二次創作小説(新・総合)

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すばらしきスマブラの日常(笑)
日時: 2018/12/17 20:53
名前: トクマ
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=64

   開設日:2016/03/26 11:09

 画面の前のみなさま初めましておはこんばんちは。トクマと言います。

 このスレでは、トクマの分身とも言えるオリキャラを中心にクロスオーバーで扱うあらゆるキャラ達との日常でもあり非日常の文を思い付くまま気の向くままに書いていきます。小説カキコ初心者ゆえに未熟で満足出来ない所もあるかと思いますが何卒よろしくお願い致します。

〈注意事項〉
・トクマには文才がないので所々文章がおかしかったり訳がわからなかったりするかもしれません。予めご了承ください。
・完全な俺得オリジナル設定が盛り沢山です。キャラ設定や世界観設定は随時アップしていきます。
・キャラ崩壊やメタネタ、パロディやクロスオーバーなどが普通に出てきます。その為『このキャラダレだ?』や『こんなキャラじゃないのに!』と思われます。
・時折カプ要素出てきます。基本的にNLが多いですが、時としてBLネタが出てくるかもしれません。
・キャラは初代から最新作までほぼ全てのキャラがいる前提で話を進めています。また、キャラによっては出番が多かったり少なかったりします。ご容赦下さい。
・小説の感想やコラボ、キャラの貸し出し申請やキャラや世界観の質問はいつでも大歓迎でございますが、誹謗中傷や他の閲覧者の迷惑になるような書き込みはやめてください。


※目次や注意事項やキャラ設定は随時更新及び修正していきます。


   【もくじ】

 【世界観等々の設定資料】 >>1


 『〜スマブラ長編〜』
【これが日常ですけどなにか?】
本編 >>2-3 >>4-5 >>6-7 >>8-12
オマケ >>13

【リアル動物ごっこ(笑)】
本編 >>14-15 >>16-17 >>18-20
オマケ >>21-22

【マスターハンドのワクワク☆発明品】
本編 >>137-139 >>145-148 >>156-158
オマケ >>140 >>159

【混沌の宴! その名はオトーリ!!】
本編 >>167-169 >>177-179 >>189-192
オマケ >>170

【ワタボーハザード】
本編 >>300-302 >>310-313 >>325-327

【真っ赤なXマス】
本編 >>349-351 >>354-357 >>365-368

【未知なるニューステージ!】
本編 >>374-377 >>385-389
オマケ~変隊とは?~ >>390


 『〜スマブラ大長編〜』
【覚醒・ドルピック島編】
予告編 >>23
準備 >>29-30
一日目 >>39-41 >>47-50
二日目 >>56-58 >>65-68
三日目(前編) >>75-77 >>83-85
三日目(後編) >>94-99 >>106-109
オマケ >>86
あとがき >>110

【激闘!アナザーキャスト編】
序章 >>193
黒いシンデレラと金色猿と闇乳首 >>196-198
別の自分とゆるキャラと衝撃発言 >>206-208
ラーメンと恋罵女と思い出 >>215-217
アラジンとガチ泣きと弱音 >>222-224
逃走と闘争と回想 >>231-233
復帰と侍と母の言葉 >>238-240
死闘と切り札と悪童と姫騎士 >>254-257
変隊創設者と心と拳 >>280-282
私と俺とシンデレラ >>288-290
オマケ >>225
あとがき >>291
エピローグ・A >>297


 『〜スマブラ短編〜』
作者とスマブラメンバーで銀魂パロ >>24
2017年バレンタイン短編小説集 >>123-124
スマテスト >>249
スイカは割るより切る方が美味い >>260-262
世にも奇妙な怪談☆話 >>265-268
トクマ版改変コピペネタ集 >>272
2017年のハロウィン事情 >>334-335
グダグダな日常小話 >>339-340


【スマブラの日常(笑)〜エピソード0〜】
彼らとのファーストコンタクト >>117-118
彼らとの親交会(という飲み会) >>130-131
彼らとの共通点 >>243-244
彼らとの分岐点 >>320-322


 《タグ》
 スマブラ とある魔術の禁書目録 ストリートファイター ワンダーランドウォーズ クロスオーバー NL キャラ崩壊 裸族 変隊創立本部 変隊

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80



Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.285 )
日時: 2017/09/18 19:19
名前: トクマ


 コメント、返信、だよ!!

ルフレ「ネタがなくなったか」

 シャラップ白髪!!


 >八雲さん

 感想ありがとうございます。

 ついにアナザーキャスト編完結まであともう少し……実は続きますが、どうなるかは楽しみにしていただけると幸いでございます。

 キタキタ踊りはネタにできると思って急遽、入れてみましwwwまさかのコラボwww本当にどんな偶然ですかwww

 新たなカオスヒーロー……ちょwww金太郎が予想よりカオスだったんだけどwwwそりゃ笑うよ!

 戦闘ミッションがついに終わったのですか……後で見に行きますね! ありがとうございます!


 >mirura@さん

 初めまして、そして感想ありがとうございます。

 いえいえ、私にとっての憧れに対する作者さまの方々に比べればまだまだですよ。お互い、頑張っていきましょう。

 mirura@さん。これからもよろしくお願い致します。


 さて、頑張って執筆するとしますか! 目指すは今週の木曜日or金曜日に投稿!! ……な、なんくるないさー(震え声)

Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.286 )
日時: 2017/09/19 19:45
名前: mirura@

 mirura@です! こんにちは!

トクマさん・・・頑張ってますね。
とてもすごいです・・・

二つ、伝えたいことが・・・・
もしよかったら、本当に良かったらです。無茶ですけど、
私のオリキャラ・・・使ってみてくれませんか?
あ、あのほんとに良かったらです!ダメならいいんです!
機会があったらお願いします!


トクマさんの小説、
最初の物から動物化クッキーの所までしか見てないんです・・・
でも、ここまででもすごく面白いのは、凄いと思います!
私のオリキャラ、動物になれるんですけど、なんか共感できそうです!

↓オリキャラ
ミラ:「狂気化したアイクは恐ろしかったね」

ジング:「サムスさんとシュルクさんの方が怖かったような気が・・・」

レウォル:「犬とかクマの発想は凄かったな」

ミラ:「こっちの作者とは比べものにならないレベルの発想力だね」

mirura@:「・・・・・・・・」

・・・・・・・・・えっと、
お互い、頑張りましょう!
応援してます!

Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.287 )
日時: 2017/09/21 20:01
名前: トクマ

 コメント返し・DA!


 >mirura@


 感想ありがとうございます。

 申し訳ありませんが、オリキャラの件は見送らせて頂きます。

 一人でも許可すればあれやこれで、多くの人が参加しようとする可能性があります。

 作者参加型――具体的には料理大会や晴哉さんの運動会のような企画になった時に募集致しますので、その時にご参加してくださいませ。

 これからもよろしくお願い致します。

私と俺とシンデレラ ( No.288 )
日時: 2017/09/22 21:46
名前: トクマ

 皆さま、お待たせ致しました。

 あとがきにて語らせて頂きますので、多くは語りません。

 それでは、どうぞ。




 メキキ、サンドリヨンの拳がアシェンプテルに深くめり込む。

サンドリヨン「ハァァァァァァ!!」

 血だらけの拳に力が入り、アシェンプテルを残っている力を絞り出して殴り飛ばした。殴り飛ばしたアシェンプテルはそのまま地面に倒れ、立ち上がるそぶりを見せない。

サンドリヨン「……これで……やっと……」
トクマ「おつかれ、サンドリヨン」

 血の流しすぎで倒れようとするサンドリヨンを支えるトクマ。その顔には安堵の表情が滲み出ていた。

トクマ「たく、無茶しすぎだって」
サンドリヨン「すいませ――」
トクマ「謝るより早く治療しろ。終わったのに出血多量で倒れちゃ笑い話にもならねぇよ」
サンドリヨン「――はい」

 謝ろうとするサンドリヨンに回復スキルを使うように言うトクマ。サンドリヨンはその姿に少しだけ笑みをこぼしながら回復スキルを発動する。

?「――…――」
トクマ「ん?」

 ふと、何かの声が聞こえた。周りを見渡しても何もない事に首を傾げる。

?「――…――……――」
サンドリヨン「何か、聞こえますね」
トクマ「サンドリヨンもか?」

 サンドリヨンが疑問の声をあげる所を見て、気のせいじゃない事を認識するトクマ。

?「――……! ……――…!」
トクマ「どんどん近付いてくるぞ」
サンドリヨン「これは……上?」

 徐々に大きくなる声に警戒するトクマ。声の出所が上だとわかって見上げるとそこには――


















































シュネー「お姉さまァァァァ!!」

 ――シュネーがこっちに向かって落ちてきた。

 まさかの出来事に固まるトクマとサンドリヨンだが、ハッと意識を戻して慌てる。

トクマ「ギャァァァァァァ!!」

 慌てているトクマとサンドリヨンめがけてシュネーが落下。あまりの衝撃にトクマは悲鳴をあげ、砂煙が周りを包んだ……そして、サンドリヨンの後ろから何かが近付いて来た。

シュネー「お姉さま大丈夫でイヤァァァァ!! 血だらけぇぇぇ!? それに服や髪がボロボロ、こうなったら私が手入れ(意味深)をするべきで――」

 近付いて来たのは、落ちてきたのに何故か無傷のシュネーだった。マシンガントークのごとく語るシュネーが両手を怪しくワキワキと動かしながらさらに接近する……目がキュピンと謎の擬音を鳴らして輝いたり、欲望に満ちた笑みなんて見せていない。

 近付こうとしたシュネーの頭を誰かの手が掴んだ。

トクマ「落ち着けバカ」
シュネー「……黙れ超バカ」

 シュネーの落下の衝撃で身体に砂埃が着いたトクマが静かに怒りながらアイアンクローでシュネーを制止し、シュネーもトクマに気付いてケンカ腰になる。

 一触即発の二人にハラハラするサンドリヨン。すると上から絨毯が降りてき、ロビンとジーンがサンドリヨン達の前に現した。

ロビン「お二人とも、大丈夫ですか」
ジーン「まさか、『降りるより落ちて行く』って言って無事とはな」
サンドリヨン「ロビンさん……えと……」
ロビン「紹介します。彼はジーンです」
ジーン「取り合えずお宝ちゃん寄越せ」
トクマ「紹介の第一声がたかり!?」

 躊躇なく言うジーンに思わずツッコミをいれるトクマ。するとトクマの腰にある斧――ハストゥールの鍵を驚く表情を見せた。

ジーン「おいおい、そいつはハストゥールの鍵か……それ要らないなら俺にくれないか?」
大聖「やめといた方が身の為である」

 ジーンの言葉を音もなく訪れた大聖が忠告し、いつの間にかいた大聖に全員が武器を構えて警戒した。しかし、トクマとシュネーは大聖の背中に隠れていたトレ子を見て驚いた。

大聖「まさか、汝の言う通りとはな」
トクマ「な、こんな時に大聖……とトレ子ぉ!? 何でお前そっち側なの!」
トレ子「安心してください。裏切ってませんよ」
大聖「然り。我は投降したのだ」

 倒れているアシェンプテルを見て驚きを隠さない大聖、それよりも大聖が投降してきた事に驚くトクマ達。

シュネー「投降ってどんな経緯があって……」
トレ子「簡単に言うとキタキタ踊りして亀甲縛りし、桃白白からマッサージで写真撮影です」
トクマ&シュネー「恐ろしいぐらい全くわからない!!」

 トレ子の説明に頭を抱えるトクマとシュネー。

大聖「それに、まだ終わりではない」
トクマ「……? ッ!?」

 大聖の言葉に首を傾げる瞬間、トクマ達の背後から冷たい威圧感が襲った。自分達の後ろには一人しかいない……あり得ないと思いながらも振り返るとそこには……

アシェンプテル「……」

 幽鬼のごとく佇むアシェンプテルがいた。

トクマ「な!?」
シュネー「ウソでしょ……もうボロボロなのに……!!」

 見ただけで恐れを感じるアシェンプテルの姿に震えるトクマとシュネー。すると大聖がトクマ達の前に立った。

アシェンプテル「……何故、裏切ったのだ……大聖……メロウ……」
トクマ「……メロウ? 誰だそいつ?」
大聖「少なくとも、汝は会っているぞ」
トクマ「は? それって――」

 アシェンプテルと大聖の言葉に首を傾げようとした瞬間にトクマ達の近くで大きな水柱が立ち、その水柱から青い肌の人魚――メロウが現れ、トクマは驚きの声をあげた。

メロウ「また会ったわねボウヤ……上着、返すわね」
トクマ「あァ!? お前はあの時のファミレスにいた痴女!!」
シュネー&サンドリヨン「チジョ!?」

 上着を受け取ったトクマの発言に驚くサンドリヨンとシュネーだが、大聖は気にせず説明する。

大聖「メロウには、汝とサンドリヨンの監視及び護衛を頼んでいたのだ」
サンドリヨン「もしかして、アシェの動きが急に悪くなったのわ……」
メロウ「私のスキルよ……ごめんなさいね」

 サンドリヨンが前後のはさみ撃ちによる奇襲でアシェンプテルの動きが急に遅くなった事を思い出し、二人の勝負に手を出した事をメロウが謝る。

アシェンプテル「何故……何故なんだ……」
メロウ「……アシェ、もうやめましょう……私達はやり方を間違えた……またゼロから始めましょう」
アシェンプテル「……私は……また……」

 どこか悲哀があふれる目になるアシェンプテルを黙って見つめるトクマ達。

サンドリヨン「……」
トクマ「……サンドリヨン?」
シュネー「お姉さま!」

 ただ、サンドリヨンが一人でアシェンプテルに近付いて行く。一人で進むサンドリヨンに戸惑うシュネーだが、サンドリヨンはあっという間にアシェンプテルの前に立った。

サンドリヨン「……」
アシェンプテル「……サンドリヨン……」

 サンドリヨンに気付いたアシェンプテルだが、襲いかかろうとしない様子を見せない。念の為にトクマ達は警戒する。

アシェンプテル「お前を見た時は驚いたぞ。まさか私と同じ人間がこの世に存在するなんてな……」
サンドリヨン「……私もです」

 アシェンプテルの言葉に素直に返すサンドリヨン。するとアシェンプテルが赤いガラスの剣をサンドリヨンに手渡す。

アシェンプテル「……充分だ……私を斬るがいい」
サンドリヨン「……それは……」
アシェンプテル「……ああ、もう一度同じ事が起こらぬように元を絶つべきだ。貴様とて初めてではなかろう……敗者に情けはいらない……」
メロウ「……アシェ!」

 アシェンプテルの遠回しの言葉に慌てるメロウ。しかし、トクマはメロウの肩を掴んで制止する。

トクマ「……大丈夫」

 その言葉に不安な表情を見せるメロウ。サンドリヨンはアシェンプテルからガラスの剣を受け取り、そのまま近くの地面に突き刺した。

サンドリヨン「……大聖さん、彼女を運ぶのを手伝ってください。館で治療します」
アシェンプテル「甘ちゃんめ……情けは要らないと言っただろう!」
サンドリヨン「何とでも言ってください! 私は貴女を助けたい! 貴女ともっと話がしたい! これは情けではありません! 私の個人的なワガママです!!」
アシェンプテル「なっ……!?」

 アシェンプテルが声を荒らげるもサンドリヨンが威圧するかのように答える。

ジーン「だが、コイツはお前の命をまた狙うんじゃないのか?」
サンドリヨン「いいえ。直感ですが間違いない。私には分かる! 彼女は偽物でも、悪に染まった私でもありません! 私と同じ運命を歩んだ全く同じシンデレラなんです!」
アシェンプテル「お前、何を言って……?」

 サンドリヨンの言葉に疑問を持つアシェンプテル。

サンドリヨン「両親を失った貴女は継母達に居場所を奪われ灰かぶりにされた事がずっとトラウマになっていた。私を殺そうとしたのはまた同じように自分だけの居場所を奪われると思ったから。違いますか?」
アシェンプテル「止めろ……」

 サンドリヨンの言葉にアシェンプテルの表情に変化が起きる。

サンドリヨン「他を寄せ付けないその戦闘スタイルも、己の居場所を守る為に自然とその型になっていった」
アシェンプテル「もういい、止めろ……」

 少しずつだがアシェンプテルの表情に怒りが込められていく。

サンドリヨン「私だって昔は彼女らを恨んでいた。私も貴女と同じような物語を歩んでいたかもしれません」
アシェンプテル「止めろ! 他人の事を知った風に言うな! お前に何が! 私が受けた地獄のような日々の何が分かる!」

 激情に任せて吠えるアシェンプテル。その様子を見たサンドリヨンが近付く。

サンドリヨン「知ってます。ほとんど……いえ、全て。何もかも。手に取るように全部分かってます。だって……」

 そして、アシェンプテルを抱き締めた。

アシェンプテル「……!?」
サンドリヨン「貴女は他人なんかじゃない。私と同じシンデレラなんですから」

 ……暖かい。

 サンドリヨンから感じる体温に、アシェンプテルはいつの間にか忘れていたモノを思い出した。

 居場所を求めていた自分の周りには、メロウの他にも仲間がいたことを……手を握ってくれたぬくもりを忘れていた事を……

アシェンプテル「あ……ああ……!」
サンドリヨン「貴女もさぞ苦労したのでしょう? でももう大丈夫です」

 まるであやすかのように背中を軽く叩くサンドリヨン。その様子はまるで、幼い子供を慈愛深く抱き締める母親だった。

アシェンプテル「サンドリヨン……! うわああああああああああ!」
サンドリヨン「もう悪夢は全て終わったのです……今更縛られる必要なんてありませんよ……」

 人目を気にせずに泣くアシェンプテルをサンドリヨンは優しく受け入れた。その様子にロビン達は警戒を解く。

ロビン「何故、ガラスの姫君はもう一人の自分を知っているのでしょうか?」
ジーン「恐らくだが、クリスタルがサンドリヨンの記憶を奪う際にサンドリヨンはアシェンプテルの記憶を見せられたんだと思う」
大聖「……そんな事がありうるのか?」
ジーン「普通はねぇだろうな……だが、アシェンプテルはサンドリヨンのアナザーキャスト……もう一人の自分だからこそ出来た事かも知れねぇ」
シュネー「そんな難しいものじゃないですよ……お姉さまは……」
トクマ「……強いな……本当に……」

 白いシンデレラと黒いシンデレラの抱き合う姿にトクマ達は短いようで長かった戦いが終わりを迎えた事を感じとった。


 まだ続きます。コメントはまだ。

私と俺とシンデレラ ( No.289 )
日時: 2017/09/21 20:12
名前: トクマ


トクマ「まさか……泣き疲れて眠るとはな……」

 アシェンプテルがサンドリヨンの腕の中でスヤスヤと眠っているのを見て、知らずにため息をこぼすトクマ。

サンドリヨン「彼女は無意識で孤独に戦ってきたのです。緊張の糸が切れたのでしょう」

 サンドリヨンの言葉に渋々納得し、ここから館にどう帰るか現実逃避も含めて考えようとする。

シュネー「そういえば、なんで二人はここにいるのですか?」

 瞬間、トクマとサンドリヨンの寿命が少しだけ縮まった気がした。

 何とか誤魔化そうとトクマはサンドリヨンにアイコンタクトを試みるも彼女も必死でバレないように焦っている。

トクマ&サンドリヨン「…………」
シュネー「……何で黙るんですか?」

 身体から滝のように冷や汗を流す二人に疑惑の目を向けるシュネー。

 ……私が知らない私服……二人の様子……お姉さまから香る知らない香水……この男にしては珍しいおしゃれ……おしゃれ……!!

 そこまで考えたシュネーはピースがぴったりとハマったかのような達成感と嫉妬が身体から溢れだし、槍を取り出した。

シュネー「……なるほど……そういう意味ですか……」
トクマ「……おい、なんでジリジリ寄ってくんの? 怖いわ!! 虚ろ目でゆらゆらと揺れながら近寄ってくんな!! て言うか、なんで槍を構えてんの? え? ちょっと洒落にならないんだけど! ちょ、おま、ヤメロォ!!」

 いつもより恐ろしさを感じるシュネーの様子にビビるトクマ。避けようにも身体の疲労から素早く動けない。

シュネー「さぁ、お前の罪をカゾエロォォォォ!!」

 その言葉とともにシュネーはトクマに槍を突き出した状態で突撃した。このままいけばトクマは串刺しになり、『復讐者串刺し殺人事件〜リンゴは死の香り〜』という謎の火サスが始まってしまう。

シュネー「ぶげら!?」
メロウ「邪魔しちゃダメよ」

 しかし、シュネーの首に何かが巻き付かれ、メロウの手へとシュネーが高速で引きずられていく。半ば急ブレーキのような形だった為、シュネーは衝撃で意識を失う。

トクマ「さ、サンキュー……」
メロウ「良いわよ。アシェを止めてくれた事に比べれば軽い事よ……ボウヤ」

 シュネーから助けてくれたメロウに感謝するトクマにメロウはどこか真剣な目で話しかける。

メロウ「言わなきゃわからない事もあるのよ」
トクマ「……そりゃ、あるだろ?」
メロウ「……ハァ……」

 意図がわかっていない返事をするトクマにメロウはため息を吐いた。

トレ子「それでは、私達は先に戻りますね」
トクマ「あ、オレ達も運んでくれないか」
トレ子「すいません……どうしても二人余ってしまうのでサンドリヨンと二人で何とかして館に戻ってください」
トクマ「いや、誰か呼んでこいよ!」
トレ子「私は忘れっぽいので……では、シュネーさんと二人っきりに――」
トクマ「無理言って悪かった。サンドリヨンと二人で何とかしよう」
トレ子「ご理解ありがとうございます」

 トレ子の言葉に反論するもある意味恐ろしい言葉に屈するトクマ。もしシュネーと二人になってしまったら、今度こそ事件が起きそうである。具体的には火サスのような事件が。

 空飛ぶ絨毯や大聖の筋斗雲で館へと向かうメンバーを見送るトクマと座ったまま海を見つめるサンドリヨン。

トクマ「あいつ、何て言う脅しをかけてくんだよ……」
サンドリヨン「……」
トクマ「……サンドリヨン?」

 ボー、とした様子のサンドリヨンを心配して声をかけるトクマ。その様子に気付いたサンドリヨンは慌てながらも答えた。

サンドリヨン「……いえ……その……終わったんだなと思ったら身体から力が抜けてしまって……」
トクマ「今日だけでも色々あったからな……」

 よくよく考えれば、濃い一日だった……初めはマリオの『デートしろ』命令がきっかけだった。ラーメンとは言えないラーメンを食べたり、ナイトメアキッドと恋罵女の遭遇、ゲーセンや映画鑑賞、海でサンドリヨンが心の内を独白してアシェンプテルの奇襲、アシェンプテルと戦って、和解して、とにもかくにも色々あった事がよくわかった。

トクマ「……てか、お前は無茶しすぎだろ。アシェンプテルの斬撃を殴って相殺するなんて……あれ見た時はヒヤッとしたんだからな」
サンドリヨン「あれは魔力を腕に集中してダメージを軽減したんです……それに、無茶ならトクマさんの方ですよ」

 お互いの言葉に納得いかないのか不満げな表情を見せる二人。

トクマ「いいや、サンドリヨンだ」
サンドリヨン「いえ、トクマさんです!」
トクマ「サンドリヨンだ!」
サンドリヨン「トクマさんです!」
トクマ「サンドリヨン!」
サンドリヨン「トクマさん!」
トクマ&サンドリヨン「…………プッ」

 言いあう事が可笑しかったのか笑う二人。砂浜に二つの笑い声が響く。

サンドリヨン「……トクマさん」
トクマ「なんだ?」
サンドリヨン「貴方が……自身の過去を語ってくれる事を……待っていますからね」
トクマ「……オレの過去なんざおもしろくもないぞ」
サンドリヨン「それでもです……それに貴方は私の過去を知ったんです。私も貴方の過去を知らないと不公平です」
トクマ「どんな理由だよ……帰るぞ」
サンドリヨン「……あの……」

 サンドリヨンの言葉に素っ気なくトクマが答えると、サンドリヨンは申し訳なさそうに返事をする。

サンドリヨン「……身体に力が入らなくて……立ち上がれません」
トクマ「……はぁ……」

 その様子にトクマは仕方なさそうに息を軽く吐き、サンドリヨンを横抱きして持ち上げた。

トクマ「よっこいしょ」
サンドリヨン「……ふぁ!?」

 お姫様だっこで。

 お姫様だっこで(二回目)。

 お姫様だっこで(三回目)。

サンドリヨン「え、あ、あの!?」
トクマ「近くにまだ使えるリアカーが落ちてた。あそこまで運ぶぞ」
サンドリヨン「……このまま館まで運ばないんですね」
トクマ「そこまで行けねぇよ」

 まさかの行動に慌てるサンドリヨンだが、(出来る限り)冷静に答えるトクマに少しだけ残念そうに呟く。

 しかし、館までお姫様だっこでするのは流石にキツいのでは……特に腕が持たない。

 そのままリアカーの方まで歩いていくトクマとサンドリヨンは――

???「もういいかーい?」
トクマ&サンドリヨン「ファら!?」

 ――紫と緑の衣装が目立つ道化師のような格好をした男性に声をかけられて驚いた。その際にトクマはサンドリヨンを落とさないように必死に耐えた。

???「いやー、見てて愉快愉快……何回か『押し倒してしまえ!』と思ったか」
サンドリヨン「だ、誰ですきゃ!!」
トクマ「本当に誰だテメー! 仮面ライダーWのサイクロンジョーカーみたいな配色しやがって……半分こ怪人って呼ぶぞ!」

 煽るように言う道化師に慌てて言ったため噛んだサンドリヨンとケンカ腰になるトクマ。その様子を見た道化師はニコニコと笑いながら自己紹介を始めた。

マグス「マグス・クラウン……その正体は道化か……それとも悪魔か……」

 道化師――マグス・クラウンに固唾を飲むサンドリヨン。トクマはマグスに一言言った。

トクマ「……間を取って変態で」
マグス「却下だ」

 即答で却下されるも気にしないトクマ。彼自身は冗談で言ったようだ……最も、変態だと答えた瞬間に全力で逃走しようと考えていた。

サンドリヨン「……何の用ですか」
マグス「そんなに威圧しても、お姫様だっこされてたらあんまり怖くないよ……戦闘はしないよ。様子見に来ただけだから」
トクマ「……様子見?」

 マグスの様子に警戒するトクマとサンドリヨン。その様子にマグスはニヤリ、と怪しく笑った。

マグス「そう、何を隠そう……アシェンプテルにクリスタルを渡したのは他でもない、この私達さ!!」
サンドリヨン「……な!?」

 まさかの言葉に驚愕するサンドリヨン。トクマも目を点にする。

マグス「彼女に渡し、どのような復讐劇が起こるのか焚き付け、それを観賞していたのさ!」
サンドリヨン「……貴方が……アシェを……!!」
マグス「誤解しないでくれよ。やったのは私ではなく、私の仲間だ……くれぐれも矛先を間違えな――」
トクマ「……おい」

 サンドリヨンに注意するマグスだったが、トクマが横から声――しかし、いつものような声ではなく、感情を削ぎ落とした機械のような声で話しかけてきた。

トクマ「お前がどこの誰で、何しようが勝手にすればいい……モグラ・ブラウンだかマダム・クラムチャウダーだか知らねぇけど勝手に名乗っても構わねぇ……けどよ……“オレ”の琴線に触れるなら話は別だ……」
























































トクマ「テメェ等の息の根ごと“俺”が奪い尽くすぞ」

 冷淡に、冷徹に、冷酷に言うトクマの言葉に固まるサンドリヨン。顔を見ようにも見えず、唯一顔が見えたのは相対してるマグスだけだった。トクマの様子にマグスは先程よりも怪しく、妖しく、不気味に笑った。

マグス「……こいつは怖い怖い。触らぬ神に……いや、邪神に祟りなしとはこの事か」
トクマ「素敵言葉どーも。お礼に末代まで祟ってやろうか?」
マグス「復讐者に……それもハスターの契約者にそれを言われると冗談に聞こえなくて困るな……さっさと去るか」

 声の度合いから本気だと判断したマグスはトクマとサンドリヨンから離れ、まるで手品師の挨拶のように大振りに会釈した。

マグス「それではお二人さん。縁があったらまた会おう」

 ボン、マグスの足元から濃い煙が現れ、マグスの姿を隠して煙が晴れると道化師の姿が影も形もなくなっていた。

トクマ「……マグス……か……」
サンドリヨン「油断できない人物でしたね」
トクマ「……今度こそ帰るとするか……あ、言い忘れる所だった」

 リアカーの元へ歩こうとしたトクマが何かを思いだし、サンドリヨンに話しかける。

トクマ「おかえり、サンドリヨン」
サンドリヨン「はい、ただいま戻りました」

 その様子に、月が笑っていた。


 さぁ、コメントはまだだよ!


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