二次創作小説(新・総合)

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すばらしきスマブラの日常(笑)
日時: 2018/12/17 20:53
名前: トクマ
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=64

   開設日:2016/03/26 11:09

 画面の前のみなさま初めましておはこんばんちは。トクマと言います。

 このスレでは、トクマの分身とも言えるオリキャラを中心にクロスオーバーで扱うあらゆるキャラ達との日常でもあり非日常の文を思い付くまま気の向くままに書いていきます。小説カキコ初心者ゆえに未熟で満足出来ない所もあるかと思いますが何卒よろしくお願い致します。

〈注意事項〉
・トクマには文才がないので所々文章がおかしかったり訳がわからなかったりするかもしれません。予めご了承ください。
・完全な俺得オリジナル設定が盛り沢山です。キャラ設定や世界観設定は随時アップしていきます。
・キャラ崩壊やメタネタ、パロディやクロスオーバーなどが普通に出てきます。その為『このキャラダレだ?』や『こんなキャラじゃないのに!』と思われます。
・時折カプ要素出てきます。基本的にNLが多いですが、時としてBLネタが出てくるかもしれません。
・キャラは初代から最新作までほぼ全てのキャラがいる前提で話を進めています。また、キャラによっては出番が多かったり少なかったりします。ご容赦下さい。
・小説の感想やコラボ、キャラの貸し出し申請やキャラや世界観の質問はいつでも大歓迎でございますが、誹謗中傷や他の閲覧者の迷惑になるような書き込みはやめてください。


※目次や注意事項やキャラ設定は随時更新及び修正していきます。


   【もくじ】

 【世界観等々の設定資料】 >>1


 『〜スマブラ長編〜』
【これが日常ですけどなにか?】
本編 >>2-3 >>4-5 >>6-7 >>8-12
オマケ >>13

【リアル動物ごっこ(笑)】
本編 >>14-15 >>16-17 >>18-20
オマケ >>21-22

【マスターハンドのワクワク☆発明品】
本編 >>137-139 >>145-148 >>156-158
オマケ >>140 >>159

【混沌の宴! その名はオトーリ!!】
本編 >>167-169 >>177-179 >>189-192
オマケ >>170

【ワタボーハザード】
本編 >>300-302 >>310-313 >>325-327

【真っ赤なXマス】
本編 >>349-351 >>354-357 >>365-368

【未知なるニューステージ!】
本編 >>374-377 >>385-389
オマケ~変隊とは?~ >>390


 『〜スマブラ大長編〜』
【覚醒・ドルピック島編】
予告編 >>23
準備 >>29-30
一日目 >>39-41 >>47-50
二日目 >>56-58 >>65-68
三日目(前編) >>75-77 >>83-85
三日目(後編) >>94-99 >>106-109
オマケ >>86
あとがき >>110

【激闘!アナザーキャスト編】
序章 >>193
黒いシンデレラと金色猿と闇乳首 >>196-198
別の自分とゆるキャラと衝撃発言 >>206-208
ラーメンと恋罵女と思い出 >>215-217
アラジンとガチ泣きと弱音 >>222-224
逃走と闘争と回想 >>231-233
復帰と侍と母の言葉 >>238-240
死闘と切り札と悪童と姫騎士 >>254-257
変隊創設者と心と拳 >>280-282
私と俺とシンデレラ >>288-290
オマケ >>225
あとがき >>291
エピローグ・A >>297


 『〜スマブラ短編〜』
作者とスマブラメンバーで銀魂パロ >>24
2017年バレンタイン短編小説集 >>123-124
スマテスト >>249
スイカは割るより切る方が美味い >>260-262
世にも奇妙な怪談☆話 >>265-268
トクマ版改変コピペネタ集 >>272
2017年のハロウィン事情 >>334-335
グダグダな日常小話 >>339-340


【スマブラの日常(笑)〜エピソード0〜】
彼らとのファーストコンタクト >>117-118
彼らとの親交会(という飲み会) >>130-131
彼らとの共通点 >>243-244
彼らとの分岐点 >>320-322


 《タグ》
 スマブラ とある魔術の禁書目録 ストリートファイター ワンダーランドウォーズ クロスオーバー NL キャラ崩壊 裸族 変隊創立本部 変隊

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Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.235 )
日時: 2017/07/26 18:07
名前: トクマ

 コ・メ・ン・トォ・返し!!(伯方の塩風に)

ルフレ「懐かしい言い方するな!!」


 >ゆめひめさん

 感想ありがとうございます。

 吉備津彦が戦線復帰し、このまま闇吉備津と戦います……もう一人の自分と戦うシチュエーションなんて熱くなりませんか? それとも自分だけでしょうか?

 トレ子に出会うとは思わなかったので驚いて頂けたならこちらは嬉しい限りです。彼女とサンドリヨンは何を語るかは内緒でございます。

 ……ウチのピーチ姫はノンストップガールです。ブレーキが壊れたダンプカーレベルの暴走を時折しますので、出来る限りの温かい目で見守ってくだせぇ(笑)。

マリオ「そういや、こっちのパルテナも奇跡を料理に使って騒動を起こしてるな……ゼルダよりましだけど」
リンク「ピットもあんな女神を慕うなんてすごいやつだよな……ゼルダの料理は今に始まった事じゃないだろ」
トクマ「ごめん。後半の言葉がものすごく恐いんですが」


 次回も楽しみに!

Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.236 )
日時: 2017/07/28 07:53
名前: 黒猫δ

どうも久しぶりです、黒猫δです。

さて、物語も終盤へ、サンドリヨンさんに救いの手(?)が差し伸べられ、吉備津彦が帰って来た!
アナザーキャスト、なかなかに手強い。

そして、平常運転のピーチ……フフってなりました。


黒猫δ「……恐れていた事態が起こってしまいましたね……」

アリギュラ「もーちょっとNL見たかったわ〜いいところだったのに!」

雪音「アリギュラさん、ヘッドロックやめてください!流石に痛いですから!」

フロイト「……でも、これで本当に忘れられてしまったというわけか……こういうものも、世界にはあるんだね……」

黒猫δ「そうですね、……カオスディーラーからしたら、存在が忘れられること事態が死に直結しますからね……」

フロイト「……まぁ、だてに長く生きてるって訳じゃないよ。ただ、忘れていない存在がひとつあるだけで違うし」

アリギュラ「それにしても……ピーチ、あなたとはいい酒が飲めそうだぜ……」

雪音「なんかおっさん臭くなった!?」


コメント失礼しましたm(__)m

Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.237 )
日時: 2017/07/31 18:25
名前: トクマ

 更新前にコメント返しだぜヒャッハー!!


 >黒猫δさん

 感想ありがとうございます。

 トレ子の救いの手(?)や吉備津彦の戦線復帰等を書くといよいよって感じになります。こちらも気を引き締めていこうと思います!!

ピーチ姫「アリギュラさん飲みましょう……丁度ここにスピリタスがあるわ」

トクマ&ルフレ「飲むんじゃねぇ!!」

 いよいよ佳境なんで頑張ります!!


 このあと、更新致します!!

復帰と侍と母の言葉 ( No.238 )
日時: 2017/07/31 18:35
名前: トクマ

 この先、色々と場面展開が多くなります。見にくいと思いますが、読んで頂くと幸いでございます。

 それでは、どうぞ!!



サンドリヨン「……トレ子さん」

 サンドリヨンが必死に逃げ、自身の無力を嘆いていると何者かが手を差し伸べた。その正体はトレ子であった。

トレ子「あらら、転けて泥だらけじゃないですか」

 サンドリヨンの姿に軽く息をはいて泥を落とすトレ子。

サンドリヨン「……あの……その……」
トレ子「まぁまぁ、深呼吸ですよ」

 戸惑うサンドリヨンをトレ子は深呼吸するように促し、次第に落ち着きを取り戻していった。

サンドリヨン「……すぅ……はぁ……すぅ……はぁ……」
トレ子「落ち着きましたか?」
サンドリヨン「ありがとうございます……トレ子さん。スマッシュブラザーズのファイターである貴女にお願いがあります……トクマさんを助けてください」

 今も戦ってるトクマの姿を思い出したサンドリヨンはトレ子に援軍として来てくれと頼もうとする。

トレ子「え!? 何かあったんですか!」
サンドリヨン「……アシ……サンドリヨンがトクマさんと戦っているので止めてください……この先の砂浜で戦っています」

 今の自分が助けに行っても無駄だと感じたサンドリヨンはトレ子に行くようにお願いする。それは彼女の善意からくるのか、それとも見捨ててしまった罪悪感からくるものなのかはわからない。

トレ子「それは大変ですね! 一緒に行きましょう!」
サンドリヨン「え!?」

 しかし、トレ子はサンドリヨンの思惑とは違い、サンドリヨンの手を握ってトクマの所へと行こうとする。

サンドリヨン「ま、待ってください! 私はいけません!!」
トレ子「何でですか? 私一人じゃ無理なんで一人より二人いけばなんとかなるでしょ?」

 トレ子の言葉にサンドリヨンは躊躇しつつも少しずつ話した。

サンドリヨン「私には……戦う力がありません……だから……トクマさんを助ける事は出来ないんです」









































トレ子「……だったら……なおさら行かないとダメですよ。トクマさんは貴女を待っています」

 その言葉に、サンドリヨンの内側にあった熱いものが溢れ出した。

サンドリヨン「貴女に……何がわかるんですか!!」

 吐き出すようにサンドリヨンの口から放たれた言葉は嘆きや怒りと言った熱を帯びてトレ子に降りかかった。
 
サンドリヨン「……もう……私を知る人はいない……仲間も……力も……失った……誰かを助ける事なんて出来ない……私が出来る事は……誰かに想いを託すことしか出来ないんです!!」

 一つ、一つ、吐き出すたびに熱いものが目から溢れ、喉を熱し、自身の内側を締め付ける痛みを与えた。

 その痛みに苦しむとトレ子はサンドリヨンの肩を掴み、いつもとは違う真剣な表情をする。

トレ子「……それでも……貴女は行かなければいけません」
サンドリヨン「……どうして」
トレ子「言うよりは見る方が早いですね」

 そう言いながら、トレ子は自身のポケットからスマホ程度の大きさをしたテレビを取り出した。

トレ子「何の目的か忘れましたが、アスナさんに今日一日だけトクマさんの盗さ……撮影を頼んだんですよ……映像が無事ならまだ映って――」

 トレ子の説明とともに映像が映し出された。ガラスの双剣で斬りかかるアシェンプテルをトクマは障壁や斧で防いでいく。防戦一方の状態だが、サンドリヨンが目にしたのはそこではなく――

 ……苛立っている?

 アシェンプテルの様子である。状況は防戦一方のハズだが、サンドリヨンの目にはアシェンプテルをトクマが追い詰めてるように見える。

アシェンプテル『……何故、何故私をサンドリヨンと呼ばない!!』
トクマ『だから、お前はサンドリヨンじゃないって言ってるだろ!!』

 ……え?

 アシェンプテルの言葉にサンドリヨンは一瞬だけ思考が止まった。

トクマ『覚えてるんだよ……アイツは理由なしに斬ろうとしない。それに、あんたが仮にサンドリヨンだとしたら、記憶がおかしいんだよ……苦しそうに泣いていたヤツが気付いたら嬉々として人を斬るだなんて考えられない!』

 そう、一見欠点が無いように見える生命録水晶だが、2つ程弱点があった。

 一つ目は『記憶を奪う際に第三者がいること』。長時間かつともに行動している人物の記憶を奪う時は一人の時に奪わなければ、記憶の食い違い――矛盾が発生するからだ。

 そう、アシェンプテルはミスをしてしまった……初めてサンドリヨンの記憶を奪った時に撤退を選ばず、ドレディアが護衛するサンドリヨンの所に行って記憶を奪えば良かったのだ。

アシェンプテル『……ッ!!』

 自身のミスに気が付いて歯噛みするアシェンプテルを見て、トクマは不敵に笑う。

トクマ『……本物は来る……オレが知るサンドリヨンは……仲間のピンチには放って置けない性格なんだよ!』

 トクマは気合いを再び入れ直し、斧を構える。

アシェンプテル『……だが!! 仮に戻って来たとしてもあの女に力なんてない! 役立たずが増えただけで共倒れになるだけだ!! 貴様の行為に得る物など何もない!!』
トクマ『得るものなんて何もねぇ……だが、ここで諦めたら、自分が自分じゃなくなるんだよ!!』

 アシェンプテルの大声を合図にトクマは砂浜を駆け、斧を振るう。アシェンプテルも攻撃を防いで反撃に移ろうとする。

トレ子「……これでも、トクマさんは貴女に来て欲しくないと思っていますか?」
サンドリヨン「……どうして……なんで……」

 トクマの行動に戸惑うサンドリヨン。力をなくした自分を信じて戦う姿に疑問を持つ。

トレ子「……サンドリヨンさん……貴女は少しだけ勘違いしていますよ……」

 トレ子の言葉にサンドリヨンは顔を向ける。

トレ子「トクマさんはアヴェンジャーとか言われていますが、アヴェンジャーにとって必要なのは燃えたぎる復讐心でも、全てを失う覚悟でも、凄絶せいぜつなる過去でもありません……極度の負けず嫌いです」

トレ子「諦めたくない、挫けたくない、負けたくないという頑固な信念が二本足で立ったような人物なんです……彼は一度だけ人としての心を殺しました……復讐の為だけに感情を捨て、心を捨て、表面だけで生きていた」

トレ子「そして恩人に出会い、捨てたモノを拾われ、その重さを知り、立ち上がって抗ってるんです……溢れたものをまた、溢さないように必死に……」

 トレ子の言葉にサンドリヨンは静かに聞き、胸を軽く押さえる。

トレ子「……サンドリヨンさん……貴女が必要なのは力じゃないでしょう……貴女は……何の為に立ち上がりますか?」
サンドリヨン「……何の……為に……」

 トレ子の質問にサンドリヨンは静かに思い出そうと深く考え始める。記憶をなくした思考を動かしながら必死に探り始める。

 ――そして、それこそが生命録水晶の二つ目の欠点である。

サンドリヨン「――あ――」

カチリ、パズルのピースがハマる音とともにサンドリヨンは思い出した。自身が剣を振るい、誰かを助けると決めた原点を。

 思い出したサンドリヨンは来た道を辿るように走ろうとし、トレ子がどこに行くのかを聞いた。

トレ子「……どこに行きますか?」
サンドリヨン「……決まっています……トクマさんの所へ」

 トレ子に答えたサンドリヨンの目には先程の迷いや寂しさが消え、生気が溢れる瞳になっていた。その様子を見たトレ子は懐からウサ耳頭巾をサンドリヨンに投げる。

トレ子「ウサ耳頭巾です……少しでも早く行けますよ」
サンドリヨン「ありがとうございます……トレ子さん、行ってきます」

 トレ子から受け取ったウサ耳頭巾を着けたサンドリヨンは全力で駆け抜けた。

 目指すは自分を待つ仲間の元へ。


 まだまだ続くよ! コメントはまだ!

復帰と侍と母の言葉 ( No.239 )
日時: 2017/07/31 18:51
名前: トクマ

 その頃、ピーチ姫のグループでは闇吉備津の戦闘中に乱入が多くあったが、行方不明だった吉備津彦が姿を現した。

吉備津彦「皆のもの……待たせてしまって申し訳な――」








































三人「桃様ぁぁぁぁぁ!!」

 ズドォン、と重い音ともに吉備津彦が壁にめり込んだ。その衝撃で吉備津彦の腹から出血し、彼の口から吐血した。

ピーチ「ちょっとォォォ!? 吉備津彦ちゃん出てきたのに早々退場になろうとしてる! 人生から退場しようとしてるわよ!!」
ルフレ「どんだけ会いたかったんだよ三人とも! 勢いつけすぎだろ!」
ルフル「し、シレネッタさん回復! 早く回復!!」
留玉臣「ッ!? 桃様がいつの間にか出血して……酷い!!」
楽々森彦「おのれ闇吉備津! 桃様に気付かない攻撃をするとは!」
ルフレ「いや、真犯人はお前ら!!」

 腹から出血しながらビクンビクン、と痙攣する吉備津彦を治療するシレネッタを横に三人に説教するピーチ姫とルフレ、その様子を苦笑するルキナとシュルクと言うグダグダな空間が出来ていた。

闇吉備津「……フン……寸劇を始めるために、わざわざ地獄から這い上がって来たのか?」
吉備津彦「いや、終わりにしよう……俺よ」

 呆れる闇吉備津の言葉に吉備津彦が答え、闇吉備津はその答えに鼻で嗤う。

闇吉備津「弱き者は、引っ込んでいろ! オレが求めるのは迷うことなき強き者の力! 強さがあれば、どのような事が起きようとねじ伏せる事が出来る!! その為ならば、俺は斬って斬って斬り続けよう!!」

吉備津彦「それが、贖罪の為でもか」

 吉備津彦の一言に闇吉備津の動きが止まる。しかし、あまりわからない周りのファイターは疑問符を浮かべるだけだった。

ルフレ「どういう意味だ。吉備津彦?」

 代表してルフレが質問すると吉備津彦は懐から巻き物を取り出して渡し、闇吉備津と面を向かい合う。

吉備津彦「俺もただ傷を癒す為に静かにしていたわけではない……もう一人の俺が何故ああなったのかを調べていたのだ……辿り着いたのは俺自身の出生だ」

 ルフレが巻き物の中身を見ると吉備津彦の文字で詳しく調べられた記録が書かれてあった。

吉備津彦「俺はとある都にて『鬼の力を宿す皇子』と占われ、父上と母上に預けられ育った……そこで一つ仮説を建てた。もし、俺自身の中に宿る鬼の力が暴走し、支配されればああなるのではないかと」

 そこには絵も描かれており、名もない墓石が並ぶ光景があった。

吉備津彦「鬼の力とは強大だ……俺の中に宿る力も俺自身を溺れさせようと狙っている……」

 その言葉に吉備津彦は自身の胸を押える。彼の中には未だに機会を狙う鬼の力が渦巻いていた。

吉備津彦「お前は幼き頃から鬼の力が暴走して支配され、押さえることができた頃には……多くの骸が貴様の後ろに出来ていたのだな」

『……その中には……俺の友も混ざっていたのだろう……』と小さく呟く吉備津彦を見て、シュルクとシレネッタは闇吉備津が時折していた表情を思い出す。

吉備津彦「お前が言う弱者とは、己自身を意味してるのではないのか? 強き者との闘争を願うのは、止めて欲しく、願わくばそこを自身の墓にするからではないのか?」

 その言葉に闇吉備津は後頭部をかき、大きく息を吐いた。

全員「――ッ!?」

 瞬間、全員に冷たい殺気が襲いかかった。まるで氷柱を首筋に突き立てられたような感じに全員が硬直していると闇吉備津が目付きを尖らせて口を開いた。

闇吉備津「……ごたくは、もうよい」

 そう言って大剣を横に振ってから、構える。

闇吉備津「構えよ」

 その様子に吉備津彦は仕方なさそうにため息を吐いた。

吉備津彦「……そうだな。貴様と語るには言葉は不要だ……」
犬飼「桃様!!」

 犬飼が自身の背に背負ってた大剣を投げると吉備津彦は受け取って剣を縦に振り、闇吉備津と同じように構える。

犬飼&森彦&玉臣「必ず、生きてください!!」

 その様子に犬飼と森彦、玉臣のさんにんは主の心配と勝利を願って声をあげる。その様子に吉備津彦は笑って答えると剣を軽く振るった。

吉備津彦「侍の刃は幾千の言葉に勝る!! 貴様をこれ以上、重ねさせる訳にはいかん! 俺自身が止める!!」

 その言葉とともに吉備津彦に燦々さんさんと輝く赤いオーラが、闇吉備津には禍々しくも蠢く黒いオーラがまとわり始める。

吉備津彦「鬼をも超えし我が力、その目に焼き付けよ!」
闇吉備津「我が身、既に鬼なり……我が心、既に空なり」


 吉備津彦のワンダースキル――【境地・修羅無双】が、闇吉備津のワンダースキル――【無我・悪鬼羅刹】が周りの風を巻き込みながらうねりをあげる。

 荒武者と鬼武者。

 二人の侍の戦いが始まった。


 コメントはまだ! 続くよ!!


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