二次創作小説(新・総合)

逃走と闘争と回想 ( No.231 )
日時: 2017/07/24 18:35
名前: トクマ


 ついに……ついに……ワンダーランドウォーズの設定資料集買ったゾォぉぉぉ!! これを使ってキャラぶれしないように頑張るゾォぉ!! オリジナル要素? ……いれますけどなにか?

 それでは、物語の続きをどうぞ!


 サンドリヨンから記憶を吸収し終えた生命録水晶が純白に光り、アシェンプテルの身体へと沈んでいく。まるで元の位置へと戻るかのようにアシェンプテルの身体へと入り、完全に入ると同時にアシェンプテルが着ている黒いドレスが灰色のドレスへと変わった。

アシェンプテル「は、ははは、ははははは、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! ついに! ついにだ!! 私は、居場所をこの手に掴めたんだ!!」

 身体から満ち溢れる力にアシェンプテルは愉悦から笑う。その様子を見ていたトクマはサンドリヨンを後ろに隠しながら警戒する。

アシェンプテル「さて……」

 ふと、無表情になったアシェンプテルが軽く腕を振るうとトクマは後方へと吹き飛ばされ、その様子を見てトクマの元に寄ろうとしたサンドリヨンをアシェンプテルは首を掴んで制止する。

アシェンプテル「シンデレラは二人もいらない……ご退場願おうか」
サンドリヨン「……ヒッ……いや……いや……!!」

 冷たい殺気に怯えるサンドリヨン。その様子を見たアシェンプテルは瞳に侮蔑の感情を宿した。

アシェンプテル「……無様だな……私が求めた居場所の主がこんなにも……弱いとは……助けを求めるなら安心しろ」

 呆れと同時にサンドリヨンの視線にあわせてアシェンプテルは冷たく言った。

アシェンプテル「貴様に手を伸ばす物好きなどいない」

 その言葉にサンドリヨンが呆然しているとアシェンプテルは隠し持っていたナイフを取り出してサンドリヨンの眉間に刺そうと振りかぶり――

トクマ「ハスタァァァ・マキシマム・ウイィィィィィィンク!!」

 ――阻止された。

 ハストゥールの鍵の能力でハスターを武装したトクマが最大威力の光線でアシェンプテルに攻撃する。アシェンプテルの足元から赤黒い水晶が地面から生えて光線を防ぐも眩しさは防げなかったのか目を細めて手で光を遮ようとするアシェンプテル。その隙に素早くアシェンプテルに近付いて遠くまで投げ飛ばすに成功した。

トクマ「アイツはアンタを狙っている! オレが邪魔するからその間に――」
サンドリヨン「……あの……」

 投げ飛ばしたアシェンプテルが戻ってくる事を警戒しながらサンドリヨンに逃げるよう説得するトクマ。その様子を見てサンドリヨンが声をかけた。

サンドリヨン「……トクマ……さん……」
トクマ「――……なんで……オレの名前を知ってるんだ……」

 サンドリヨンの言葉にトクマは目を点にしてサンドリヨンを見る。

トクマ「アンタは……誰なんだ」
サンドリヨン「……ッ!!」

 その言葉にサンドリヨンは言葉をなくした。トクマの目には驚きと疑問が宿っており、嘘で言ってない事がわかる。いや、わかってしまった。

 ……本当に……私が誰か……

 小さくないショックを受けるサンドリヨンだが、正面から投げ飛ばしたアシェンプテルが帰って来たことに気付いた。

トクマ「ッ!! 早く逃げろ! 早く!!」

 強く言うトクマに言われたまま慌てて走り出すサンドリヨン。その様子を見たアシェンプテルは赤黒いガラスの双剣を構えてサンドリヨンに斬りかかり、トクマに斧で防がれる。

アシェンプテル「私の願いを邪魔するな!」
トクマ「知るか!!」

 アシェンプテルの言葉にトクマは斧で押し返す。アシェンプテルはトクマから距離を取って構える。徐々に魔力が高まっていく様子にトクマは防御しようと障壁を張る。

アシェンプテル「煌き、貫け! 衝撃の刃よ!!」
トクマ「ハスターカーテン!」

 赤黒い大きな水晶が地面から剣山のように鋭く生えながら進む攻撃を防ぐもピシピシと障壁にヒビが入り始める。トクマはそれを見て苦い顔をしながら最大出力に切り替える。

トクマ「ハスタァァァ・マキシマム・カアァァァァテェェェン!!」

 雄叫びと同時に障壁がより重厚になる。大きくなった反動で障壁に触れたアシェンプテルは弾き飛ばされるも軽々と着地する。

アシェンプテル「ふふ、攻撃を防がれた事は何度もあったが……バリアそのものに物理的な意味で弾き飛ばされたのは初めてだ」
トクマ「そうかい! なら、これもくらってみる?」

 アシェンプテルの言葉にトクマはまたも最大出力で身体全体から発光した。

トクマ「ハスタァァァ・マキシマム・フラッシュ!!」

 全範囲による無差別制圧放射。最大出力による発光で周りを照らすもアシェンプテルの前には横幅が厚い溶けた水晶の壁があり、本人にはノーダメージだった。

 ……おいおい、全力で放ってこれかよ……少しぐらい効いてくれよ……

 火傷ぐらいしてくれればと思ってたトクマにとっては悪い結果で、苦々しい表情になる。ふと、自分が逃げるように言った女性が頭に過った。

 ……あの子は無事逃げれたらいいんだけど……そういや、オレはなんであの子と一緒に――

 そこまで考え、アシェンプテルが自身に斬りかかっている事に気付き、急いで斧で防ぐ。

アシェンプテル「よそ見する暇があるのか?」
トクマ「あるからしてるんだろ」

 アシェンプテルの挑発にトクマは軽口で返すも最大出力で放った技のツケで身体が少しばかり重く感じ始める。しかし、無理矢理身体を動かす。

 ……長くは持たない……だが、足掻くのは得意分野だ!!

アシェンプテル「踊れ! 私の手の中で!!」
トクマ「盆踊りとダンスダンスとダダダダンスぐらいしか知らねぇよ!!」

 覚悟を決め、赤黒い水晶の双剣を持ったアシェンプテルと斧を持ったトクマが同時に駆け出した。


 続くよ! 感想はまだ!

逃走と闘争と回想 ( No.232 )
日時: 2017/07/25 19:14
名前: トクマ

 とある街中、普段とは違い避難勧告されて物静かになったここでは恋罵女――もとい貞子もどきから普通の服へと着替えたピーチ姫達は数組のグループに別れ、闇吉備津と対峙しているのだが……

ピーチ「あぁもう! 厄介だわ!!」

 闇吉備津本人と出会ったピーチ姫が率いるグループは戦闘になるも闇吉備津の兵隊召喚によって出てくる兵士――ミニオンの多さに苦戦していた。

 ルフレが隙を見て魔法による狙撃を行うにも気付いた闇吉備津は兵士を身代わりにして防ぐ。貫通性が高いトロンを放ち、当たっても平然としていた。

ルフレ「いくら攻撃しても倒れる様子が見られない……タフにも程があるだろ!!」
アイク「恐らくだが、ヤツのスキルだろう……自身のステータスをあげて猪のごとく突進して襲いかかるようだ」
フック「吉備津彦とは真逆のスキルだな……あの男はオレと兵隊とともに発揮するが、アイツは一人だからこそ発揮するスキルばかりだ」

 冷静に分析するアイクとフック。フックも自分のミニオンを召喚してスキルで強化して攻めるもあまり差が縮まらない。

闇吉備津「我がいる限り、弱き者の跋扈はさせぬ」
ピーチ「なに痛々しいセリフ言ってるのよ! トクマちゃんの方がさらに痛々しいセリフを吐くわよ!!」
ルフル「それ、本人の前で言わないであげてくださいね。泣きますから」

 本人がいたら間違いなくさめざめと泣くピーチ姫の言葉をルフルは自重するように言う。なお、ルフル本人もトクマが痛いセリフを吐く事を否定しない。

闇吉備津「……フフ……」
ルキナ「何がおかしいんですか」
闇吉備津「……貴様らが誰も気付いてないのがおかしくてな……」
ピーチ「なんですって……?」

 闇吉備津の言葉に眉を動かすピーチ姫。おもむろにシュルクを手招きする。



ワサワサ(ピーチ姫がシュルクの髪を触る)

プニプニ(ピーチ姫がシュルクの頬をつつく)

ペタペタ(ピーチ姫がシュルクの首を触る)

ワシワシ(ピーチ姫がシュルクの胸を揉む)

モミモミ(ピーチ姫がシュルクの尻を揉む)

グワシィッ!!(ピーチ姫がシュルクのKO☆KA☆Nを力強く握る)



ピーチ「でたらめ言うのはよしなさい! 何も変わってないじゃない!!」
ルフル「ピーチ姫さん。何か言うことは?」
ピーチ「シュルクちゃん! 貴方は女装してもイケる部類よ!!」
ルフレ「ピーチ、後でマリオに報告するからな」
シレネッタ「え、えと、大丈夫?」
シュルク「……少し……だけ……」

 すいません。ピーチ姫がなんか誤解してたみたいなんですが……つか、なんで真っ先にシュルクのボディチェックしたんだこの人……ピーチ姫の握った力が強すぎてシュルクが悶絶してんだろうが!

ピーチ「何言ってるの作者! もしかしたら女体化という奇跡があるかもしれないじゃない!!」

 アンタが何言ってるの!? その思考に至るのが奇跡だわ!! 見ろ! 闇吉備津がポカン、とした表情みせてんだろ!!

闇吉備津「……質問を変えよう……貴様らにとってサンドリヨンはどんな姿だ?」
ルフル「どんなのって……」

 気を取り戻した闇吉備津がピーチ姫達に奇妙な質問をし、彼女達は『何いってるんだ?』と疑問に思いながらも平然と当たり前のように答えた。

ピーチ「黒い軍服調のドレスを着た子のことよね?」
ルフレ「あぁ、そうだよな」
ルキナ「そうですね」
アイク「ぬぅん」
シュルク「はい」
フック「何を聞いたんだこいつは?」

 頭に疑問符を浮かべながら答えるピーチ姫達に少しばかりほくそ笑む闇吉備津。

シレネッタ「……あれ?」

 ……なんだろう……何か違和感が……

 ふと、シレネッタは何かしらの違和感を感じ取った。それは癒しの力を扱う彼女しかわからない違和感だが、その違和感の正体が霧のようなモヤがかかって邪魔をし、正確に思い出せずシレネッタは眉をひそめる。

ピーチ「シレネッタちゃん!」

 突然、ピーチ姫の声が聞こえて意識を戻すと目の前に闇吉備津が身の丈もある大剣を振りかぶっていた。この至近距離では避けられないと判断したシレネッタは自身の身に襲いくる傷みに耐える為に目を瞑る。

シュルク「モナドアーツ“疾”!!」

 シュルクが固有技であるモナドアーツを発動し、ギリギリだがシレネッタを抱き抱えて闇吉備津の凶刃から助ける事に成功した。

シレネッタ「あ、ありがとうシュルク」
ピーチ「二人とも大丈夫?」
シュルク「な、なんとか……」

 目を点にしながら礼を言うシレネッタと汗だらけになりながらも無事である事に安堵するシュルク、二人を心配するピーチ姫だが闇吉備津は大剣を再び構える。

闇吉備津「もはやこれまで……遊戯を終わらせよう」

 その言葉とともに闇吉備津のオーラがより禍々しくなる。ピーチ姫達が警戒を強めた瞬間、突如闇吉備津の頭上にクナイの雨が降る。

 オーラを抑え、クナイの雨を大剣を盾の代わりとして防ぐと闇吉備津の前方から人影が走り、右手に持った日本刀が降り下ろされる。その攻撃を防ぐと人影は闇吉備津から離れる。

留玉臣「桃様の仇――」
楽々森彦「今こそ――」
犬飼健「――果たさせてもらいます」

 人影の正体は吉備津彦のお供である三人だった。

ピーチ「貴方達、なんで来たの!!」

 ピーチ姫のいつもとは違う雰囲気の言葉にシュルクは圧されつつも犬飼健の言葉に耳を傾ける。

犬飼健「申し訳ありませんピーチ姫殿……私達があの男に敵わないのは知っています……しかし我々一同は桃様を倒し、あまつさえ侮辱したこの男を見過ごすことはできません」
ピーチ「それでも、貴方達は帰りを待つべきよ! 貴方達にもしものことがあれば! 吉備津彦ちゃんにあわせる顔がないのよ!!」

 互いの譲れない想いから言い争うピーチ姫と犬飼達。ふと、シュルクは闇吉備津が襲ってこない事に気付き、そちらに意識を向ける。

 ……え……?

 そして、言葉を失った。闇吉備津がしていた表情はこの状況に対する憤怒でも呆れでもなく……憂いの表情だった。まるで何かを懐かしむような表情で犬飼達を見ていた。

闇吉備津「雑兵は、失せよ」

 しかし、その表情はウソのように消えて周囲に轟音を響かせて動けなくするスキル――鬼殺しの一喝を発動させた。ピーチ姫達と犬飼達はその音を聴いて身体が痺れて動けなくなる。

アイク「ぬ!! 体が……痺れ……」
フック「まずいぞ! あの三人とは離れている!!」

 徐々に歩いて犬飼達の距離を詰める闇吉備津を見て焦るフック。

ピーチ「シレネッタちゃん! 動けるかしら!」
シレネッタ「……声が……出ない……」
ピーチ「……万事休すね……」

 癒しの力を持つシレネッタに頼むも声が出せない状態になっている事に気付いて冷や汗を流すピーチ姫。

留玉臣「お前だけは……許せない……!!」
闇吉備津「……」

 身動きが出来ない留玉臣から憎悪の視線をぶつけられながらも闇吉備津は静かに大剣を構える。そして――

闇吉備津「……!?」

 ――突然、闇吉備津の大剣に看板をぶつけて阻止するペンギンもどきが現れた。

ペンギン(?)「……」
ピーチ「なにあのペンギン!?」
シュルク「ええ!? 知らないんですか!?」
ルフル「あの、貞子もどきになってピーチ姫さんが呼んだときに混ざっていましたが……」
ピーチ「いや、本当に知らないわ!!」

 恋罵女の集合の時にいたから知っていると思ったら初めて見るリアクションをするピーチ姫に驚くシュルクとルキナ。その様子からはウソをついてないことがよくわかる。

 しかし、ペンギン(?)の奇襲を防いだ闇吉備津は即座に首と思わしき部分を大剣で一閃した。

アイク「躊躇なく……」
ルキナ「……ッ!!」

 空に飛ぶ頭部を見て言葉を失うアイクとルキナ。

闇吉備津「どう足掻こうと、貴様らは弱者だ」




































???「弱者ではない――」
闇吉備津「ッ!?」

 その言葉とともに胴体の部分から人影が現れ、闇吉備津を殴り飛ばした。その殴り飛ばした人影を見て犬飼達は涙を流した。

楽々森彦「……ああ……やはり……」
留玉臣「……生きていると……信じておりました……」
犬飼健「……来てくれると……信じておりました……」











































吉備津彦「――俺の友だ」
三人「桃様!!」

 侍大将、ここに復活!


 感想はまだ!

逃走と闘争と回想 ( No.233 )
日時: 2017/07/24 18:54
名前: トクマ

サンドリヨン「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ……ハッ……」

 走る。走る。サンドリヨンはトクマに言われた通り少しでも遠くへと走っていた。その間にも頭の中にはアシェンプテルの言葉が渦巻いていた。

 ……『貴様の時間、確かに頂いた』

サンドリヨン「ハッ、ハッ、ハッ」

 ……『貴様に手を伸ばす物好きなどいない』

サンドリヨン「ハッ、ハッ、ハッ」

 ……『お前は……誰なんだ』

サンドリヨン「ハッ、ハッ、アッ!?」

 夢中で走り続けた疲労からかそれとも言葉によるショックからか足元がおろそかになって転けるサンドリヨン。

 早く立たなければいけないのにまるで地面に縫い付けられたかのように身体が動けなくなる。

サンドリヨン「……うぅ……ぅぅ……」

 先程、公衆電話を見つけたサンドリヨンはスマブラメンバー達に助けを求めようと電話した。しかし、そのメンバーの口から言われた言葉がサンドリヨンに突き刺さった。

 ――『すまない、どちら様だ?』

 アシェンプテルの言う通り、本当に居場所を取られた事を認めてしまい、サンドリヨンの中から熱いモノが込み上げてきた。

サンドリヨン「……ぐす……ひぐっ……」

 ……少し……思い出してしまう……私設傭兵組織『灰かぶり』で新隊員として加入した頃の私を……

 ……当時の私はみすぼらしい身なりと古びた剣、なにより『魔力不足』という致命的な欠点のため、周りから期待されていなかった。

 ……先輩隊員の課す厳しい訓練に何度も諦めようとした。何度も泣こうとした。何度も折れようとした。

 ……でも――

 ……『■■■■■■■、■■■■■』

 ……お母様が言ってくれた言葉が私の支えになり、前に進むことが出来た。

 ……そして、成長した私を『灰かぶり』創設時の団長であるビクトリアス――ママンは自分自身の魔力を剣の形に結晶化させ、私に継承するという重大な決断を下した。

 ……その強大な魔力を込めた剣は私自身のドレスを純白へと変貌させる程の変化をもたらし、私はその想いに恥じぬように戦った。

 ……でも……

サンドリヨン「今の……私には……」

 居場所を奪われ、記憶を奪われ、力を奪われ、友を奪われ、サンドリヨンは孤独から涙を流した。

 ……自身も忘れて消えてしまうのだろうか……

 諦めが、不安が、嘆きがサンドリヨンの心を毒のように侵して蝕む。やがて目を閉じ、そのまま意識を沈んでいき、彼女の瞼が疲労から徐々に閉じていく。

???「大丈夫ですか?」

 突然聞こえた言葉にサンドリヨンの意識が浮上する。

 サンドリヨンに声をかけた人物が心配そうにサンドリヨンを見詰めていた。

























サンドリヨン「……トレ子さん」
トレ子「はいはい、トレ子ですけど? ファンの方ですか?」

 そこにいたのは変隊の創立者であり、演説の為に全国へと訪問して帰ってきたトレ子だった。


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