二次創作小説(新・総合)

マスターハンドのワクワク☆発明品 ( No.156 )
日時: 2017/04/23 22:17
名前: トクマ

 今回で発明品の話は終わりだが、変わらずに振り切ります!!


 トクマの折れた指の治療が終わり、完治した事にトクマは脱力する。

 ちなみにだが、前回のシューズはまだ履いたままである。

マスターハンド「いや〜……ごめんごめん。すっかり抜け落ちてたよ。確かに攻撃力は上がるけどそれに耐えられる強度は上がらないよね」
トクマ「……痛い目にあった」
ドレディア「……アァ……」

 脱力したトクマを見てマスターハンドは見た目がバズーカの形をした物を手渡す。

マスターハンド「大丈夫? 元気出してバズーカ使う?」
トクマ「欠点は?」
マスターハンド「使ったら、あまりの衝撃で肩が脱臼する」
トクマ「使わせんな!!」

 怪しく思ったトクマはマスターハンドから欠点を聞き、即座に拒否した。

ルフレ「つか、何でそんなもん作った!」
マスターハンド「そこは……ほら……元気出せよって気軽な感じかな」
当麻「気軽に肩を脱臼させてたまるか!!」

 当麻とルフレの言葉にからからと笑うマスターハンドをトクマがジト目で睨んでいると、ルフルが今までやっていた試作テストの内容を話す。

ルフル「トクマさんがケガを直してる間に色々な発明品を試作テストしましたよ……くわえて水を吸えば酸素だけを口内に通すことが出来る【水中呼吸機】やモノを冷やすことの出来る【逆レンジ】、ゲームで有名な16連打を体感できる【16連打強制サポーター】……後は電源無しでも充電できる充電器ですかね」
トクマ「あ、最後のは結構欲しい……オレ的にはそれが良かったんだけどな……開発秘話が聴きたいんだけどあるか?」

 16連打強制サポーターを除けば純粋に見てみたかったばかりの品に話が聞きたくて問いかける。

ルフレ「わかった。じゃあ語るから横槍入れるなよ」
トクマ「おう」
ルフレ「そもそも16連打はマスターハンドがたまたま見た動画サイトで昔の――」
トクマ「せめて逆レンジの方を語れよ!!」

 わざとか知らずかは分からないがあまり興味のない16連打強制サポーターについて語ろうとするルフレにツッコミをいれる。その様子を見て苦笑するマスターハンドにシネレッタが近付く。

シネレッタ「ねぇ、マスターハンド」
マスターハンド「なんだいシネレッタ?」
シネレッタ「マスターハンドは創造神だよね? だったらまだ出来ていないバイクを創ったら出来るんじゃないかな?」
マスターハンド「……そうだね……でも、私は使わないよ」
シネレッタ「どうして?」

 出来る能力を使わない事に疑問を抱くシネレッタにマスターハンドは続けて話始める。

マスターハンド「……私が研究等で力を使わないのは人に対して一種のリスペクトを抱いてるからだよ」
シネレッタ「リスペクト?」

 シネレッタの言葉にマスターハンドは無言で頷く。

マスターハンド「人は私より短い寿命で消えて行く……だが、その一生の中で命を燃やし、不可能を可能にしてきた。電気を使えるようにしたニコラ・テスラとエジソンしかり、空を飛んだライト兄弟しかり、そして……私達を生み出してくれた人達……彼らがいなければ私達は生まれなかった」

 その言葉にトクマは無言で周りを見る。自分にとって彼らに会うまでは二次元の存在……言わば、彼らを作った人がいたからこそ彼らは存在する。

 元が童話のサンドリヨン、小説の主人公である上条当麻、ゲームキャラであるルフレとルフル、シュルク、相棒と言っても過言じゃないドレディアも例外ではない。

マスターハンド「私は彼らのような命に尊敬と憧れを抱き、私も彼らのようになりたいと願った……流石に短い寿命ではないが、創造の力を使わないで物を創る喜びを知ったよ」

 そう言いながらマスターハンドは未完成の魔導バイクに触れる。

マスターハンド「【不可能に挑む】……それはどれ程困難かわかり、それ以上に燃える事なのか理解できた」

 そう真摯に語るマスターハンドの姿を見て、トクマは彼を一人の人間のように思えた。

マスターハンド「長くなったね……それじゃあ次の――」
シュルク「マスターハンド。少し話があります」

 マスターハンドが話を切り上げ、次の発明品を説明しようとした瞬間にシュルクがマスターハンドに話しかけた。

マスターハンド「……ふむ……フム……それは確実だね」
シュルク「はい」
マスターハンド「……となると……」

 耳打ちしたシュルクの話にマスターハンドは考え始めた。


 まだ続くからコメントはまだよ!!

マスターハンドのワクワク☆発明品 ( No.157 )
日時: 2017/04/23 22:27
名前: トクマ

 ※やつらが……やつらが来るぞぉ!!


マスターハンド「ふむ……仕方ない! 今日はこれくらいにして女子の皆! すまないが食堂からおやつを取って来てくれないか? この研究室でおやつタイムにしようか!」

 急な話に困惑するシュルクを除いたメンバー、代表としてルフルが話しかけた。

ルフル「何故、急に……?」
マスターハンド「シュルクの未来視でお客さんが来るからね……試作テストが時間内に終わらないから一旦お仕舞いにしよう。しかし、せっかく私の研究室に来たんだ。『終わったから帰れ』では協力してくれた君達に失礼だ……おやつを食べ終えたら、自由に見学を許可しよう」

 マスターハンドの言葉に納得がいかない表情を見せるルフルだが、あまり来ることが出来ないマスターハンドの研究室を自由に見学できる事に渋々縦に頷いた。

ルフル「まぁ……それなら……」
ドレディア「ディ、ディ! ドレ、ドレディッア!!」
サンドリヨン「ドレディアさん。そんなに急かさなくてもおやつは逃げませんよ」
シネレッタ「あ、二人とも待ってよー」
ルキナ「ルフルさん。私達も」
ルフル「……はい」

 ドレディアに引っ張られながら食堂に向かうサンドリヨン達を見送り、いなくなった事を確認したルフレはマスターハンドとシュルクに話しかける。

ルフレ「……さて、教えてもらおうかシュルク……あの時の未来視で何が見えた?」
シュルク「……やはりわかってたんですね」
当麻「何がだ?」
ルフレ「こいつが一発闘魂の時に見た未来視……ドリンクには関係無いという事は別の事に関係あるんだろ」

 ルフレの一言に思い出して納得した当麻とトクマを見て、シュルクは単刀直入に言った。

シュルク「裸族が来ます」

 ………………沈黙。

シュルク「残り三分で裸族が来ます」

 あまりの事実に沈黙したが、シュルクが再び時間制限付きで話すとシュルクを除いた全員が笑い始める。

ルフレ「……そうか……裸族が……」
シュルク「……はい」
トクマ「だから女性を遠ざけたのか」
当麻「いい判断だぞ」
マスターハンド「間違いなくね」
全員「ハッハッハッハッ……――」


































マスターハンド「総員、戦闘準備!!」
四人「イエッサー!!」

 マスターハンドの一言に全員が素早く準備に取りかかった。

当麻「なんで毎回、突然来るんだよ!!」
ルフレ「言ってる場合か! 早く準備しろ!!」
トクマ「オレ、部屋に斧を置いてきたんだけどどうすればいい!?」
ルフレ「知るか! なんで持ってこなかった!!」
当麻「ケンカしてる場合か! 身体能力オレより高いから大丈夫だろ!!」
シュルク「あと一分二十秒です!」

 軽口を叩きながら、もはや慣れたと言っても過言じゃない準備をする四人。準備を終えた四人がそれぞれ背中をあわせながら周囲を警戒する。

トクマ「今度は何処からだ……天井か? 床下からか?」
シュルク「……3……2……1……来ます!!」

 シュルクがカウントし、合図とともに出入口の扉が勢いよく開かれ――












































裸族「お邪魔しまーす!!」
裸族除く全員「イナバウアーしながら来やがったぁぁぁ!!」

 ――裸族乱入。トレ子はさらしとふんどし、ワリオとスネークは褌のみで薙刀を背負い、地面を滑走するかのように滑って――いや、本当に滑ってるんだけど!? 魔法でも使ってるの!?

トレ子「何を言うと思えばナレーション! そんなの足の裏に石鹸をくくりつけて滑ってる以外に答えがあるとでも?」
シュルク「意外に方法が原始的だ!?」
スネーク「滑った跡が綺麗になり、同時に俺達のスピードが上がって一石二鳥だ!!」
ルフレ「滑った跡を処理しないと誰か踏んで転ぶわ!! そしてお前らが身に付けている褌はなんだ!!」

 ルフレは怒りながら裸族が身に付けてる褌について指摘した。普通の褌なら彼は指摘しないのだが……

トレ子「何って抜間さんの裸族が身に付けているのと同じ種類の痛褌ですよ」
スネーク「これにより俺達の戦闘力が上がるぞ!!」
当麻「上がらねぇよ! お前らに対しての殺意が上がったよ!!」

 トレ子は露出が多いボンテージ姿のサンドリヨン、スネークはカルピスアイスバーを美味しそうに食べるルキナ、ワリオは着崩れした服の状態のまま涙目で見つめるルフルがデザインされた褌を着けていた。

 ……どの絵面もRー18指定されそうなモノばかりという所を除けば……

トクマ&ルフレ「野郎、ぶっ殺してやらぁ!!」

 当たり前だがぶちギレたトクマとルフレはマスターハンドに創ってもらったボールと連射性が高い魔法で狙うが予想以上に軽快な動きで避けられる。その姿はまさに氷上のスケート選手の様だった(見た目を除けばの話だが)。

トレ子「甘い甘い! ヤクルトにはちみつを入れた飲み物より甘い!!」
スネーク「その程度の攻撃は止まって見える!!」
ワリオ「見よ! オレ様の華麗なダブルアクセ――『グキィッ!!』――ンガァ! 着地失敗したぁぁ!!」
トクマ「あのバカを狙え!!」
ルフレ「集中砲火だ!!」
トレ子&スネーク「させるかぁ!!」

 着地失敗して捻挫ねんざの痛みに悶えるワリオをトクマとルフレは攻撃しようとしたらトレ子とスネークが二人に背中に所持していた薙刀を振るい、ワリオは薙刀をシュルクに薙刀を投げた。

トクマ「あぶねっ!?」
ルフレ「よっと!」
シュルク「カウンター!!」

 危機一髪で避けるトクマ、紙一重に避けたルフレ、カウンターで弾いたシュルクにマスターハンドが心配して声をかける。

マスターハンド「三人とも大丈夫かい!」


















































トクマ「大丈夫だ!」(上半身裸)
ルフレ「かすっただけだ」(下半身トランクスのみ)
シュルク「まだまだいけるよっ!」(トランクスのみ)

当麻「全然大丈夫じゃないだろ! 得にシュルク!!」

 すみません。避けた三人が社会的に致命傷なんですが……

トクマ「おいおい当麻」
ルフレ「お前は何を言ってるんだ」
シュルク「そんな事あるわけな――」

 自分の状態が分かってない三人だったが、裸族に襲われた他の二人を見て固まって沈黙し、口を開いた。

三人「……変態がいる!!」
当麻「お前ら三人ともな」


 どしてコウナッタ……まだ続くよ!

マスターハンドのワクワク☆発明品 ( No.158 )
日時: 2017/04/24 14:00
名前: トクマ

トレ子「フッフッフッ……これが新兵器の力です」

 三人の様子を見てトレ子が静かに笑う。

当麻「新兵器だと……!」
ルフレ「……まさか!!」

 当麻が驚くとルフレは心当たりがあったのか、その武器の名前を思い出し、戦慄した。

トレ子「どうやら魔導軍師は気付いたようですね……そう! この追い剥ぎの薙刀です!!」
ルフレ「テメェらよりにもよって恐ろしいモノに手を出しやがったな!!」

 “追い剥ぎの薙刀”……それは威力5、命中75、装備時守備・魔防+1される普通より少し劣るような武器だが恐ろしい所はそこではない。三すくみ有利時に服剥ぎが出来るのだ。

 ネタ武器かと思いきや地味に有用ってのもタチが悪く、何より恐ろしいのは追い剥ぎ系の武器で発動する服剥ぎはそのまんま相手が下着姿になり、 恐らくその章のあいだずっとその状態になるという事だ。

 しかも薙刀の他に追い剥ぎの刀や追い剥ぎの和弓といったモノまで実在する。

 リアルで受けたら(ある意味)恐ろしい武器である。

トレ子「時間の都合上、追い剥ぎシリーズは薙刀しか手に入りませんでしたが効果は抜群!!」
スネーク「これさえあれば鬼に金棒、猫に小判、豚に真珠!」
ワリオ「裸族に追い剥ぎシリーズだぜ!!」
当麻「途中の二つ間違ってんぞ!!」
マスターハンド「最後は無駄に間違ってないから恐ろしいよね……」

 裸族が絶対に身に付けてはいけない武器に戦慄するマスターハンドを含む五人人はジリジリと気付かれないように少しずつ後退し始める。

トクマ「――――――」

 しかし、トクマは何かに気付いて動きを止める。その様子に気付かない四人は乗り切る為の作戦を相談する。

ルフレ「このままじゃジリ貧だ……退くぞ」
マスターハンド「それならここに閉じ込めよう……幸運にも出入口は私達の後ろにある」
シュルク「ですがマスターハンド……それではあなたの発明品が……!!」
マスターハンド「君達の安全が大切だ……それにおやつを手にサンドリヨン達が帰ってくる……この状況を見せる訳にはいかない」

 マスターハンドの苦渋の決断にシュルクは異議を唱えるも強く否定できなかった。石鹸によって高機動の彼らに逃れるにはこれしかない事実にシュルクは悔しそうに拳を握る。

 トランクスのみじゃなかったらシリアスだったのに……

当麻「話聞いてたなトクマ……トクマ?」

 話しかけるも返事がないトクマを心配して振り返ると、トクマは腰に手を当てて何かを飲んでいた。

ルフレ「お前……何を飲んで――」
マスターハンド「シュルク君! ルフレ君! 当麻君! すぐに彼から離れるんだ!!」

 ルフレが話しかけようとすると切羽詰まったマスターハンドの声に遮られる。

シュルク「マスターハンド? どうしたんですか?」
トクマ「彼が飲んでいるのはDDだ! 副作用が始まるから離れるんだ!!」

 その言葉で一目散にトクマから離れるルフレ達。

ワリオ「なんだぁ?」
スネーク「なぜ焦りながら離れて……?」

 その様子に首をかしげるワリオとスネーク。安全域まで離れたルフレ達はマスターハンドに質問する。

シュルク「マスターハンド……DDの副作用ってなんですか?」
マスターハンド「DDとは本来『山のような書類を世紀末で生きる人のごとく元気で乗りきれる』ようにと開発を頼まれた栄養ドリンクなんだ……しかし! 一日に二本飲むと一本目に飲んだ成分と二本目に飲んだ成分が化学反応を起こし、体内で反発、破壊、再構築を行って最終的に――」



















































トクマ「ふ───ふふふふ、はあ───はっはっはっはっは! お前達をろう人形にしてやろうかァァァァ!!」
マスターハンド「――閣下かっかになる」
三人「何でっ!?」

 紫色の濃いオーラをまとい、髪の毛が某金髪の戦闘民族のように逆立ち、瞳孔どうこうが開き、顔はいつの間にか全体が真っ白に染まり、その上から禍々しい紫のペイントが施されたトクマがそこにはいた。

ルフレ「何でよりにもよって閣下になるんだ! 閣下に世紀末の要素ないだろ!!」
マスターハンド「正確には『世紀末でも生きられる人物』をイメージしたんだ……アントニオな猪木かマツコなデラックスのどっちか悩んだけど間を取ってデーモンな閣下にしたんだ。彼なら十万歳に年取っても生きられると思うだろ?」
当麻「取れてねぇよ! 場外乱入もいい所だ! というかなんでそんな人選にしたんだ!!」
マスターハンド「テレビ番組でやっ……アミダくじで決めたんだ」
シュルク「どっちにしたってろくな理由じゃないですか!!」

 マスターハンドの謎理論に痛む頭を抱えるルフレと当麻、しかしトクマのオーラが少しずつ強くなる様子に冷や汗を静かにかいた。

トクマ「気が溢れる……昂ぶる……ふははははは! 人間どもよ、恐怖に震えるがいいわ!」
シュルク「閣下どころかブロリーだった!?」

 ……そのまま性格が変わるどころか言語が退化しそうな勢いにも冷や汗をかいた。

トクマ「蝋人形にシテクレルワァァァァァァァァァ!!」
スネーク「おい! トクマが禍々しいフェイスペイントでこっちに来るぞ!」
ワリオ「構わねぇ! こっちにはこの槍があるんだ! 貴様を全裸にしてやろうかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 気のせいか若干、どこか退化してるトクマをワリオが返り討ちにしようと薙刀を振り回すもトクマは軽々と避ける。その様子にワリオは石鹸で素早くトクマの後ろに移動して薙刀を振るうが、トクマはまるで見えているかのように避け、ワリオの頭を両手で掴んでアイアンクローしながら膝蹴りを数発放ち、体勢を変えてトレ子とスネークめがけてワリオを蹴り飛ばした。

トクマ「カカロットォォォォォ!!」
ワリオ「プギャァ!?」
スネーク「ワリオがサッカーボールみたいに蹴られたぞ!」
トレ子「これでもくらえぇ!!」

 蹴り飛ばされたワリオを避け、蹴った体勢では避けれないと思ったトレ子とスネークは奇襲を仕掛けるもトクマは身体をひねる事で避け、刃の根元と棒の先端部分をトレ子の薙刀は腕、スネークの薙刀は足で掴み、全体重をかけて持ち上がらないようにした。

トレ子「ちょ、足で挟んで受け止めるってどんな野生児!?」
スネーク「しかも体重をかけてるから持ち上げにくいぞ!!」
ルフレ「……アイツ、あんなアクロバティックに戦えたっけ?」
マスターハンド「恐らくだが、ドリンクの影響で理性が消え、代わりとして本能で戦っているんだろう」
当麻「……まんま野性動物だな」

 マスターハンドの考察からどんどん人間から離れていってるトクマを見つめるルフレと当麻。トクマは余裕のある手でシューズのダイヤルを回す。

トレ子「……なにこの音?」
トクマ「……WRYyyy……」

 突然聞こえた機械音にトレ子が気付く前にトクマは掴んだ薙刀を鷲掴みで力をいれた。

 ……“46億年シェイクハンド”

 友好の証と言われた握手が戦争の引き金と言っても間違いじゃない威力で握られ、その力に耐えきれず薙刀が折れた。

トレ子&スネーク「薙刀がぁぁぁ!!」

 折れないと思ってた薙刀が折れたショックで叫ぶ二人にトクマは冷やかにほくそ笑む。

シュルク「……肉体強化シューズに改名しますか?」
マスターハンド「……そうしようかな」
トレ子「どうしてくれるんですか! この薙刀は家宝にしようとかんが――」

 シュルクに言われて改名を考えるマスターハンドを尻目にトレ子が訴えようとすると間髪いれずにトクマは靴のダイヤルをもう一度回して今度は二人の腹に手を当てて静かに押した。

 ……“46億年プッシュ”

 ただし、ホームランコンテストで新記録確実である威力だ。

トレ子「ちょ、やベェ! 石鹸のせいでツルツル滑って止まらねぇ!!」
スネーク「くぁwせdrftgyふじこ」

 まるでカーリングのように作用反作用の法則で後ろに滑るトレ子とスネーク、二人の終着点にはまだ気絶しているワリオと多くのロープが散らばっており、そのまま止まることなく予想通りに激突した。

トレ子「いてて……ん……あれ……ちょ……ロープに絡まったぁぁぁ!?」

 二人より早く気付いたトレ子だが、ロープに抜け出せない事に四苦八苦する。だからこそ気付かなかったのだろう――

トレ子「これどうやって外し――ハッ!!」
トクマ「Aaaa……」

 ――死神が目の前にいた。

 一歩ずつ、一歩ずつ、ダイヤルをもう一度回したのかキィィィィィィン、と高い機械音を流しながら近付いてくる。

トレ子「……ご、ごめんなさい」
トクマ「Nooo……」(首ヨコフリ)

トレ子「……い、慰謝料ですか?」
トクマ「Nooo……」(首ヨコフリ)

トレ子「せ、せいさいーですかぁぁぁ〜?」
トクマ「Kros……」(首タテフリ)

トレ子「もしかして蹴り飛ばしですかーッ!?」
トクマ「Kros! OH MAY GOD!!」

 ――“46億年キック”

 ロープに絡まった裸族を力強くサッカーボールを蹴りあげるかのように蹴り飛ばした。窓を突き破って飛んでいった裸族を流石にあの体勢で地面に落ちたら只では済まないと思ったマスターハンドは着地地点にマットを創造して一息つく。

 そして、平然とこちらに歩いてくるトクマを見て顔が強張った。

マスターハンド「……ッ!!」

 しかし襲いかかることなく髪は天パになり、紫色のオーラが収まって消え、トクマは元の姿に戻った。

当麻「お、元に戻った」

 当麻の声で安堵の息を漏らすと、トクマが急に倒れた。

シュルク「トクマさん!?」

 心配してシュルクが駆け寄る。トクマは虫の息で静かに声を漏らす。

トクマ「あっ……あぁ……ぁ……アッ! 股関節……あ……ぁあ……アッ!」
ルフレ「えげつない威力だな」
マスターハンド「やはり身体の負担が大きいか」
当麻「言ってる場合かよ!」

 痛みが後に襲いかかり、股関節のダメージ+男性特有のダメージに悶え苦しむトクマにあたふたするシュルク、その様子を見てため息を吐くルフレと当麻の姿がそこにはあった。


 オマケがあるからもう少し待ってね!