえ」
 言われてみればブラッキーは固くなっているかのように硬直している。
「さて、じゃあそろそろ本番行きましょうか?」
 タマオが指示を出すとブラッキーが動き出した。目を赤く光らせて血のような光線を飛ばして来た・・・。

続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.182 )
日時: 2019/01/08 20:32
名前: たくと七星

第29話「まいこはんとの一直線勝負!ブイズ軍団との戦い!」パート4

ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、オオタチ(戦闘中)、オニドリル(戦闘中)、ゴローニャ(戦闘中)、メタモン(戦闘中)、デンジュモク



 オニドリルはつばさでうつでこれを叩き落とした。するとブラッキーは目から赤い光弾を連射して来た。旋回してかわしていくオニドリルだったが光弾はオニドリルを囲んで光線を飛ばして来た。
「何?!」
「ヒリョロロロ!!」
 ダメージを受けたオニドリルは落下してしまった。ブラッキーは自分の影に念じて来た。すると影がブラッキーから放れて三つに分散していった。三つの陰から黒いオーラが浮かんで来た。オーラから黒い手が出て来てオニドリルを掴み次々と投げ飛ばしていった。
「オニドリル、かぜおこしだ!」
「イーっ!」
 ヒビキの指示でオニドリルは翼を羽ばたかせて風を起こして影を吹き飛ばしていった。
「ブフゥ!!!」
 ブラッキーがいななき出した。体から黒い霧を流して自分の体を包んでいく。霧が消えると目の前にいたポケモンにヒビキは驚く。ブラッキーが白く透明な姿になっていたからだ。しかし見るとどこかがおかしい。透明ではあるのだが、体内に無数の線が生えていたからだ。
「ふふ、どないしましたヒビキはん・・・」
 戸惑っているヒビキにタマオがクスリと笑って言って来た。
「な、なあ、その線って何だ?」
「ヒビキはん、どの生き物にだってこう言うのはありますえ?なあ・・・」
 タマオの言葉にブラッキーは耳を動かして反応する。そう、ブラッキーの体にある線は生き物には必ずある神経や血管だった。
「ブラッキー!」
 オニドリルに向かって吠えると神経が触手のように伸びて来た。オニドリルはつばさでうつで弾いていくと、頭にある脳が震えて振動を放って来た、振動を受けたオニドリルは頭痛を起こして頭を抱えてしまう。触手がオニドリルを掴んで電流を流して来る。そして地面に叩き付けて触手を太い鞭に絡ませて叩き付けに出た。
「かわせ!」
 オニドリルは羽ばたいてこれをかわし、はがねのつばさを飛ばして神経を切り裂いて刃物で切れる音が響いて触手から血が流れて来た。
 すると血が固形化してブラッキーの姿になった。無数の血から生まれたブラッキーが赤いボールの液体を口から吐いて来る。オニドリルは素早く動いてかわしていった。
「ドリルライナーだ!」
 地面すれすれまで羽ばたくとドリルライナーに出て血のブラッキー達を粉砕した。
「やりーっ!」
「フーっ、フーッ・・・!」
 自分の分身が倒されたことにブラッキーは感情が高ぶっていた。
「ブラッキー、いきましょか」
 ブラッキーは自身の神経を修復させると体から血管を背中から左右に伸ばして来た。血管は絡み合って竜のような翼になり、ブラッキー宙に浮いて羽ばたき出した。
「げげげ、そんな芸当ができるのかよ、血管で空飛ぶなんて初めて見るぜ・・・」
 ヒビキとオニドリルは額に汗を浮かべて上空を見ていた。観客席にいる着物を着た少女達もざわざわしていた。上で羽ばたいている存在、ブラッキーなのだが普通の個体とは違う。黒いボディは真空の透明になっていて脳や心臓、そして神経や血管が透けて見えている。血管は翼を形成していて、急にこしらえたのか血が霧状に噴霧していた。そのためか心臓が尋常ではない速さで鳴っていた。一目ではブラッキーとは思えない存在が上空にいる、それはさながら禍々しいグリフォンのような存在だった。
「フュウウウオオオオ・・・!」
 か細くも背筋を凍らせるような不気味な唸り声を上げてブラッキーが翼を伸ばして降下して来た。翼から血のような光線が飛んで来た。
「かわせオニドリル!」
「イーっ!」
 オニドリルは宙返りをしてかわしはがねのつばさを飛ばしていった。ブラッキーが神経を伸ばして叩き落とし心臓の音で波状光線を放って来た。怯んだオニドリルに目から血のような光線を飛ばして壁にぶつけた。そのまま突撃に出たが、オニドリルが足の爪を突き出して顔をひっかき、ブラッキーは目を閉じてもがいている。
「つばさで落とせ!」
「オニ!」
 つばさでうつをして叩き落としたが、ブラッキーはすぐに翼を羽ばたかせて上空に上がり翼の爪の部分に穴を開けると、丸い赤血球のような球を飛ばして来た。オニドリルははがねのつばさをブーメランのように飛ばしてこれを破裂させていった。破裂した球が血しぶきとなり光に照らされて美しく光る水滴のように落ちて台座を、ステージを赤で染めていく。ヒビキとまいこはんのポケモン達も赤い液体が着きながらも戦っていた。
「ヒョオロロロロ!」
 赤いしぶきを滴らせながらブラッキーは美しく羽ばたき、笑っていた。この戦いを楽しむ凶獣のように・・・。


続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.183 )
日時: 2019/01/15 20:14
名前: たくと七星

第29話「まいこはんとの一直線勝負!ブイズ軍団との戦い!」パート5

ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、オオタチ(戦闘中)、オニドリル(戦闘中)、メタモン(戦闘中)、デンジュモク



「オニドリル、はがねのつばさだ!」
「イーっ!」
 ヒビキの指示でオニドリルははがなのつばさを飛ばそうとした。
「ヒュラララ!」
 ブラッキーは翼の穴から血液を飛ばしてオニドリルを染めた。そして白い欠片のような物を飛ばして来た、するとオニドリルに着いている血液に付着して重さが増して来た。オニドリルはバランスを取れなくなり降下していく。
「オオーーーーン!」
 ブラッキー滑空して体当たりしてオニドリルを地面に叩き付けた。先ほど飛ばした白い欠片は血小板であることに気付いた
「畜生、えぐいことしやがるじゃねえか・・・」
 ヒビキは考える、あのブラッキーをどうやって倒すのかを、頭の中で異形の姿に変化したシーン翼を生やした、神経を触手のように伸ばして来る、血液を飛ばす、様々なシーンが思い浮かんだ。そして翼から血液や血小板を飛ばすシーンにピンと来た。
「そうか、オニドリル、羽ばたけ!」
 ヒビキの指示でオニドリルは羽ばたいた。ブラッキーも飛び上がって、神経を伸ばして触手のように振るって来た。オニドリルはつばさでうつで弾き落とした。次に目から目玉型の弾を飛ばして来ると回転してこれを弾いた。
「ヒュロロ!」
 ブラッキーが翼の穴から赤血球を飛ばして来た。
「オニドリル、かわせ!」
 ヒビキの指示でオニドリルは素早く動いてこれをかわした。ブラッキーは血液を連射して飛ばして来る、オニドリルは羽ばたきながらこれをかわしていった。すると、
「グ、グウ、グウウ・・・!」
 突然、ブラッキーが苦しみだした。降下して着地すると苦しそうに息切れを起こしていた。足腰もグラグラしており支えるのもやっとと言う状態だった。
「まあ、少しやり過ぎましたえ?」
 血液を飛ばし過ぎたことで体力が弱ってしまったのだ。それを見てオニドリルがドリルくちばしに出る。
「つばさでうつだ!」
 ブラッキーを宙に上げた所で叩き落として、今度こそ倒したのだった。倒されたブラッキーは元の姿に戻った。
「お疲れ様どす、すまへんでしたなあ。今日は良くお休み・・・」
 タマオはブラッキーを元に戻して労いの言葉を掛けた。
「オオタチ!」
 オオタチはどろあそびをして体中に泥を塗りたくった。サンダースがでんじほうを飛ばしたが、泥が耐性となってこれを防ぐ。オオタチはジャンプすると泥を集めて大きなどろばくだんを作り、サンダースに投げ飛ばした。ばくだんは破裂して泥水が飛ぶ、中から泥にまみれたサンダースが出て来て力尽きた。
「さすが・・・」
 サクラはサンダースをボールに戻した。
「ブオーーっ!」
 炎の蛇を纏っているブースターは蛇を分離させるとその中に入り込んで巨大な大蛇に変えてゴローニャを見下ろして来た。
「蛇で来るならこっちだって!」
 ヒビキも何かを思い付いたのか、ゴローニャに指示を出した、ロックカットして身軽にするとジャンプして岩を積むように飛ばして来た。岩を積んだ柱が出来るとその上に乗っかり頭の上に尖った岩を乗せる。すると積まれた岩が蛇のようにくねって意志を持ったように動き出した。ゴローニャが主であるためであろう。それはさながらゴローニャの顔をしたイワークのようだった。ブースターがずつきをしてくるとゴローニャが腕で受け止めてグロウパンチで吹っ飛ばした。炎の蛇は岩に噛み付いたがさしたるダメージにはならずゴローニャがたたきつけると火の粉を散らしながら崩れ落ちた。
「ゴロ!」
 ゴローニャはロックブラストを飛ばして中心部にいるブースターを攻撃した、ブースターは急所に当たり、その衝撃で蛇は姿を消してしまった。
「ふふ、同じ蛇にするなんてさすがどす」
 サツキはブースターをボールに戻した。
「今だ!」
 ゴローニャはすてみタックルをしてブースターを攻撃してこれを倒したのだった。
 一方、メタモンはスピードスターを上空に飛ばしていた。エーフィはスピードスターをりゅうせいぐんに変えて攻撃して来るがひたすら耐えている、そしてエーフィが見上げると巨大なスターが浮かんでいた。そしてスターから光の光線が放たれてエーフィを包みその威力にエーフィは力尽きた。
「星を大きくしはるとは、さすがどす」
 コウメはエーフィをボールに戻した。 
「よし、後はあいつか!」
 残るはシャワーズ一体のみとなった。オーダイル達がシャワーズを一斉に見据えた、するとシャワーズは薄く笑うと、とけるで体を三つに分離させて来た。そして冷気を作り出してあるポケモンの氷の彫像を作り出した。
「何だ、でけえ像を作りやがったぞ・・・」
 大地を生み出したとされるポケモン、グラードンの彫像に三体のシャワーズは自分の溶かした液体をグラードンの彫像に吹きかけた。
「グワアアシャオオオ!」
 すると彫像が意志を持ったように動き出して咆哮を上げた。シャワーズ三体は両足と東部の足場に乗ってグラードンの彫像に合図を出した。
「さあ、シャワーズを倒せば勝利どすえ、ヒビキはん、もうひと押し」
「お、おう、やってやるぜ!」
 ヒビキの意を汲んでオーダイル達が走り出す。グラードンの彫像が氷の弾を連射して来た。オーダイルは体を揺らしながらかわし、オニドリルは旋回して弾を弾き、オオタチ、ゴローニャはパンチを振るって弾き落とし、メタモンは体をくねらせながらかわしていった・・・。

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