二次創作小説(新・総合)

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奇跡の星の日常物語~擬カビ小説~
日時: 2019/01/18 02:20
名前: 麻ふすさん

どうも、麻ふすさんと申します。
ここでは一般的に「擬カビ」と呼ばれるジャンルの小説を書いていきます。
苦手だなー、と思う人は、即座に閲覧を中止してください。
基本短編をちょくちょく書く形になると思いますが、たまに長編も書くかもしれません。
文章力は(笑)なので気をつけてください。
あと私独自の擬カビ設定などもございますので、そちらにもお気をつけください。

私事ですがツッタカターやってます
@fususan250pskt
擬カビの絵とか描いてたりするので下手くそですが興味がわきましたらどうぞ。

まだ始めたてなので機能の事で試行錯誤しています。
ぱっと見て変な所があったら「頑張ってるなぁ」と思っててください。

小説更新について
それぞれの世界観を順番に書くわけではなく、その時書きたいと思ったお話を書くので
いとデザが2回連続で更新されたり、いーデザを長らく更新しないなどの事態が起きます。
ご了承下さい。質問があればお気軽にどうぞ。
ちなみに長編でない限り(長編なら〇〇編その1みたいな書き方するので)どこから読み始めても
大丈夫です。

✴閲覧数300感謝です!


◉目次

擬カビ紹介>>1
大事な設定 更新1>>21
星を見守る女神様>>33

*.いーデザ
またいつもの毎日>>2
広い海>>6
もうひとつの魂達 その1>>10
もうひとつの魂達 その2>>12
もうひとつの魂達 その3>>13
もうひとつの魂達 その4>>15
もうひとつの魂達 その5>>16
もうひとつの魂達 その6>>17
嫌いなやつ>>20
ひとりめの奇跡物質>>23
喧嘩>>29
ハロウィン>>32
積み木>>34

*.ふすデザ
雨の日>>3
鏡の中のお祭り>>14
家計>>19
ふたりめの奇跡物質>>25
>>30
クリスマスのお昼頃>>35
パーティの合間に>>36

*.いとデザ
忘れてはいけない事>>4
異端の暗黒物質 その1>>8
異端の暗黒物質 その2>>9
異端の暗黒物質 その3>>11
さんにんめの奇跡物質>>26
星の戦士>>28
犬猿の道化師と魔術師>>37

*.かかデザ
運命の線路>>5
終着点D-1>>7
料理をしよう>>18
終着点D-2>>24
よにんめの奇跡物質>>27
皆の姐さん>>31

*.失われし世界
もしもの話>>22

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星を見守る女神様 ( No.33 )
日時: 2018/11/09 01:09
名前: 麻ふすさん

※いーぽぽさまは女神のような存在で、ポップスターを見守っています。
いーデザではありますが、全世界観共通です。
これは、ポップスターがなぜ侵略者に狙われるようになったのか、
その理由のお話です。




宇宙のように真っ暗で、無数の星が瞬く空間。
でもそこは宇宙ではなくて、広いように見えるけど、とても狭い閉ざされた場所。
その中には1人の女神様。名前をポポポと言います。
彼女はいつも、呆れ返るほど平和な、奇跡の星を見守っています……

『今日も……大丈夫。なにも怖いことは起こってない』

彼女は小さな宇宙で、その星を見守ることだけを続けます。
それが彼女の使命で、彼女が存在する理由だから。
今日も、なにも事件はありません。彼女が守ってくれるから。
でも……

『……あれ?なにか……なにかおかしい……』

彼女が見守っている星は、ひとつではありません。よっつあります。
同じ形で、同じ者達が住む、同じ星。
でも、住民達の姿は、よっつどれもそれぞれ違っています。
その、みっつめの星が……黒くくすみ始めました。

『えっ!?どうしよう、何が起こってるの?』

彼女は知りませんが……この黒いくすみは人々の心の闇です。
行き場のない、出処の分からないただただ延々の闇が、星を埋めようとして
蝕んでいたのです。

『……』

彼女は他の星を確認しました。他の星には、異常はありません。

『理由は分からないけど……ぼくが何とかしないと……』

……女神様が手を合わせ、祈りました。
すると、女神様が結んでいた髪の毛の一部が解け、そのまま人の形となり
黒ずんだ星に飛んでいきました。

『……これで、きっと……あっ』

彼女が気付いた時には、ひとつめの星が不安定に揺れていました。
黒ずんだ星を守る為力を送ってしまったので、この星を守る力が足りなくなりました。

『あぁっ……!どうしよう、大変っ、このままじゃ……』

その時、女神様の三つ編みされていた髪の毛も解けてしまい、星型のピアスが外れ、
堕ちていきふたつめとよっつめの星に吸い込まれていきました。

『ぼくの力が……消えていっちゃう!』

女神様は髪の毛に付いている星型の髪飾りを手で押さえました。
ふたつめ、みっつめ、よっつめの星に、女神様の力が吸い込まれて、
新たな星の戦士が生まれようとしています。
だから、ひとつめの星には、まだ……

そう思っていると。

『え……うそ、これは……"ぼくの力じゃない"星の戦士……?』

止めようとしても、流れ星のように舞い落ちる星の戦士は、ひとつめの星に……

『こんな不確定要素が星に降りたら……』

でも、それが星に降りた途端に、不安定に揺れていた星がぴたりと止まって、
元の輝きを取り戻しました。
他の星も、それまでよりもいっそう輝きを増しながら、ベールを揺らしています。

『……あれ?どうして……』

いつの間にか解けた髪も、外れた星型のピアスも戻っていました。
星を覗くと……どの星にも、それがいました。

『ぼくが知らない……知らない力……知らない未来……知らない星の戦士……
星の戦士は危機を呼ぶ者じゃなくて、危機から星を守る力……』

女神様が星に触れ、優しくなでると、星は小さくゆりかごのように揺れました。

『ぼくには出来ないこと……きみには出来る?大変だけど、頼んでいいかな。
星のカービィ』

女神様の瞳には、星型の髪飾りをつけた、青い瞳で、桃色の髪の毛の少女が、
薄く映し出されていました。




(解説のような……
ぽぽさまの力でない星の戦士が現れた星はいーデザ、
最初にくすんでしまったみっつめの星はいとデザ、
星型ピアスのふたつめの星はふすデザ、
三つ編みのよっつめの星はかかデザです。
(この辺りはそれぞれのカービィのビジュアルを知らないと分かりにくいかも)
不確定要素が星に現れた事によって侵略者が増えますが、
彼女たちがいないと星は崩れてしまいます。
簡単に言うと、ふす、いと、かかデザはぽぽさまの力のカービィですが、
いーデザだけはなにか違う者の力のカービィなんですね。はぁい。)

いーデザ・積み木 ( No.34 )
日時: 2018/11/28 17:11
名前: 麻ふすさん

※1ヶ月近く更新してませんでしたね。色々ありまして。
まぁ更新ペースは相変わらずですが今後もよろしくお願いします(適当)





クッキーカントリーの平野に、ひとつの青い船がある。
マホロアの所持する、天かける船ローアである。

「まほろあー、まほろあー」
「何してるノ2人共」
「マホソがどっかから出してきたんだよ。積み木」
「そんなの買っタッケ!?なんか変なカタチしてなイ!?ってかそれホントに木?」
「元から倉庫にあったやつじゃねーの?」

マホソとクラマホが積み木遊びに興じていると、船に1人の訪問者がやって来た。

「ン?誰ダロ……はいハーイ」
「あら、こ・ん・に・ち・は♪ですわ」
「ウワ……誰かと思ったらお前カヨォ……」

その姿を見てマホロアが明らかに嫌な顔をする。

「失礼ですわね。この!この秘書スージーがっ!わざわざこぉ〜んなイナカまで
出向いて差し上げたのですわよ?」

スージーがわざとらしく大きいモーションで話すと、マホロアは更に
嫌そうな顔になった。

「別に呼んでないし頼んでもないヨォ。何の用」
「冷たいのね。まぁいいわ……そう、ワタクシがわざわざここまで来たのは、
他でもない、アナタのせいですわ!よ!」
「イヤ、ボクのせいって言われてモ……ボクなにかシタ?」
「アナタ、この前うちの会社に遊びに来たでしょ?」

スージーがびしっと言うと、マホロアは面倒くさそうに頷く。

「その時……その後ろの2人も一緒に来てたわよね」
「そうだケド……」
「うちの備品が無くなってるのよ。アナタ達がやって来た日にね」
「だからッテ、ボクらが犯人だって決めつける理由はないヨネェ?」
「うちの会社は世界に、いや宇宙に名を轟かせる程の技術があるのよ?
犯人なんてすぐに分かるわ」

マホロアはしばらく考えてから、スージーに訊ねた。

「その備品ってナニ?」
「正確に言うなら備品というよりかは素材ね。廃棄になったキカイのまだ使える
鉄クズとかを再利用する為に回収してるの。エコってやつよ、エコ。
それで、その鉄クズをまとめて管理してたんだけど、減ってるのよね、数が」
「……………………」

マホロアは後ろを振り向き、積み木(のようなもの)を掴むと、手で叩いたり、
爪で少し引っ掻いたりして、また叩くと、それを持ってスージーに向き直る。

「…………イヤ、なんかごめんネ……」
「返してくれればそれでいいの。廃棄寸前の鉄クズだけどタダではあげられないわ」
「ウン……ってか、2人共……なんでコレ、持ち出してキタノ」
「俺は知らん」
「はいはーいはーいボクだよ。積み木で遊びたかったから持ってきたの!」

マホソが何も知らない無垢な瞳でそう言うので、スージーもため息をつく。

「……ま、いいわ。とにかくそれ返してちょうだい。あと積み木くらい
買ってあげなさいよ」
「欲しいなら欲しいって言ってくれればいいノニ……」

マホロアとスージー2人で鉄クズを回収し終わると、スージーはそのまま帰った。

「……鉄クズ、結構重かったんだケド……これで積み木してたノ……?」
「楽しかったよ!」
「なんというカ……何も知らないって怖いナァ」





(いや、ドリフレ3弾のみんな書こうと思ったら2人しか出せなかった)

ふすデザ・クリスマスのお昼頃 ( No.35 )
日時: 2018/12/21 15:27
名前: 麻ふすさん

※別にぼっちでもないけど仲良く過ごす友達はいないです





「はーい、メリークリスマス!」
「…………うん」
「……って、反応薄っ!」

カービィがマルクの家にクリスマスパーティの誘いをする為に訪れたのは、
お昼前頃の事であった。

「え、今日はあれだよ?クリスマスだよ?」
「うん」
「なーんでそんなにテンション低いの?」
「いや……クリスマスって、何がそんなにめでたいのかなって」

マルクはカービィが手に持っているサンタの人形を見つめながら言う。

「え?うーんと……なんか偉い人の誕生日だって」
「会った事もない人の誕生日をどうして祝うのサ」
「あ〜、もう、そういう事じゃあないんだよ、クリスマスっていうのは。
マルクはいつも理論的に考えすぎ。もっと柔らかく考えなよ」
「…………」

特に何も言わずにマルクは扉を閉めてしまった。

「あーっ!!ちょ、ストップストップ!本題をまだ言ってないでしょ!」
「……何サ、本題って」
「え、今日はデデデ城でクリスマスパーティがあるから、出来るだけ多くの
友達を呼べって言われたんだよ。君どうせ暇でしょ?」
「暇だけど」
「否定しないんだね……あ、そうじゃなくて。で、どう?来る?」
「騒がしい所はあんまり好きじゃないのサ」

マイペースなのか、ただただ気怠いだけなのか、マルクはこういう場所には
滅多に来ない。

「君、道化師のわりにはそういうの嫌いだよね。道化師ってもっと、ほら、
いつもニコニコしてて、皆を楽しませる……」
「そういうの、偏見っていうのサ」
「偏見とは違くない……?道化師っていうのはそういう職業なんだからさぁ」
「…………」
「じゃあなんで君は帽子被ってるの?」
「なんとなく」

そしてまた扉を閉めようとするので今度は全力で扉を掴む。
若干扉がミシッ、と嫌な音を立てた。

「君はどうして僕をそんなにパーティに連れていきたいのサ」
「え?そんなの知らない」
「は」
「僕は君をパーティに連れてくって決めたからそうしてるんだよ」
「…………」
「まぁ別に今はついてこなくていいよ。パーティは6時からだからね。
でも来た方が良いよ?絶対楽しいから!」

そう言うとカービィは扉を掴んでいた手を離して、マルクにサンタの人形を
押し付けてからさっさとどこかへ行ってしまった。
マルクはサンタの人形をなんとなく見つめる。かなり不細工な顔作りだった。

「………………」





(後半へ続く(ちびまる子ちゃん風)

ふすデザ・パーティの合間に ( No.36 )
日時: 2018/12/24 18:37
名前: 麻ふすさん

※年賀状とか忙しくて、やっぱ師走って感じですね(?)






「へぇ……結局誘ったの?」
「ボク絶対来ないにキャンディよっつ賭けれるヨォ?」
「そ、そこまでかなぁ……?」

パーティ会場では今会話しているアドレーヌ、マホロア以外にも目立つのは14人程、
その他にもたくさんの参加者が思い想いに過ごしていた。

「彼がこういう場所に来るの、私見た事ないもん」
「ボクも滅多に見ないヨォ?」
「まぁ否定はしないけど」
「彼の厄介な所は、それが照れ隠しでもなんでもなくただの面倒くさがりな
所だと思うんだ」

アドレーヌがケーキをつつきながら言う。
隣のマホロアも賛同するように大きく頷いた。

「来たら来たでびっくりしちゃう。明日は雪が降るかな〜なんてぇ」
「この時期に雪は珍しくなくない?」
「あっ確かに!え、じゃあ降った方がいいかも!」

そんな風にわちゃわちゃしていると……
会場の扉が開く音がし…………
閉まった。

「あっ!?」
「ドウシタノ?」
「い、今扉開いた!」
「エ、でも誰も入ってきてないヨォ」
「開けてそのまま帰ったんじゃない?部屋間違えたとか」

カービィは全速力で扉を開け、外に出て、その先数メートルの場所にいる人物に
タックルを仕掛けた。だがその人物はひらりとかわし、カービィは柱にぶつかる。

「いった!」
「……」
「その沈黙!やっぱりマルクだ!!」
「沈黙で相手を見極められるの?」
「そんな訳ないじゃん」

カービィはぶつかった衝撃で舞った埃を払うと、マルクに向かって言う。

「ちょっとちょっと、なんで帰ろうとしてるの?」
「別に、これを返しに来ただけなのサ」
「あ、サンタ人形。無くなってたと思ったら君が持ってたんだ?」
「……君が僕に押し付けたのサ」
「え、嘘ぉ」

マルクが差し出したサンタ人形を手に取ると、カービィは続けた。

「せっかくここまで来たんだし、やっぱパーティに出ようよ」
「予想以上に騒がしそうでやめたのサ」
「え、本当は来るつもりだったの?」
「本来の目的はサンタ人形。パーティはついでに覗いただけ」

そして帰ろうとするマルク。

「あーちょっとちょっと!待ってってば」
「……」
「君がパーティに来たら明日雪が降るの!お願い!来て!」
「僕は雨乞い道具かなんかなのサ?」
「ち、違うよ!ほら、珍しい事が起こると明日槍が降るとか、言うじゃん」
「…………雨乞い道具のがマシだったのサ」

また無理矢理帰ろうとするマルクを無理矢理掴むカービィ。

「あぁもう、別に僕がパーティに出なくても雪ぐらい降らせる事出来るんだけど」
「え、ほんと!?やってやって!」
「……」

マルクがちらっと外を見る。カービィもつられて窓を覗くと、真っ白な雪が……
大量に降っていた。

「ちょ、ちょーっとぉ!!ストップストップ!!こんな降らさなくていいよ!!」
「君が降らせろって言ったのサ」
「加減って知ってる!?」
「しょうがない……」

マルクがため息をつくと、外の雪は勢いを無くし、ちらちら舞う程度になった。

「これで満足?僕はもう帰るのサ」
「んー……まぁいっか!うん、気を付けてね」
「……随分素直に帰すんだね」
「改めて思うとしつこ過ぎたかなって。雪も降らしてくれたから。
ごめんね、ありがと!」
「………………」


「あ、カーくん!どこ行ってたの?メインディッシュ来ちゃったよ!」
「えっ待って!僕の分残ってるよね!?」
「はやく食べないトミーンナで食べちゃうヨォ?」
「あー!」

外には雪が降り積もり、あっという間に銀世界となった。

「カービィ、何しに行ってたノ?」
「え?あー……ちょっとトイレ」
「だいぶ全速力だったよね?そんなギリギリだった?」
「あ、えっと、うん、ははは……」






(オチが……(ry
ふすデザとかいーデザは書く度に原作を見失うので難しいです。
なんでこんな設定になったんだろうとか……考えるけど……分かんない……)

いとデザ・犬猿の道化師と魔術師 ( No.37 )
日時: 2019/01/18 02:19
名前: 麻ふすさん

※仲が悪過ぎるいとマルマホのお話。いとマルマホは二人とも女の子です。





「ヨォ腐れ道化師、道端でナニやってんダヨォ」
「んー?」

小道を外れた草むらの中でマルクがしゃがんでいると、そこを通りかかった
マホロアが喧嘩を売る、もとい話しかけて来た。

「お前には関係ないのサ。暇なの?」
「うるさい」
「じゃああっち行けよ」
「見られたらイヤなモンなのカイ?ナーニか悪いコト企んでるんじゃナイ?」
「お前だけには言われたくないね。別にほら、花を摘んでただけなのサ。
新しい魔法の研究に使う」

マルクの手の中には、白い小さな花や、赤、青、色とりどりの花があった。
それを見つめてマホロアは鼻で笑う。

「花ネェ。どうせオメデタイ魔法なんダロウ?」
「あはははは、おめでたいか。そうだね、おめでたいね」
「ウワ、何ソノ言い方。気持ち悪イ」
「花を使って物体の劣化を早める魔法の研究をするのサ」
「エェ……なんでソンナ魔法研究するんダイ?何か得があるノ?」

マホロアが渋い顔をすると、マルクは気味が良さそうににっこり微笑む。
それを見てマホロアが更に難儀な顔になっていく。

「まぁ、使う時が来るかは分からないのサ。例えば、戦いの最中に敵の武器に触れて、その魔法を使えば武器を使えさせなくする事が出来るし、実践するには難しいけど、人体に使えばそれなりの効果が」
「あーモウ、相変わらず戦闘狂だよネェ。ポップスターでもう戦う事なんてナイだろうニ」
「使うかどうかじゃなくて研究する事が大切なのサ。勉強して、知識を増やして、応用して…………」

説明していくうちに面倒臭くなったのか、マルクは摘んだ花を持ってきていた
手持ちの小さな鞄に入れると、しゃがんでいる時に服に付いたであろう草を払う。

「要するニ、ただ研究がシタイだけデショ」
「そうなっちゃうね」
「……お前でも魔法を研究するコトってあるんダ」
「何?僕がなんでもその場で魔法を創り出せる天才だとでも思ってたのサ?」
「そこまで褒めてねぇヨ」
「僕だって研究はするよ?とは言っても、魔導書とかに載ってる魔法は
あらかた覚えてるし、新しい魔法ってなかなかに創るのは面倒だし」

マルクはふぅ、と一息つくと、先程鞄に突っ込んだばかりの花を数輪取り出すと
マホロアに差し出す。差し出された花は青と黄色の花だった。
一輪だけ黒色も混ざっている。

「エ、ナニ」
「お前も花使って研究してみたら?出来たらの話だけどサ」
「舐めないでヨォ?キミには創れないようなトリッキーな魔術創ってやるヨ」
「あ、そう。楽しみに待ってるのサ」
「お前に楽しみニ待たれてモ嬉しくナイヨォ」
「お前を待ってても楽しくないなぁ」
「どっちなんだヨォ」

マルクが差し出している花を受け取ると、マホロアはそれを、
形が崩れないよう優しく上着のポケットに入れた。
それを見るとマルクは半笑いでからかい気味に言った。

「物騒な魔術創んなよ」
「お前の目玉を花にする魔術創ってあげるヨォ」
「じゃあ僕はお前の腕を薔薇の蔦に変えてあげるのサ。今やってあげようか?」
「蔦はキミの専門ダロ!?それじゃ冗談にならないヨォ!」

マホロアが腕を振り上げると、マルクはけたけたと笑う。
笑われて恥ずかしがったのか、マホロアは素早く腕をおろすと、咳払いをして言った。

「あー、そろそろ行けヨ。もう帰るんダロ?」
「そうだね。じゃ、また」
「ハァ、精々頑張れヨォ」

マルクが去ってからマホロアは花を取り出して見つめてみる。
青と黄色はフードの色、一輪だけの黒い花はおそらくマホロアの黒髪にちなんで渡したものだろう。

「こういう気の効かせ方は別に要らないヨォ……」

またポケットに花を入れると、マホロアは元来た道を戻っていった。




(仲悪いというよりからかいたいマホロアちゃんとそれを華麗に受け流しつつ地味に優しいマルクちゃんになった。何故)


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