二次創作小説(新・総合)

これが日常ですけどなにか? ( No.4 )
日時: 2016/04/11 23:44
名前: トクマ

 はーじまるーよー。

 拝啓、別世界にいる家族へ。
 お元気でお過ごしでしょうか?
 色々とありもしましたが、オレは貴方達と過ごした日々を良きものだと思っております。
 さて、普段は手紙を書かない自分ですが報告したい事が出来ました。今回、オレはとある場所に招待されました。なんとあの有名なスマッシュブラザーズです!
 マスターハンドが言うには毎回全世界の人々の中から一人だけ一般人枠として参戦を許されており、選ばれる確率はマンボウの子どもが生き残る確率(三億分の一)より低く、かなりの幸運じゃないと当たらないそうです。
 (オレの世界ではゲームだったので当たり前だけど)自分自身がスマッシュブラザーズのステージに立つ日が来ようなどとは思いもしなかったので不安を積もらせる毎日でしたが、今となってはそこまで悪くはありません。
 新参者の自分を優しく接してくれた初代、DX、Xに参戦していた常連メンバー、そして自分と同じ今回のスマブラに招待された同期メンバー、皆一癖も二癖も強い個性溢れる良き方々ばかりです。
 そんな皆様のご期待にお応えするため、不肖トクマ、今日も元気に―――

美猴「待てやゴルァァァァァ!!」
トクマ&当麻「「イヤァァァァ!!」」

 かの有名な大猿から逃げ回っております。

 午前9時半。大乱闘にて上条と戦闘服に着替えたトクマはマリオとリンク、美猴に引きずられる形でステージに連れていかれた。そして二人が何故美猴から逃げ回っているかと言うと……

トクマ「くそ、不幸だ! どうしてこうなるんだよ!!」
当麻「それは上条さんのセリフだ! お前がヒット&アウェイを繰り返してたら美猴さんが戦い方にキレて本気出してきたんだろう!! おかげで何故かオレも巻き添えくらうし……どうして正面から戦わないんだよ!!」
トクマ「正面から戦えば今頃ミンチとザクロになるわ! それにヒット&アウェイも立派な戦法の一つだから問題は一切な――」
美猴「伸びろ如意棒!!」
トクマ「――アッブねぇぇぇぇぇ!?」
当麻「かすった!? さっき上条さんの髪が伸びる不思議棒にかすった!」
トクマ「口より足を動かせ当麻! じゃないとファイターからサンドバッグにジョブチェンジする事になるぞ!!」
当麻「第一マリオさんとリンクさんはどこに……」

 ひたすら足を動かしながら後ろから迫りくる激オコ状態の美猴を振り切ろうと必死に逃げる二人。時折襲いくる如意棒を避けてマリオとリンクを探しているととある光景を目にした。それは……
































マリオ「ピーチ姫が世界一美しいに決まってるだろぉぉぉがぁぁあ!!」
リンク「ゼルダこそ全てにおいてナンバーワンだぁぁぁぉ!!」
トクマ&当麻「「」」

 ……愛を叫びながらマリオとリンクがガチ乱闘していた。繰り出す攻撃が全て相手の急所めがけてばかりだけどコイツらどんだけ一番を譲りたくないんだよ!?

マリオ「当たり前だナレーション! 自分が愛する女性を一番に思う事の何が悪い! ただ暇潰しの古今東西で『大好きな異性の良い所』をやってたらいつの間にか戦闘になっていただけだ!」
リンク「あの二人について約束を守れそうにない事については謝罪する……だが反省しない! 後悔しない! クヨクヨしない! 自分の気持ちに正直になって何が悪いんだ!!」
当麻「開き直るな!!」
トクマ「テメェらは気持ちに正直どころか欲望に忠実の間違いだろ!!」

 すいません。スマッシュブラザーズの最高責任者代理と総合司令塔の一人がドヤ顔で自身の愛を暴露してるんですが、どうすればいいんでしょうか? そう言いあってる内に後ろから追ってきた美猴がトクマ達に迫ってくる。

当麻「ヤバい……どうするトクマ? このままじゃ俺達サンドバッグだぞ」
トクマ「落ち着け当麻、この状況を『パキン』する策を考えて……パキン?」

 必死に考えようとしたらパキン、というなにかが割れた音が聴こえ、静かにギギギ、と油の切れた機械のように音がした方向に顔を向けるとそこには――





















リンク「くそ、先にスマッシュボールを取られた……!!」
マリオ「ハァァァァ!!」
トクマ&当麻「「」」

 ――虹色に輝くオーラをまとったマリオがいた。瞬間、彼らは心の中で息ぴったりと言われても可笑しくないタイミングで――あ、これヤバい――と思った。

トクマ「……て、呆けてる場合じゃなかった! 早くここから離れるぞ!!」
当麻「そうだな! 今ならまだ間にあっ――」
美猴「今度こそ仕留めるぜ……伸びろ如意棒!!」
当麻「――そげぶっ!?」
トクマ「ぶっ!?」

 その場から離れようとしたら追ってきた美猴の如意棒に当たり、マリオとリンクのいる場所まで飛ばされ、マリオの手からまるで太陽の紅炎を彷彿させる炎が放たれた。

マリオ「くらえリンク! 愛するピーチ姫への想いを……マリオファイナル!!」
リンク「ぐぅぅぅぅおぉぉぉぉぉ!!」
当麻「不幸だぁぁぁぁぁぁぁ!!」
トクマ「なんでだぁぁぁぁぁ!!」

 リンクを狙って放たれた炎に巻き込まれる形で抵抗なく飲まれたトクマと当麻は呆気なくステージ外まで押され、そのまま場外アウトになった。ちなみにこの戦いの一部始終を見ていたメンバーは爆笑する者や巻き込まれた二人に同情を送る者の二つに別れたというのは言うまでもなかった。

これが日常ですけどなにか? ( No.5 )
日時: 2016/04/11 23:42
名前: トクマ

 現在、午前11時。大乱闘から無事に帰還したトクマは上条と別れて最近日課になりつつあるガーデニングをするために中庭へと足を運んだ。

トクマ「ふぅ……今日も生きてる」
オリマー「少し大げさではありませんか?」
吉備津彦「しかしおりまぁ殿。彼にとってあれは大変な戦だったのではなかろうか?」
サンドリヨン「大丈夫です?」

 仕上げとして草花に水をあげていると後ろからオリマーと吉備津彦、サンドリヨンが歩きながらトクマに声をかけてきた。

トクマ「だってあの後美猴さんに勝負を申し込まれてストック制で十数回程戦わされた挙げ句に今度戦う約束を無理矢理つけられるのが今月に入ってついに34回目になったんですから生きてる実感が持てなくて不安になるのは仕方ないと思います」(真顔でノンブレス)
オリマー「うわぁ……息継ぎ無しで言ううえに34……惨死って縁起が悪いですね」
吉備津彦「死んだ魚の目がさらに拍車をかけているな……すまないな」
サンドリヨン「私と吉備津彦の方からも美猴にやり過ぎないよう話しておきます」
トクマ「……そうしてくれると助かります」

 トクマの様子にオリマーは同情の視線を投げ、吉備津彦とサンドリヨンは自分の知り合いもあってか申し訳なさそうに謝る。そしてトクマは上を見ながら呟いた。

トクマ「本当に……今日も――」
『待ちなさいゲコ太!』
『違うでござる! 拙者はゲッコウガでござる!!』
『いきますリュウさん!!』
『こい! さくら!!』
『『『待てやクソガキどもぉぉぉ!!』』』
『『『ギャハハハハハハハハハハ!!』』』
トクマ「――平和だなぁ」
吉備津彦「あまり平和に見えないのは俺だけだろうか?」
オリマー「彼もスマッシュブラザーズに染まっていますね」

 短いですが今日はここまで、まだまだ続きますがコメントはOKです