二次創作小説(新・総合)

マスターハンドのワクワク☆発明品 ( No.137 )
日時: 2017/04/09 23:33
名前: トクマ


 ドルピック島から帰還して数ヶ月。
 館の広場にてトクマとゼルダ、リンクの三人はいた。

トクマ「……」
ゼルダ「……」
リンク「……」

 いつもとは違う緊迫した空気でトクマは目をつぶって集中し、その様子を真剣な表情で見守るリンクとゼルダの姿が見える。

 しばらくして、ゼルダが口を開く。

ゼルダ「平均の魔力は一般人より下……ザコですね」
トクマ「ぐはぁっ!?」

 ゼルダの躊躇ない言葉にトクマは大乱闘でマックにリバーブローをまともに受けたような痛みをくらった。

リンク「……ゼルダ、加減してあげて」

 その様子にリンクは苦笑しながらゼルダに声をかける。

ゼルダ「リンク……しかし、これは彼からお願いされたことです。『ハスターの魔力制圧を扱えるようになりたい』と」

 しかし、ゼルダは厳しく指導する姿勢を崩さない旨を伝える。

 あの戦いからトクマは少しでも戦う術を探そうとし始めた。

 その中で目をつけたのがハスターの【魔力制圧】である。

 【魔力制圧】――ハスター固有の能力であり、空気中に漂う魔力や相手の魔力に干渉し、操作または無力化することができる。ハスター自身はこの能力を使って天候を操ったとこの館にある文献に書かれていた。

 この文献を見て、トクマはリンクとゼルダに理由を話して自身の魔力測定の協力をお願いしたのだが、いきなりつまずいた。

ゼルダ「ハスターの【魔力制圧】の会得もしくは似たような能力を身に付けるという線は良かったですよ。ただし、再現するには茨の道どころか硫酸が撒かれた道を匍匐ほふく前進で駆け抜けると言っても過言じゃないでしょう……魔力を扱った事もない素人が高ランクに値する精神操作だけでも難しいうえに範囲を限定して魔力そのものをコントロールするのはさらに上……ハスターの補助があって成り立つ事を自身の力だけで行う……ハッキリ言って人生数回賭けて会得出来るか怪しいぐらいの無謀さです。おまけに――」

 ゼルダがうっすらと笑う様子を見て、リンクは『あ』と言葉を漏らした。

 ……ドSスイッチが入った。

ゼルダ「【魔力がたったの5】じゃ基本魔法ですら唱えられない」
トクマ「ぐっ!」

ゼルダ「そもそも魔法や魔術の【基礎すら知らない】」
トクマ「あぐっ!」

ゼルダ「習得ランクを知らないで【出来ると思っていた】」
トクマ「ひでぶっ!?」

ゼルダ「あなたって……










































       本当に【バカ】」

トクマ「ゴファッ!!」
リンク「タオル! 誰かタオル投げて!!」

 容赦ない言葉に反論の余地がなく、トクマは足を生まれたての子鹿よろしく震えながらも必死に倒れないように立つ。

リンク「ゼルダ、流石に言い過ぎだ! トクマだって【こんなんでも】なんとか頑張ろうとしてるんだぞ!!」
トクマ「ブルシャァ!?」
ゼルダ「あ、リンクがとどめ刺しました」

 まさかの伏兵にトクマは地面に倒れ、ゼルダの言葉にリンクは『しまった』という顔を見せる。

リンク「え!? ごめん、そんなつもりはなくて……」
トクマ「リンクなんて……リンクなんて……






































 深夜にゼルダとイチャイチャラブラブSMプレイでもしてろォォォォォォォォォォォ!!」

リンク「お前去り際に何恐ろしいこと言ってんだ!?」

 あまりの悔しさに大声をあげながら走り去るトクマにリンクは止まるように手を伸ばすもトクマは止まらずにゼルダとリンクを残して広場から去っていった。

ゼルダ「そんなことよりリンク、来月に行うイベントについて相談したいことがあるのですが……」
リンク「そんなこと!?」

 去った後にこんな会話があった事をトクマは知らない。

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マスターハンドのワクワク☆発明品 ( No.138 )
日時: 2017/04/09 23:36
名前: トクマ

当麻「それで……勢いのまま出ていき、自室にオレ達を呼んでゲームしてたわけか」
ルフレ「……子供か」
ドレディア「……アァ……」
トクマ「うるせぇ! これでもくらえ!!」

 自室にてトクマはルフレと当麻を呼んでレースゲームをしていた。大方悔しさを発散するためだが、二人は事情を察して深く聞かずに楽しんでいた。

ルフレ「あ、てめっ! 赤こうらぶつけやがったな!!」
当麻「やったぜ! トップに……青こうら来やがった! せっかくトップに躍り出たのに不幸だぁ!!」
トクマ「最後に笑うのはオレのようだな……アーヒャヒャヒャヒァッ!? バナナに滑ってコースアウトしちまった! 誰だバナナ置いたヤツは!!」
ドレディア「アッア〜!!」

 しばらくして、トクマの機嫌が元に戻ったのを確認した二人とドレディアはトクマに話しかける。

当麻「つか、悪いと思うなら謝ればいいだろ。気にしてないと思うぜ?」
トクマ「ちょっとした暴言を言った手前と意地で謝りにくく、他のメンバーにコツを教わろうにもガノンは細かいコントロールはあまり得意じゃないし、ルフルは新しい魔法の開発に忙しく、ピーチ姫は教えてくれるけど八割がマリオの惚れ話で砂糖を吐きそうになる」
ルフレ「ナチュラルにオレをハブいてんじゃねぇよ」

 当麻の一理ある言葉を言うが、性分とも言える意地でトクマは突っ張りながら否定する。

当麻「サンドリヨン達や新しく入ったほむら達は? あいつらだって魔法が使えるだろ?」
トクマ「サンドリヨン達の魔法は自身の物語を再現してるから魔法って言うより、Fateのサーヴァントが持つ宝具に近いな。ほむら達は……杏子以外問題がありそうだから頼みたくないんだよ……」

 トクマの言葉にルフレと当麻は金髪ツイン縦ロールの少女を思い浮かび、謎の寒気に襲われる。

当麻「……ルフレ、教えてやったらどうだ?」
ルフレ「断固拒否だ」
トクマ「お前には教わりたくないし、お前だって教えたくないだろ」
ルフレ「当たり前だ……まぁ、考え中の魔法を手伝(実験動物にな)ってくれるなら話は別だが?」
トクマ「おい、気のせいか変なルビつかなかったか?」

 ルフレに手伝いの内容を聞こうとした時に部屋にノックが響いた。

マスターハンド「休んでいるところ、失礼するよ」

 部屋に入ってきたのは人間態になっているマスターハンドだった。まさかの人物に三人は驚きの表情を見せる。

ドレディア「ディア!」
ルフレ「マスターハンドさん!?」
マスターハンド「あぁ、立たなくていいよ。座ったままで構わないから……少しお願いがあって来たんだけど良いかな?」
トクマ「あの、何かご用でしょうか? 実験なら当麻をサクリファイスしますので……」
当麻「ナチュラルに上条さんを引き渡すんじゃねぇ!」

 トラブルに巻き込まれたくないトクマは当麻を差し出そうとするも当麻に拒否される。その様子にマスターハンドは苦笑する。

マスターハンド「ハハハ、上条くんの幻想殺しは興味あるけどそれはまた今度で……試作品のテストに付き合ってくれないだろうか?」

 マスターハンドの言葉に三人の動きが硬直し、苦い表情を見せる。

ルフレ「試作品って……確か……」
トクマ「……アレだよな」
ドレディア「ディ? ディア?」

 頭に思い浮かぶのはモフプニ組から必死で逃げた鬼ごっこ。当時いなかったドレディアは首をかしげる。

マスターハンド「大丈夫、今回は動物化みたいな全身を変えるようなモノはないよ」
当麻「……う〜ん……けどな……」
マスターハンド「君達にとって初めての依頼だから受けといた方が良いと私は勧めるよ。それに今回は私個人の依頼だから……報酬も出すけどどうかな?」

 マスターハンドの言葉に三人は黙って考え、マスターハンドの試作品に対する好奇心が勝り、承諾した。

トクマ「……わかりました。やります」
マスターハンド「それでは、私の研究室に来てくれ。意見が欲しいから君達含めて九人までなら誘って構わないよ」

 そう言ってマスターハンドは去り、トクマ達はメンバーを集める為に動いた。

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Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.139 )
日時: 2017/04/09 23:56
名前: トクマ

 ”マスターハンド“

 スマッシュブラザーズ創設者にして世界の創造神。

 最高位に位置する神の一柱。人間態では眼鏡をかけた銀髪の理系ナイスミドルに姿を変える。本人は人間が好きな為、よくこの姿をしている。

 トクマ、ドレディア、サンドリヨン、シネレッタ、ルフレ、ルキナ、ルフル、当麻、シュルクの九人はマスターハンドの研究室へと足を運んだ。

マスターハンド「ようこそ、私の研究室へ」

 そこにあったのは複雑な形が書かれた設計図や用途不明の発明品、様々なモノが置かれていた。

ルフレ「……こいつは驚いたな……」
ルフル「どれもこれも見たことがないアイテムばかりです!」

 ルフレとルフルは周りに置いてあるマスターハンドの発明品に深々と観察しながら感想を口にする。

 特に研究者だったシュルクは見た事もないモノにまるで子供みたいに目を輝かせながら見る。

シュルク「マスターハンドさん! これはなんですか!?」
マスターハンド「それは魔導バイクだよ。ガソリンの代わりに魔力を燃料にして走る乗り物だよ」
ルフレ「バイクってこの世界でも見た馬より速い乗り物だな……燃料は魔力なのか?」
マスターハンド「そうだけど現在は試作段階中で出来ていないんだ」

 ガソリンではなく魔力で動くバイクに興味津々な目で見るルフレとルフル、これが完成すれば環境に貢献できる程の大発明である。するとシュルクはとあるモノを見つけた。

シュルク「こ、これは……布?」
サンドリヨン「触った感じでは普通の布のようですが……何で出来ているのですか?」
マスターハンド「それは非常時に硬化の魔術が発動する布だよ。以前、ドルピック島でマリオがクロノダイルを倒して取った魔導書の一部を布の繊維に混ぜて織り込んだ一品さ」
ルフレ「クロノダイルって俺達が戦ったやつじゃねぇか!?」
シネレッタ「大丈夫なの?」

マスターハンド「それが意外に難しくてね……指向性を持たせ、なおかつ一回限りで非常時にしか発動しない設定でやっと使えるようになったんだ。悪用は出来ないけど常時発動という目標までは遠くてね……さて、早速試作品を試してもらうよ!!」

 マスターハンドがそう言いながら小さな機械を机から取り出し、トクマに渡した。

マスターハンド「まずはこちら! ポケモンの鳴き声を訳してくれるアイテム、ポケリンガル!!」
シネレッタ「……セーフかな、商標的に」
シュルク「アウトだと思います」

 マスターハンドがトクマに渡したのは手の平に収まるサイズの機械。持ちやすく、運びやすいなと感想を思いながらドレディアに近付く。

トクマ「ドレディアさん、試しにやるから『おはよう』と言ってみてくれ」
ドレディア「ディア」

 返答を貰ってドレディアの口元に近付け、スイッチを押した。

 ドレディアの声の後にピピッ、と安っぽい電子音が流れ、そこに書いてあったのは――。










































【おなかがすきました】

ルフレ「なんでだ!?」
ルキナ「違いますよね、絶対違いますよね!? 翻訳が間違ってるか壊れてますよこの機械!」
マスターハンド「む、失礼な。じゃあもう一回やってみてくれ」

 ピピッ。

【ふっかつのじゅもんがちがいます】

当麻「まさかのドラクエ!?」
シュルク「と言うか何を復活させるつもりですか?」

 ピピッ。

【あかまみまみ、あおまみまみ、きまみまみ】

トクマ「言えてねぇし!」
シネレッタ「やっぱり故障しているんじゃない?」
マスターハンド「変だなぁ。ルキナ、試しに『にゃー』って言ってくんない? 何でもいいから考えながら」
ルキナ「えっ!? えっと……に……に、にゃー?」
ルキナ除く全員(あ、普通に言うんだ……)


















 ピピッ。
























【るふれさん、だいす――】





 読み終わる前にルフレはルキナに目を塞がれた。

ルキナ「わーわーわーわー!? 壊れてる! 絶対これ壊れてます、うん!!」
トクマ「今さら恥ずかしがらんでも良いのに。本人以外にはバレバレだぞ?」
ルキナ「は、恥ずかしがってなんかありません!」

 真っ暗な視界の中、妙に切羽詰ったルキナの叫び声。

 ルキナの愛らしい猫語がどう翻訳されたのか、ルフレは非常に気になるのだけれども――それよりも今は小さくもムニムニと押し付けられた柔らかい二つの塊と嗅覚を刺激する甘い匂いでルフレの意識は熱暴走寸前に陥る。

 目を塞がれているが、今の状況をルフレはわかってしまった。

 実の妹であるルフルに鈍感だの朴念仁だの言われたルフレでも、これだけ大胆に女体の神秘と言うか素晴らしさを強調されたら焦りもする。

 だって男の子だもん。

ルフレ「ルキナ、その……」
ルキナ「へ? …………きゃああああああっ!?」
ルフレ「へばぁっ!?」

 ビンタ一閃。スナップの効いた――ソレだけではなく全身の捻りも加えた力強い一撃がルフレの顎をとらえ、ゴキリ、という鈍い音と共にルフレは地面に倒れた。

ルキナ「ル、ルフレさぁぁぁん!?」
シュルク「傷は深いよ! しっかりして!!」
サンドリヨン「トクマさん。治療できる人を呼んで来てください」
トクマ「治療できる人おぉぉぉぉ!!」
当麻「誰がそんな原始的な呼び方しろつった!!」

 緊張感の無い空気が漂い始めた。結局、シネレッタのスキルでルフレは回復して目を覚ました。

 マスターハンドの発明品の試運転はまだ始まったばかりである。


 今回はオマケありますので、感想やコメントはちょっと待ってて。