SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】

罪滅ぼしと断罪者 ( No.42 )

日時: 2018/11/25 12:48
名前: 咲斗さん

わかっていた。
こうなるぐらい、大事だってこと。
それでも、続けた。
何度も何度も、GAMEOVERの画面が
出るたびにCONTINUEを押して、
世界の法則をねじ曲げた。
それが、ばれてしまうなんて。
ただ生きたいの一心で、押さなければ
よかった。
そうやって後悔しても、もう遅い。
逃げ惑う住人、伸びてくる怪物の手。
こうなっているのは僕のせい。
だから、僕が責任をとらなきゃ。
そうして僕は怪物の手の前に
立ちはだかり剣を持ち、この世界に
背を向けた。



最悪だ。また、作り直し。
GAMEOVERの画面が出ると、
キャラクターがCONTINUEを押す。
ここは本来なら、私たちプレイヤーが
押すべき場所なのに。
ふぅっと一息ついて、マグカップに
口をつける。
口の中全体に、温かさと共に
強い渋味と苦味が広がる。
大きな欠伸をして、キーボードを
叩き始める。
欠陥は何処にも見つからない。
となると、貰ったキャラクターの方に
問題があるのだろう。
キャラクターのプログラムファイルを
開く。
欠陥はないが、余分なものがある。
これを削除しなくてはならない。
でも残念ながら、相手には反逆の
意思があるらしい。
彼は画面に向かって立ちはだかっている。
これは骨が折れそうだ。
そうして俺は首をならしてから、
キーボードに手を伸ばした。

[これは、characterとplayerの争いの物語]

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