SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】

消えゆくモノとココロ ( No.73 )

日時: 2017/03/12 08:35
名前: 咲耶

「人の心ってどこにあるんだと思う?」
彼女はにこりともせず愛想のない表情で問いかけた。
何なんだ急に。
そんなベタな質問をされて、何を答えろって言うんだよ。
「いんや…別に、なんとなーく頭に浮かんできたセリフをぐうぜーんそこにいた君に話しかけてみた、みたいな☆」
うっざ。
「…それにしても、あなた…。」
なんだよ?
「いんや、なんでもない…とっくに日付も変わったのに、こんなとこ歩いてて危なくないのかってね」
いや、そもそもお前は誰だ。
「ただの普通の女の子よ、お前なんて野蛮な呼び方をされる筋合いはない」
俺は暇じゃないんだ、もう遅いんだからさっさとお家に帰れ。
「…仕事があるのよ」
………は?
「あなたが行くべき場所に連れてってあげる…っていうね!」
その瞬間、彼女は俺の頭に何かを振り下ろした。

な、ナんだ?
なんなンだ………あ、ア、
あああああああああああいたいいたいいたいいたいああアアイたいいたいイタイがアアアアアアアアアア

…なんで俺が、こんな目に………





「…よし、消えたみたいね」

「あいつ…まさか、数十年前に殺された霊がこの辺をほっつき歩いて回ってるなんて、思いもしなかったわ
…それにしても、実態はないのに物事を考えられるなんて可笑しいものね」

可哀想だけど仕方ない。
これが私の仕事。





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(蛇足蛇足アンド蛇足
「俺」が叫んでいる部分は虐殺されたときの走馬灯のようなものです)


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