二次創作小説(旧・映像)

【Genocide-tale】転生庭園 第1話
日時: 2019/02/04 17:51
名前: 天津風

三日間音信不通な親友の部屋に、ただ俺は入っただけだったはずなのに__。

*** *** *** *** ***

俺達が出会ったのは、高校の時。
学年が違った俺達は部活で知り合った。俺達は『歴史学部』と言われる部活に入部していた。
遠い昔に起きた出来事が、実際に起きたのかというのを調査する、不思議で活発的な部活でもあった。俺達はそんな部活で、ある時二人組で調査をしていた。
調査をしている内、同じ意思である俺達は次第に仲良くなった。

卒業した現在も、相談・愚痴を聞いたり喋る親友として、関係が続いていた。
ただ三日前から、電話をかけても依然として出てくれる気配がない。いや、あちら側には静寂しかない気がした。
あんな誠実な男が電話に出ないことは、絶対と言える程にありえない。
なら出れない理由があるはずだ。

*** *** *** *** ***

__浮遊した感覚が、身を覆う。
閉じていた重い目蓋を開ける途端、眼前に現れた光景に驚きを隠せなかった。
「......何だよ、この空間」
真っ白の空間が無限大に広がっている。銀色に輝いている光も浮かんでおり、色調が変化しているように見える。
「ジブン、部屋で寝てた筈なのに」


無限大な空間を見渡していると、大きな銀色の光から突然何かが飛び出てくる。
__それは、白色の何かだ。

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Re: 【Genocide-tale】転生庭園 第2話 ( No.1 )
日時: 2019/02/05 19:10
名前: 天津風

__飛び出してきたものに、自分は反応出来ずに、共に吹っ飛ばされたしまう。

自分という犠牲があったおかげで、その飛び出してきた白色は、体制を立て直せている。
自分は少々遠い場所に飛ばされた。
すると遠い場所にいる白色が、こちら側の顔を覗いていた。そして、不思議そうな表情をしていた。
「オイラと同じ顔だ......?」
不思議そうな表情のまま、白色のなにかがそう呟いた。見れば相手はガイコツだ。自分はガイコツなんかじゃないぞ?
......不思議と手元を見る。
そこには肌色の皮膚なんかなかった。
白色の骨が不思議と繋がってあるだけ、それ以外のものは全然なかった。


「あんた、名前はなんだ?」
すると真剣そうな表情になったガイコツが、自分の方へと向かってくる。
「え、名前......名前?」
なぜか記憶から抜けている。
昔テレビで見た事ある『名前を言えなくなる催眠術』なる物を、自分の名前よりも早く思い出してしまった。
「......名前を、思い出せないのか?」
相手も自分の状態に気付いたのか、少々心配そうに言葉をかけてくれる。少しだけありがたい言葉だ。

__ポワン、柔らかな音と一緒に、違うもう一つの光から、何かが出てくる。
それは様々な色を使った容姿だ。ただ、自分達ガイコツと同じ種類のようだ。
「......Sans! 無事だったんだね!」
どうやら面識がある様子なのだけれど、サンズと呼ばれた相手は、知らないという表情をして、ポカーンとしている。相手のガイコツも、困っている顔だ。
「あ、あぁうん......その、知らないなら? 別に平気なんだけど......ね?」
困惑を隠せていない。
すると自分の方に顔を向けた。
「ええっと、君は一体どういう名前?」
するとサンズと呼ばれたガイコツと一緒の質問を、自分にぶつけてきた。
「......名前、思い出せないんだ」
すると少々ニコニコしながらも、困ったような目の動きをしている。知らない人物であってほしいと願う。なぜか。
「ああ......そう、僕はInk!Sans。想像力と並行世界達の保護者とも言われるよ」

青色の上着を着たサンズと共に、インクサンズと呼ばれるガイコツの言葉の意味を尋ねた。
「並行世界って、なんだ?」

Re: 【Genocide-tale】転生庭園 第3話 ( No.2 )
日時: 2019/02/06 17:02
名前: 天津風

__並行世界と想像力の保護者。
確かに保護者と呼ばれる彼は、様々な塗料を持っており、筆も持っている。
ただ並行世界という言葉は初耳だ。
「ほぼ時間線と同じ意味だね」
得意げな表情で意味を説明し出した。
時間線という言葉も初耳だが、サンズと呼ばれたとなりのガイコツは、ほうほう、という反応をしている。
「なるほど、様々に分岐した世界の事か」
「......確かにそういう意味だけれど」
言った事の意味を否定されたサンズは、意外だという表情をしている。

「並行世界。時間線に似ているけれども、その意味はとてもとても違うんだ」
神妙な表情になり、彼は喋り始める。
「並行世界は様々な世界の事。そこにいるSansはUndertaleという世界。そして僕はInktaleと呼ばれる世界の住人」
「元々Undertaleだけが存在したけれども、様々な物語と独自設定が作られて、そして並行世界、通称《AU》が出来たんだ」

並行世界はアンダーテールと呼ばれる、一つしかない世界が中心的に出来た。
つまり、二次創作がもう一回独自設定を付け加えれた三次創作が、並行世界?
「お前さん、AUってなんだ?」
考えている内に、サンズが質問する。
......もちろん、保護者という者に。
「Alternate - Universeの略語。意味はもう一つの世界・宇宙とかだよ」
オルタネータ・ユニバース。
その略称したバージョンが《AU》。

じゃあ自分はAUの一部って事か?

*** *** *** *** ***

__決意の鼓動を、また感じる。
これは感じた事がある感覚だけれども、それを感じた場所が思い出せない。
“ただ感じた事がある”
それしか、感じる事が出来ない。

Re: 【Genocide-tale】転生庭園 第4話 ( No.3 )
日時: 2019/02/07 18:08
名前: 天津風

[Asylumtale *精神科病院 ある一室]

__無邪気な笑顔を絶やさない。
彼が天真爛漫で幼稚的なのは、ある意味元々の性格で出来上がっている。それこそが彼の真意なのかはわからない。
けれど彼は遠ざかりたいのだろう。
会話出来る友達も出来て、兄弟もいつも側にいるのは、此処にいるからだ。
それは幸せなひと時だ。

父親に虐げられる事さえないのだ。
「Frisk、今日は遅いなぁ......」
向こう側の部屋を覗きながら、午後五時を示している時計を、ちらっとみる。
毎日同じ時間ではないが、今日に限ってはかなり遅い。サンズもパピルスも今日の遅さには、心配を抱いている。
「......窓がないから、様子が見えないな」
向こう側の扉から様子を見ようとする、ただ扉の窓は所狭い。
これでは見えない。

__周辺はとても静かだ。
午後七時を回った時計を見ても、一向にフリスクは決して来やしない。
バアァアァァァン__!
突然崩壊する音が轟いた。
寝かけていたサンズも、流石にこの轟音には耐え切れずに起きる。すると、天井と床に亀裂が走る。
「サンズ! そこの扉打ち壊せ!」
亀裂が走っている天井と床が、共々落下していく。サンズはギリギリ廊下に飛び込んで、セーフだ。
パピルスも、落下していく瓦礫達を見た後に、走っていくサンズを追う。
「もう全員どっかいっちゃったかな......」
まるで最初からこの事態を知っているかのように、魔物達はどこかへ。
「一旦探してみよう。それに、この無駄に高い場所から降りて外に出ないと」
パピルスは大人のようにそういった。
「うん!」
サンズは子供のようにそういった。

Re: 【Genocide-tale】転生庭園 第5話 ( No.4 )
日時: 2019/02/12 16:51
名前: 天津風

[Asylumtale *崩壊した精神病院]

__無駄に高い崩壊した病棟。
病棟の構図が分からない子供が、何かと会話をしながらも何かを探している。
「......まだ此処にいたのか」
“たかが子供のガイコツだ”
銀色の光を反射するナイフを構える。

*** *** *** *** ***

清潔に保たれている筈の病棟が、地震があったかの様に、崩壊している。
「いつ崩落するかわからないな......」
様子見をするパピルスを尻目に、サンズは様々な場所にキャッキャッと、好奇心を動かしている。

「あれ! 誰かいる!」
サンズが無邪気にそういった。パピルスがサンズの大声の方向に駆けつける。
「......おいおい、なんだよあれ」
幼稚なサンズが見つけた生存者の姿は、二人と同じ骸骨でもありモンスターだ。
ただ小さなサンズと酷似している。
それに片手には、銀色に輝く刀身を持つ大きなナイフがある。ただ、サンズは自分に似ている事に気付いていない。

__唐突に斬りかかってくる。
拘束衣を着たサンズは反射的に避ける。すると、天真爛漫だった表情は変わる。
「敵対しているのか......あいつ」
服装やら性格は違えども、それは確かに同一人物の容姿と雰囲気を持っている。
「......彼奴、殺さないと」
パピルスは残念そうな表情だ。
無邪気な子供だけれど、残酷な大人達を知る子供だ。其処ら辺の子供達より、自分を守る方法なんて知っている。

黒色の穴に浮かぶ白色の目は、シアン色と黄色の瞳に知らぬ間に変わっていた。
彼方側のサンズも困惑している。
逃げようとする相手を見逃さない。白色の骨が地面を貫通して道を塞ぐ。
「......ぐっ、これは」
パピルスは意外にも近場で見ている。
すると、何かしら異変を感じ取った。

本気を出しているサンズをそのままに、異変を感じた場所まで進んでみる。
「この場所か? 変じゃないけど」
廊下の角を曲がってみると、変な格好をしたもう一人のサンズがそこにいる。
「......サンズ多いのか? これ」
またもや残念そうな表情だ。
黄色マントを揺らすサンズは、パピルスの方向へと警戒しながらも歩いた。

「此処かな。クロスがいる場所」
サンズ同士が戦う場所に、進んでいる。
「ん! こっちだ!」
何かを感じ取ったのだろうか、あの二人の場所に、軽快な音を立てて走る。
二人が戦う光景が見え始めると、手元にあった杖を、弓に変える。すると、相手のサンズに矢を的確に当てる。

「......誰! 誰だよ!」
青白い矢を放ったサンズの方向を見る。一旦パピルスはサンズの隣に行く。
あの変な骸骨野郎に敵対しているが二人が、目を離している瞬間に、あの変な骸骨はどこかに消えてしまった。
「えーっとね! 僕はDream!Sansっていうんだけれど、君の名前は一体何?」
......同じ名前。

骸骨兄弟の二人は、呆然としている。
「......あー......オイラもSans、なんだ!」
敵対心を出さずに、無邪気に話す。

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