SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】

親の罪は子の罪 ( No.16 )

日時: 2017/11/14 10:57
名前: おともと

「ぼくがおとうとだ!らーちゃんはおねえちゃん!」

「わたしがいもうと!たっくんがおにいちゃんだよ!」

そう言い争いをしているのはもう五歳になる双子の弟妹
篠山匠魅(しのやま たくみ)と篠山蘭(しのやま らん)
産まれた時間的には匠魅が先だが両方下になりたいらしい…

「えっーと、喧嘩するなら弟と妹で良いんじゃないかな?」

「「やだ!!」」

「おねえちゃんがほしい!」

「おにいちゃんがほしい!」

という二人の叫びが密室に響く
煩いが微笑ましい喧嘩だからまだ良いか…

プルルルルルっ!
電話が鳴る
すると途端に喧嘩を止める二人

「「おかあさん?」」
と言いながら来る二人

「違うね、間違い電話だよ」

今は電話してる場合じゃないし電話を切る

「ふーんお母さんまだかなー?」

「まだかなー?」

…君達のお母さんはまだ幼い君達を捨ててったんだ…なのにまだ待つのか
かれこれ三日も経つのに…
同じだ、あいつと…何時までも俺を待っていたあいつ…憎き篠山光
あいつは俺の家に勝手に上がって押し入れに潜んでたり、家の前に立っていたりストーキング行為をされた…
怖くなり家に帰らず1ヶ月も帰らなかったこともある、1ヶ月後もう大丈夫だろうと家に帰るとまだ居たこともある
やつのせいで俺はどんなに苦しんだか…

それなのに!!
あいつは結婚して子供も産まれて!その癖子供は捨てて!
根絶やしに…してやる
俺を苦しめた奴の血を!
まずは子供達からだ…

「おじちゃん?くるしそうだよ?」

「だいじょうぶ?ふるえてる…」

子供達に言われて気づく…俺は震えてる…
今から殺そうとしてる子供達を見て恐怖を感じてるんだ…でももう決めた事だ!

俺は隠し持ってた包丁手にする

「「おじちゃん…ありがとう」」

なぜお礼を言う…それは何の礼だ…

「おじちゃん…やっぱりふるえてる」

その優しさは母とは対照的に見える…
そんな優しい妹蘭を母、光への憎しみを込めて刺す!一回じゃない何度も!

「お…じちゃん?…」

怯えた兄匠魅も容赦なく刺す!刺し殺す!

「はぁ…はぁ…後は光だけ…」

ふと殺した双子を見る…
そしたら涙が出てくる…止まらない
俺は何てことをしたんだろう…
親に罪があってもこの子達は無関係なのに…
いや、親に憎しみがあろうがなかろうがそもそも殺そうとすること事態おかしいのか…

俺は電話を手に取り…
110と電話を掛けた

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