二次創作小説(映像)※倉庫ログ

ポケモンストーリー ハートゴールド編
日時: 2016/10/23 17:00
名前: たくと七星

 また、お会いします。たくと七星です。これまでスマブラの小説を書いてきましたが、今回から、再びポケモンの小説を書いていこうと思います。今回は「ポケットモンスター 金銀」のリメイク版、「ハートゴールド、ソウルシルバー」を題材とした作品です。


<今作の概要>


・初の男の子主人公に挑戦
 前作、ブラック編、ダイヤモンド編と女の子を主人公として来ましたが、今回は初となる男の子の主人公に挑戦しようと思います。


・憎めないキャラにして行きたいと思います
 主人公の性格は昔の昭和のアニメの主人公をイメージして書いていこうと思っています。やんちゃでおバカでお調子者だけれども芯はしっかりしていて決めるときは決める、そんなキャラにしていこうと思います。


・ジムリーダーが旅のお供に
 今作ではジムリーダーを旅のお供として登場させます。これはアニメの設定でジムリーダーの一人を仲間にして出してみたいと思っていたので今作で書いてみたいと思っていました。もちろん、ただいるだけの存在にはさせず、先輩としてサポートしたり、アドバイスをしたりフォローをしてあげたり、共闘したりしていくのでそれらを見ていただけたらと思います。



・今作でのポケモンの新能力
 今作ではバトルにちょっとした工夫を入れてみました。登場するポケモンがちょっとした芸当を持っていたり変わった戦術をしてきたりするのでよろしく見ていただけたらと思っています。


・後半からオリジナル要素を展開
 前半、中盤は普通に原作沿いになりますが後半からは実際のゲームではなかった要素を追加していこうと思っています。それは何かはまだ伏せておきます。


 以上が本作の概要です。明るい主人公とジムリーダーの二人旅、色んな人たちとの出会い、脅威となるライバルの出現など、時にシリアス、時にはギャグも、そしてクスリとさせられたりするそんな話に出来ればと思いつつ連載していきますのでよろしくお願いします。


<主要人物紹介>


・ヒビキ
 本作の主人公、ワカバタウン出身の少年。デザインは原作「ハートゴールド、ソウルシルバー」と同じ。研究所に届いた自分あての差出人不明のタマゴからワニノコが孵ったことで冒険の旅にでる。おバカでお調子者だが、決して諦めない強い心を持った熱血漢。意外としっかりした所もあり、義理堅い一方、激昂したり感情が高ぶると江戸っ子口調になってしまうことがある。


・ツクシ
 ヒビキが出会うことになるむし使いの少年。偶然ヒビキと出会い、彼と仲良しになって一緒に行動することになる。しっかり者でヒビキのボケに鋭いツッコミを浴びせたり、先輩としてトレーナーとしてのあり方をサポートしたりする。研究家を目指しており、ウツギ博士には尊敬の念を抱いている。


・レイ
 ヒビキ達の前に現れた、赤髪に切れ長の目をした少年。冷徹な性格でポケモンは強ければいいと考えている。至るところでヒビキ達と出会うが弱者とみなして相手にしない態度をとることが多いが・・・本作でのヒビキの生涯の壁。


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Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.221 )
日時: 2020/01/14 20:03
名前: たくと七星

第36話「vs、四天王キョウ!」パート2

ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、コンパン、アローラロコン、ルージュラ、ホウオウ、アクジキング(戦闘中)



「行けい!」
 キョウの指示でアローラベトベトンは手を地面に入れて来た。
「何に出るんだ?」
 どんな手を使うつもりだ、とツクシが考える。するとアクジキングの目の前の地面からヘドロの毒が浮かんで来た。
「まさか!」
「ふぁふぁふぁ、左様!」
 ヘドロから巨大な柱が浮かんで来た。いや、柱ではなく、肥大化したベトベトンの両腕だった。
「地面から伸縮自在に腕を飛び出す事が出来るのよ!」
 アローラベトベトンが腕を使ってアクジキングをパンチして攻撃した。更にもう片方の手でアッパーをして攻撃する。よろめきながらも体勢を整えるアクジキングに、アローラベトベトンは腕を沈めると、フィールドにある岩や木を掴んで持ち上げた。
「やれい!」
 岩や木を投げ飛ばすアローラベトベトン。
「落とせ!」
 ヒビキの指示でアクジキングは触手を伸ばして腕に巻き付けた。電流を流して岩を手から離した。腕を戻したアローラベトベトンは体を溶かして液状になった。するとヘドロの中から生成された緑色のズバット達が現れてヘドロを飛ばして来た。
「アクジキング、はかいこうせんだ!」
 アクジキングははかいこうせんを放ってズバット達を相殺させた。
「ふむ、この手が通じぬとなれば、秘伝の技を使うとしよう!」
「ヒビキ君、あの人、zリングを持ってる!」
 キョウの腕にはzリングが装着されていた。
「ふぁふぁふぁ、毒の沼に沈むがよい!」
 z技、アシッドポイズンデリートを発動させた。足元に毒の沼が浮かんでアクジキングを沈めて来た。するとアクジキングは触手でアローラベトベトンを巻き付けて引きずり込んだ。
「何い?!」
「何をするつもりなんだ!」
 毒の沼の中で二体のポケモンが殴り合いを展開している。そしてアクジキングが口から吐いた光線が決め手となった。
 どうなったのか、固唾を飲んで見守るヒビキとキョウ。やがて二体が沼から出て来た。アクジキングがアローラベトベトンを持ち上げており、投げ飛ばして、アームハンマーで攻撃した。
「ベ、ベ〜ト・・・!」
 アローラベトベトンはグロッキー状態になっている。
「ようし、ここから一気に決めるぜ!」
 ヒビキはzリングにドラゴンzを装着させた。ドラゴンが牙を剥くように腕を動かしてドラゴンzを発動、アクジキングは口から竜の形をした炎、アルティメットドラゴンバーンを放った。炎は生き物のように方向を上げてベトベトンにぶつかった。凄まじい爆風が響いてアローラベトベトンは力尽きた。
「やったぜ!」
「ヒビキ君が勝った!」
「見事、敗北はした小気味いい勝負であった」
 敗れたキョウであったが、その表情は敗北を素直に認めた清々しい男そのものだった。
「そなた達なら更に先へと進めよう。さあ、行くがよい」
「おう、行こうぜ、ツクシ君!」
 ヒビキはツクシの手を繋いで先へと進んでいった・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.222 )
日時: 2020/01/21 20:16
名前: たくと七星

第37話「vs、四天王シバ!」パート1

ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、コンパン、アローラロコン、ルージュラ、ホウオウ、アクジキング


・今回の注目ポケモン
・オーダイル
・ルージュラ
・コンパン
・サワムラー
・エビワラー
・カイリキー


・今回の注目ポイント
・三色パンチの活用方
・四天王戦のトリプルバトル



「頼もーっ!」
 四天王キョウを破ったヒビキはツクシと共に次の部屋へと入った。
「お、ここは」
「まるで道場みたいだね」
 床が木の板で出来た左右に格言を書いた掛け軸が掛けられてある部屋。その奥に筋骨隆々の半裸の男が背中を向けて座っていた。
「来たか・・・」
 ヒビキ達に気付いた男は静かに起き上がってヒビキ達の方を向いた。
「よくぞ来た。イツキやキョウを退けるとは、お前、只物ではないな」
「おう、そうさ。最終的にはチャンピオンに挑むんだからさ!」
「ふ、中々の心意気だ。トレーナーたるもの、それくらいの覇気がなくてはな。だが、この俺はそうはいかんぞ。俺の鍛え抜かれたポケモン達がお前のポケモンを全て打ち砕いてやろう!」
 男はボールを三つ投げて、カイリキー、サワムラー、エビワラーの三体を繰り出した。
「かくとうポケモンだ、ヒビキ君。という事は・・・?」
「改めて自己紹介だ。俺は四天王のシバ。かくとう使いだ。バトルはトリプルバトルで行くぞ。どちらか三体を全滅させた者が勝者だ!」
「マツバさん以来か、よっしゃあ、燃えて来た!」
 ヒビキはオーダイル、ルージュラ、コンパンを出した。
「では始めるぞ、うーーーーーーーっ、はーーーーーーーっ!!!」
 シバの快心の叫びを合図にサワムラーとエビワラーが走った。オーダイルはエビワラーに、ルージュラ、コンパンはサワムラーと戦った。
「エビ、エビビ!」
 エビワラーがれんぞくパンチに出るとオーダイルはこれをかわしていった。
「オーダイル、きりさくだ!」
「オーダイル!」
 ヒビキの指示でオーダイルは水を溜めたきりさくに出たがエビワラーは素早く動いてかわしフェイントをして攻撃した。
「エビ!」
「ダイ!」
 エビワラーがほのおのパンチを、オーダイルがれいとうパンチを振るった。拳がぶつかって、炎と冷気が合わさって水蒸気を放った。
 一方、サワムラーの回し蹴りをルージュラはかわしていた。サワムラーがローキックに出るとルージュラがその足を掴んでスイングして投げ飛ばした。コンパンがサイケ光線を飛ばすと、サワムラーは回転蹴りをして光線を弾き、回転しながら接近してルージュラとコンパンを吹っ飛ばした。
「おかしい、何でカイリキーは動かないんだ?」
 ツクシはカイリキーが微動だにしない事に何かあるのかと考えた。見てみると体内にオーラを纏ってエネルギーを溜めているのが解る。
「まさか、ヒビキ君、カイリキーに気を付けて!」
「何い?!」
「はっはっは、その通り、カイリキー、ありったけのエネルギーを飛ばすのだ。
「リキーっ!」
 カイリキーが拳から無数のきあいだまを飛ばして来た。飛んだ玉は爆風を起こしてオーダイル達を怯ませた。そこへエビワラーがオーダイルにかみなりパンチを叩き込み、サワムラーがメガトンキックでルージュラを吹っ飛ばした。オーダイルがハイドロポンプを飛ばしたが、カイリキーがきあいだまを飛ばして相殺させてしまった。
「遠距離で来ようが俺のカイリキーのきあいだまで消し去ってやろう!」
「二体を接近にして一体を遠距離か、考えたもんだぜ」
 サワムラーとエビワラーが近接でのバトルを行い、カイリキーが遠距離から攻撃するファイトスタイルを取っている事を知った。
「ヒビキ君、こっちも遠距離攻撃出来る相手を選ぼう!」
「だったら、コンパン、頼むぜ!」
「コンパン!」
 ヒビキの指示でコンパンが背後に回った。取っ手の長い虫取り網を取り出すと、カイリキーの飛ばす気合球を絡め取り、地面に叩き付けて衝撃波を発生させてサワムラーとエビワラーの二体を吹っ飛ばした。
「今だ!」
 オーダイルはクロス状の水の衝撃波を飛ばしてエビワラーを攻撃し、ルージュラはサイコキネシスでサワムラーを攻撃した。
「ほう、中々やる、ではこれはどうだ!」
 シバが指示を出すと、エビワラーは拳に炎を溜めた、その炎をサワムラーに投げて足に火を灯させた。
「何をするんだ?」
「ほのおのパンチからの炎か?」
「そうよ、だが只の攻撃ではない!」
 シバが指示を出すと、エビワラーは両手の拳に炎を灯して腕を高く掲げ、サワムラーは足を反らした。
「サイ!」
「エビ!」
 足と腕を突き出して炎を飛ばすと、炎の塊が朱雀の顔になってオーダイル達に迫って来た。
「でけえ鳥の顔だな!」
「ヒビキ君、かなりのパワーだ。バリヤーとかで何とかガードするんだ!」
「オーダイル、アクアリングだ!」
「オーダイル!」
 オーダイルは水のリングを張って炎を防いだ。しかし、二体のポケモンは今度は雷を纏って電気の塊を飛ばして来た。虎の顔をした電気の塊を今度は防げず直撃してしまった。
「すっげえ、今度は虎か!」
「まだまだよ!」
 次は青龍の顔をした冷気を飛ばしてオーダイル達を吹っ飛ばした。
「器用なもんだなあ、色んな顔を飛ばして来るたあやるぜ」
「ヒビキ君、感心している場合じゃないよ!」
 サワムラーとエビワラーが床を叩いてバウンドしながら向かって来る炎を飛ばして来た。オーダイルとルージュラはかわしながら前進したが、
「リキーっ!」
 カイリキーが拳に炎、雷、冷気を蓄えて来た。
「まさか・・・!」 
 ツクシが思った通りにカイリキーは三色のエネルギーの球を次から次へと投げ飛ばしていった。遠距離攻撃に緊急回避をするオーダイルとルージュラだがサワムラーとエビワラーが電気の光線を飛ばして吹っ飛ばされる。
「畜生、やるじゃねえか、おういコンパン、あれ?」
 ヒビキが後ろを見るとコンパンはある物を持っていた・・・。

続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.223 )
日時: 2020/01/28 20:09
名前: たくと七星

第37話「vs、四天王シバ!」パート2

ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、コンパン(戦闘中)、アローラロコン、ルージュラ(戦闘中)、ホウオウ、アクジキング


 大望の中から出したであろう掃除機を背中に背負ってカイリキーが飛ばして来る三色の球を吸っていた。
「何い、あのコンパン、どこからそれを?!」
「俺のコンパンは他のとは違うのさ、さあ、吸い込んだ分を飛ばしてやれ!」
「コンパン!」
 吸い込み口を前に突き出して溜めた分のエネルギーをカイリキーに放った。凄まじい爆風がカイリキーを包んだ。
「リ、リキー・・・!」
 今のが決め手となってカイリキーは力尽きた。
「何の、まだサワムラーとエビワラーがいる!」
 サワムラーとエビワラーが走り出した。オーダイルとルージュラも前進する。ルージュラがサワムラーに、オーダイルがエビワラーに向かった。
「サイサイ!」
 サワムラーが足から炎を飛ばして攻撃して来る。ルージュラはふぶきで炎を凍らせた。するとサワムラーは体を横にジャンプさせて雷を纏ってドリルのように回転して来た。ルージュラは胸を突き出してガードした。ふんと鼻息を出して胸を更に突き出してその反動でサワムラーを吹っ飛ばした。
「オーダイル!」
「エビビ!」
 オーダイルとエビワラーはパンチの応酬を繰り広げていたエビワラーがかみなりパンチを振るうとオーダイルは拳に噛み付いて投げ飛ばしかわらわりで地面に叩き付けた。エビワラーが両手に炎と氷のエネルギーを溜めて腕をクロスさせて光線を飛ばすと、オーダイルも拳に冷気を溜めて同じく腕をクロスさせて冷気の光線を飛ばして相殺となった。爆風で煙が漂い、その中からオーダイルとエビワラーがパンチを振るった。オーダイルのメガトンパンチとエビワラーのかみなりパンチ、拳がぶつかり合い激しく火花を散らした。
 せめぎ合いの末、オーダイルのパンチが競り勝ち、エビワラーを吹っ飛ばした。
「ルージュラ、サイコキネシスだ!」
「ジュラ、ジュララ!」
 ルージュラはサイコキネシスをしてサワムラーを宙に浮かせると、ふぶきで凍らせた炎の塊を全てサワムラーにぶつけさせてこれを倒した。
「ようし、決め手はこれで、オーダイル!」
 ミズzのz技を発動、オーダイルはスーパーアクアトルネードでエビワラーを渦の中に沈めて吹き飛ばし、これを倒したのだった。
「無念、俺達の敗北か・・・」
「よし、勝ったぜ!」
「やった!」
 三人目の四天王に見事に勝利したヒビキ達、ヒビキとツクシがハイタッチをした。
「敗けた俺が言う事は何もない、だが、お前とお前のポケモン達の戦いは見事だった。さあ、次の部屋に進むがいい」
 シバが右手を横にして進むべき扉を指した。ヒビキ達はその扉を開けて先へと進むのであった・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.224 )
日時: 2020/02/04 20:15
名前: たくと七星

第38話「vs、四天王カリン!」パート1


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、コンパン、アローラロコン、ルージュラ、ホウオウ、アクジキング


・今回の注目ポケモン
・オーダイル
・コンパン
・アローラロコン
・ラフレシア
・ゲンガー
・アローラペルシアン
・ブラッキー


・今回の注目ポイント
・あの名言を残した人が再登場
・ダブルバトル戦




「四天王三人、見事に撃破だねヒビキ君!」
「おうよ、俺にかかればどうって事もねえさ!」
 ヒビキとツクシが話しながら次の間へと進んでいた。
「ここまでは順調って感じだな」
「けど、勝って兜の緒を締めよだよ」
「へ、兜?」
「勝ったからと言って気を緩めずに用心しろと言う意味さ」
「たりめえよ、それくらい解ってらあ。所で、あと一人は誰なんだろうな?」
「そうだね、最後の一人は誰なんだろう?」
 ツクシが首をかしげているとヒビキは誰かを想像した。
「三人、男だったから紅一点で女の人がいいよな。男だらけじゃ花がねえぜ」
「確かに、一人くらいはそんな人でもいいよね」
「まあ、誰であっても気を緩めずだな、もうすぐで次の部屋だ」
 ヒビキ達はその部屋に入った。床が石畳で作られた冷たさを感じる不気味な部屋だった。
「いらっしゃい、待っていたわよ」
 目の前で艶のある綺麗な声の主が立っていた。
「あれ、あんたあの時の!」
 ヒビキにとっては見覚えのある人だった。
「あら、貴方だったのね。四天王を次々と倒してここまで来たのは・・・」
 銀色の長髪の美女は髪を撫でて薄く笑った。
「ヒビキ君、この人を知ってるの?」
「おう、しぜんこうえんで出会ったんだ」
「ふふ、覚えててくれたのね。確かに、あそこで君に出会ったわね」
「確かカリンさんだったよな」
「正解、あたくしはカリン」
 カリンはヒビキの前に来ると身をかがめてモンスターボールを見た。
「なるほどねえ、あの時のコンパンをチームに入れてるんだ。それも進化させてない」
「ああ、あんたの言ってた言葉だっけ、強いポケモンも弱いポケモンも人の勝手だって。その言葉通りに進化させずにここまで頑張って来たんだ」
「そうなの、ふふ、君って律儀ね。そう言うの嫌いじゃないし素敵よ。私の目に狂いはなかったわね」
「へへん、だろ?」
 少し気を良くしてヒビキは鼻を擦った。
「そんな君がどんな勝負をするのか楽しみでもある。さあ、ここまで来たからにはする事は一つ、このあたくしを倒してご覧なさい!」
「おうよ!」
 ステージに立つとカリンがボールを手に持つ。
「改めて自己紹介よ。あたくしは四天王のカリン。使うのはあくたいぷのポケモン。ワルでダークでとても強いあたくしのポケモン達に勝てるかしら?さあ、行きましょう!」
 カリンはボールを二つ投げてラフレシアとゲンガーを繰り出して来た。
「ダブルバトルといきましょう。あたくしのポケモンのコンビネーションを打ち破れるかしら?」
「望む所さ、行くぜ!」
 ヒビキはオーダイルとコンパンを出してこれに挑んだ。
「あら、早速その子を出すのね」
「おうよ、進化しなくても強くなってるってとこを見せてやるぜ!」
「楽しみね、とくと見させてもらうわ。と気をひかせている内に・・・」
 カリンが手を上にあげると、ラフレシアが頭の中心部から特大のエナジーボールを飛ばした。ゲンガーがジャンプしてシャドーパンチでエナジーボールを叩き割った。するとボールが弾けて無数の球になってオーダイル達目掛けて飛んで来た。
「来たな、オーダイル、ハイドロポンプ、コンパン、サイケこうせんだ!」
 ヒビキの指示でオーダイルとコンパンはハイドロポンプとサイケこうせんを飛ばしてこれを全て打ち消した。
「オーダイル、れいとうビームだ!」
「オーダイル!」
 ヒビキの指示でオーダイルはれいとうビームをラフレシアに放った。
「ラフレシア、はなびらのまいよ!」
「ラフラフ!」
 ラフレシアは体を回転させてはなびらのまいを舞ってれいとうビームをガードした。
「何い?!」
「そのまま前進しなさい!」
 ラフレシアは回転しながらオーダイルとコンパンを攻撃した。
「ゲンガー!」
 更にゲンガーも空中に浮いて体をドリルのように回転させてオーダイルを何度も攻撃した。ラフレシアも回転しながらコンパンを攻撃した。
 カリンの所へ戻ると、ラフレシアは反動で混乱していた。だがゲンガーが口からキーのみを出してラフレシアに与えてこんらん状態を治した。
「さあ、まだまだお楽しみはこれからよ、ゲンガー!」
「ンゲゲ!」
 ゲンガーはジャンプすると10まんボルトをラフレシアの中心部に飛ばした。するとラフレシアはそれを吸収してエネルギーに変えると、頭をオーダイル達に向けた。すると花の中心部から勢いよく電気が飛んで来た・・・。

続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.225 )
日時: 2020/02/11 20:09
名前: たくと七星

第38話「vs、四天王カリン!」パート2

ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、アローラロコン、コンパン(戦闘中)、ルージュラ、ホウオウ、アクジキング


「何い?!」
「電撃を飛ばした?!」
 電撃がオーダイルに命中して吹っ飛ばされた。
「さあ、まだ行くわよ。ゲンガー!」
「ンゲゲ!」
 カリンの指示でゲンガーはシャドーボールをラフレシアのくぼみに入れた。
「ラッフーっ!」
 ラフレシアは花火を上げるように飛ばすとシャドーボールが火花のように飛び散った。落ちたシャドーボールの欠片がボールのように弾みながら向かっていく。オーダイルとコンパンがこれを叩き割っているとゲンガーがシャドーパンチでオーダイルを急襲して攻撃し、羽交い絞めにした所へラフレシアがくぼみを向けてエナジーボールを飛ばして来た。
「大変だ、このままじゃオーダイルがやられちゃう、ヒビキ君、コンパンをどう使うかだよ!」
「ああ、どうする、そうだ!」
 ヒビキが何かを閃いた。
「コンパン、前に出ろ!」
「コンパン!」
 ヒビキの指示でコンパンが盾になるようにオーダイルの前に立った。
「ヒビキ君?」
「大丈夫、見てろ!」
 エナジーボールが目の前に来た。ここでヒビキが指示を出した。
「膨らめーっ!」
 指を上げると、コンパンは空気を吸い込んで体を膨らませた。
「あらまあ・・・」
 カリンが冷静に、落ち着いた表情で手を顎に添えた。コンパンは気球のように大きく膨らみ、ラフレシアの飛ばしたエナジーボールを跳ね返した。ゴムのように弾んで返って来たボールにラフレシアは当たってしまった。
「ウゲゲ?!」
 ゲンガーが動揺した隙にオーダイルが背負い投げをして投げ飛ばした。ここでコンパンが元のサイズに戻った。
「どうよ!」
「でもあのラフレシアが厄介だね。ゲンガーの技を飛ばして攻撃して来るみたいだ」
「それなら元を絶っちまえばいい!」
 ヒビキが何かを思い付いた。
「何か考えたようね、けれど簡単にはやらせないわ!」
 カリンが指示を出すとゲンガーはラフレシアにヘドロばくだんをくぼみに投げた。ラフレシアはくぼみから毒のシャワーを飛ばして来る。
「オーダイル、アクアリングだ!」
「オーダイル!」
 オーダイルはアクアリングでバリヤーを張ってこれをガードした。しかしそこへゲンガーがシャドーパンチでリングを壊してオーダイルと戦いに入る。オーダイルとゲンガーが戦っている所へラフレシアがヘドロのシャワーを飛ばして来る。オーダイルはこうそくいどうをしてかわしていきながらゲンガーを攻撃した。
「今だ、コンパン!」
「コンパン!」
 ヒビキの指示でコンパンは体に隠し持っていた大きな石をラフレシアのくぼみに投げ飛ばした。すると石がくぼみにすっぽりとはまった。
「あらら・・・」
「ラ、ラフ!」
 くぼみを塞がれたラフレシアは石を取り除こうと力んだ。ゲンガーが慌てている所でオーダイルがかみくだくをしてゲンガーにダメージを与えた。
「今だ、ふぶき!」
「オー、ダイル!!!」
 ふぶきを放ってゲンガーとラフレシアを見事に倒したのだった。
「やった!」
「よし!」
「ごめんなさいね、でもご苦労様よ・・・」
 カリンはラフレシアに付いた石を外して二体を励ましてボールに戻したのだった。
「さすがよヒビキ君、進化していないポケモンでここまで、でも次はどうかしら?」
「?」
「あたくしの最高なポケモン達でこのバトルに華を咲かせてやりましょう!」
 カリンがボールを二つ投げ飛ばした。漆黒の赤い瞳をしたポケモン、ブラッキーとそれとは真逆の恰幅の言い顔をした白く精悍な顔立ちをしたペルシアンとは違う、灰色の丸い顔立ちのペルシアンだった。
「どうかしら、あたくしのペルシアンは?中々珍しい、アローラからのペルシアンよ」
「ペルシアン?にしては・・・」
「何か丸っこいよな?」
「そこがキュートでしょ、でもブラッキーもクールで素敵。顔は違うけれど一角ではいかない戦いを、存分に味わいなさい!」
 カリンが指示を出してアローラペルシアンはパワージェムを飛ばした。
「ブラッキー、ひみつのちから!」
「ブラッキ!」
 ブラッキーがひみつのちからを使うとパワージェムが一つに集まって巨大な石になって迫って来た。
「まずい、避けろ!」
「させない、かなしばりよ!」
 ブラッキーがかなしばりをしてオーダイルとコンパンの動きを封じ込ませた。ジェムがぶつかって二体にダメージを与えた。ジェムは砕けて破片がフィールドに散らばると水晶上の花を咲かせた。
「これは・・・」
 美しい花が咲いた事にツクシも思わず見とれてしまった。只の花ではない、透明に、水晶で出来た美しい花が一面に咲き誇っていたのだ。
「こいつはすげえや・・」
「どう、言った通りに花を咲かせたわよ。でも、ただの花と言う訳でもないのよ・・・」
 アローラペルシアンとブラッキーが走り出してきりさくやだましうちで攻撃して来た。オーダイルとコンパンが立ち向かう中、水晶の花が怪しく光り始めた・・・。

続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.226 )
日時: 2020/02/18 20:30
名前: たくと七星

第38話「vs、四天王カリン!」パート3

ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、コンパン(戦闘中)、アローラロコン、ルージュラ、ホウオウ、アクジキング



 ブラッキーがシャドーボールを連射して来ると、オーダイルは腕を振るって叩き落していった。
「え?」
 ツクシが咲かれている花の異変に気付いた。怪しく光りだした花は無数の結晶を生み出して宙に浮かせた。
「ヒビキ君、気を付けて!」
「何、浮いてる?」
「驚いたかしら、花からパワージェムを生み出せるのよ、そして・・・!」
 カリンが手を伸ばすして号令を出すと、浮かんだ石が一斉にオーダイルとコンパン目掛けて飛んで来た。突然の攻撃にオーダイルとコンパンは石にぶつかってダメージを受けてしまった。
「さあ、まだまだ行くわよ!」
 花から再び石が浮かんできて飛んで来た。
「かわせ、オーダイル、コンパン!」
 ヒビキの指示でオーダイルとコンパンは緊急回避をしながらかわしていく。
「攻撃はこれだけじゃないのよ、行きなさい!」
 カリンの指示でアローラペルシアンとブラッキーがパワージェムとシャドーボールを飛ばして来た。かわしたばかりのオーダイルとコンパンは避け切れずに直撃してしまった。
「ブラッキー、ひみつのちからをペルシアンに!」
「ブラッキ!」
 ブラッキーはアローラペルシアンにひみつのちからを与えた。するとアローラペルシアンの尻尾が二本になって肥大化した。
「尻尾が増えただと?!」
「気を付けて、伸ばして来るよ!」
「遅いわ、ペルシアン!」
「ブルニャー!」
 アローラペルシアンは尻尾を伸ばして二匹を巻き付けて投げ飛ばした。そこへブラッキーがジャンプして体を回転させてオーダイルとコンパンを地面に叩き付けた。
「ブラッキ!」
 更にひみつのちからをアローラペルシアンに与える。アローラペルシアンの体を黒い炎が纏い、体を回転させて黒いかえんぐるまをさせてオーダイルを攻撃した。そうしている間に花からパワージェムが浮かんで来た。
「びっくりする芸を見せてあげるわ!」
 カリンの指示でブラッキーはひみつのちからで頭上にブラックホールを生み出して浮かんだ石を吸い込ませていった。
 カリンが指を鳴らすと、ブラックホールが五つに分かれてそこから一斉にパワージェムが飛んで来た。
「ブラックホールからジェムが飛んだ?!」
 オーダイルとコンパンはダメージを受けてしまうが背後からもブラックホールが五つ出て来てそこからまたパワージェムが飛んで二体にダメージを与えていった。更にブラッキーとアローラペルシアンがあくのはどうを飛ばしていく。
 ダメージを受けてオーダイルは膝を付き、コンパンは転がってしまった。
「さあ、ヒビキ君、他のポケモンに変えてもいいのよ。それともまだ粘ってみる?」
 カリンが髪を撫でて余裕を出して見せる。
「ヒビキ君、あの花を何とかしないと。頑張れる?」
「ああ、まだまだやれるさ。大体の事は解ったぜ。ブラックホールを使う所で閃いたぜ!」
「?」
「行くぜオーダイル、まだやれるだろ?」
「オー、ダイル!」
 オーダイルがやる気を取り戻すとヒビキはzリングにアクzを装着させた。
「行くぜ!」
 アクzのz技、ブラックホールイクリプスを発動、オーダイルは両手にエネルギーを溜めてブラックホールを作り出すと花から浮かんで来た石を全て飲み込ませていった。
「あら・・・」
「ようしジャンプだ!」
 オーダイルとコンパンがジャンプしたのを合図にブラックホールから巨大なジェムが飛んで来た。ブラッキーとアローラペルシアンに直撃するとその爆風で水晶の花も砕け散った。
 着地すると、アローラペルシアンは力尽きていた。
「今だ、コンパン!」
 動揺しているブラッキーにコンパンが走り出してむしのさざめきをしてブラッキーを倒すのだった。
「よっしゃあ!」
「やった、ヒビキ君が勝った!」
 カリンのポケモンを全て倒してヒビキとツクシはvサインを作った。
「二匹とも、ご苦労様よ。ゆっくり休みなさい」
 カリンはブラッキーとアローラペルシアンの労を労ってボールに戻した。
「お見事だったわ。ヒビキ君、ここまで来てあたくしに勝利するなんて、素敵よ」
「へへ、どんなもんよ!」
「しぜんこうえんで会った時はどんなトレーナーになるかは解らなかったけど、あたくしの言った事を真摯に守ってトレーナーとして大事な事をちゃんと守ろうとしている。貴方はとてもいいトレーナーよ」
「よ、よせやい。美人の姉さんにここまで褒められても何も出ねえぜ」
「あれえ?ヒビキ君、照れてるの?」
「な、茶化すんじゃねえや!」
「ヒビキ君、君のコンパンだけど・・・」
「うん?」
 見るとコンパンに異変が起きていた。体中を光が包んでその姿を変えていった。
「フォーン!」
 紫の羽を羽ばたかせてコンパンはモルフォンに進化した。
「ヒビキ君のコンパンが進化した?」
「お、ここでようやくか」
「ヒビキ君、さっきコンパンが投げていた石だけど」
 カリンがヒビキにコンパンがラフレシアの花に蓋をした時に投げた石を渡した。それはかわらずのいしだった。
「あ、そうか、こいつにこの石を持たせてたんだ。それで進化しなくて、このタイミングで・・・」
「そうみたいね、けど、進化させずにここまで来れたのは凄い事よ」
「でも、もう同じ戦術は使えないね」
「ああ、けど、また別の戦略を考えればいいさ。こいつは充分強い、なあ」
 ヒビキが言うとモルフォンが回転した。
「君はいいトレーナーよ。その気持ちを忘れないでね」
 カリンがヒビキの頬にキスをした。
「お、おう、ありがと」
「さあ、次の部屋に行きなさい、チャンピオンが待っているわ」
「そうだったな、じゃあ行こうぜツクシ君!」
「うん、じゃあ僕達はこれで!」
 カリンに手を振ってヒビキとツクシは先へと進んでいった。
「応援してるわよ、頑張りなさい!」
 手を振って二人を見送るカリンだった・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.227 )
日時: 2020/02/25 20:07
名前: たくと七星

第39話(最終話)「チャンピオンワタル、友情の旅の終わりと始まり」パート1


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、アローラロコン、モルフォン、ルージュラ、ホウオウ、アクジキング


・今回の注目ポケモン
・オーダイル
・アローラロコン
・モルフォン
・ルージュラ
・ホウオウ
・アクジキング
・ギャラドス
・プテラ
・リザードン
・アローラナッシー
・バクガメス
・カイリュー


・今回の注目ポイント
・本作の最終回
・チャンピオンとの真剣な勝負
・ヒビキとツクシのそれぞれの思い



 ヒビキ、ワカバタウンで生まれ育った一人の少年、やんちゃで無鉄砲でだけれどもポケモンへの愛情は強く決して諦めない心を持ったトレーナー。研究所に届けられたタマゴから孵ったワニノコとの出会いから彼の旅は始まった。
 幾多の困難を乗り越えて今、チャンピオンとの決戦を間近に迎えていた。
「ヒビキくん、いよいよだね」
「ああ、そうだな」
 チャンピオンの間に続く道をずっと一緒だった親友のツクシと一緒に歩いている。
「向こうにある扉を開ければチャンピオンとのバトルだよ」
「ああ、これに勝てばチャンピオンだ!」
 サムズアップをして親友の前で喜んでしまう。
「ヒビキ君、喜ぶのはチャンピオンになってからにしよう」
「へへ、そう言われてもついついな」
「変わらないね、君は」
「あたぼうよ、これが俺なんだからさ」
「ヒビキ君、思い出すね・・・」
 ツクシは上を見上げてこれまでの旅路を思い浮かべていた。
「ああ、そうだよなあ。ツクシ君と初めて出会ったのを・・・」
「あれが君との出会いだったね・・・」
 思い出す、ヒビキが旅をし始めた時、ひと眠りした木の下で、頭上から落ちて来た少年との偶然との出会い、その少年がツクシだった。彼がヒビキの初めての友達だった。
「しっかし、木から落っこちて来た奴とこうしてずっと旅をするなんて思わなかったな」
「そうだね、僕も君との出会いでここまで来れるなんて夢にも思わなかったよ」
「色々あったなあ・・・」
「うん」
 ポケモン泥棒と疑われた時にフォローしてくれた時、ポケモンの捕まえ方を教えてくれたり、初のジム戦に付き添ってくれて、アカネとも出会い・・・。
「遺跡でプテラが出た時はびっくりしたね」
「ああ、俺も皆もアカネちゃんを助けるのに必死だったからな・・・」
 プテラとの命懸けの戦い、ヤドンのいどでのロケット弾との戦い・・・。
「あそこでツクシ君がジムリーダーだって事を知ったんだよな」
「ヒビキ君には教えてなかったからね」
「それで勝って、約束したもんな」
「俺がチャンピオンになった姿を見てほしい、てね」
 ツクシがヒビキの声真似をしながら彼が自分に語った夢を言った。
「そうそう、覚えてるじゃん!」
「もちろんだよ、忘れるわけないじゃない」
 アカネとのバトルに苦戦して、とうのポケモン達との出会い、アローラロコンとの運命の出会い、うずまきじまでのルギアとの出会い、ウルトラビーストの出現・・・。
「しまでは僕を助けてくれたね」
「たりめえだろ、友達として当然の事をしたまでさ」
「ウルトラビーストでも僕の事を励ましてくれた・・・ヒビキ君」
「何だ」
「僕、君の熱さに呆れる事はあったけど、その熱意に心を打たれたんだ。僕も博士になるっていう夢を抱いているんだけど、その夢に熱意と熱さも必要なんだって思えたんだ。どんなものにも情熱が必要だってね」
「ツクシ君、俺だって教えられたさ。戦いには知恵や頭も必要だって事を教わった。まあ、もちつもたれるだよな」
「そうだね、こういうのって絆と言うのかな?」
「ああ、そうだろうな。俺とツクシ君は一心同体、惚れたからには生涯だ」
「惚れたら生涯って?」
「男の縁は切っても切れないって事さ!」
「そうか、君らしいや」
 多くのジムリーダーに勝利し、ウルトラビーストを倒し仲間にしてジョウト地方を救い、そして今、ポケモンリーグに挑み運命の戦いに挑もうとしていた。
「ヒビキ君、僕も全力でアドバイスするよ」
「ああ、頼むぜ、ツクシ君、いよいよだ」
 ヒビキは扉を開けてチャンピオンの間に入った・・・。

続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.228 )
日時: 2020/03/03 20:32
名前: たくと七星

第39話「チャンピオンワタル、友情の旅の終わりと始まり」パート2

ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、アローラロコン、モルフォン、ルージュラ、ホウオウ、アクジキング


「たのもー!」
 ジムの門を開く時に必ず言ってたであろう台詞を吐いて扉を開けた。奥でチャンピオンが待ち構えている。ツクシと一緒に奥へと進んでいく。
「待っていたよ、ヒビキ君」
 奥でチャンピオンのワタルが待ち構えていた。
「いかりのみずうみ以来だね」
「おう、挑戦に来たぜ!」
「解っている。何も言う事はない、言葉を言わずとも、君がどんな旅をして強くなってきたか、確かに感じる。ただどちらが強いか、勝負を決するのみ!」
 ワタルとの勝負が始まった。ボールを投げて一番手にギャラドスを繰り出して来た。
「来たな、俺はこいつだ!」
 ヒビキはボールを投げてアクジキングを繰り出した。
「ほう、コガネシティで暴れたであろうポケモンをて仲間にしていたか。さすがだな。だがそれを超えるのがチャンピオンだ。ギャラドス、回れ!」
「ギャーオ!」
 ワタルの指示でギャラドスが横一直線に回転して来た。水を纏って突撃して来る。
「ようし、こっちも回転だ!」
 ヒビキの指示でアクジキングも体を回転させて弾くようにぶつかり合った。
「ではこれはどうかな?」
 ワタルが次の指示を出した。するとギャラドスは横向きに回転して円形の水を飛ばしてアクジキングに放って攻撃した。更に突進して宙に上げると回転して攻撃し、尾で地面に叩き付けた。
「ギャラドス、強力な一撃をぶつけてやれ!」
「ギャオー!」
 ギャラドスが体内から水を放射した。それは巨大な蛇のようになってアクジキングに向かって来た。
「ヒビキ君、アクジキングを飲み込もうとしている!だったら・・・」
「ああ、逆に飲み込んでやるぜ!」
 ヒビキの指示でアクジキングは口を開けて大きく吸い込んだ。その吸引力に水の大蛇は飲み込まれていった。口に水を含むとアクジキングは大量の水をはどうのように吐いた。水流に巻き込まれてギャラドスは吹っ飛ばされた。
「行け!」
 アクジキングは回転してギャラドスを追撃すると、りゅうのはどうを飛ばしてギャラドスを倒した。
「さすがだ、だがまだ始まったばかりだ!」
 ワタルが二番手としてプテラを繰り出した。
「ルージュラ、行け!」
「ジュラ!」
 ヒビキもアクジキングを戻してルージュラを出した。
「プテラ、はかいこうせん!」
「ギャーギャーオ!」
 ワタルの指示でプテラがはかいこうせんを飛ばして来た。ルージュラは拳に冷気を溜めるとジャンプしてはかいこうせんをかわすとプテラにれいとうパンチを放って地面に叩き付けた。プテラにパンチを見舞うルージュラだがプテラの牙から電流が出て来ると角に電気が流れて来た。
「あれは、ヒビキ君!」
「何!」
 ツクシ達が気付くがプテラが角から電撃を飛ばしてルージュラを吹っ飛ばした。プテラが羽ばたくと牙から冷気が溢れていた。すると翼が凍ってふぶきを飛ばして来た。
「今度はふぶき!」
「あいつ、どうなってんだ、避けろ!」
 ヒビキの指示でかわすルージュラだが牙が燃え出すとプテラの尻尾に炎が灯った。そして尻尾から炎の矢を連射して攻撃して来た。
「ジュラ!」
 これをかわすルージュラ、するとプテラが再び牙に電流を流すといわなだれをして来た。そして角から電撃を飛ばすと岩を電力で浮かせてヨーヨーのように岩を飛ばして来た。これも難なく交わしていくルージュラだが、プテラがストーンエッジで宙に上げると地面に叩き付けて攻撃した。
「ヒビキ君、牙から出るので攻撃が違うみたいだよ」
「そう言えばそうだったよな。ようし」
 プテラが炎の矢を飛ばして来るとルージュラはこれを掴んで凍らせるとプテラに投げ返して攻撃した。そして両手と口かられいとうビームを放って角と翼、尻尾を凍らせた。
「これで封じ込めたね!」
「ああ、一気に決めるぜ!」
 ヒビキの指示でルージュラはふぶきを飛ばしてプテラを倒したのだった。
「見事だ、頼んだよリザードン!」
 三番手としてリザードンを繰り出して来た。ヒビキもルージュラを戻してホウオウを出した。
「ヒョローロロロ!」
「エンジュシティにまつわる伝説のポケモンか。それも味方にしていたとは、相手にとって不足は無しだ、リザードン!」
「ドオーン!」
 リザードンがフレアドライブをして突進して来た。
「ピシャーオオオ!」
 ホウオウもフレアドライブをしてぶつかった。爆発と共に火花が飛び散った。すれ違い様につばさでうつときりさくをして攻撃する二体、リザードンがシャドークローで衝撃波を飛ばすとホウオウが羽を飛ばして打ち消した。かえんほうしゃ、だいもんじを放つが威力が拮抗していて決定打にはならない。
「リザードン、にほんばれだ!」
 ワタルの指示でリザードンはにほんばれをして陽の光を高めた。
「ソーラービームを放て!」
 ソーラービームを吐いてホウオウを攻撃した。爆風が晴れるとホウオウがいななく声を上げる。
「俺は更に上を行く!」
 ヒビキの指示でホウオウはせいなる炎を放ってリザードンを倒した。
「次は変わったポケモンでお相手しよう、行け、ナッシー!」
 ワタルはリザードンを戻してナッシーを繰り出した。
「な、何だあ?!」
「あれが、あんな長いのが、ナッシー・・・!」
 ヒビキとツクシは唖然とする。目の前にいるナッシーは普通のナッシーとは違う、首が凄まじく長い、首長竜のようなナッシーだった。
「どうだい、アローラ地方にいるとされるナッシーだ。こいつもドラゴンタイプのポケモン!」
「よし、じゃあこいつで行くぜ!」
 ヒビキはホウオウを戻してモルフォンを出した。
「俺のナッシーは空を飛ぶ、行け!」
 ワタルが指示を出すとアローラナッシーは首をプロペラのように回転させて来た・・・。

続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.229 )
日時: 2020/03/10 20:20
名前: たくと七星

第39話「チャンピオンワタル、友情の旅の終わりと始まり」パート3

ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、アローラロコン、モルフォン(戦闘中)、ルージュラ、ホウオウ、アクジキング


 回転した体は宙に浮いて突風を巻き起こしながら上昇した。
「首をプロペラに?!」
「そうだ、首を回転させて空を飛べるのさ!」
 回転しながらモルフォンに迫って来る。
「飛べ、モルフォン!」
 モルフォンも飛翔して空中戦に入る。向かって来るアローラナッシーと距離を取り、隙を窺う。
「ナッシー、風を飛ばせ!」
 ワタルの指示でアローラナッシーは回転している首から円形の風の衝撃波を連射して来た。モルフォンは羽を羽ばたかせてこれをかわしていく。
「首を回転させてるんじゃ迂闊に近寄れねえぜ!」
「あの首の動きさえ止めれば何とかなるよ!」
「おし、だったら・・・!」
 ツクシの言葉にヒビキは策を思い付いた。
「モルフォン、壁に蜘蛛の巣を張るんだ!」
「モルフォン!」
 ヒビキの指示でモルフォンは左右の壁にネットを飛ばして蜘蛛の巣を三つずつ張らせた。アローラナッシーが迫って来ると、後ろに下がりながら誘導させる。ナッシーが真ん中の辺りに来た時だった。
「今だ!」
 ヒビキの指示でモルフォンはサイコキネシスをした。するとネットから糸が伸びて来てアローラナッシーに巻き付いた。粘性の意図に絡まれて首を回せなくなりアローラナッシーは地面に叩き付けられた。
「むしのさざめきだ!」
「モルフォン!」
 むしのさざめきを放って爆発を起こさせた。爆風が晴れるとアローラナッシーは力尽きていた。
「よくやった、戻れ!」
 ワタルはアローラナッシーをボールに戻した。
「では次も一風変わった奴だ!」
 ボールを投げると、赤い帽子をかぶったような頭に菱形の伸びた鼻、傘のような先は赤の黄色の棘の付いた甲羅、バクガメスが現れた。
「何か、亀みたいなポケモンだね?」
「こいつもドラゴンタイプなのか?」
「ああ、バクガメスはほのおとドラゴンのポケモン、炎の熱さとドラゴンのような屈強さがある。さあ、ヒビキ君、君はどうする」
「よし、じゃあ、俺はこいつで!」
 ヒビキはモルフォンを戻してアローラロコンを出した。
「こおりタイプで来るとは、考えあっての事かな?」
「ああ、そのつもりさ!」
「ではバクガメス、燃え上がれ、回転するんだ!」
「バクガーっ!」
 ワタルの指示でバクガメスは体を引っ込めて殻にこもった。すると甲羅を回転させて炎を纏わせて突進して来た。
「ロコン、氷を纏うんだ!」
「コーン!」
 ヒビキの指示でアローラロコンは冷気を纏うと突進した。氷と炎がぶつかり合い、コマのように弾け合った。ぶつかる度に水蒸気が飛び散っていく。アローラロコンはバック転して着地してバクガメスは体を出して地響きを立てた。
「バクガメス、かえんほうしゃだ!」
「バクーっ!」
 バクガメスが鼻からかえんほうしゃを飛ばして来た。アローラロコンは雪を纏って大きな雪だるまになった。かえんほうしゃが当たると雪だるまが蒸気を上げて爆発した。アローラロコンが出て来ると、ふぶきで蒸気をバクガメスに飛ばした。蒸気で視界が塞がれた所でれいとうビームを飛ばして蒸気を凍らせた。
 凍った蒸気が無数の氷柱になったバクガメスに次々と突き刺さった。
「さすがだ、だがこれはどうかな、バクガメス!」
 ワタルが指示を出すとバクガメスは尻尾を向けて火を噴いて燃える糞を無数に飛ばして来た。
「わ、ばっちい!」
 糞を飛ばして来たことにヒビキが尻餅を付いた。
「あの糞、燃えている?」
「ああ、バクガメスの糞は爆発する事がる!」
 そう言って指を弾くと糞が爆発して、炎が跳ねるように向かって来た。これをかわしていくロコンだが、バクガメスが殻にこもって回転してアローラロコンを攻撃した。吹っ飛ばした所でUターンしてアローラロコンを攻撃する。
「中々あちい攻撃だぜ」
「糞が厄介だ、あれを防げば・・・!」
「そうか、ようし!」
 バクガメスが再び後ろを向けて来た。アローラロコンはれいとうビームを飛ばして下半身を凍らせてしまった。
「何?!」
「よし、これで糞は飛ばせないぜ、行くぞ!」
 ヒビキが指示を出すとアローラロコンはジャンプして冷気を纏うと自分の顔を模した巨大な雪だるまを作り出し、バクガメスを圧し潰した。
 雪だるまが砕けてふぶきが舞い、その威力の前にバクガメスは力尽きた。
「ようし!」
「やった!」 
 遂にワタルの手持ちを一体まで追い詰めた。
「さすがだ、ここまで俺を追い詰めるとは。だが俺もチャンピオンとして簡単には膝を屈さない、俺一番の切り札で形成を逆転させてみる!」
 ワタルはバクガメスを戻すと最後の一体を繰り出した・・・。


続く・・・。

Re: ポケモンストーリー ハートゴールド編 ( No.230 )
日時: 2020/03/17 20:56
名前: たくと七星

第39話「チャンピオンワタル、友情の旅の終わりと始まり」パート4

ヒビキ現在の手持ち

オーダイル(戦闘中)、アローラロコン、モルフォン、ルージュラ、ホウオウ、アクジキング


 地響きと同時に雷が落ちて来る。そして炎が沸き上がり、煙の中からカイリューが現れた。
「リューリュ!」
「さあ、俺の切り札で相手になる。ヒビキ君、君はどうする?」
「俺は、こいつだ!」
 アローラロコンをボールに戻すと、タマゴの頃からの付き合いであるオーダイルを繰り出した。水しぶきを上げて咆哮を上げた。
「オー、ダイル!」
「頼むぜ、相棒」
 ヒビキの言葉に頷くとオーダイルは走り出した。カイリューも地響きを立てて走り出す。オーダイルが拳に冷気を溜めると、カイリューが拳に炎を溜める。れいとうパンチとほのおのパンチがぶつかり熱と冷気が混ざり合って蒸気が上がった。蒸気の中で取っ組み合いになりカイリューのパンチ、尻尾による攻撃が来るとオーダイルはそれをかわしてれいとうビームを放つがカイリューは腕をクロスしてガードしてしまう。
 蒸気が晴れると、オーダイルがれいとうパンチでカイリューの腹部を攻撃した。
「やった?!」
「いや、まだだ!」
「え?」
 ヒビキとツクシが見るとカイリューがニヤリと笑っている。カイリューの腹に熱気が出て来る。オーダイルがその熱さで手を払う。するとカイリューの体が燃え上がってオーダイルにタックルした。両手で炎のパンチを連打、そしてプレス攻撃をして吹っ飛ばす。
 起き上ったオーダイルに耳から電撃を鞭のように振るって攻撃していく。尻尾を振るって来るとオーダイルがこれを掴んだ。しかし尻尾も電流が流れてオーダイルを痺れさせる。
「敗けるな!」
 オーダイルは電撃に耐えて尻尾を離さずジャイアントスイングをして吹っ飛ばした。しかしカイリューは旋回して向かって来る。
「来るよ!」
「掴め!」
「オー、ダイル!」
 オーダイルはカイリューの頭を掴んで抑え込むと投げ飛ばした。
「さて、そろそろ本気を出すぞ!」
 ワタルが腕に装着しているzリングを起動させた。
「あんたも持ってるのか?!」
「ああ、かつてサングラスに白衣を羽織った南国の博士からもらってね!」
 ドラゴンzを装着すると両腕を竜の口のように開けて発動させた。
「全てを消し飛ぶ光線を、食らえ!」
 カイリューが咆哮を上げると、口からアルティメットドラゴンバーンを放った。オーダイルに命中して凄まじい爆風を上げる!」
「ああ!」
「!」
 視界が晴れるとオーダイルはボロボロの状態になっていた。上を向いて口を開けた状態で動きが止まっている。もう敗れてしまったのか。ツクシがそう思った時、
「オ、オー・・・!」
 オーダイルが微かに動き出した。腕に付けているタスキが取れた。きあいのタスキを付けていたのだ。
「何、カイリュー、はかいこうせんだ!」
 ワタルの指示でカイリューがはかいこうせんを放つ。オーダイルは拳を突き出してはかいこうせんを無効化させて走っていく。口を手で塞ぐと持ち上げてブレーンバスターをして叩き付けるとジャイアントスイングをして投げ飛ばした。
「ヒビキ君、一気に決めるんだ!」
「ああ、こいつで、全てを決めてやる!」
 zリングにコオリzのクリスタルを装着して腕を交互に動かしながら両手を前に突き出した。床から氷柱が出て来てそれに乗ると、強力な冷気をカイリューに目掛けて放った。ふぶきのような突風で放たれてカイリューを飲み込んでいく。そして雪の爆風が飛んでカイリューがゆっくりと降下して崩れ落ちた。
「終わった・・・」
 全てを悟ったワタルがカイリューをボールに戻した。後には精悍な面持ちで立つ少年とそのパートナー、オーダイルが立っていた。
「ふ、俺の敗北だ。だけど、いい気分だよ。負けた悔しさよりも新しいチャンピオンに巡り合えたと言う喜びで溢れている・・・ヒビキ君、おめでとう、君がチャンピオンだ」
「お、俺が、俺がチャンピオン?」
 実感して無さそうに言うヒビキにワタルは静かに頷いた。
「や、やった、やった・・・いーやったー!!!」
 拳を握り締めて腕を振るわせてしまう。そして両腕を上げて走り回った。オーダイルとツクシがびっくりした顔でヒビキを見ている。
「やった、やったぜツクシ君!」
 ツクシの手を握って大喜びしている。
「遂に念願のチャンピオンだ、ツクシ君に見せてあげられたぜ!」
「うん、おめでとう、ヒビキ君!よく頑張ったよ!」
 ツクシも笑顔でヒビキの健闘を称えた。
「ありがとよ、ツクシ君、こんなやんちゃ坊主に付き合ってくれて、そのお陰で俺がチャンピオンになったのを見てもらえた。ありがとな」
「ヒビキ君、お疲れ様。君の夢、確かに見届けたよ。僕も自分の事みたいに嬉しい、本当に頑張った」
 手を握って友情の深さを確認する。
「ヒビキさーん、ツクシくーん!」
「あ、アカネちゃん!」
 振り向くとアカネが走って来ている。
「それにジムリーダーも皆も!」
 アカネだけではなく、ハヤト、マツバ、シジマ、ミカン、ヤナギ、イブキと各ジムリーダー、そしてマツバの親友のミナキも来ていた。
「アカネちゃん、皆を連れてくためにか?」
「うん、ヒビキさんがチャンピオンになるから皆を連れてこうと思って呼んで来たんや。せやからヒビキさんに勝つためのアドバイスを・・・」
「あのー、アカネちゃん」
「何、ツクシ君?」
「お気持ちは嬉しいけど、ヒビキ君、もう勝っちゃったよ」
「え、もうチャンピオンになったん?」
「ああ!」
「ええ、折角アドバイスしようと思ったのに、もう、マツバさんが身だしなみに時間かけてるからやで!」
 アカネが腰に手を当ててマツバに怒った。
「いやあ、身だしなみは大事でしょ」
「そうそう、ポケモンリーグに不躾な恰好ではいけないでしょ?」
 ミナキがマツバをフォローした。
「だがそれも必要なしに成長した事は間違いない、さすがだよ、ヒビキ君」
「いやー、しかしここまで来れたもんだ、わし感心しとるよ」
「ヒビキ君、本当にお疲れさまでした」
「ワタルに勝つなんて大したものよ、誉めてあげるか光栄に思いなさい」
 ヤナギ、シジマ、ミカン、イブキがヒビキの勝利を褒め称えた。
「ツクシ、こいつによくここまで付いてこれたな」
 ハヤトがツクシの肩を叩いて労った。
「ハヤト君、ありがとう」
「何か、騒がしくなってきたな・・・ヒビキ君、これから君のポケモンを殿堂入りさせるから付いて来てくれるかい?」
「おう、今行くぜ」
「ヒビキさん」
「アカネちゃん、何だ?」
「アサギシティの食堂でパーティーがあるんや。もちろん、ヒビキさんのチャンピオン記念で、終わったらすぐ行こうな!」
「ああ!」
 


 オーダイル、アローラロコン、モルフォン、ルージュラ、ホウオウ、アクジキング。そしてオオタチ、ゴローニャ、オニドリル、メタモン、ウソッキー、アローラゴローニャ、アローラサンドパン、デンジュモク、ヒビキと彼と出会った多くのポケモン達、彼等の冒険に一つの区切が付いた。チャンピオンとなり彼等の道は大きく前進していく事になるだろう。



 ポケモンリーグの門に出てヒビキが背伸びをする。
「色々あったな、ツクシ君」
 隣で微笑んでいるツクシに声を掛ける。
「うん、君と出会って知識だけでは得られない体験が出来たよ。偶然の出会いからこんなにも心躍るような旅が出来るなんて思わなかった」
「ああ、そのお陰でツクシ君と仲良しになれたもんな」
「そうだね」
 笑い合って互いを見つめ合う。
「ヒビキ君、これからはどうしていく?」
「そうだなあ、カントー地方にもジムがあるってワタルさんが言ってたし、次はそこに挑戦してみよっかな。けど、まずは疲れた。だからたっぷり休みてえ!」
「そうだね、君らしいや。僕は、むしポケモンの研究をしていくつもりだよ、でも君は大切な友達、君が旅に出る時は、また僕も一緒に行っていいかな?」
「もちろんさ、俺とツクシ君は一心同体、惚れたからには生涯だ」
「そうだね、僕もそんな君が気に入ってるよ」
「ツクシ君」
 ツクシを抱き締めて背中を軽く叩いた。
「これからもよろしくな」
「うん、こちらも」
「おーい、ヒビキさーん、ツクシくーん!」
 アカネが手を振って二人を呼んでいる。
「さ、行こうか、ツクシ君!」
「うん!」
 手を繋いで歩いていく。固く深い友情に満ちた二人を茜空が見守っている。空には沢山のヤンヤンマガ飛んでいた。これからのヒビキ達に幸あれ・・・。


「ポケモンストーリー ハートゴールド編 完」



 ポケモンストーリー ハートゴールド編はこれにて完結です。ポケモン達の新能力、ヒビキ達の友情物語を楽しんでいただけたと思えたら幸いに思っています。今後の展開の事ですが、某小説サイトにても活動しているので今後はそちらの方を中心に活動していこうと思っています。またここで小説を書けたらと思っていますのでその時はよろしくお願いいたします。

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