二次創作小説(新・総合)

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逃走中~虎の穴と美少女戦士~完結!
日時: 2018/10/18 13:25
名前: モンブラン博士

モンブラン博士の逃走中、第1弾!
場所は普通の住宅街!
虎の穴の復活を目論むミスターX。
彼に立ち向かうはあの美少女戦士たち!?
本編の合間に繰り広げられる作者とプリキュアたちの掛け合いもお楽しみに!
60分間を逃げ切り、賞金360万円を手に入れるのは誰だ!?

~逃走者一覧~
1 アシュラマン(キン肉マン)
2 愛崎えみる(HuGっとプリキュア)
3 絢瀬絵里(ラブライブ!)
4 ウォーズマン(キン肉マン)
5 オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ(ベルサイユのばら)
6 小泉花陽(ラブライブ!)
7 サンシャイン(キン肉マン)
8 坂上あゆみ(プリキュアオールスターズ)
9 超一星龍(ドラゴンボールGT)
10 調辺アコ(スイートプリキュア)
11 園田海未(ラブライブ!)
12 高岡拳太郎(タイガーマスク)
13 立神あおい(キラキラ☆プリキュアアラモード)
14 伊達直人(タイガーマスク)
15 星空凛(ラブライブ!)
16 ブロッケンJR(キン肉マン)
17 ブロリー(ドラゴンボール)
18 明堂院いつき(ハートキャッチプリキュア)
19 ミスタークエスチョン(タイガーマスク)
20 南ことり(ラブライブ!)
21 矢澤にこ(ラブライブ!)
22 関数方程式(作者)
23 ゆうき(作者)
24 テムジン(作者)
25 虚無零(作者)

>>3
募集要項
※予想外に多くの応募が来ましたので締め切りました!

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9



Re: 逃走中~虎の穴と美少女戦士~ ( No.35 )
日時: 2018/10/15 21:09
名前: モンブラン博士

15:30

プルルルル……
通知 調辺アコ 復活!

伊達「あのおチビちゃんが復活か。これは僕も油断してはいられないね」

伊達さんは逃走成功を狙って?

伊達「ここまで来ると流石に少しは欲が出てくるよ。最も、僕はお金が有り余っているから、賞金なんて必要ないんだけど」


プルルルル……

ここで第2の通知

伊達「どれどれ……うん、そういうことか。わかったよ」

何がです?

伊達「いや、こっちの話だよ。ハンターが来ても困るから、それじゃ僕はこの辺で」(タッタッタ)

爽やかに去っていく伊達だが、彼は一度もハンターに出会っていない。運が良いのだろうか。
そんな伊達がついたのは公園だった。

伊達「やあ君か。話って何だい」

???「……」

伊達「答えたくないならそれでもいいよ。誰にも人には言えない事情があるからね」

その時、公園の遊具からハンターたちが飛び出す。

ハンターF「……!」(ダッ)
ハンターD「……!」(ダッ)

伊達「ハンターだ。初めてお目にかかるね。おお、怖い怖い」

怖いと言いつつも伊達の口元には笑みが浮かんでいる。

ハンターF「……!」(ダッ)
ハンターD「……!」(ダッ)

2人のハンターが左右から迫るが、伊達は全く気にせず話を続ける。

伊達「裏切りも作戦のうちだから責めやしない。プロレスにも5秒以内の反則なら認められているように、裏切りや通報も立派な戦法の一つだよ。ただ、僕から見て君は裏切りや通報を楽しんでやっていないね。迷いが君の目に現れているよ」

???「……ッ」

伊達「そろそろ自分の心に素直になるのもいいかもしれないね。そうすれば、結果に固執することなく、この逃走中を楽しめるよ」

伊達は謎の人物に近づくと、その頭に手を乗せ、優しく撫でる。

伊達「だいじょうぶだよ。心に限界が来たらいつでも本来の君に戻っていいからね。僕はもちろん、他の参加者もそれを待っているよ」

ピピッ!

伊達「それじゃ、僕はここで失礼させてもらうよ」ポンッ!

13:50

伊達直人 確保


残り10人

オスカル 小泉花陽 矢澤にこ ゆうき 南ことり 超一星龍 坂上あゆみ 虚無零 調辺アコ ミスタークエスチョン


13:45

プルルルル……

確保情報

伊達直人確保

ゆうき「このゲームに攻略法なんてないんですよ。だからどんなにベテランだって捕まることだってあるし、逆に運動神経が悪い人でも逃げ切る人もいる。これはそういうゲームなんですよ……」
ことり「ひとりごと?」
ゆうき「え? 心の声が口に出ていた!? なんかすっごいはずかしい!」
ことり「でも、逃走者でのベテランは作者さんたちだけだよね。ことりたちはこの逃走中初参加なんだし」
ゆうき「言われてみればそうだね。でも、この逃走中は制限時間が短し賞金は異常に高いし、これまで参加した逃走中とは全く異なる」

ことり「でもここまで生き残ることができるなんて、ゆうきさんはすごいよ! ことり、ゆうきさんと一緒に行動していなかったら、きっとすぐに確保されていたかもしれない。だからゆうきさん、ありがとう!」(満面の笑み)

ゆうき「ことりちゃんことりちゃんことりちゃん!」

超一星龍「ゴチャゴチャうるせぇぞ、このバカップルがーっ!!」

ことりとゆうきがビクッとして振り返ると、そこには片足でコンクリの地面を蹴る一星龍の姿が。

ゆうき「アンタ、何をするつもりなんだ」

超一星龍「決まっているだろうが。ハリケーンミキサーッ!」

全身の黒いトゲを伸ばし、ヤギのように反り返った角を突き出し真っすぐに突進してくる。

ことり「きゃあっ!」
ゆうき「うわっ!」

身軽さで優る2人が辛うじて避けると、彼は壁に激突。
超巨体の体当たりは易々と壁に大穴を開けてしまう。
もしもそれが直撃していたら自分たちも壁と同じようになっていた。
それを考えると、2人の背中に冷たいものが流れる。

超一星龍「外したか。すばしっこい奴らめ。だが、2度目はない」

ゆうき「それはキン肉マンのバッファローマンの技だろう? 何でドラゴンボールのキャラのアンタが使用できる?」

超一星龍「俺は劇場版キン肉マンで悪魔将軍の声も担当していてな。
従ってバッファローマンの技など簡単に発動できるのよ!」

ゆうき「成程な。だが、逃走者の走りを妨害したら失格になるぞ」

超一星龍「サンシャインとアシュラマンはどうだった? 奴らは2度も他の逃走者を妨害したが、お咎めなしだ」

ゆうき「ことりちゃん、逃げるよ!」(ダッ)
ことり「うんっ!」(ダッ)

超一星龍「待て、逃がさんぞ貴様ら!」(ダダダダッ)

そのとき。



クエスチョン「……」

幽霊のように突然立ちはだかるクエスチョン。

超一星龍「貴様、どけぇ!」

ガッ!

超一星龍の突進を真っ向から受け止めるクエスチョン。

ことり「え?」(振り返る)
ゆうき「なんだ?」(振り返る)

超一星龍「貴様、何者か何者か知らぬが俺の邪魔をするなぁ!」

クエスチョン「……フフフフフフフ、ワハハハハハハハ!」

ことり「クエスチョンさんが」
ゆうき「シャベッタアアアアアア」

ついに沈黙を破ったクエスチョン。

クエスチョン「少女に暴力をふるうのはマナー違反であろう。戦うのなら、正々堂々、男らしくこのようにしなさい」

いきなり膝蹴りを超一星龍の腹にブチ込む。


超一星龍「グホッ……」

エルボー、ストレートパンチ、ダブルスレッジハンマーの連続で顔面を殴打し、最後は垂直落下式プレーンバスターを仕掛け、超一星龍をコンクリの地面に串刺し。
超一星龍はぐらりと体が傾いたかと思うとそのまま地面に轟沈。
完全に失神していた。
そしてクエスチョンは風のように去っていく。

ことり「すごい……」
ゆうき「ことりちゃん、こいつが目覚める前に早く行こう!」
ことり「うん! クエスチョンさんに感謝だね!」

ゆうきとことりもいなくなった後、1人残された超一星龍。

ハンターB「……!」(ダッ)

そこへハンター。

ピピッ!

超一星龍「……」(グッタリ)ポンッ!

11:11

超一星龍 確保

残り9人

オスカル 小泉花陽 矢澤にこ ゆうき 南ことり 坂上あゆみ 虚無零 調辺アコ ミスタークエスチョン

Re: 逃走中~虎の穴と美少女戦士~ ( No.36 )
日時: 2018/10/16 22:04
名前: モンブラン博士

10:00

花陽「お腹空いたよぅ」

逃走中が開始されて早50分。何も口にしていない花陽は空腹の限界を迎えていた。始まってから色々な目に遭ったので疲労が蓄積し、今では肩で息をしている。
花陽「ハァ…ハァ…ハァ」
そんな彼女の視界に現れたのは。

『ごはん屋 黄金米 白米大盛無料サービス』

花陽「うわああああああああぁっ!」

目をキラキラと輝かせ満面の笑みを浮かべ、入店しようと足を進める花陽。

花陽「アハハハハハハ……ウフフフフフフ」(店に駆け寄る)

あと1メートルまで迫ったそのとき。
背後から何者かが肩を叩いた。
振り返るとそこにはミスタークエスチョンの姿が。
クエスチョン「入ってはいかん」
花陽「えっ、どうしてですか!?」
クエスチョン「ここで誘惑を振り切ってこそ、後に最高の味が楽しめるというもの。今、己の欲に負け店に入り米を食べてしまえば、君は自分と、そして友達をも裏切ることになってしまう」
花陽「自分と友達を……」
クエスチョン「左様。君は確保された友のために逃走成功したいのじゃろう?」
クエスチョンの問いに、彼女の脳裏に確保された凛、海未、絵里、そして現在逃走していることりとにこの姿が浮かんでくる。
クエスチョン「どうするかは君の自由じゃよ。大事なのは後悔しない選択をすることじゃ」
花陽「……私、我慢します! そして逃走成功して、そのお金でミューズの皆と一緒に大好きな白いご飯を食べます!」
瞳を涙で潤ませながらも、しかし、凛とした顔で宣言する。
その答えにクエスチョンは。
クエスチョン「ホッホッホ……よう言うた。偉い子じゃな」(ふわふわ)

漂うような歩きで去っていこうとするクエスチョンに花陽は声をかける。

花陽「あの!」
クエスチョン「どうかしたかの」

花陽「2回も助けてくださりありがとうございます!」
クエスチョン「ちゃんと礼を言えるとは、最近の若い子もまだまだ捨てたものじゃないのかもしれんの。さて、と。私は南ことりの様子でも見に行くとするかの。君はどうする?」
花陽「私も……一緒について行っても……いいですか」
クエスチョン「好きにするが良い」

同時刻

虚無零「ハァ……ハァ……」(ダッ!)
ハンターF「……!」(ダッ!)
虚無零はハンターから逃げていた。
虚無零「畜生、何でハンターが追いかけてくるんだよ!」
その前面に花陽の姿が。
虚無零「しめた、チャンス!」(ダダダダッ)
花陽を追い抜いた!
花陽「え!?」
虚無零「へへっ、悪く思うなよ!」
ハンターF「……!」(ダッ)
迫るハンター。
恐怖で足がすくんで動けない花陽。
そのとき。
クエスチョン「振り落とされんよう、しっかり捕まっているんじゃぞ」

Uターンして有無を言わさず花陽を右肩に担ぎ上げたクエスチョン。
そのままダッシュし、虚無零の頭を軽々と飛び越えていく。

虚無零「そんなのありかよ!?」
クエスチョン「ワハハハハハハハハハハハッ」

だが、虚無零は諦めない。

虚無零「残り10分で確保されてたまるかー!」(猛ダッシュ)

目の前にはにこが現れた。

虚無零(ラッキー! お前を囮にして、今度こそ撒いてやる!)
にこ「アンタが来るのを待っていたわよ!」(クルッ)
虚無零「何っ!?」(困惑)
にこ「ブロッケンや通報された仲間の仇―っ!」
振り返ったにこ、大きく手を広げて虚無零の行く先を阻もうとする。

虚無零「どけ! 俺の逃走成功の邪魔をするな!」
にこ「冗談じゃないわ! 裏切ってさんざん仲間を通報したやつの言うことを誰が聞くにこ!」
虚無零「馬鹿な。何故、俺が裏切り者だと……」
にこ「私は最初からアンタしかいないと思っていたにこーっ!」
虚無零「き、貴様! 自分の逃走成功の機会をフイにする気か!?」
にこ「かもね。でも、それで他のミューズのメンバーが助かるのなら、安い買い物よ!」
虚無零「理解できん。そこまで仲間が大事か!」
にこ「大事に、決まってるでしょうが!!」


ピピッ!

虚無零「しまった! 会話に夢中になり過ぎて……」ポンッ!
にこ「これで、皆が救われるにこ……」(燃え尽きる)ポンッ!

8:45

虚無零 確保
矢澤にこ 確保









にこ「観念しなさい。アンタの負けよ」


虚無零「へへ……へへへへへへへへへ……アハハハハハハハハハハハ!」

にこ「何がおかしいの!?」



虚無零「騙されてくれて感謝するぜ、矢澤にこさんよ」

にこ「……どういう意味……?」










虚無零「俺が裏切り者ってのは真っ赤な嘘ってことさ!
お前は偽の裏切り者を捕まえたってことよ!
これが笑わずにいられるか。
先入観で騙されたな。最高のジョークだ!!
本当の裏切り者は俺なんかじゃねぇんだよ。
俺はただの囮。裏切り者に見せかけた囮なんだよ。
ハハ……フハハハハハハハッ!」

にこ「そんな」(青ざめる)




相打ちでにこが仕留めた虚無零は裏切り者ではなかった!
残る逃走者の中に裏切り者はいる!
だがその正体は誰なのか。謎はまだ続く。


8:30

残り 7人

オスカル 小泉花陽 ゆうき 南ことり 坂上あゆみ  調辺アコ ミスタークエスチョン

次回、ドラマパート!

Re: 逃走中~虎の穴と美少女戦士~ ( No.37 )
日時: 2018/10/17 11:09
名前: モンブラン博士

ドラマパート

逃走中管理人室

ミスターX「虚無零は確保されたか。だが、本物の裏切り者を守ることはできたようだ。その点は褒めてやるとしよう。それに、良い時間稼ぎにもなった」

ミスターXは葉巻を吹かし、口角を上げる。

ミスターX「そろそろハンターを100体放出するとしよう。伊達直人と高岡拳太郎を確保した今、このゲームは意味がない。
裏切り者を含めた逃走者全員を確保して終わりにする。賞金を渡してたまるか」

ミスターXが紫色の指を伸ばしてハンター開放のボタンを押そうとした刹那。

???「お待ちなさい!!」

ミスターX「何者だ!」

???「平和のゲーム、逃走中を無理やり終わらせようだなんて人は、愛と正義の美少女戦士セーラームーンが、月に代わって、おしおきよ!」

ミスターX「ほう。これは予想外のお客様が来たな。だが、お前のような小娘に何ができる」(ステッキから剣を抜く)

セーラームーン「ちょっとアンタ、女の子に剣を向けるなんて最低よっ」

ミスターX「黙れこの金髪ロングめが。この私の剣をとくと味わうがいいっ!」(切りかる)

セーラームーン「きゃあっ!」(避ける)

ミスターX「逃がさぬ!」

セーラーマーキュリー「シャボン・スプレー!」

ミスターX「マーキュリーか。裏切り者めが!」

セーラーマーキュリー「お父様、もうやめてください!」

ミスターX「セーラー戦士にプリキュア、私とは似ても似つかぬ娘よ」

ミスターX役の柴田秀勝さんと旧アニメの水野亜美役の久川綾さんは色々な作品で父娘役で共演している。近年では聖闘士星矢Ωのマルスとソニアなど。

セーラーマーズ「ファイアー・ソウル!」

螺旋の形をした炎がミスターXに迫るが、彼はマントで防御し、攻撃を受け付けない。

セーラーマーズ「そんな……」

ミスターX「フフフフフフフ、私をただの顔色の悪い中年と思うなよ。
ここからが本番だ。私の本気を見せてやる!」

ミスターXが全身の気を溜め、開放すると超一星龍の姿になった。

超一星龍「これが私の本来の姿だ。逃走中では確保されたが、戦闘では不覚はとらぬ!」

高速移動で接近した超一星龍はラリアットでマーズとマーキュリーを吹き飛ばし気絶。

セーラージュピター「シュープリーム・サンダー!」

超一星龍「雷でくるか、ならば私も」

ジュピターに接近すると彼女を伸ばした棘で貫き、電流を全身に浴びせる。

超一星龍「ドラゴン・サンダー!」

セーラージュピター「きゃああああああああああっ」

超一星龍「少女漫画のキャラとて容赦はせんぞ!」

乱暴にジュピターを体から離すと残りのセーラー戦士たちにもエネルギー弾をグミのように放つ。

その威力にダウンするセーラー戦士たち。

超一星龍「お前たちの弱点は素手での格闘経験が少ないということだ。そこが私とお前たちの圧倒的な差と――」

言いかけたそのとき。

???「だああああああああああっ!」
???「はあああああああああああっ!」


何者かの強烈な蹴りと拳が飛んできて、超一星龍は口から唾を吐く。

超一星龍「お前たちは……何者だ?」

キュアブラック「光の使者、キュアブラック!」
キュアホワイト「光の使者、キュアホワイト!」
キュアブラック&キュアホワイト「ふたりはプリキュア!」
キュアホワイト「闇の力のしもべたちよ!」
キュアブラック「とっととおうちに帰りなさい!」
シャイニールミナス「輝く命 シャイニールミナス! 光の心と光の意思、全てを1つにするために!」


超一星龍「待て! 私は1人しかいないのに何で複数形になっている? それにしれっと名乗ったそいつは何だ!」

シャイニールミナス「こんなことになっちゃいました」(苦笑)

超一星龍「お前ら、どいつもこいつも壊してくれるっ! マイナスエネルギーパワーボール!」

超巨大なマイナスエネルギーパワーボールを放つ、一星龍。
しかし。


ルミナス「ルミナス・ハーティエル・アンクション!」

超一星龍「体が、動かん!」(驚愕)

セーラームーン「みんな、今よ!」

超一星龍「待て! やめろ……」

無防備な体にセーラー戦士&プリキュアたちの一斉必殺技を受け。

超一星龍「アアアアァアアアアアアア……」

跡形もなく消滅し、逃走中の平和は守られた。

ドラマパート、終わり。

次回、裏切り者の正体が明らかに!

Re: 逃走中~虎の穴と美少女戦士~ ( No.38 )
日時: 2018/10/18 08:37
名前: モンブラン博士

7:54

調辺アコの『裏切り者を見つけた』の知らせを受け、現在逃走していたメンバーたちは公園に集まった。

オスカル「裏切り者はどこにいる?」
クエスチョン「フフフフ……」
ゆうき「たくさんの逃走者を通報して牢獄送りにしたのは誰であろうと許せないよ。ねえ、ことりちゃん!」
ことり「う、うん!」
花陽「裏切り者って誰のことなんですか」
アコ「裏切り者はこの中にいるわ。それは――」

アコはたっぷり10秒黙って、一方向を指さした。



アコ「あなたよ。あゆみ」
あゆみ「アコさん……? どうして私が裏切り者だって思うの」
アコ「海未と凛からあなたの顔を見たと聞いたのよ」
あゆみ「で、でも2人が嘘を突いている可能性もあるよ」
アコ「牢獄内で嘘を突くメリットは何1つないわ」
あゆみ「……」(俯く)
アコ「あなたは逃走中が始まる前から、超一星龍と虚無零と組んでいた。自分が逃走成功したら賞金の分け前を与える約束でね。彼らは承諾し、囮役を買って出た。あなたは次々と逃走者たちを陰から通報し、偽のメールを送って公園におびき出したりして数を減らしていったけど、減らし過ぎたのが疑いを強める結果になってしまったようね」
あゆみ「……」
オスカル「言え! なぜ我々を騙した! 理由によっては無傷では済まさぬ!」(剣を引き抜き、あゆみに切っ先を向ける)

逃走者の隊長を自称するオスカルにとって友である逃走者たちが裏切り者に確保される様を許すことができなかった。

クエスチョン「オスカルさん、そのように怖い顔をしても彼女が怯えるだけじゃ。ここは調辺アコに任せてみなさい」
オスカル「……わかった」
ミスタークエスチョンの一言にオスカルは剣を鞘に納める。彼の言い分はもっともに感じたし、何より彼の覆面の奥から覗く目にただならぬ威圧感を覚えたのだ。
オスカル(この男の目……頂点に君臨する王の目だ。只者ではない!)

アコ「どうして、こんなことをしたの」

アコは悲しさと困惑が混じった顔で尋ねる。するとあゆみは瞳に薄っすらと涙を浮かべ。

あゆみ「見せたかったの! フーちゃんに逃走成功した私の姿を!
フーちゃんのおかげでここまで私は成長できた、ありがとうって伝えたかった! でも簡単に確保されちゃったら、あの子はガッカリする! だから私は裏切り者になった!!」
アコ「……そんなことをしてもフーちゃんは喜ばないと思うわよ」
あゆみ「わかってる! でも、もう止めらないの!」

震える手で彼女が取り出したのは何かのスイッチだった。

あゆみ「私はもう、皆のところへは戻れない。だから、これでこのゲームを終わらせるよ」
アコ「早まらないで! 謝ればきっと皆、許してくれるわよ!」
あゆみ「……手遅れだよ。私は、皆をフーちゃんを裏切り続けた。
だから、これで終わりにしたいの。ごめんね、みんな」
あゆみの流した涙が細い顎を伝い、地面に落ちたのと同時に。
彼女は持っていたスイッチを押した。

ガシャン!

ハンター100体開放

あゆみ「ごめんなさい……ごめんなさい……!」

涙を流しながら公園を去っていくあゆみ。

オスカル「待て!」

追いかけようとするオスカルをクエスチョンが止める。

クエスチョン「追いかけてはいかん」
オスカル「何故だ!」
クエスチョン「彼女は自らハンターの集まる場所へと赴いた。己の行いと向き合うために。あの少女は謝罪し涙を零していた。それは過ちを後悔し自分なりのやり方で償おうとしている証じゃよ。
どうやら、伊達直人と調辺アコの説得が効いたようじゃな」

花陽「えっ? 説得ってどういうことですか」
クエスチョン「伊達は彼女が裏切り者だと見抜いておった。
だからこそ逃走成功の機会を逃してでも、彼女を正しい道へと戻したかったんじゃろう」
ゆうき「どうしてそう思うのですか」
クエスチョン「そうでもしないと彼は捕まらんからの」

ここでクエスチョンは目を光らせ。

クエスチョン「どうやらハンターが来たようじゃの。残りの数分間、己の全力を出して闘い抜くのじゃぞ」

凄まじい速さで公園から外へ飛び出すクエスチョン。

その先にはハンターの大軍が。

オスカル「馬鹿な。自分から大軍に飛び込む気か」

ゆうき「いや、違う!」

クエスチョンは向かってくるハンターの突進を右に左に華麗に躱し、指の一本さえ触れさせない。超人的な素早さでハンターを回避すると、そのまま幻のように消えていく。

ことり「凄いねえ」
ゆうき「アレは人間なのか?」

オスカル「お出ましだ!」

ハンター1「……!」(ダッ)
ハンター2「……!」(ダッ)
ハンター3「……!」(ダッ)

ハンター4「……!」
ハンター5「……!」


ゆうき「英語表記じゃない!?」
オスカル「数が足りなかったんだろう。皆、背中合わせになれ、全方位を互いの目で確認し、敵の攻め方に備えろ!」

オスカルの号令に合わせ、ゆうき、ことり、花陽、アコは背中合わせになり、ハンターの突撃を待つ。

そこへ通知が来た。

5:15

『坂上あゆみ確保』

アコ「あゆみ。アンタは馬鹿よ」(唇を噛みしめ、涙を堪える)
ゆうき「ことりちゃんは守って見せる!」
ことり「ゆうきさん!」
オスカル「フッ……部下にばかり良い恰好をさせるわけにはいかぬな」

オスカルは静かに笑うと、仲間に告げた。

オスカル「私は逃走中がはじまる前、『私についてくるものは命をかけてついてい来い』と言った。だが、訂正しよう。『仲間を守るために私が命をくれてやる』と」

5:00

残り6人

オスカル 小泉花陽 ゆうき 南ことり 調辺アコ ミスタークエスチョン

Re: 逃走中~虎の穴と美少女戦士~ ( No.39 )
日時: 2018/10/18 10:03
名前: モンブラン博士

4:55

オスカルは円を抜けると、向かってくるハンターたちに次々と拳や蹴りを打ち込んでいく。

花陽「オスカルさん!」
オスカル「早く、今のうちに逃げろ! ここは私が引き受ける!」
ことり「でも!」
オスカル「隊長としてお前たちを逃がすのが私の務め! 逃走成功の任務を必ずや成功させてくれ!」
ゆうき「行こう。隊長の決意を無駄にしてはいけない」
ことり「……ッ!」
全員が公園から出たのを確認し、改めてオスカルは大量のハンターたちと向き合う。
オスカル「来い!」
襲い来るハンターたちに打撃や華麗な剣裁きで迎え撃ち、次々と機能停止に追い込む。
だが度重なる逃走と格闘により彼女の体力は既に限界を超えていた。
オスカル「……ハァ……ハァ……ハァ」

それでも彼女は鋭くハンターたちを見据え、口元には不敵な笑みを浮かべる。

通知 オスカル ハンター60体撃破。残り45体。

オスカル「フッ……どうやら私はここまでらしい。皆、無事に生き残るのだ」

力尽き、ゆっくりと後方に倒れていくオスカル。

オスカル「……アデュー……」

仰向けに倒れた彼女に容赦なくハンターたちが覆いかぶさる。

3:55

オスカル・フランソワ・ジャルジェ 確保

オスカルを超え、残ったハンターたちは一斉に公園を飛び出し、逃走者確保へと動き出す。
蜘蛛の子を散らすように四方八方へと移動を開始するハンター軍団。

そして。

ピピッ!

ことり「きゃあっ!」ポンッ!
ゆうき「ことりちゃあああん」ポンッ!

2:00

確保情報

南ことり 確保
ゆうき 確保

1:58

アコ「復活者として、ここで確保されるわけにはいかないわ!」(ダッ)

20体以上のハンターの追撃から必死で逃走するアコ。

アコ「もう少し、もう少しで逃走成功できる!」

そして曲がり角を曲がろうとしたそのとき。

ハンター35「……!」(ダッ!)

アコ「……頑張ったけどここまでのようね」ポンッ!



調辺アコ 確保

1:30

残り2名

小泉花陽 ミスタークエスチョン


次回 決着!


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