二次創作小説(新・総合)

グダグダな日常小話 ( No.339 )
日時: 2017/11/15 19:45
名前: トクマ

 どうも、おはこんばんちは。

 今回は予定を大きくくつがえして短編を更新いたします。まぁ、勝手ながらリハビリみたいなもんです。

 来週の月曜には執筆したモノが完成しますので、その前のお楽しみだと思っといてください。

 それでは、どうぞ!!




  【日本の伝統食①】


トクマ「……」
サンドリヨン「どこか具合が悪いですかトクマさん?」

 朝、焼きたてであろうパンとベーコンエッグを前にトクマの表情は少し暗かった。心配したサンドリヨンが話しかけてきた。

トクマ「少し食欲がない」
マック「まぁ、色々あったからな」
アシェンプテル「スープにでもするか?」
トクマ「……そうだ。あれなら食べれる」

 心配するマックとアシェンプテルの言葉にトクマは何かを思い出して席を立った。そのままリンクに何かを話し、しばらくして戻ってきた彼の手元にはふりかけのようなモノがのった白米とお茶だった。

サンドリヨン「お茶と……ご飯ですか?」
マック「そこは味噌汁じゃないの?」
アシェンプテル「裏メニューか?」
トクマ「何って……お前らはお茶漬けを知らないのか?」

 瞬間、トクマの言葉に三人の頭の中に雷が走った。

マック「こ、これが噂に聞くジャパニーズのソウルフード!!
サンドリヨン「ライスに茶をかけて流し込むという日本の伝統食!!」
三人「Japanese O☆CHA☆ZU☆KE!!」
トクマ「……ツッコミしないからな……」

 三人のリアクションに呆れるトクマ。すぐに三人もお茶漬けを用意した。ただし、サンドリヨンの前にはライスと紅茶、アシェンプテルはライスとミルクティー、マックはライスとコーヒーが置かれている。

サンドリヨン「こ、これをかけて混ぜるのですか?」
マック「流石、神秘の国日本……この前もトクマがライスに生卵を入れた際に身の毛がよだったけど、これも相当だ……」
アシェンプテル「日本食、奥が深いな……」
トクマ「無理すんなよ」

 震えるサンドリヨン、過去にトクマが卵かけご飯を食べた様子を思い出しておののくマック、おそるおそる白米にミルクティーを流し込もうとするアシェンプテルの様子にトクマは頭痛がしたのか頭をおさえた。


  【日本の伝統食②】


ルキナ「ルフレさん。お茶漬けってお茶をかけて食べるんですよね。ココアは合いますか」
ルフレ「そのチャレンジ精神は見習うがやめといた方がいいぞ」


  【日本の伝統食③】


マリオ「当麻。日本人はご飯にお茶をかけて食べると聞いたが……ビールをかけて食べてもお茶漬けか?」
当麻「ビールは茶じゃねぇよ」



  【古今東西その①】


トクマ「なぁ、暇だから古今東西でもやろうぜ」
当麻「唐突だな。まぁ暇なのは否定しないけどよ」

 突拍子もなく提案してきたトクマに苦笑する当麻だが、暇なのは確かなので強く否定できない。

シュルク「やったことないですけどどんな遊びですか?」
ルフレ「最初に古今東西○○~とお題を決めるんだ……例えば古今東西、ニンテンドーからの作品としよう。そうしたら1人ずつニンテンドーから出た作品の名前を言っていくんだ。スーパーマリオ、ゼルダの伝説、星のカービィ、ポケットモンスター……というかんじだ。もしドラクエと間違ったものを言ってしまったり、一度出たものを言ったり、言えなくなったりしたらアウトだ」
シュルク「なるほど」

 ルフレがルールを知らないシュルクに口頭だが説明する。幸いにも頭が良かったシュルクはルールを理解したようだ。

キリト「そういや、お題はなんだ?」
トクマ「始まってからの楽しみだ」

 ふと、お題が気になったキリトが質問するもはぐらかされ、トクマ、当麻、ルフレ、シュルク、キリトの五人による古今東西が幕を開けた。

トクマ「そんじゃいくぞ……トクマがお送りする!」
ルフレ&キリト&当麻「イェアァァァ!!」
シュルク「い、いぇあぁぁ?」

 ノリの良いメンバーとおそるおそる合わせようとするシュルク。この様子を見て騒動が起きるはずはな――

トクマ「古今東西パワーワード~」
当麻「パワ!? え!?」

 まさかの変化球!? 予想だにしないお題に耳を疑う当麻だが、他の四人は軽々と答えていく。

キリト「変態系健康お姉さん」

シュルク「一人で酒池肉林の環境破壊」

トクマ「あいしあう浦島と乙姫」

ルフレ「覇王鬼茶(ハ●ーキティ)」

 訂正、問題しか見当たらなかった。

当麻「ちょっと待て」
キリト「どうした当麻? 何か問題があるのか?」

 ゲームを中断した当麻が話しかけ、キリトと他の三人も首をかしげた。

当麻「いやさ、前半二つは頷くよ。心当たりあるうえに言葉にするとスゴいけどさ……後半はどうしてそうなった」

 当麻が引きつった笑みを見せるが、そうだろう……前半は出来そうな人物やご本人がいるのでわかる……しかし、後半が物騒になったのだから異議を申し立てたくなるだろう。

トクマ「オレからしたら浦島が竜宮城で乙姫と飲んだり食ったりするだけじゃないだろ? 語れない部分では乙姫と成人指定みたいな事をするんだろ?」
当麻「それはお前の偏見だろ! それとその指定には後ろにGがつくぞ! 絶対にグロ要素があるだろ!! 浦島太郎の話はそんな血生臭くねぇよ!!」
トクマ「愛しいからこそ憎く思い、憎いからこそ愛しいと思う……愛憎って感情は人にしかない感情なんだ」
当麻「なにそれっぽい事を言って誤魔化そうとしてんだ!」

 トクマの屁理屈に当麻は強く否定した。

当麻「ルフレも某マスコットがなんで世紀末に出てきそうないかつい名前になってんだよ!」
ルフレ「マスコット業界の荒波を幾度なく超えた強者だ。カタカナじゃ名前負けするだろ」
当麻「そんな名前じゃ子供が離れていくわ!!」

 想像してほしい……荒れ果てた大地に厳ついモヒカン頭の悪人、嘲笑う声をものともせずに静かに重くゆっくりと歩く頭にリボンをつけた三頭身の白猫……

 世界観の崩壊待ったなしである。

トクマ「ハハッ! 私、覇王鬼茶(ハオ●キティ)! 気軽にピカチュウと呼んでケロ!!」(バリトンボイス)
当麻「バリトンボイスでボケるな! 色んな方面から怒られるぞ!!」

 ボケまくるトクマとルフレに当麻のツッコミが突き刺さった。


   【古今東西②】


当麻「今度はちゃんとやれよ!」
トクマ「はいはい。今度のお題は聖人だ」
当麻「……これならボケないな……」
トクマ「始めるぞ……古今東西聖人~」

 当麻の説教に反省したのかボケる事がなさそうなお題にホッとする当麻だが、彼は一つだけ見落としていた……こいつらがマトモに答えるはずがないと……

ルフレ「処刑場がバーベキュー会場」

トクマ「祈りとは拳である」

シュルク「ニコラウス、盗んだ馬で、パーリナイ」

キリト「荒縄が好き」

当麻「お前ら聖人にケンカ売ってるのか!!」

 すいません。ろくなのがないんですが……これを当麻が知る一人の聖人が聞いたら大惨事間違いなしなんだけど……

トクマ「そうだぞルフレ。処刑場って言っても誰が処刑されたのかでアウトにもセーフにもなるんだぞ」
ルフレ「ジャンヌダルクだ」
当麻「そこじゃねぇよ!! 罰当たりにも程があるだろ!」

 ルフレの的はずれな言葉にツッコむ当麻。

当麻「大体トクマも人の事言えねぇからな! なんだよ祈りとは拳であるって!」
トクマ「笑顔の原点が獣が牙をむく行為なら不思議じゃねぇだろ……ネテロ会長しかり、聖女マルタしかり……拳こそが祈りの原点なんだよ」
当麻「んなわけねーだろ!! お前その言葉、ステイルの前で言うんじゃねーぞ! アイツの好みのタイプが聖女マルタだからな!!」

 トクマの屁理屈に異議を唱える当麻。しかし、とある世界では聖女マルタがトクマの言う通り拳で戦っていた事を知るはずもなかった。

シュルク「サンタクロースのモデルである聖ニコラウスは聖人としての尊い顔の裏にたいへん厳格で激しい気質を併せ持っていて、彼は異端の教えを説たアリウスという司祭に対して激昂し、タコ殴りにした結果、免職されるという経歴すら持っているんです! こんな事しても不思議じゃありません!!」
当麻「知らないし知りたくもねぇよ! そんな豆知識!」

 シュルクの言う言葉は実話である。作者が知った時は驚きと同時に『FGOに出たら攻撃モーションが殴るルーラー……通称、殴ルーラーが一人増えるな』という感想だった。

キリト「え、オレはアスナから聞いたのがこれだったんだけど違ったか?」
当麻「全然違うわ!!」

 間違った知識に当麻は力の限り叫んだ。


 実は続くんじゃよ。コメントはまだ。

グダグダな日常小話 ( No.340 )
日時: 2017/11/15 19:53
名前: トクマ


   【飯テロ?】

 食堂。

 いつもなら賑やかな場所だが、そこには重く緊迫した空気が流れており、中華鍋を振って何かを調理しているトクマとその背中を立ちながら見るサンドリヨンがいた。

 トクマは中華鍋を振るのをやめ、コンロの火を消すと中華鍋の中身を大皿に移し替えた後、サンドリヨンの方へ振り向いた。

 ――座れ。

 トクマはいつも以上に鋭い眼差しでサンドリヨンを見つめた。その目で見られる度、サンドリヨンの心臓は鼓動を早め、全身に嫌な緊張が走り、言われるがままに席に座ってしまう。

 席に座ったサンドリヨンの前にトクマは大皿に盛られた麻婆豆腐を持ってきた。

 ……ダメです。

 ……ダメ。

 …………麻婆豆腐だなんて……そんな……

 サンドリヨンは理性を総動員させて、目の前の麻婆豆腐からたちこめる香りに抵抗した。ピリリとくすぐる豆板醤とうばんじゃんの香り……鼻ではなくお腹までダイレクトに届く辛甘い香り……そしてそれらをまとう、純白の豆腐……サンドリヨンはおもむろに麻婆豆腐から視線をそらした。

 ――よく見てみるがいい……

 トクマにそう言われ、サンドリヨンは麻婆豆腐をよく見た。そして、その時気付いてしまった。

 麻婆豆腐の下に隠れる黄金色に輝くチャーハンの存在に、気付いてしまった……

サンドリヨン「……ぁあ……あああ……ああああ……!!」

 サンドリヨンのおなかが、全身が、この目の前の料理を欲しているのが食べなくとも口の中に広がる。刺激的な辛さと暴力的なまでのうまみ……そして、それらに包まれるのは純白にして大豆のうまみを極限にまで濃縮した豆腐、米と卵を炎で煽ることによって生み出された奇跡のチャーハン……サンドリヨンの全身がそれを直に味わいたいと懇願した。

 ――さあ……召し上がれ……

サンドリヨン「うわぁあああああああああん!!」

 トクマの誘惑する言葉とともにサンドリヨンは目の前の料理を貪った。口の中に広がる辛くも甘い麻婆豆腐とパラパラの米の食感がサンドリヨンの食欲を刺激し、手に持つレンゲを早めた。

 その様子にトクマはホッコリする。

ルフレ「……なにやってんだアイツラ」
ルキナ「トクマさんが珍しく料理を作るって聞いたのでサンドリヨンさんが食べると言って、それの試食です」
当麻「ようするに餌付けか……」
トクマ「人聞き悪い事言うんじゃねぇ当麻! オレは昼食に遅れて、自分で食べもの作ってたら何処からかサンドリヨンが現れて食べたいと言い出して作ってるだけだっつーの!! ちゃっかりテメェらも注文してんじゃねぇーよバーカ!!」
ルフレ「お前もしっかり作ってんじゃねぇよバカの極み。両手にサンドリヨンと同じもの作って持ってんじゃねぇか」

 ルフレ達の会話が聞こえたのか反応するトクマだが、両手に持った麻婆豆腐が説得力を打ち消していた。トクマは手に持った麻婆豆腐を当麻とルフレとルキナの三人、別のテーブルで座って待っているシュルクとシレネッタの目の前に置いた。

ルキナ「あ、美味しいですね」
ルフレ「……」(複雑な表情)
当麻「俺的には辛味が足りないな」
シレネッタ「おいしー!」
シュルク「トクマさんって料理うまかったんですね」

 素直に言うルキナ、味が美味しい事に納得したくないのか複雑な表情を見せるルフレ、料理を評価する当麻、シレネッタとシュルクの反応をトクマは笑いながら答えた。

トクマ「人並みだがな。ここに来るまで一人で料理を作って食べて生活してたからイヤでも上達すんだよ……さて、オレもやっと昼食に――」
サンドリヨン「おかわり!」
トクマ「――はえぇな!? まだ五分もたってねぇよ!!」

 一仕事終えて食べようとした瞬間にサンドリヨンからのおかわりコールに驚くトクマ。自分とサンドリヨン以外は昼食を食べたと聞いたので軽めに麻婆豆腐を作ったが彼女にはチャーハンを加えて作ったので量は他よりも多いと思っていたら、彼女に出したハズの麻婆豆腐チャーハンが大皿から姿を消していた。

サンドリヨン「おかわり!!」
トクマ「食ってからだ! 流石に腹へって……」
サンドリヨン「……おかわり……」
トクマ「……」
サンドリヨン「……おかわり……」
トクマ「……そんな寂しそうに言っても、ハーフサイズしか作ってやれねぇからな!!」
ルフレ&当麻「結局作るんかい」

 結局、サンドリヨンの様子に断りきれず作ろうとするトクマにルフレと当麻は呆れながらツッコミをいれた。



  【禁句】


アリス「へー! クマちゃんの料理食べたんだ」
サンドリヨン「はい。彼には悪い事をしたと思ったのですが作ってくれて嬉しかったです」

 現在、女性ファイター達が今日こんにちの疲れを癒すために浴室でくつろいでいた。

アリス「いいなー!」
サンドリヨン「トクマさんなら頼めば嫌々ですが、作ってくれますよ……明日は何を作ってくれるんでしょうか……」
ルフル「……明日も食べる気ですか……」

 羨ましそうに言うアリスにサンドリヨンは明日も作って貰おうと楽しみにしており、その様子にルフルは苦笑する。

スカーレット「サンドリヨン……本当に変わったわね……」

 ふと、スカーレットがサンドリヨンの様子に呟いた。

サンドリヨン「……え……私って変わりました?」
ミクサ「……うん……前なら……食べなかった……」
ピーチ姫「まぁ、良い変化じゃない! 後でお話ししましょう!」
サンドリヨン「話すって何をですか?」
シュネー「お姉さまー!!」

 昔の自分に比べて明るくなった彼女に変わった事を肯定する女性ファイター達。するとシュネーがサンドリヨンに近付いて彼女に抱きついた。

サンドリヨン「シュネーヴィッツェン。ここで騒いではいけませんよ」
シュネー「はーい!」
サンドリヨン「……もう」

 反省した様子を見せないシュネーに苦笑するサンドリヨン。その様子はまるで仲の良い姉妹のようだ。その様子を見ていた他の女性ファイター達も温かい目で見る。

 あの言葉が、出るまでは……

シュネー「今日も一段とお姉さまは指が沈みますね!」

 ピシリ、空気が浴室にも関わらず寒空のような冷たさをここにいる女性ファイター達が感じた。

サンドリヨン「し、しゅ、シュネーヴィッツェン……それは具体的に、どういう意味かしら……?」

 震えるサンドリヨンにシュネーは言った。

シュネー「え? 具体的にですか? そうですね……お姉さまの胸はぺいんぺいんと弾みますが、お腹の方もぽいんぽいんとやわら――」

 ガッ(サンドリヨンがシュネーの首を掴む音)

 ゴキャ!!(シュネーの首から何かの音)

 ドサッ(シュネーが倒れた音)

 ……シュネーヴィッツェェェェン!!

 流れるような動作でシュネーの首を掴んで意識を落としたサンドリヨンに震える女性ファイター。サンドリヨンが静かにこちらを振り向いた。

 ……ナニカ、キキマシタカ?

 言葉よりも多弁な殺気に全員が首を横に振って答えるとサンドリヨンは納得したのか殺気を納め、そのまま近くのシャワールームへと歩いていった。

サンドリヨン「……うぅ、わかってるんですよ……ここには強い人以上に美味しい食べ物があるんですから……」

 ……辛いけど、本当に辛いけど食事制限しよう……

 去り際に小さく呟いたサンドリヨンは静かに胸の中で誓った。


 これにて終わり。感想やコメントOKです!!