二次創作小説(新・総合)

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すばらしきスマブラの日常(笑)
日時: 2018/12/17 20:53
名前: トクマ
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=64

   開設日:2016/03/26 11:09

 画面の前のみなさま初めましておはこんばんちは。トクマと言います。

 このスレでは、トクマの分身とも言えるオリキャラを中心にクロスオーバーで扱うあらゆるキャラ達との日常でもあり非日常の文を思い付くまま気の向くままに書いていきます。小説カキコ初心者ゆえに未熟で満足出来ない所もあるかと思いますが何卒よろしくお願い致します。

〈注意事項〉
・トクマには文才がないので所々文章がおかしかったり訳がわからなかったりするかもしれません。予めご了承ください。
・完全な俺得オリジナル設定が盛り沢山です。キャラ設定や世界観設定は随時アップしていきます。
・キャラ崩壊やメタネタ、パロディやクロスオーバーなどが普通に出てきます。その為『このキャラダレだ?』や『こんなキャラじゃないのに!』と思われます。
・時折カプ要素出てきます。基本的にNLが多いですが、時としてBLネタが出てくるかもしれません。
・キャラは初代から最新作までほぼ全てのキャラがいる前提で話を進めています。また、キャラによっては出番が多かったり少なかったりします。ご容赦下さい。
・小説の感想やコラボ、キャラの貸し出し申請やキャラや世界観の質問はいつでも大歓迎でございますが、誹謗中傷や他の閲覧者の迷惑になるような書き込みはやめてください。


※目次や注意事項やキャラ設定は随時更新及び修正していきます。


   【もくじ】

 【世界観等々の設定資料】 >>1


 『〜スマブラ長編〜』
【これが日常ですけどなにか?】
本編 >>2-3 >>4-5 >>6-7 >>8-12
オマケ >>13

【リアル動物ごっこ(笑)】
本編 >>14-15 >>16-17 >>18-20
オマケ >>21-22

【マスターハンドのワクワク☆発明品】
本編 >>137-139 >>145-148 >>156-158
オマケ >>140 >>159

【混沌の宴! その名はオトーリ!!】
本編 >>167-169 >>177-179 >>189-192
オマケ >>170

【ワタボーハザード】
本編 >>300-302 >>310-313 >>325-327

【真っ赤なXマス】
本編 >>349-351 >>354-357 >>365-368

【未知なるニューステージ!】
本編 >>374-377 >>385-389
オマケ~変隊とは?~ >>390


 『〜スマブラ大長編〜』
【覚醒・ドルピック島編】
予告編 >>23
準備 >>29-30
一日目 >>39-41 >>47-50
二日目 >>56-58 >>65-68
三日目(前編) >>75-77 >>83-85
三日目(後編) >>94-99 >>106-109
オマケ >>86
あとがき >>110

【激闘!アナザーキャスト編】
序章 >>193
黒いシンデレラと金色猿と闇乳首 >>196-198
別の自分とゆるキャラと衝撃発言 >>206-208
ラーメンと恋罵女と思い出 >>215-217
アラジンとガチ泣きと弱音 >>222-224
逃走と闘争と回想 >>231-233
復帰と侍と母の言葉 >>238-240
死闘と切り札と悪童と姫騎士 >>254-257
変隊創設者と心と拳 >>280-282
私と俺とシンデレラ >>288-290
オマケ >>225
あとがき >>291
エピローグ・A >>297


 『〜スマブラ短編〜』
作者とスマブラメンバーで銀魂パロ >>24
2017年バレンタイン短編小説集 >>123-124
スマテスト >>249
スイカは割るより切る方が美味い >>260-262
世にも奇妙な怪談☆話 >>265-268
トクマ版改変コピペネタ集 >>272
2017年のハロウィン事情 >>334-335
グダグダな日常小話 >>339-340


【スマブラの日常(笑)〜エピソード0〜】
彼らとのファーストコンタクト >>117-118
彼らとの親交会(という飲み会) >>130-131
彼らとの共通点 >>243-244
彼らとの分岐点 >>320-322


 《タグ》
 スマブラ とある魔術の禁書目録 ストリートファイター ワンダーランドウォーズ クロスオーバー NL キャラ崩壊 裸族 変隊創立本部 変隊

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復帰と侍と母の言葉 ( No.240 )
日時: 2017/07/31 19:03
名前: トクマ


 吉備津彦がワンダースキルを発動させた同時刻、サンドリヨンを見送ったトレ子は静かにサンドリヨンの走った方向を見ていた。

トレ子「……出てきたらどうですか? 隠れているのはわかってますよ」

 突如、トレ子が口を開くと白い頭巾に眼帯をした赤色の髪をした女性、海賊服を着た骸骨、ナイトメア・キッドとシャドウアリスが現れた。

トレ子「結構隠れていましたね……失礼ですが名前は?」
デスフック「ワガナハフック……デスフック……」
ヴァイス「ヴァイスだ……邪魔するやつは倒せと言われてるんでな」
ナイトメア「純白の暗殺者の能力のお陰であの牢獄から出れた……悪夢を見せてやろう」
シャドウ「うふふ、覚悟はいいかしら」

 海賊服を着た骸骨――デスフックが錨を構え、白い頭巾の女性――ヴァイスはスカーレットが持つナイフと同じナイフを両手に構え、ナイトメア・キッドとシャドウアリスは銃と杖を構えて戦闘体勢を取る。

トレ子「……フフフ」
ヴァイス「あぁ? なに笑ってやがる」

 その様子を見たトレ子は笑い、笑ったトレ子をイラつきながら引き金を引こうとするナイトメア。

トレ子「貴方達は少しばかり私をナメすぎですよ……まぁ、久しぶりだったので笑ってしまいました」

 その言葉に疑問符を浮かぶ四人。しかし、目の錯覚かトレ子がブレ始める。

トレ子「……いいでしょう……刮目しなさい。貴方達がこれから見るのは全てを飲み込む混沌です」

 怪しげに妖しく笑うトレ子の姿に目が離せなかった。






       ――\ワンダーラーンッ!!/――






 走る。走る。風のごとくサンドリヨンは来た道を走り抜けていた。

サンドリヨン「……」

 その道中、サンドリヨンは思い出した記憶を振り返っていた。

 ……知っていますかトクマさん? 私、最初は貴方の事が嫌いだったことを……

 ……いつも逃げてばかりで、言い訳して、迷惑かけてばかりだった貴方が、私は好きになれませんでした。

 ……けど、ひょんな事からグランマ大お婆様と戦う事になった貴方を見てわかったんです……不器用な人間だった事に……自身を削ってでも誰かを助けようとする姿を見て、逃げながらも相手から顔を背けない姿勢を見て、怖がりながらも震える足を前に進もうとする……

 ……そこから、貴方の事がよくわかりました……

 ……本当は情が厚くて仲間を大切にするところも、大切なものを守る為に本気になれるところも、どんな約束でもちゃんと守ろうとするところも、憎まれ口を叩くけど本当は誰よりも優しいところも、だからみんなに慕われているところも……

 ……私に無いモノを、貴方は持っていました……私の母が持っていた……

 そして、サンドリヨンは母親との忘れていた記憶を思い出す。







サンドリヨン『……ぐす……ひぐ……』
母親『おやおや、どうしたのサンドリヨン?』
サンドリヨン『……近所の子に……いじめられ……ました……』

 とある小さな農村。そこにある小さな家に幼かったサンドリヨンとサンドリヨンに似た女性――母親がいた。しかし、サンドリヨンの母親はどこか調子が悪そうに見え、顔色もあまり良くない。

母親『ごめんさいねサンドリヨン。こんな身体で……ごほ……げほ……げほ……』

 娘が苛められた事に申し訳なさそうな表情をする母親。咳をしながらも立ち上がってフラフラと移動する。

母親『……げほ……ごほ……ごほ……』

 その姿を見て心配そうな表情をするサンドリヨン。

母親『……ごほ……げほげほ……ごほ……ごほ……少し風に当たりに行くわ』
サンドリヨン『お母様っ!?』

 一人で外に出ていこうとする母親を止めるサンドリヨン。これだけ見れば母親を心配する娘の図ができるのだが――







 ――その母親の両手に猟銃と大型の斧を持っていなかったらもっと感動できたのだろう。

サンドリヨン『だ、大丈夫ですから落ち着いてください! 私は大丈夫ですから!!』
母親『安心しなさいサンドリヨン。そこら辺にいた野良猫を可愛がり(物理)に行くだけよ。猟銃と斧でいい子いい子しに行くだけだから』
サンドリヨン『本当に大丈夫ですから!!』

 すみません。某俺の後ろに立つなで有名な殺し屋も戸惑うオーラを出す母親がいるのですが……

 なんとか説得し、サンドリヨンは母親をベッドの寝かすことに成功した。

サンドリヨン『お母様はお身体が弱いのに無茶をしすぎです。この前だって一人で熊を担いで帰ってきた時は驚いたのですから』
母親『娘の為に親が身体を張るなんて当たり前でしょ』

 母親の行動に呆れるサンドリヨンだが、母親は気さくに笑って答える。サンドリヨンに心配かけまいと気丈に振る舞ってるように見え――

母親『あ、でも近い内に山がくるからその時にポックリ逝ったらごめんなさいね』
サンドリヨン『軽すぎます! もうっ!!』

 ――すみません。気丈に振る舞ってるどころか、とんでもないスクープを振る舞ったんですけど!? どんなワイルドマザー!? ビッグダディもこんなアグレッシブにはいかないよ!!

サンドリヨン『……お母様』
母親『どうしたの?』

 母親の言葉に項垂れるサンドリヨンが自身の母に質問した。

サンドリヨン『お母様はどうして、そんなに強いのですか?』
母親『……う〜ん、そうねぇ……』

 サンドリヨンの質問に上を向いて考え始める母親。まとまったのか口を開いた。

母親『……昔は、騎士に対しての憧れが強かったのね……誰かを守る為に戦うって事に当初はそれほど抵抗感はなかったわ。私も強くなって皆を守りたいと思っていたのよ』

 母親の独白にサンドリヨンは黙って耳を傾ける。

サンドリヨン『でも騎士にはなれなかった……私は【魔力不足】で採用されなかったわ……その後は小さな自警団に所属したけど危険だし、戦うだけではなく報告書や始末書の読み書きや武器とお金の管理、賞賛は貰えるけど本当の所で苦労を理解してくれる人はいないし、男の子には全然モテないし……正直、守る事や強くなる事に疑問を抱き始めたわ……』

 その目には遠い所を見つめていた。恐らく、犠牲も出たんだろう。サンドリヨンは母親の悲しそうな表情を心配して見つめていると、それに気付いた母親がサンドリヨンの頭を撫でる。

母親『でもね、お父さんに出会って、貴方が生まれて……それが変わったのよ』
サンドリヨン『変わった?』
母親『――そう、変わったわ』

 ふわり、花が舞うような笑顔を母親は自身の娘であるサンドリヨンに見せた。

母親『――貴方が生まれてね、とても嬉しかったの。どんな敵を倒すより、どんな犯罪を食い止めるより、どんなに皆に褒められても、貴方を生んだ以上に嬉しいことなんてなかった。

 それにね、貴方が生まれて本当の意味で理解できたんだと思う。私が守っている“誰か”も、他の人にとって大切な人なんだって思えたの……そしてその誰かを守るって事がまた別の誰かを守るって事になるって……

 他の沢山の誰かを守れば、同時に貴方も、お父さんも、守ってられるって』

 その言葉を聞き、サンドリヨンはこれからも人を守ろうと心の中で誓った。古く錆びついて忘れようが、自身の想いの原点はここなのだ。

母親『……サンドリヨン……』

 ベッドから起き上がった母親がサンドリヨンを優しく包むかのように抱き締め、サンドリヨンに一言伝えた。

















































サンドリヨン「『生まれてくれて、ありがとう』」

 その言葉とともにサンドリヨンは走るスピードをあげる。

 忘れていた言葉を、失っていた想いを、消えかけた誓いを思い出させてくれた母親の言葉を二度と忘れないように心に抱いた。


 これで終わり! 感想やコメントOKです!!

Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.241 )
日時: 2017/07/31 19:40
名前: ゆめひめ

ゆめひめです。

トレ子さん、あんたイケメンすぎます。生命録水晶の弱点でトクマさんはサンドリヨンの事を覚えており、それをサンドリヨンが勇気づけるきっかけになるとは・・・(普段からこんなんだったら良いのに(ボソッ))そんで終盤には他のアナザーキャストに囲まれ(ナイトメアとシャドウアリス、生きてたんやな(ボソッニカイメ))それでも余裕でいられるとは・・・あんたカッコ良すぎです。
(復活早々酷い目に遭った)吉備津彦と闇吉備津も何やら闇吉備津側に深い事情があるようで・・・この2人の事も段々気になりますね・・・

回想シーンでも余計なシーンはありましたが、サンドリヨンは復活に向かってきてますね・・・!!果たしてアシェンプテルを倒せるか・・・!!


それでは!!


P,s こちらも小説更新しました。

Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.242 )
日時: 2017/08/02 18:48
名前: トクマ

 コメント返しだっ!


 >ゆめひめさん

 感想ありがとうございます。

 トレ子はアレですが真剣になる時はキリッと決めるキャラです。性格はアレですが……例えるなら銀魂の近藤さんですね。

 言わんといてあげて! あの子はヘタレでバカで閉まらない人物なんだから!!

トクマ「」
ルフレ「あ、倒れた」

 闇吉備津は吉備津彦の『もしも』を辿った自分ですからね……これ以上、力を振るう自分を止めなければいけないと判断したんでしょう……

 段々とサンドリヨンとアシェンプテルの激突もカウントダウンが始まりました。楽しみにお待ち頂けると幸いでございます!!


 戦闘描写は苦手ですが、頑張らせて頂きます!!

彼らとの共通点 ( No.243 )
日時: 2017/08/07 19:37
名前: トクマ


 大長編の戦闘描写に時間がかかってしまったので、先に出来上がったエピソード0から執筆致します。それではどうぞ!



 これは、彼ことトクマが新参者親交会に参加してから数日たった頃の話である。

当麻「今日の午前中は珍しく騒動に巻き込まれなかったなぁ……上条さんにしてはのんびりとでき、不幸にならなかった」

 館の廊下を上機嫌に歩く当麻。いつもならギャグカオス組のイタズラや彼に好意を寄せる電撃を放つ茶髪の女子中学生――御坂美琴に追いかけられるのだが、珍しくなにも起こらなかった事に嬉しくなっていた。

当麻「今日の午後も平和に違いない! そうと決まればどこか出掛けるのも――!?」

 予定を組み立てながらリビングの扉を開けるが、ピリピリする空気に体勢を低くする。その空気の出所に視線を向ける。

トクマ「……」
ルフレ「……」

 そこには、お互いを睨みあったまま硬直するトクマとルフレの二人がいた。そろりと静かに移動し、マックと美琴を見つけて近付いて話しかけた。

当麻「……どうしたんだよ、あの二人」
マック「なんか、トクマが言うには『気にくわないヤツが出てきた』そうだけど……」
ルフル「兄様が言うには『ムカつくヤツに出会った』と言ってました」

 マックと話していると横からルフレに似た白髪ツインテールの女性が説明する。美琴は気になる部分を聞き、質問する。

美琴「……え、兄様? あれ、あんたの身内なの?」
ルフル「妹のルフルです。兄様がご迷惑をかけてしまってすみません」

 ルフレの妹である白髪ツインテールの女性――ルフルが謝罪とともに深くお辞儀する。その後ろにいた面影がマルスに似た長髪の女性――ルキナがルフレのフォローをする。

ルキナ「で、でもルフレさんはいい人だから悪気はないんですよ」
当麻「それだったらトクマもだな。アイツもなんだかんだ言って付き合いがいいハズなんだけど……」

 普段なら争いを起こさない二人に首をかしげる当麻。しかし、当の本人達は一触即発の空気を出し、ついにうご――

マリオ「あー待て待て」
リンク「ケンカはダメだぞケンカは」

 ――こうとしてマリオ達に止められた。突然現れた事に驚くルキナ達。しかし、トクマとルフレは不機嫌な表情で反論する。

トクマ&ルフレ「ですが!!」
マリオ「こういう時はゲームで、と前に言っただろう」

 親交会で説明したことを言うマリオに『言ってもムダ』だと判断したトクマとルフレは渋々頷いた。

トクマ「……いいでしょう」
ルフレ「なんのゲームで勝負したらいいですか?」
リンク「そこは自分の運に任せるしかないな」
トレ子「箱、持ってきました」

 トレ子が持ってきた箱に手を入れるマリオ。その様子をリンクとトクマ達は見守る。

リンク「そんじゃあ結果は――」

 マリオが取り出したくじを読むリンク。そこに書いてあったのは――



















































  ――“ポッキーゲーム”



マリオ「――ポッキーゲームか」
トクマ&ルフレ「なんてものを!?」

 あまりの結果に背筋を寒くさせるトクマとルフレ。なお、マリオとリンクの後ろには目の錯覚か、はたまた幻影なのか、ルフレがトクマの顎を軽くあげて(俗に言う顎クイ)をしながらポッキーを食べる光景が見えた。

 ……それだけは防げなければ!!

 その光景に冷や汗をかいた二人はすぐに勝負内容の変更を申し立てた。

ルフレ「勝敗はどうやって決めるんだよ!」
リンク「そこはあれだ。チキンレース的なモノだろう」
トクマ「それ以前に誰の案だよこれは!」
マリオ「んじゃ、ポッキーゲームで決着をつけてもらうぞ」

 しかし、言葉気にせずに始める準備をするマリオとリンクを見て焦るトクマとルフレ。そして、その様子を見て親指をあげてグットサインを見せるトレ子がいた。

 いや、犯人いた!!

ルフレ「いや、いやいや!!」
トクマ「おかしいですって!!」
リンク「神聖なくじの結果だ。諦めろ」
トクマ「でもポッキーがないですし!」
ルフレ「やりたくてもできませんよ!」
マリオ「ふむ……一理あるな……」

 トクマとルフレの説得に動きかけたマリオに内心喜ぶトクマとルフレ。

リンク「なら、これを使うか」
トクマ&ルフレ「?」

 リンクがそう言いながら何かを取り出そうとして、トクマとルフレは首をかしげた。

 そして、取り出したものは――

トクマ「……」(ふ菓子の右端にかぶりついている)
ルフレ「……」(ふ菓子の左端にかぶりついている)
トクマ&ルフレ「……」(一本のふ菓子の両端を口でくわえながら睨みあっている)

 ――三メートルぐらいの長さがあるお徳用のデカイふ菓子だった。味方によってはデカイポッキーをくわえているように見える。

リンク「ちょっとデカイがなんとかなるだろう」
マリオ「先に口を離した方の負けな」
トレ子「二人とも頑張れー」

 睨みあう二人に声をかけるリンクとマリオ、トレ子。そしてその様子を見て呆然とするルキナ達。

リンク「んじゃ、よーい……スタート!!」

 リンクの柏手を合図にトクマとルフレは目を見開いて、ふ菓子を食べ始めた。

ルフレ「んがふっ!」
トクマ「ごふっがふっ」
ルフレ「ぐふっ!!」

マリオ「おぉ……」
リンク「これは想像以上に酷い絵面だな」
トレ子「純粋組には見せられないですねぇ……そういや、最近ひったくりが多いみたいですよ?」
マリオ「定期的なパトロールを予定にいれるべきか……リンクはどう思うよ?」

 苦悶の声をあげながらふ菓子を食べながら進む二人の様子に平然とした様子で感想を言う三人。その側で様子を見てた当麻達も静かにトクマとルフレの二人から視線を逸らした。

 暫くして、ふ菓子から口を外して深呼吸するトクマとルフレの様子が見られた。

マリオ「決着つかず……か」
リンク「引き分けとはだらしないな」
トクマ「いやこれ無理ですよ!!」
ルフレ「口の中が大変な事になるんですからね!?」

 どうやら、ふ菓子の甘さにダウンした様子だ。手にはトレ子が入れた水を勢いよく飲んでいる。

トクマ「……こうなったら大乱闘でケリをつけてやらぁ……まぁ、大差で勝つけどな! 大差で勝つけどな!!」
ルフレ「来いよクサレ天パ、武器なんて捨ててかかって来いよ!」
トクマ&ルフレ「野郎、ぶっ潰してやらぁぁぁぁ!!」

 互いが売り文句を衝動買いする勢いで大乱闘のフィールドに走る二人を見えなくるまで見送った。

ルキナ「……行っちゃいましたね」
ルフル「何でケンカばっかり……はぁ……」
マリオ「意外にあの二人は共通点があるからな……それでケンカしてるんだろう」

 ルキナとルフルがため息を吐くとマリオが苦笑しながら理由を話した。

ルキナ「共通点って……それはなんですか?」
リンク「自分で見つけることだな」
トレ子「あ、それとマリオさん。そろそろ日用品がなくなりそうですよ」
マリオ「ありがとう。すまんが誰か買い出しに行ってくれるか?」

 マリオに買い出しを頼まれ、ルフルとルキナは近くにいた当麻とマック、美琴を誘い、二人の共通点を考えながら買い出しへと街に向かった。


 まだ続くよ! コメントはまだ!

彼らとの共通点 ( No.244 )
日時: 2017/08/07 19:43
名前: トクマ


『ありがとうございましたー』

 スーパーから出た五人は軽くない袋を持って、館へと帰っていた。

ルキナ「これで全部ですね」
美琴「……にしても、あの二人に共通点なんてあるのかしら?」

 不意に美琴がマリオの言っていた二人の共通点について呟いた。

ルキナ「マリオさんが冗談を言うはずありませんし……」
ルフル「悪知恵じゃないですか?」
美琴「いや、諦めの悪さかも」
当麻「意外性とって酒の好みとかか?」
マック「……性別?」
四人「それだ!」
ルキナ「マジメに考えてくださいよ!」

 マジメに考えずに冗談を言いながら帰路を歩く五人。しかし、後ろからフードを被ったチンピラが通りすぎ様にルキナにぶつかった。

ルキナ「きゃ!?」
当麻「あ、おい!!」
美琴「気を付けなさいよ!!」
ルフル「大丈夫ですか?」
ルキナ「はい、だいじょ……あれ……?」

 走るチンピラに忠告しながらぶつかって倒れたルキナを起こすも、ルキナは顔を青くしながら自身のポケットを忙しなく触り始めた。

ルキナ「……ない……財布が……ない……ひったくられました!!」
ルフル「えぇ!?」
当麻「さっきぶつかったヤツか……もうあんな遠くに……」
美琴「大丈夫、あの距離なら私のレールガンで――」

 ひったくりが多発してる事を話してたトレ子を思い出し、あのチンピラが犯人だと理解した四人は急いであのチンピラを探すと遠くにおり、美琴は手加減した超電磁砲レールガンを放とうとするが、突然チンピラが二人に分裂した。

当麻「なっ!? 分裂した!」
ルフル「分身能力!?」
美琴「やば……狙いが……!」

 突然の事に驚き、本物がわからず標準があわない美琴。

ルキナ「誰か……誰か双子のひったくり犯を捕まえて下さい!!」

 ルキナの叫びを後ろにチンピラはどんどん遠くに行き――

トクマ&ルフレ「止まれ」

 ――突然の衝撃に目を白黒させながら、トクマとルフレに蹴り飛ばされた。

トクマ「おい、勢いで蹴ったけどこのチンピラで良いのか? さっきまで双子だったのにいつの間にか一人になってるぞ」
ルフレ「恐らくだが、コイツが持つ能力かなんかで増えたんだろう……分身能力でひったくりし、見つかっても自分は別にいたって言うアリバイも出来るしな」
当麻「トクマ! ルフレ!」

 チンピラがひったくり犯である事に疑問符を浮かびながら首をかしげるトクマに能力でひったくりをしていると答えるルフレを当麻は二人に声をかける。

トクマ「よ、当麻。マリオさんとリンクさんにルキナ達を迎えに行ってこいと言われたけど早く見つかって良かったぜ」
ルフレ「こいつのムカつく顔を見なくてすむな」
トクマ「……そうだな。負け犬の顔を見ると辛気くさくなって敵わんなぁ」
ルフレ「……まぐれで勝ったようなラッキー野郎に言われても痛くも痒くもねぇよ」
トクマ&ルフレ「……」
ルフル「……ケンカしないでください」

 怒りの表情でどこかの不良のごとく睨みあう二人を疲れた表情で制止するルフル。しかし、その間にチンピラは起き上がって能力を使用して十数人に分裂した。

トクマ「うぉ!? 増えやがった! 忍者か!!」
ルフレ「ツッコミいれてる場合か……アイツを逃がすなよ」

 手に鉄パイプやバットを持ち始めたチンピラの分身に睨みながら、トクマとルフレは戦闘態勢とり始める。

トクマ「ルフレ、ひとっ走り……ついてこれるか?」
ルフレ「こっちのセリフだ」

 その言葉とともに二人はチンピラに駆け出し、チンピラに衝突する寸前で二人は弾かれるように左右に別れて敵を倒していく。

トクマ「よいっ! せぇ!」

 トクマは拾った鉄パイプやバット等の武器をチンピラに投げ、武器を持ったチンピラの指を折って奪取と同時に蹴り飛ばし、振り回して武器を投げるを繰り返す。時には相手の足を力強く踏む、相手の傷口を力強く触る等をして怯んだ隙にこめかみや顎、目や鼻、股間や鳩尾といった人体の急所を攻撃する等ケンカ殺法に近い動きで倒していく。

ルフレ「ふっ! はぁ!」

 対するルフレはトクマとは正反対に最小限な動きで相手の攻撃を往なし、かわし、力を利用して倒すという訓練で身に付けたであろう動きで相手を倒していく。

 そのルフレの後ろにひっそりと隠れていたチンピラが隙をついてルフレの動きを拘束した。

ルフレ「しまった!!」
チンピラ「武器を捨てろ! コイツがどうなっても――」
トクマ「そいつに人質の価値はねぇ!!」
チンピラ「――えぇ!?」

 チンピラが交渉に出るより早く、トクマはルフレに向かって鉄パイプをぶん投げた。

ルフレ「あっぶね!?」
チンピラ「ぐぴゃっ!?」

 あまりの行動に驚いたチンピラの隙をついてルフレは拘束を外し、宙を回転しながら飛んでくる鉄パイプを自身を拘束したチンピラで盾にして直撃を防いだ。

 すると、今度は大勢のチンピラがトクマを袋叩きにしようと迫り来る。その様子を見たルフレがニタリ、と不敵に笑いながら呪文を唱えた。

ルフレ「ふせろトクマ……エルサンダー!」
トクマ「ちょ!? にゃわっち!!」
チンピラ「ぎゃあぁぁぁぁ!!」

 ルフレの唱えた呪文が広範囲の雷魔法だった事に慌てながらそこから離脱するトクマ。その判断は正しく、昼のような明るさを放つ電撃が辺りを照らし、大勢の分身したチンピラを一掃した。

トクマ「テメェ、何がふせろだ! 広範囲に放ったらふせても意味ねぇだろ!」
ルフレ「テメェこそ躊躇なく鉄パイプを投げんな!」
トクマ「やるのか、ア"ァ"!」
ルフレ「上等だ! 一人負傷した所で大差ねぇからな!」
チンピラ「テメェら、隙だら――」
トクマ&ルフレ「うるせぇ! 引っ込んでろ!!」
チンピラ「――ギャバら!?」

 口喧嘩からリアルファイトに発展しそうな勢いの二人に割って入ったチンピラは容赦なく瞬殺され、残るは本体であるチンピラだけだった。

美琴「あの二人、仲が良いのか悪いのかわからないわねぇ……」

 殆どノーダメージで倒した二人に呆れる美琴。その隙にチンピラはこっそりと逃げようとしていた。

ルフル「あ、チンピラが逃げ――」
トクマ&ルフレ「逃がすかァァ!!」

 ルフルの声と同時に全力疾走でチンピラに襲いかかるトクマとルフレ。

チンピラ「な、なんで追ってくんだよ」

 その気迫に戸惑うチンピラが恐怖からか二人に問いかけると同時にトクマとルフレは勢いよく跳んだ。

トクマ「んなもん、決まってるだろ……このバカ白髪には――」
ルフレ「このアーパー天パには――」


































トクマ&ルフレ「――負けたくねぇからだ!!」

 一蹴一閃。

 二人の飛び蹴りがチンピラに襲いかかり、くらったチンピラは蹴りの衝撃で後ろの壁に激突し、その衝撃で気を失った。

 遠くからパトカーのサイレンが聴こえてくる。




    ――\ファルコンキック‼/――




ジュンサー「逮捕のご協力、感謝致します」
ルフル「いえ、こちらこそ迅速な対応に感謝します」

 警察官であるポケモンで有名な婦警――ジュンサーがルフル達に最近話題になりつつあったひったくり犯のチンピラを捕まえた事に感謝を示し、後日調書を録る為に伺う事を伝えてチンピラに能力封じの枷を着けて連行した。

 去っていったジュンサーのパトカーを見ながら、ルキナは思い出したように周りに聞こえる声で話した。

ルキナ「あ、そうだ。あの二人の共通点を見つけました」
当麻「俺もわかった」
マック「ま、あんなわかりやすく言ったら誰だってわかるよな」
美琴「ホント、よく考えれば納得よね」
ルフル「あそこまで仲が悪かったら同族嫌悪の域ですよね」

 ルキナの言葉に四人は苦笑しながら、トクマとルフレを見て一斉に呟いた。

五人「負けず嫌い」

 五人が呟いた言葉が聞こえなかった二人――トクマとルフレは先程の戦闘を労っているのか、トクマが握手のようにルフレの手を掴み――

トクマ「バルス!」
ルフレ「 手がぁぁぁ、手がぁぁぁぁ!!」

 ――メキメキ、そんな音が聞こえるぐらいの強さでルフレの手を力強く握り始める。あまりの痛さにルフレはトクマの首に手刀を何発か叩き込んで逃れた。

ルフレ「バルスってなんだ! 滅びろか! 俺に滅びろって言いたいのか!!」
トクマ「それ以外の何があると思ってるんだ。さぁ、さっさとバルスしろよ」
ルフレ「その前にテメェを滅ぼしてやるよ!」

 ガルル、フシャー、まるで犬猫のケンカのように取っ組み合いを始める二人を見た五人は呆れて苦笑する。

 その取っ組み合いはマリオとリンクが迎えに来るまで続いたそうだ。


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