二次創作小説(旧・映像)

ポケモンストーリー ハートゴールド編
日時: 2016/10/23 17:00
名前: たくと七星

 また、お会いします。たくと七星です。これまでスマブラの小説を書いてきましたが、今回から、再びポケモンの小説を書いていこうと思います。今回は「ポケットモンスター 金銀」のリメイク版、「ハートゴールド、ソウルシルバー」を題材とした作品です。


<今作の概要>


・初の男の子主人公に挑戦
 前作、ブラック編、ダイヤモンド編と女の子を主人公として来ましたが、今回は初となる男の子の主人公に挑戦しようと思います。


・憎めないキャラにして行きたいと思います
 主人公の性格は昔の昭和のアニメの主人公をイメージして書いていこうと思っています。やんちゃでおバカでお調子者だけれども芯はしっかりしていて決めるときは決める、そんなキャラにしていこうと思います。


・ジムリーダーが旅のお供に
 今作ではジムリーダーを旅のお供として登場させます。これはアニメの設定でジムリーダーの一人を仲間にして出してみたいと思っていたので今作で書いてみたいと思っていました。もちろん、ただいるだけの存在にはさせず、先輩としてサポートしたり、アドバイスをしたりフォローをしてあげたり、共闘したりしていくのでそれらを見ていただけたらと思います。



・今作でのポケモンの新能力
 今作ではバトルにちょっとした工夫を入れてみました。登場するポケモンがちょっとした芸当を持っていたり変わった戦術をしてきたりするのでよろしく見ていただけたらと思っています。


・後半からオリジナル要素を展開
 前半、中盤は普通に原作沿いになりますが後半からは実際のゲームではなかった要素を追加していこうと思っています。それは何かはまだ伏せておきます。


 以上が本作の概要です。明るい主人公とジムリーダーの二人旅、色んな人たちとの出会い、脅威となるライバルの出現など、時にシリアス、時にはギャグも、そしてクスリとさせられたりするそんな話に出来ればと思いつつ連載していきますのでよろしくお願いします。


<主要人物紹介>


・ヒビキ
 本作の主人公、ワカバタウン出身の少年。デザインは原作「ハートゴールド、ソウルシルバー」と同じ。研究所に届いた自分あての差出人不明のタマゴからワニノコが孵ったことで冒険の旅にでる。おバカでお調子者だが、決して諦めない強い心を持った熱血漢。意外としっかりした所もあり、義理堅い一方、激昂したり感情が高ぶると江戸っ子口調になってしまうことがある。


・ツクシ
 ヒビキが出会うことになるむし使いの少年。偶然ヒビキと出会い、彼と仲良しになって一緒に行動することになる。しっかり者でヒビキのボケに鋭いツッコミを浴びせたり、先輩としてトレーナーとしてのあり方をサポートしたりする。研究家を目指しており、ウツギ博士には尊敬の念を抱いている。


・レイ
 ヒビキ達の前に現れた、赤髪に切れ長の目をした少年。冷徹な性格でポケモンは強ければいいと考えている。至るところでヒビキ達と出会うが弱者とみなして相手にしない態度をとることが多いが・・・本作でのヒビキの生涯の壁。


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Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.141 )
日時: 2018/03/25 14:47
名前: たくと七星

第24話「ふゆのヤナギの真骨頂、チョウジジム!」パート1



ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、オオタチ、アローラゴローン、ゴローン、ルージュラ、ウソッキー(手持ちチェンジ)


・今回の注目ポケモン
・アローラゴローン
・ゴローン
・ウソッキー
・ルージュラ
・パウワウ
・ジュゴン
・イノムー
・アローラロコンの進化系


・今回の注目ポイント
・コンビネーションのダブルバトル
・丸くなっての合体バトル?!
・氷と岩の戦い
・ヤナギがZ技を使用




「ようし、着いたぜ」
 チョウジタウンに戻り、ヒビキ達はジムの手前にいた。
「チョウジタウンのジムリーダーはこおりタイプの使い手なんだ。凍らされないように注意してね」
 ツクシがチョウジのジムリーダーがどんなタイプを使うのかをヒビキに話した。
「へえ、あのヤナギのじいさんと一緒か。さぞクールな奴なだろうなあ」
「わあ、凄い凄い」
 アカネがしゃがんで拍手をしている。良く見るとアローラロコンが小さな雪だるまを完成させたのだ。
「へえ、雪だるま作れんのかこいつ」
「可愛いわあ、こんな小さいのが出来るなんて」
「でも、雪だからすぐに溶けちゃうと思うよ」
「ええもん、チョウジのジムに飾っておくから」
「ジムにか?」
 ヒビキが言うとアカネはジムの内層を言った。
「だってここのジムって結構寒いんやで」
「へえ、リーダーさんが喜んでくれりゃあいいけどな、そんじゃあ!」
 戸を開けて中へと入って行った。
「たのもおわあああああああ?!」
 入ってすぐに床に足を滑らせて奥の方へと滑ってしまった。
「おいおい、床が氷になってるじゃねえか」
 ステージに到着すると足元が氷で出来ていることを知る。ツクシとアカネも滑ってヒビキの元に辿り着いた。特にアカネはアローラロコンが落ちないようにしっかりと抱きかかえて踏ん張りながらステージに地を付いた。
「うー、寒い。やっぱり寒いよここは・・・」
「せやね、へ、へーくし!」
 半袖半ズボンのツクシとアカネは寒さで震えてアカネが大きくくしゃみをした。
「約束通りに来てくれたようだな」
 ヒビキ達に歩み寄る人物がいた。暗い中から出て来たのは、
「あ、あんたあの時のじいさん!」
「やあ、また会ったなヒビキくん」
 42番道路でとけないこおりを採掘していたあのヤナギだったのだ。
「君なら来ると思っていたよ。さて、君はポケモンとの出会いをどう感じて日々を過ごしているのかね?」
「ポケモンとの出会い?」
「私もここまで生きて様々な出会いと別れを繰り返した。言うなれば君の先輩にもあたることだ。君がどんな若者でどう戦うのか、この私、ヤナギに見せてみたまえ。言っておくが私は常に冷たい水に打たれて精進しておる。このふゆのヤナギと呼ばれる実力を、お見せしよう!」
 ボールを二つ投げるとパウワウとジュゴンを繰り出して来た。
「バトルはダブルバトル、四体の手持ちを全滅させたものが勝利だ」
「おう、ならこいつで行くぜ!」
 ヒビキはボールを投げてゴローンとアローラゴローンを出した。
「ダブルゴローンや!」
「でも相性はどうかな、一応こおりタイプとのバトルだけど・・・」
 ツクシが不安になる。ヤナギはこおり使いだが今出した二体のポケモンはこの二体で戦わせるには不安だった。
「ほう、いわタイプか。確かにこおりタイプの弱点を付けるがパウワウはみず単体、そしてジュゴンもみずタイプを持っている。それで行くのかね?」
「あんたの言うとおりさじいさん、でも何も対策していない訳じゃねえぜ」
「そっか、もう一体は・・・・」
 アカネが気付いた。もう一体のゴローンはでんきタイプ持ちである、これなら戦えるかもしれない。
「ふむ、それならよかろう。さあ、バトルを始める!来たまえ!」
「おう、ゴローン、まゆげ、いわなだれだ!」
「ゴロ!」
「ワッシ!」
 ゴローンとアローラゴローンは両手を振り上げてファイティングポーズを取るといわなだれをパウワウとジュゴンに落とした。
「ジュゴン、れいとうビームだ!」
「ジュゴ!」
 ヤナギの指示でジュゴンは角から回転するようにれいとうビームを発射した。円を描くように四方を回るれいとうビームが落ちてくる岩を砕いていった。
「何い?!」
「飲み込むのだ!」
 砕かれて細かくなった岩をパウワウとジュゴンが口を開けて吸い込み口に含むと種を飛ばすように飛ばして来た。吐いたのは雪玉だったが、ゴローンとアローラゴローンに命中して鈍い音を上げた。
その衝撃でゴローンとアローラゴローンを吹っ飛ばした。
「雪玉と見せかけて岩を混ぜておいたのだ」
「それじゃあ、石だるまになるやん」
「アカネちゃん、それは違うと思うよ・・・」
「やるぜじいさん、まゆげ、お前のとっておきをみせるんだ!」
「ワッシシャ!」
 アローラゴローンがジュゴン目掛けて岩を投げ飛ばした。しかしジュゴンはその岩をかわしてしまう。
「ヒビキくん、かわされたよ!」
「それも計算してたさ、まゆげ、掴め!」
 ヒビキが指示を出すとアローラゴローンは指から細い電撃を飛ばして岩に絡めた。すると岩に磁力が出て浮かび上がりアローラゴローンの自在に操れるようになった。アローラゴローンが自分の方へ引っ張ると、岩は磁力で引き寄せられ、ジュゴンに命中して粉々になった。
「ゴ、ゴン!」
「ほう、中々・・・」
 想定していなかった行動にジュゴンは仰天して、ヤナギもさすがと舌を巻いていた・・・。


続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.142 )
日時: 2018/03/25 15:58
名前: たくと七星

第24話「ふゆのヤナギの真骨頂、チョウジジム!」パート2


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、オオタチ、アローラゴローン、ゴローン、ルージュラ、ウソッキー




「ジュゴンもダメージを負ったようだな、ねむると行こうか?」
 ヤナギの指示でジュゴンは眠りに付いて体力を回復させた。
「寝てるとなりゃあこっちのもんだ!ゴローン、まゆげ、ロックブラストだ!」
「ゴロ!」
「ワッシ!」
 ヒビキの指示でゴローンとアローラゴローンはロックブラストを飛ばした。
「パウワウ、ハイドロポンプだ!」
「パウーっ!」
 ヤナギの指示でパウワウが顔を上に向けてハイドロポンプを噴水のように飛ばした。水が円形に飛んでパウワウとジュゴンを包むように流れていき、その姿を隠していく、岩は水に当たったが、強力な水力で弾かれてしまった。
「弾いた?!」
「うそ!」
「まだまだこれだけではないぞ」
 すると水が凍り出してドーム状になった。動向を見ているヒビキ達だが、ドーム状になった氷は突然砕けて粉々になるとふぶきになって襲いかかった。
「うわ、こいつは凄えふぶきだ!」
 あまりの強風にヒビキ達は怯んでしまう。ふぶきが晴れると、ジュゴンと一緒にパウワウも寝ていた。
「あらー、あの二匹、まだ寝てるわ」
「一体これは・・・」
 二匹揃って寝ているとなればかなり不利な展開のはず、だがヤナギから焦りの表情は一切なかった。
「そうだ、眠り状態でも・・・!」
「よっしゃあ、まだ寝てるとなりゃあ!」
「ヒビキくん、待つんだ!」
 ツクシが待ったをかけるがもう遅く、ゴローンとアローラゴローンがロッククライムで攻撃に出た。
「今だ!」
 ヤナギが合図を出すとジュゴンとパウワウは口を開けて凄まじい轟音を立てて来た。その声は地鳴りが鳴るほどの強烈な音で聴くものを不快にさせるものだった。
「うわあ何この音?」
「これは、いびきだよ!」
「ちくじょう、その手があったか、しっかし凄いいびきだぜ!」
 建物が倒壊するのではと思うほどのいびきにゴローン達は耳を塞いで動けずにいる。その間にジュゴン達が目覚めてしまった。
「さて、氷の切れ味を見せてあげようか?」
 ヤナギが言うと、ジュゴンとパウワウは口から冷気を吐いて前足と尻尾に当てた。すると一瞬でこ冷凍して刃物のように光り輝いた。
「まさか・・・!」
「そう、さあ行け!」
 ジュゴンとパウワウは飛び跳ねてゴローンとアローラゴローンに襲いかかった。
 前足や尻尾を振るい切り裂き攻撃に出て来る二体にゴローン達は鈍足ながらも必死でかわしていく。
「よくかわしてはいる。だが、そこまでだ!」
 ジュゴンが前足を振るってアローラゴローンを切り裂くと、パウワウが駄々っ子をこねるように前足をじたばたさせてゴローンを滅多切りにした。ダメージを受ける二体。ジュゴンがアローラゴローンを掴むと尻尾をサソリのように振り下ろして凍った尻尾で突き刺し攻撃をした。更にパウワウも回転してゴローンを切り刻んでいく。
「氷のくせして中々切れ味があるじゃねえか」
「では、更に凄いものを見せてやろう」
 ヤナギが合図を出すと、ジュゴンとパウワウはアイスボールで氷の球体に入った。そしてふぶきを飛ばすと、アイスボールは雪玉のようになった。それはもう一つのボールに乗って巨大化すると手足が出て来た。
「ええ、これは・・・!」
「わ、わわ・・・!」
 ツクシとアカネは仰天していた。
「巨大な雪だるまじゃねえか!!!」
 ヒビキも愕然とした。目の前にいたのはゴローン達よりも遥かに巨大な雪だるまだったからだ。ジュゴンとパウワウがボールに入って合体した雪だるまの怪物が目の前にいた。
「ジュゴオオオ・・・・!」
 唸り声をあげた雪だるまは拳を振り下ろして氷の衝撃波を飛ばして来た。
「守れ!」
 ヒビキの指示でアローラゴローンとゴローンはストーンエッジをして衝撃波から身を守った。そしてグロウパンチでストーンエッジの岩を砕いて巨大な雪だるまに飛ばしたが・・・。
「甘い!」
 岩は雪だるまの体に当たったがその攻撃をものともしていなかった。逆に岩を吸収して体内に取り込んでしまった。
「わ、わわ、こいつはやべえ雪だるまだ・・・!」
 威圧感たっぷりの巨体、そして岩を飲み込んでしまう能力にヒビキは背筋が凍る思いがした。
「いわなだれだ!」
 続けていわなだれを指示したが雪だるまは腕を振るって回転させてこれを弾いてしまった。そして雪を飛ばすと氷柱に変形させて連射し、ゴローン達にダメージを負わせた。
「さあ、どう立ち向かう、ヒビキくん、君に策はあるかね?」
「・・・・・・・」
 ヤナギのポケモン達が合体したこの雪だるまをどうるか。ヒビキは何か出来ることは無いかと策を考える。辺りを見てみる、アローラロコンの近くにある小さな雪だるま。そして周りに散らばってある岩の欠片、それを見て何かを閃いた。
「そうか、それだったら!ゴローン、まゆげ、岩を掻き集めるんだ!」
 ヒビキが指示を出すとゴローンはアローラゴローンの上に乗って雪だるまのような姿になった。
「ほう、だがそれでは何も変わらぬぞ」
「へへ、まださ。ここから飛びっきりの反撃が始まるぜ!」
「何?」
「行けえ!」
 指示を出すと、アローラゴローンが磁力を出した。ちらばっていた岩が二体に引き寄せられて積まれていく。
「ああ・・・・」
「こ、これはまた凄いわあ・・・・」
「なんと・・・」
「はは、どんなもんでい!」
 目の前に現れたのは岩の欠片が集まって出来た巨大な雪、ではない、巨大な石だるまだった。走り出すと、岩の拳でパンチを振るい、雪だるまを吹っ飛ばした。転んだ雪だるまは起き上がってれいとうパンチをしたが岩の固さに逆にパンチを振るった腕が砕かれてしまった。
「ようし、かみなりだ!」
 体内にあるじりょくでかみなりを飛ばして雪だるまを攻撃すると、雪だるまはあっと言う間に砕けてしまい、ジュゴンとパウワウが出て来た。
「今だ!」
 石だるまはストーンエッジをしてジュゴンとパウワウにダメージを与えてこれを倒したのだった。
「やりー、ヒビキさん!」
「はあ、良かった・・・・」
 石だるまは磁力が切れて散らばってしまった。そして・・・、
「あれ・・・?」
 ヒビキ達は驚いた。出て来たゴローン達は姿を変えていたのだ。そう、二体はゴローニャとアローラゴローニャに進化したのだ。
「やった、ヒビキさんのポケモンが進化した!」
「よっしゃあ、進化したぜ、どうだヤナギさん!」
「はっは、君を見くびっていたようだな。その強さは確かに本物だ。だがこおりタイプの恐ろしさはこんなものではないぞ」
 そう言うとヤナギはボールを二つ投げて最後の二体を飛ばして来た。一体はイノムー、そしてもう一体は・・・。
「わあ、こいつはたまげた・・・」
「これは、凄く・・・」
「綺麗や・・・」
 そのポケモンの神秘的な美しさにヒビキ、ツクシ、アカネは見とれてしまっていた。目の前にいたのはキュウコンだったが、普通のキュウコンとはどこか違っていた。炎のような金色の毛は水晶のように透き通った淡い水色で神秘的な雰囲気を漂わせているキュウコンだった。
「コン?」
 そのキュウコンを見てロコンが首をかしげて反応する。
「あのキュウコン、青い・・・・」
「このふゆのヤナギが使うキュウコンはただのキュウコンではない。そう、こおりタイプのキュウコンなのだ」 続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.143 )
日時: 2018/04/10 21:13
名前: たくと七星

第24話「ふゆのヤナギの真骨頂、チョウジジム!」パート3


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、オオタチ、アローラゴローニャ(戦闘中)、ゴローニャ(戦闘中)、ルージュラ、ウソッキー


「何だろう、あのキュウコンから冷気を感じる。ヒビキくん、こおりタイプだ、気を付けたほうがいいよ」
「おう、任しとけ!」
 ヒビキの指示で二体のゴローニャがロックブラストを発射した。
「キュウコン、ふぶきだ!」
 ヤナギの指示でアローラキュウコンはふぶきを飛ばしてアローラゴローニャ達の飛ばした岩を吹き飛ばしてしまった。
「やるじゃん、だったら接近戦だ!」
 ヒビキの指示でゴローニャとアローラゴローニャはとっしんしてグロウパンチに出ようとした。
「甘い、イノムー!」
「ノムーっ!」
 イノムーが素早く動いてアローラキュウコンの前に立った。
「何をする気なん?」
 アカネが言うと、イノムーは目を覆っている毛を逆立てた、すると小さなつぶらな瞳が見えたがその瞳から光が放たれて二体のゴローニャに浴びせた。
「な、何だ?!」
「これは・・・!」
 ヒビキとツクシが驚いている。光を浴びた二体のゴローニャ達は眠ってしまったからだ。
「私のイノムーは普通のとは違ってな。目を見ただけで状態異常になる力があるのだ」
「ええ?!そんな能力ありかよ!」
「君が驚いている間に全力を出させてもらうとしよう」
 アローラキュウコンは冷気を吐くと雲状にして飛び乗った。冷気は雲のように浮いてアローラキュウコンを上空に上げる。すると雲は突進してきてゴローニャ達をたたみかけて攻撃していく。更にイノムーがじならしをして攻撃していく。
「畜生、取り敢えず状態だけでも!」
 ヒビキはカゴのみを二つ投げてゴローニャとアローラゴローニャを目覚めさせた。ゴローニャはうちおとすをしてアローラキュウコンを地面に落下させた。イノムーがこなゆきを飛ばして来るとアローラゴローニャはロックブラストを飛ばしてダメージを与えた。
「イノムー!」
 ヤナギの指示でイノムーは再び瞳を出して光を浴びせた。すると二体のゴローニャはやけど状態になってしまった。
「ぬう、またその戦術か!」
「さあて、ここからが本番だ」
 ヤナギが指を鳴らすとアローラキュウコンは尻尾から何かを生み出した。それは狐火のように青く浮かんでいた。
「狐火?」
 ツクシがどう出るかと見ていると、その狐火は地面に潜り込んでゴローニャとアローラゴローニャの周囲に漂っていた。すると四角形を描くように氷の柱が出て来て牢屋を作り、閉じ込めてしまった。
「コンコーン!」
 アローラキュウコンがいななくと氷の牢屋から冷気が一斉に噴き出して二体のゴローニャを凍らせていく。
「さて、ではこの技を披露させてもらおう!」
 ヤナギが袖をめくるとそこにはZリングがはめられていた。
「Zリング?!」
「ヤナギさんも、持ってたんだ」
「さあ、受けるがよい、氷の厳しさを、せえええええええい!」
 腕をクロスさせて、左腕と右腕を交差させるように動かして、次に腕を肩の高さまで上げて水平にして指先を突き出すように両手を前方に出した。
「レイジングジオフリーズ!!!」
 競り上がる氷柱にアローラキュウコンが乗ると、冷気を勢いよく放ち二体のゴローニャに浴びせた。氷の牢屋は爆発して吹き飛びこなゆきが四方に飛び散っていく。
「これが、ふゆのヤナギの真骨頂よ・・・」
 全てが終わると、ゴローニャとアローラゴローニャは力尽きてしまった。
「あ〜ん、折角進化したのに〜」
「さすがに強い、ヤナギさん・・・」
「あちゃあ、でもまだ二匹いるぜ!」
 ヒビキはへこむことなくボールを投げてルージュラとウソッキーを出した。
「ジュラル〜」
 登場してすぐルージュラはヒビキに投げキッスを送る。
「ほう、捕まえたばかりのポケモンで行くか、よかろう!」
 ヤナギの指示でイノムーは瞳を開いて状態異常を仕掛けて来た。
「ジュラ!」
 ルージュラは走り出すと、イノムーの飛ばす光をものともせずイノムーにパンチを浴びせた。転ばされたイノムーは起き上がるが、そこへルージュラは回し蹴りをしてイノムーを回転させると、体を掴んでれんぞくぱんちを浴びせてブレーンバスターをして横転させた。起き上がるイノムーは瞳から光を発射するがルージュラはものともせずに前進して再び持ち上げると、イノムーを強く投げ飛ばした。
 一方、ウソッキーはアローラキュウコンにからてチョップを浴びせてけたぐりに出た。アローラキュウコンはかみつく攻撃に出るとウソッキーは顎を掴んで押さえつけたが冷気が放たれて後退されてしまう。
 するとアローラキュウコンは冷たい狐火を作るとそれを一つにまとめてしまった。それは狐の顔をした冷気の狐火だが意志を持っているかのように口を開いて牙を見せてウソッキーに襲いかかった。ウソッキーは驚きながらも狐火を掴んで抑えこもうとした・・・。


続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.144 )
日時: 2018/04/17 21:12
名前: たくと七星

第24話「ふゆのヤナギの真骨頂、チョウジジム!」パート4


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、オオタチ、アローラゴローニャ(ひんし)、ゴローニャ(ひんし)、ルージュラ(戦闘中)、ウソッキー(戦闘中)


「ジュラーーーーっ!」
 イノムーの牙を掴んで抑えこむとルージュラはずつきを二、三発繰り返し、アッパーを振るって吹っ飛ばすと胸を叩いて強さをアピールした。
「ウソッキーーーーっ?!」
 ウソッキーを見ると巨大な狐火がウソッキーを飲み込もうとしていた。ルージュラが走り出すと狐火が口かられいとうビームを飛ばして来た。
「ジュラ!」
 ルージュラは腕でこれを払うと強烈なビンタを振るって狐火を吹っ飛ばした。狐火は体を大きくさせると口から冷気を吐いて咆哮を上げた。アローラキュウコンも並んでウソッキーとルージュラを睨んで来る。
「おっしゃあ、俄然やる気になって来るぜ、こう言う展開!行くぜ!」
 ヒビキが指示を出すと、ウソッキーとルージュラはアローラキュウコン達に向かって行った。ウソッキーはアローラキュウコン、ルージュラは狐火に向かって行った。
「キュウコン、尻尾を振れ!」
 ヤナギの指示でアローラキュウコンは尻尾に冷気を込めるとそれを振るってウソッキーを連続攻撃して吹っ飛ばした。ウソッキーは飛び掛かって馬乗りになるが冷気を流し込まれて落ちてしまった。アローラキュウコンは狐火を飛ばしてウソッキーを追撃する。
「ウソッキー、ストーンエッジだ!」
 ヒビキの指示でウソッキーは手に付いている緑の球体を鋭くさせて地面に突き刺すと隆起させてストーンエッジで攻撃に出た。
「ようしいけえ!」
「させぬ!」
 アローラキュウコンは冷気の雲を作ってこれに乗り上空に飛ぶとれいとうビームを放ってウソッキーを攻撃した。続けてふぶきを飛ばして来るとウソッキーはロックブラストを下に向けて放ち、その反動でジャンプするとうちおとすをしてアローラキュウコンを地面に叩き落とした。
「ジュラ!」
 ルージュラはパンチを振るって狐火を後退させるとサイコキネシスを振るってダメージを与える。狐火が冷気を飛ばして来るとひかりのかべを張り、それを砕いて突風を飛ばして狐火を吹き飛ばした。墜落した所で蹴り上げて地面に引き摺らせる。
「イ、ノム・・・」
 そこへダウンしていたイノムーが起き上がった。走り出すとルージュラの背後から襲いかかって来る。
「危ない!」
「!」
 ヒビキは状況を理解すると戦っている狐火を見て指示を出した。
「ルージュラ、投げろ!」
「ジュラルーーーっ!!!」
 ルージュラは狐火を掴むとこれを投げてイノムーにぶつけた。ぶつかった衝撃で狐火は消滅しイノムーがこなゆきにまみれた。
「ジュラーーーーっ!!!」
 そこへルージュラがドロップキックを見まい大ダメージを与えてイノムーを倒したのだった。
「あのルージュラ、強すぎる・・・!」
 見た目とは違う強さにツクシとアカネは息を呑んでいた。残るはアローラキュウコン一体のみ、だがアローラキュウコンは不敵な笑みを浮かべてルージュラとウソッキーを見ていた・・・。

続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.145 )
日時: 2018/04/24 21:11
名前: たくと七星

第24話「ふゆのヤナギの真骨頂、チョウジジム!」パート5


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、オオタチ、アローラゴローニャ(ひんし)、ゴローニャ(ひんし)、ルージュラ(戦闘中)、ウソッキー(戦闘中)


不敵に笑うアローラキュウコンにルージュラとウソッキーは警戒して身構える。
「何しようってんだ、あいつ?」
 ヒビキも動きを警戒していた。そして、
「コーーーン!!!」
 アローラキュウコンはいななくと尻尾を棚引かせて冷気を生み出していく。すると冷気が固形化されていき先ほどの冷気を帯びた無数の狐火に代わっていく。冷気の狐火はほえて牙をぎらつかせている。
「また出してきやがったな!」
「さて、アローラキュウコンの更なる力をお見せしよう」
 ヤナギの指示でアローラキュウコンは妖力を狐火に送る。
「何をする気なんだ・・・?」
 一体どう出ると言うのか、ツクシが見ていると、狐火は姿を変えた。
「あれは、剣・・・?」
 ツクシとアカネが見ると狐火は姿を変えて氷の剣に変化していた。無数の剣がアローラキュウコンの妖力で浮いていた。ひと鳴きすると氷の剣が一斉に動き出した。
「ジュラ?!」
「ウソ?!」
 円形に反るように動いてはルージュラとウソッキーに切り裂き攻撃をしていく。反りながら上空に上がっては下に向かって反るように動いては二体を攻撃していく。
「キュウコン、回すのだ!」
「コーン!」
 ヤナギの指示で剣に妖力を送ると二つの剣がドリルのように回転してルージュラとウソッキーにぶつかった。押し続けて背中合わせでぶつけて爆発を起こして二体をこおり状態にした。
「や、やべえ?!」
「ヒビキくん、ナナシのみを使って!」 
 ツクシが投げたナナシのみを受け取るとそれを氷っている二体に投げた。すると木の実が熱を帯びて氷を溶かし、ルージュラとウソッキーを解放した。
「ほっ・・・」
 しかし安心したのも束の間、氷の剣が地面にささると地面から衝撃波が飛んで氷を隆起させて攻撃を浴びせた。更に空中に浮いている二つの剣が衝撃波を飛ばして攻撃してくる。ルージュラとウソッキーは必死でこれをかわしていった。
「あかん、あのままじゃヒビキさんが負けちゃう!」
「ヒビキくん・・・!」
「あー、どうするどうする!何か良い方法は!」
 ヒビキは頭を捻り策を練っている。上を見て浮いている二つの剣、そして怪しく光るアローラキュウコンの瞳に目を付けた。
「そうか、これだ!」
 ポンと拳を叩いてヒビキは何かを閃いた。
「ルージュラ、あの剣にサイケこうせんを飛ばせ!」
 ヒビキの言葉にルージュラは驚くがヒビキはサムズアップとウィンクをする。それを見て察したのかルージュラはサイケこうせんを宙に浮いている一つの剣にサイケこうせんを飛ばした。するとこうせんが反射されてもう一つの剣に向かって飛んでいき、下に向かって反射された。そこにいたのは紛れもなく剣を操るアローラキュウコンだった。こうせんを直撃して怯んでしまう。
「ほう、その手があったとは・・・」
「ウソッキー、すなかけだ!」
「ウソッキー!」
 ヒビキの指示でウソッキーはすなかけをした。砂はアローラキュウコンの目にかかり、アローラキュウコンは瞳を閉じてしまう。すると妖力が消えて浮いていた氷の剣が地面に落ちていった。
「剣が落ちた・・・!」
「やりー、さすがヒビキさん!」
「おっしゃあ、反撃だぜ!」

続く・・・。

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