二次創作小説(新・総合)

混沌の宴! その名はオトーリ!! ( No.189 )
日時: 2017/06/18 22:21
名前: トクマ

 みなのもの、ま た せ た な!!

 今回で飲み会もといオトーリは終わりですが、カオスレベル98でお送りいたしまぁぁぁスゥ!!



 とある部屋の前でトクマ、ルフレ、キリト、中原、レオナルド、ロランの六人が待機していた。

トクマ「……トイレに行ってる当麻を除けば全員いるな」

レオナルド「では、おさらいします。僕の能力と酒に対して強い耐性を持ったエゴさんの情報によると酔った人達は現場から三部屋が蒸気で隔離されてるそうです」
キリト「入る前にマスターハンドに貰った酔い止めを飲んでくれ」

 赤いカプセル状の薬を周りに見えるようにキリトは見せる。その薬を見て反応した全員を飲み終わったと肯定する。

トクマ「……準備はいいな? 全員気を引き締めてくれ」

 トクマの言葉に全員が魔境に足を踏み出すような覚悟を決めた。

ルフレ「……行くぞ……」

 ルフレの言葉とともに扉が開く、最前列で扉を開いたルフレの視界に真っ先に入った光景は――









































ルフル「観客のみっなさ〜ん! ルッフルフでぇ〜すか〜? 私はぁ〜今日もルッフルフだ〜ぞ!! キャピ♪」

 黙ってそっと閉めた。

ルフレ「……」
中原「どうした?」
ルフレ「……凄い違和感が……」

 あまりの光景に目頭を抑えるルフレ。

 まぁ、扉を開けたら実の妹が無表情でアイドル口調になってたら、そんな反応をするわな。

トクマ「何をわけのわからん事を」

 ルフレの言葉に首をかしげたトクマが扉を開ける。さっきとは違ってルフルではなく美琴がいた。

美琴「ピッピカチュー、ピッピカチュー、ピッピカピカピカピッピカチュー! チャー!!」

 ただし、カオスに汚染されていた。

 ピカチュウの耳カチューシャを着けた美琴がハジケていた事にトクマは静かに扉を閉め、目頭を抑えた。

トクマ「筆舌に尽くしがたい」
ルフレ「だよな……」

 トクマの心から絞り出した言葉に同意するルフレ。予想より酷い光景に戸惑うメンバー達。どうやって乗り越えるか考え始める。

中原「……少しだけ事態を軽く見てたが、予想より重いな……」
ロラン「……どうします?」
ルフレ「これ以上踏み込むのは危険だ。他の所に行くぞ」

 ルフレの言葉に全員が頷き、全員が次の部屋に行こうとした瞬間――

当麻「お前らどうしたんだよ? 早く助けに行くぞ」

 当麻がトイレから帰ってきた。事情を知らない当麻は周りの制止を振り切り、扉を開けた。

ルフレ「<●><●>」
美琴「<●><●>」
当麻「ッ!?」

 扉を開けた瞬間にドアップでルフルと美琴がこちらを見ていた。あまりの事に硬直した当麻をルフルと美琴が捕まえて部屋に引きずり込もうとする。

ルフル「何見てるんですかぁ〜?」
美琴「こっちに来なさいよぉ〜」
当麻「ちょ、やば、誰か助け――」

 目が据わった二人に恐怖を抱いた当麻がメンバーに助けを求めようと振り替えったら、全員がダッシュで当麻から離れていた。

当麻「おいコラァ!! 上条さんを見捨てるな!!」
ルフレ「見捨てていない。お前なら大丈夫と判断してサクリファイスしたんだ!!」
当麻「サクリファイスを選ぶ時点で見捨ててるよな!!」
トクマ「当麻、お前の勇姿は今晩だけ忘れない! 成仏してくれ!!」
当麻「少しはオブラートに隠せ!!」

 包み隠さない二人の本音にツッコミをいれる当麻だが、抵抗むなしく部屋へと引きずり込まれた。

当麻「アァアァぁァァァァッ!?」

 当麻の断末魔を最後に扉がバタン、と重い音を鳴らして閉じた。

 その光景にメンバーの数人が冷や汗を流す。

トクマ「……惜しいヤツが犠牲になったが、後退の道はもうない」
ルフレ「その分まで俺達が戦おう」

 トクマとルフレの言葉に全員が重い足取りで次の部屋の扉に向かった。

トクマ「次は誰だ……鬼が出るか蛇が出るか……」

 扉の取っ手を握りしめたトクマが勢いよく開けた。そこには――




















































深雪乃「大地に咲く……一輪の花! キュアブロッサム!」
トクマ「まさかの声優ネタ!?」

 ――そこには、両手で逆ハート型を作ってから開花のジェスチャーをしてポーズを決めた深雪乃がいた。

 ここで解説だが、深雪乃を担当する声優さんはあの水樹奈々さんである。ちなみに作者は雪女つながりで堀江由衣さんが声優に来るかと思っていた。

深雪乃「知ってしまいましたね……」
キリト「しまった、バレた!」
深雪乃「私……堪忍袋の緒が切れました!!」
トクマ「やかましい! テメェはプリキュアをやめて青空レストランのナレーションでもやってろ!!」
ルフレ「お前も落ち着け! 声優ネタになってるぞ!」
ロラン「段々、メタになってきたな」

 自重を知らない深雪乃の声優ネタに少しだけキレ気味に対応するトクマ。収集がつかなくなりそうになった時にルフレの後ろから何かが突進してきた。

ルキナ「るふれしゃ〜ん」
ルフレ「ごばぁっ!?」

 ルキナだ。後ろからルキナがルフレの脇腹目掛けて突進してきた。無防備で突撃をくらって小さくないダメージを受けたルフレだが、何とか倒れないように耐える。

ルフレ「る、ルキナ? 酔ってるのか?」
ルキナ「よっちぇにゃいです」
ルフレ「酔ってるヤツの常套句だよな?」

 ルフレがそう言うとルキナが機嫌が悪くなったのか、ふくれっ面になってルフレの服の裾を掴む。

ルキナ「るふれしゃんはいけずでしゅね! いつもわたしをおいちぇ、じぶんだけききぇんにとびこんで……ほんとにいけずです」
ルフレ「……ルキナ……お前の言いたい事はよくわかった……だからオレの服に手をかけて脱がそうとするな」

 訂正。服の裾を掴んだのではなく、脱がしにかかっていた。普段とは考えられない大胆なルキナを見たトクマとキリトは酒の力を恐ろしく思えた。

ルキナ「いやじぇしゅ! とれきょさんにおしえてもらった『るふれふぉうでぃえっくしゅちゃいけん』をたいけんしないとゆるしみゃせん!」
ルフレ「なにそのパワーワード!? あいつのせいかよ!!」

 ルフレ4DX……内容が激しく気になるようなパワーワードだが、トレ子を憎く思いながらルキナの腕力に抗う。しかし、地力の差で徐々に負け始める。

トクマ「……キリト、全員を連れて撤退してくれ」

 その様子を見てたトクマはキリトに部屋から撤退の指示を出すようにお願いし、その命令に全員を連れて部屋から撤退したキリトを確認したトクマはルフレに背を向けて部屋から出ようとする。

ルフレ「トクマ……後は頼んだ」
トクマ「……わかった……彼女を精一杯甘えさせろよ」
ルフレ「彼女言うな!! しまっ――」

 部屋から去るトクマにルフレは後を託し、トクマはルフレに一言だけ言って部屋から出て扉を閉める。その際に部屋から聞こえる声をBGMに黙祷する。

『るふれしゃ〜〜〜ん!!』
『上着の裾から入ってくるな! オレの声を聞け!』
『いやでしゅ! ぜったいにはなしましぇん!』
『くっつくな! 抱き締めるな! 臭いを嗅いで腹部に直接頬擦りするなぁァァァァァァァ!!』
『一番、深雪乃! 歌を歌います! 聞いてください……禁断のレジスタンス』

 相棒とも言える仲間の別れに心の中で敬礼し、扉が完全に閉じた。

 上条当麻? 彼は自業自得です。

トクマ「……次に行こう」

 扉が閉められても聞こえる深雪乃の中の人が歌う『禁断のレジスタンス』を聞きながらトクマ達は次の部屋へと向かった。


 まだ続くかなコメントはまだだよ!

混沌の宴! その名はオトーリ!! ( No.190 )
日時: 2017/06/18 22:30
名前: トクマ


 ※糖分が溢れています。甘いのでご注意をば。それと後半は少しだけシリアスです。



マリオ「この世で一番いい女はピーチ姫なんだよ! 茶目っ気ある愛嬌! 天真爛漫な性格! その中に隠れる母性! 言っててやっぱり一番だろ!!」
リンク「ふざけるなよマリオ。誰が何て言おうとゼルダが一番だろ。厳しさと優しさを兼ね備えたバファリンのような女性だ! 普段は天然Sだけど度が過ぎたらしおらしくなって甘えてくるんだぞ! これ以上の女性がいるか? いやいない!! 断言するッ!! いない!!」
影無「妖夢は僕を鍛えようとしてくれて、さらに幽々子様の料理で毎回大変なのに僕好みの味の料理を作ってくれる……僕にはもったいないぐらいの女性だよ!」
妖夢「影無も私と一緒に幽々子様の料理を作ってくれるから負担を軽くしてくれるうえに私の為に強くなろうとしてくれるから、とても嬉しいんですよ!!」

トクマ「初っぱなから甘いわ!!」

 開幕から嫁及び婿自慢してすみませんでした。マリオとリンクはいつも通りだが、影無と妖夢は酔っ払っているのか赤面しながらお互いを自慢している。

マリオ「まぁまぁ、せっかく来たから受けとれよ」
リンク「スマブラ特製のウーロン茶だ」
トクマ「ポケットにねじ込んでいれるな! それとあなた方が言うウーロン茶はお酒で作った可燃性だろう!!」

 スマブラ特製のウーロン茶が入ってある魔法瓶をポケットに無理矢理ねじ込むマリオとリンクに怒りながらもトクマは周囲を見渡した。

幽々子「おかわりー!」
カービィ「おかーわりー!」
ドレディア「ディーアー!」
大和守「あ"!? もうなくなったのか!!」
椛根「結構多めに作ったのに!?」
妖夢「あっ、幽々子様の食欲には気を付けて下さい。酷い時は簡単に肴が無くなりますよ?」
椛根「手が足りない……あ、レオナルドさん手伝って下さい!」
レオナルド「え、あ、はい!」

 肴を作っているのにも関わらず、晴哉さんの幽々子、カービィ、ドレディアの出した瞬間に食べ終わるスピードが速くて手が回らず、近くにいたレオナルドにヘルプを求めた。

トクマ「つか、スルーしてたけど、その姿勢で二人は付き合ってないのか?」
影無「えっ、この姿勢? 何処か可笑しいかな、妖夢?」(後ろから妖夢を包むかの様に座ってる)
妖夢「えっ? 影無はいつもこの姿勢よね?」(影無に抱きかかえられてる)

 ……えーと……影無と妖夢の状態をわかりやすく一言で言うと『あすなろ抱き』です。

 あすなろ抱き――元は漫画『あすなろ白書』にて生まれた言葉で、正確な言葉としては後ろ抱き。
 1993年にフジテレビでこの漫画がドラマ化された際、キムタク……木村拓哉が後ろから抱きしめるシーンが女性を中心に話題となって『あすなろ抱き』と呼ばれるようになったのが始まりです。

 ちなみに、女子がされたら恥ずかしいけど一度やられてみたい抱きしめかたNo.1らしい。

トクマ「いや……なんでもない……」
シュルク「トクマくん!」

 二人の雰囲気にトクマは頭を抑える。精神的に疲れてため息を吐いているとシュルクがトクマを呼んだ。切羽詰まった声だったので急いで振り向く。

シネレッタ「シュルク〜」
シュルク「し、シネレッタさん離れて! そ、その、当たって……」
シネレッタ「あててんのよ〜さっきまで話聞いてくれたじゃない〜シュルクのこともききたいのよ〜」
シュルク「後で聞いてあげるから、少しだけ離れて、ね」
シネレッタ「……あと五分だけ」

 リア充がいた。

 酔っ払った人魚姫――シネレッタがシュルクに絡んでいた。端から見たら彼女に甘えられる彼氏という絵ができていた。

シュルク「ふぅ……やっと離してくれた……」
トクマ「シュルク……」

 (延長で十分だったが)やっと離れてくれたシネレッタに安堵の息を吐くシュルクの両肩をトクマが強く掴んだ。

トクマ「宝くじで一億当たる幸せを100として……さっきの幸せ指数いくつぐらい? その指数かける3秒の間接技で許してやろう」
シュルク「なんで!?」

 無表情で目が据わったトクマがシュルクにある意味理不尽な質問をした。だが、よく考えて欲しい。彼がここに来るまでに精神的な疲労が高く、マシだと思ってたシュルクが酔っ払った人魚の歌姫とイチャイチャしてたシーンを見れば、『自分だけなんで苦労してるんだろう』という一種の感情が込み上げます。

トクマ「うるせえ、許す選択があるだけマシと思え」
シュルク「えっ……いやぁ〜……」

 目の据わったトクマの言葉が本気だと感じたシュルクは悩み、下手に誤魔化せば酷い目にあうと理解して本音で言う事を選んだ。

シュルク「……ひ……100で――」
トクマ「よく言ったクソがぁああああああッ!!」
シュルク「いだあ"あ"あ"あ"あ"」

 全部言う前にトクマは素早くシュルクにまんじ固めを繰り出した。そして五分ぴったりに解き、倒れたシュルクを放置する。

トクマ「その勇気に免じて殺すのだけは勘弁してやる!!」
シネレッタ「シュルクぅーだいじょーぶー?」
トクマ「間接の節々が痛いらしい、手厚く、手厚くシュルクを看病しといてくれ」
シネレッタ「わかったー!」

 ……はぁ……羨ましいねぇ……

ロビン「あまりため息を吐かれては、幸せが逃げますよ」

 酔っ払ったシネレッタに介抱されるシュルクを見て満更じゃない様子でため息を吐くと後ろから注意される。振り向くとグラスに注がれたオトーリのお酒を飲むロビンがいた。

トクマ「お前は無事だったんだな、ロビン」
ロビン「えぇ、昔からお酒は強い方なので……少しだけ愚痴に付き合って頂けますか?」
トクマ「……愚痴?」

 愚痴の付き合いに誘われ、周りを見る。他のメンバーは比較的軽い場所で肴を作る手伝いや無事だったエゴから情報を貰っている。休憩としては充分とトクマは判断した。

トクマ「まぁ、大丈夫だ」
ロビン「感謝します」

 ロビンの隣に座ってオトーリのお酒を少しだけ注いでもらう。少量なら酔わない自分に呆れながらもロビンの話に耳を傾けた。

ロビン「……近々、ガラスの姫君が私の気持ちについて謝罪すると思います」
トクマ「待て待て待て待て待て。結論が早すぎないか?」

 いきなりの失恋確定宣言に度肝を抜かれたトクマは待ったをかけた。言ってはなんだがロビンは見た目はおろか心もイケメン……はっきり言ってトクマよりもモテると断言できる……その彼が失恋すると言ったから驚きである。

ロビン「いえ、間違いなく謝罪します」
トクマ「……根拠はあるのかよロビンフッド」

 トクマの言葉に目を点にするもすぐに微笑むロビン。

ロビン「……驚きました。その名前に気付くとは……」
トクマ「名前がロビンで姓がシャーウッド、森で目立たない服装に弓矢、後はサンドリヨン達と同じ世界から来たってことは物語の人物、そこから考えて『シャーウッドの森』のロビンフッドが近いと思ったからだ……」
ロビン「なるほど……マリオさんから聞いた通りの発想力ですね……」
トクマ「褒めなくていいよ。結局は相手の方が一枚も二枚も上手で失敗が多いんだ」

 トクマの考察から導き出した答えを素直に賞賛するロビン。否定するトクマだが、ロビンはそうは思えなかった。見た目がわからない人物がいるのにも関わらず、その答えに辿り着くにはよく考えないといけない。何十、何百回の思考で考え抜いたからこそ辿り着けた答えなのだ。

ロビン「話の続きですが、根拠はオトーリの際に見た映像です」
トクマ「……あの黒歴史がか?」

 ロビンの言葉にトクマは表情を嫌そうに歪め、その様子にロビンは苦笑する。

ロビン「貴方はイヤそうな顔をしますがガラスの姫君にとっては救ってくれた人の勇姿が映った記憶です……映像を見てた時の表情は喜色に満ちた表情でしたよ?」
トクマ「……そうかい……」

 ロビンの説明に興味がない反応を返すトクマ……しかし、ロビンは彼の目に安堵と否定という相反する感情があることに気付いた。

ロビン「何故、人の好意を避けているのですか?」

 その言葉に、トクマは先程より鋭く鋭利な刃をイメージした雰囲気をまとい始める。

ロビン「……何か理由が? 」
トクマ「……ハッ……あんまり踏み込むと許さないが……忠告がわりとして受けとれ……オレは『人』を好きになる事ができても、『異性』を好きになる事はないと思う」

 新参とはいえ仲間に敵意を露にしてロビンを睨むトクマ、向けられる敵意に退かずトクマを見つめるロビン。しばらく沈黙が続き、トクマが口を開いた。

トクマ「今はこれしか言えないな」
ロビン「……それ以上踏み込めば?」
トクマ「オレに対しての『敵』だ」
ロビン「……なるほど……」

 トクマの答えに納得した表情を見せるロビン。その様子を見てトクマは敵意を納める。ゆっくりと深呼吸をしてるとロビンに酒の入った瓶を渡された。

トクマ「……これは?」
ロビン「……私の故郷である森で作られたはちみつ酒です……それと余計なお世話だと思われますが……貴方の人生に幸がありますように……」

 ロビンの言葉に恥ずかしそうに頭をかくトクマ。

中原「トクマ、出るぞ」
トクマ「わかった。はちみつ酒ありがとな」

 後ろから中原に呼ばれ、トクマははちみつ酒をくれたことに感謝して最後の部屋へと向かっていった。

ロビン「……彼は予想より重いモノを背負ってるのですね……マリオさん」
マリオ「まぁな」

 ロビンの言葉をいつの間にかロビンの後ろにいたマリオが答えた。

ロビン「……彼の道に終わりは来るのでしょうか……」
マリオ「……少なくとも来ないだろうな……あいつがその道を選んだ時から内側に燃え続けている……それを消せば死と同義だ……俺達が出来る事は踏み外さないように見守る事だ」

 見えてしまったロビンにアドバイスするマリオ。その様子にマリオもどこか思い当たる人物がいることをロビンは察した。

ロビン「……どうやら、私は知らない内に自惚れていたようですね」
マリオ「気にするな。生きてりゃ一度や二度あることだ! 俺も一度だけ恋人と別れたからな」
ロビン「ッ!? 本当ですか!!」
マリオ「おう! まぁ、のんびりと話そうか……夜はまだ長いんだ」

 その夜、マリオとロビンは色々な事を話した。そして一週間後、サンドリヨンからの願いで友達から始める事になったそうだ。


 まだ続くよ! コメントはまだ。

混沌の宴! その名はオトーリ!! ( No.191 )
日時: 2017/06/18 22:37
名前: トクマ


 DANGER! DANGER!

 DANGER! DANGER!

 カオスレベルが99になりました。この先はカオスに溢れています。耐性のない方は気を付けてお読みください。

 準備はOKですか? それではどうぞ。







トクマ「……ついに……ここか……」

 いよいよ最後の部屋の扉の前に着いたが、目の錯覚か扉にドス紫のオーラのような瘴気が見える。

トクマ「……行きたくねぇ」
ロラン「さっさと終わらせましょう」

 本音を漏らしながらも扉を開けるメンバー達。部屋の中は暗く、不気味なぐらい静かだ。

中原「……静かだな」

 暗い、とてつもなく広い部屋。よく見ると周りにはたくさんの人が……ってよく見たら全員ポケモンの着ぐるみを着ている! なんで!?

キリト「アスナ! どこなんだここは?」

 近くにいたゲンガーの着ぐるみを着たアスナにキリトが話しかけてみたけどなんの反応もない。むしろ何かをじっと見ているみたいに……

 全員が見ている方向を見ると、そこにだけ光があった。

 そこに白衣を着たトレ子がいた。

 何を言ってるかわからないと思うが彼らにもわからない。っていうかここはどこなんだよ、何してるんだよ?

トレ子「まずは集まってくれたことに感謝する。諸君……私はマックさんが好きだ……」

 ………は?

トレ子「……諸君……私はマックさんが好きだ……」

 ……こいつこんな喋り方だったっけか?

 突然、わかりきったカミングアウトするトレ子に困惑するトクマ。しかし、トレ子は演説を始めた。

トレ子「諸君、私はマックさんが大好きだ……」

トレ子「僧帽筋が好きだ、上腕二頭筋が好きだ、大胸筋が好きだ、腹直筋が好きだ、腹斜筋が好きだ、大臀筋が好きだ、太股が好きだ、脚が好きだ」

トレ子「森林で。草原で。都会で。田舎で。砂漠で。山地で。水中で。空中で。地中で。湿原で。どのシチュエーションになっても、ありとあらゆるマックさんが大好きだ……」

トレ子「トレーニングに励むマックさんを見るのが好きだ」

トレ子「試合で相手との殴り合いを見てる時など心が躍る…」

トレ子「殴られても前へ前へと進むマックさんが好きだ」

トレ子「ムカつくヤツに勝ったマックさんを見た時など胸がすくような気持ちだった…」

トレ子「何事にも一生懸命なマックさんが好きだ」

トレ子「トーナメントで優勝して喜んでいる様など感動すら覚える」

トレ子「とびっきりの笑顔で優勝したことを嬉しそうに語る様はもうたまらない……」

トレ子「そしてそこからセクハラに移るのはもう最高だ」

 周りのみんなが拍手をあげる……っていうかなんだこれ!? 新たな宗教!? なんでみんなトレ子の話真剣に聞いてるんだ、アスナ、マミ、お前たちも何で真剣に静聴してんの!?

トレ子「顔を赤面しながらこちらを見る時など鼻血すら覚える」

トレ子「マックさんの何度も立ち上がる不屈の精神が好きだ」

トレ子「試合に負け、悔しそうに落ち込む様はとてもとても悲しいものだ……」

トレ子「勝利の雄叫びをあげる瞬間を脳内に収めるのが好きだ……」

トレ子「そこら辺の変態と同列に扱われるのは屈辱の極みだ……」

トレ子「あの日、マックさんは不可能だった自由の国マルメカのボクシングを変え、チャンピオンへと返り咲き、新たな道を切り開いたあの瞬間が、マックさんの生き様が、私は大好きだ」

トレ子「諸君、私はマックさんを、この世界の大地に立つマックさんが好きだ」

トレ子「諸君、この場に集まってくれた変態一同諸君、君たちは何を望んでいる?」

変態一同「ロマンス! ロマンス! ロマンス!」

トレ子「よろしい、ならばロマンスだ……」

トレ子「我々は日常生活において今まさにその全てをロマンスに捧げる変態だ……」

トレ子「諸君、ロマンスを! この世界に我らと同じロマンスを広め! 変態のための世界を築き上げていこうではないか!」

トレ子「ここにギャグカオス組、裸族に続く新たな文明……『変隊』の創立を宣言する!!」

変隊一同『『『わああああああああああああ!!』』』

 ・・・・・・・・

 ……なんじゃこりゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!?

 まさかの変隊創立に立ち会ってしまった……本当になんだこれ!! なんだよロマンスの為って! 新手のテロ組織か!! 宗教か! 欲望が強すぎて変な組織が生まれちまったよ!!

 本当に申し訳ございません!!

トレ子「さぁ、今こそ己のロマンスに従って行くがいい!!」
アスナ「キリトくん! 今すぐ私を縛って!!」
黒子「お姉さま! 黒子の愛を受け取って下さいまし!」
シュネー「お姉様! 私の想いを受け取って下さい!!」
ほむら「ふふ、甘えん坊ねまどか」
まどか「ティヒヒ、ほ〜むらちゃん!」
マミ「百合……悪くないけど薔薇も捨てがたいわね……ノマカプも……そうね……うん……全部を選びましょう!!」

 トレ子の声を合図に変隊メンバーが動い――人数が思ってたより多いんだけど!?

 荒縄を持ってキリト一直線のアスナ、ショッキングピンク色をした謎の液体が入ったビンを片手に扉へと走る黒子、低反発枕を片手に走るシュネー、その場でイチャイチャするまどかとほむら、その様子を見て冷静な表情で鼻血を流しながらネタ帳と書かれたメモに書くマミ……

 ここまで書いて一言、カオス!!

中原「汚レチマッタ悲シミニ!!」

 流石に部屋から出せば騒ぎになると判断した中原が能力で動けなくするもゆっくりと遅めに歩くスピードになっただけで、止まるような人が一人もいなかった。

中原「ウソだろ……動けない程の重力の中を動いてやがる!!」
キリト「なんで動けるんだよ!!」
変隊一同「愛の力です!!」
トクマ「愛って怖いなぁ!!」

 変隊の愛に恐れながらもトクマはハストゥールの鍵を発動し、メンバーも武器を構えて変隊の鎮圧が始まった。


 誠に申し訳ありません。次が最後です。

混沌の宴! その名はオトーリ!! ( No.192 )
日時: 2017/06/18 23:53
名前: トクマ

 ついに最後だが、最後はやっぱり……



トクマ「……はぁ……」

 トレ子率いる変隊を鎮圧成功した後、協力してくれた他の作者様のキャラをゲストルームまで案内し、トクマは館にあるテラスで一息ついていた。

トクマ「やっぱり今日は厄日だな……いつもより倍以上に疲れた……」

 なにも知らずに浮かぶ月を睨みながら見上げる。

サンドリヨン「……トクマさん?」

 後ろから呼ばれ、すぐに振り返るとサンドリヨンがトクマを見ていた。

トクマ「サンドリヨン、どうしてここに?」
サンドリヨン「ベヨネッタさんにここにいると教えてもらって……それは?」

 トクマの手に持ってたロビンから頂いたはちみつ酒に気付いたサンドリヨン。トクマは薄く笑って用意していたコップを差し出す。

トクマ「ロビンからはちみつ酒を貰ったんだが……飲まないか?」

 トクマの勧めにサンドリヨンは頷き、用意したコップに注がれたはちみつ酒を飲んだ。

サンドリヨン「お酒なのに甘いですね」
トクマ「はちみつだがさっぱりとした甘さだな……白ワインに近い感じ……飲みすぎないようにしねぇと」
サンドリヨン「そういえば、オトーリでお酒を飲んでましたけど大丈夫ですか?」
トクマ「……何故か知らないけど、これだけは飲まなきゃいけない気がしてな……」

 気づいてはいないがハスターの使役する眷属を召喚する際にはちみつ酒が必要であり、はちみつ酒をハスター自身も好み、ハスターを武装できるトクマ自身にも影響が及んでいる事を知るよしもなかった。

サンドリヨン「……少しお願いがあるのですが……」
トクマ「どうした?」

 サンドリヨンの言葉にトクマはコップに新しく注いだはちみつ酒を飲みながら耳を傾けた。

サンドリヨン「ロビンさんが傷付かない言葉を一緒に考えてくれないでしょうか!」
トクマ「ブゲホォッ!?」

 まさかのロビンの言葉が的中した事に驚いてむせてしまった。

トクマ「ゲホ、ゲホ、マジか!? なんで!!」

 何故、断るのか疑問に溢れるトクマはサンドリヨンに質問する。

サンドリヨン「その……好きという感情があまりわからなくて……」
トクマ「……あー……『友達から始めませんか?』じゃあダメか?」

 サンドリヨンの答えに少しだけ考え、提案のようなモノを出す。

サンドリヨン「友達から……ですか?」
トクマ「あぁ、他人を知るにはそこから始めるのがいいだろ」

 トクマの答えにサンドリヨンは考え、トクマに礼を言った。

サンドリヨン「ありがとうございます。そうだわ! トクマさんもシュネーに――」
トクマ「それは無理だ」

 シュネーと仲良くなって欲しいとサンドリヨンは言うが、トクマは無理だと答えた。まぁ、シュネーがトクマを目の敵にしなければワンチャンあるのだが……

サンドリヨン「……トクマさんは……」
トクマ「……ん?」

 サンドリヨンはトクマに聞こうとして、言葉を詰まらせる。

 思い浮かぶのはドルピック島にてマリオが言ってたトクマが『復讐者アヴェンジャー』だった事。

 十年近くも孤独に戦い続けた事。

 人の醜さを十年も見続け、復讐に燃え、復讐を果たして空虚になっても何かに抗い続けた事。

 そして、その復讐に終止符を打った恩人の事。

 色々と聞きたい、知りたいことがあるのだが果たして彼の過去を聞いても良いのかわからず、サンドリヨンは迷い始める。

サンドリヨン「……なんでもありません」
トクマ「……? 変なサンドリヨンだな」

 結局聞くことを諦めたサンドリヨンは残念そうな声で答え、トクマはそのサンドリヨンに首をかしげた。

 彼のポケットにねじ込まれている魔法瓶を見つけたサンドリヨンは喉をはちみつ酒以外で潤そうと手を伸ばした。

トクマ「あ、それは!」

 トクマが待ったをかけるも遅く、サンドリヨンは魔法瓶の液体を喉に流し込んだ。しかし、液体に謎の辛味があり、魔法瓶から口を離すサンドリヨン。暫くすると徐々に顔が赤くなり、そして――

サンドリヨン「…………きゅう…………」
トクマ「サンドリヨン、サンドリヨン……駄目だ。気絶してる……恨むぞマリオさん……」

 ――気絶した。スマブラ特製ウーロン茶(笑)を飲んでダウンしたサンドリヨンをマリオへの恨みを言いながら、どうするか考える。

 酔って倒れたとはいえスヤスヤと眠るサンドリヨンを見て、軽くため息を吐いて運ぼうとする。

トクマ「……仕方ない、子供組や純粋組がいる部屋まで運ぶとす……る……か……」

 お姫様だっこでサンドリヨンを持ち上げ、誰にも見つからない事を祈って動こうとしたら振り向いた先に――


















































シュネー「<●>言<●>」

 ――シュネーがいた。しかもどこか禍々しいオーラを出しながら、両手に光沢のある黒い釘バットを持ちながら佇んでいた。

 な ん だ あ れ 。

トクマ「……シュ、シュネー……おーい……シュネーヴィッツェン?」

 流石にただ事じゃない事を理解したトクマが呼び掛けるとシュネーが重い口を開いた。

シュネー「このヘタレが!!」
トクマ「なんで!?」

 第一声で罵倒された。そして釘バットを握りしめながら、悔しい感情を込めて語り始める。

シュネー「私だったら……お姉様と……お姉様と……」
トクマ「わかった。わかったから落ち着け。落ち着いてその両手に持ってるW釘バットを地面に置くんだ」

 シュネーの両手に持った危険物を警戒しながら距離をとるトクマ。

 ……幸いにもここは二階……飛び降りて逃げる事はできる! 隙を見つけ次第飛び降りる!!

 この思考で考える時点で自身が普通から離れていることにトクマは気付いていない。

シュネー「釘バット……? いいえ、これは『灰かぶり』の部隊創設から伝わるお姉さまのガラスの双剣のプロトタイプ――





































 ――『惨怒裏死サンドリヨン』よ」

トクマ「無理があるだろ!! どんな過程があってガラスの双剣の原点が釘バットになるんだ! 元々傭兵部隊はレディースだったんか!!」

 すいません。武器に当て字のヤンキーネームの武器が原点ってどんな部隊ですか?

 おそらく当て字の『死』は、ヨン→よん→4→し→死、といった伝言ゲームみたいな連想でなったんだと思いたい。

シュネー「貴方を倒して……お姉様をこの手に!!」
トクマ「目ぇ血走ってて怖いわ! だが、テメェ程度なら楽しょ――」
グランマ「おいおい、これはどういうこった」

 血走った目で惨怒裏死――釘バットを構えるシュネーをトクマは警戒心を上げながら相手を煽るとテラスの出入口からこの場にいないはずの声が聞こえた。

 ゆっくりと声の方へ視線を向けるとそこには、屈強な筋骨隆々の肉体を持ってトクマとルフレを苦しませた老婆――グランマが笑いながら立っていた。

トクマ「……悪い冗談だろ……なんでここに婆さんがいるんだよ……」
グランマ「なんでって、マリオのヤツにラインで来ることを伝えて来たんだが……おもしろい事になってるじゃないか」

 グランマの言葉にトクマは酒を取りに行く際に言ったマリオの言葉を思い出す。

マリオ『先程電話があって――グランマがこっちに来るってよ』
マリオ『ま、ウソだけど』

 ……ウソって電話があった事だけかよ……前言撤回、マリオ蹴り飛ばす!!

 内心マリオに憎悪を抱きながらもこの状況を抜け出す方法を必死に考える。

グランマ「テメェの女を酔わせてお持ち帰りにするたぁ、意外にアグレッシブな所があるじゃないか」
トクマ「変な深読みしてんじゃねぇよ! 見ろ! シュネーが怒りに燃えてパワーアップしてんじゃねぇか!! 禍々しいオーラのスーパーサイヤ人に目覚めようとしてんだろ!!」

 グランマの煽りでシュネーから黒いオーラが湧き水のごとく溢れだした。あの、彼女は人間ですか? RPGでボスキャラの幹部って言われてもおかしくないぐらいのオーラを纏っているのですが……

グランマ「安心しな……アタシは女でも男でも大歓迎さ」(爽やかな笑顔で右手の中指と人差し指の間に親指を入れてトクマに勢いよく突き出す)
トクマ「いい加減にしろよクソババア!! 現在進行形でオレの肉体と精神を殺しにかかってるだろ!! その露骨なサインやめろ! このスレは全年齢向けだ! アニメやマンガだったらモザイク必須のサインだしてんじゃねぇ!!」

 すいません。完全にグランマが孫を楽しみにしてるおバアちゃんみたいになってるんですが、もしサンドリヨンが起きた状態でグランマのサインを見たら赤面である。

シュネー「……ジャマモノ……ケス……オネエサマ……ウバウ……ソシテ……○○○○シテ○○○○○……」
トクマ「テメェも言語取り戻せ! 欲望に忠実ってレベルじゃねぇぞ!! 自我失ってんじゃねぇか!!」

 とうとうシュネーの言語が野生児になったのですが……それでもトクマに対する殺気は治まりません(白目)。

グランマ「ハッハッハッ……そうだねシュネー……欲しいもんがあったら実力で示すこった! 現に目の前のアイツはアタシに力を示し、自らの手でサンドリヨンを奪った男だからね! 油断は禁物だよ!!」
シュネー「■■■■■■■■■ッ!!」
トクマ「オレの傍に近寄るなぁーッ!!」

 グランマの言葉にシュネーが雄叫びをあげながらトクマに襲い掛かり、トクマは素早く避け、サンドリヨンを抱えてテラスから飛び降りた。

グランマ「おやおや、愛の逃避行かい? 熱いね〜」
シュネー「■■! ■■■■ッ!!」
トクマ「クソッタレがぁ! やっぱり厄日じゃねぇか!! 数分前の自分を殴りてぇ!!」

 全力疾走で逃げるトクマ、そのトクマを見て煽りながら愉悦に浸るグランマ、トクマの後を追うシュネー、その騒動の中でもスヤスヤと眠るサンドリヨンといったカオスがここに誕生した。

 翌日、幽香が管理する花畑の手前で右から泥のように眠るトクマ、起こしに来たけど一緒に眠っただろうドレディアをぬいぐるみのように抱いた怒り疲れて眠ったシュネー、そして未だにスヤスヤと眠るサンドリヨンの三人と一匹が川の字で眠っていたのをスマブラメンバーに見つけられたのは余談である。

 混沌の宴が終わり、今日が来た。



 【あとがき】
 今回で混沌の宴もとい飲み会が終わりましたが、キャラを提供して参加してくれた晴哉さん、ゆめひめさん、No@hさん、黒猫δさん、ブックマーカーさん、ご協力ありがとうございます!!

 まぁ、記念すべき参照5000突破の第一歩がカオス回とはこれいかに? という疑問はスルーするとして……
 
 新たなグループ『変隊』を誕生させてしまって誠にすみませんでしたぁぁぁぁぁ!!

 ……さてさて、ここまで読んでくれた事を感謝して本当にありがとうございました!! それでは!


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