SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】

命と争う ( No.51 )

日時: 2019/06/20 19:50
名前: 小説家「た」

「人の命を軽く見るな!」

「命をもっと大切にしろ!」

「命はもっと大事なものだ!」

う  る  さ  い  な  ぁ

なんで、命を、そんなに、大切に、しなきゃ、いけない、

そもそも命に価値があるのか、命が、生命があって何があった

どうせ「お前が生まれた」とか「優しい人にあふれた」なんて考えもせずに言うんだろう
命が、自分が大切だと思ってるから、自分の存在を否定されたくないんだろう
理由もなく、深い考えもなく
そう思うだろう

どうやら、こいつらは根元から考えない物体らしい
命は、とりあえず必要、そう考えて、否、錯覚している

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命を大事にしろだの言うのに、戦争するとも言う
こいつらは、命というのはどう転んでも知能が低いらしい

私達に敵わないと分かっているのに、いや、こいつら程のバカは分からないのかもしれない

私達から見れば岩に小石をぶつけるのと同じだ
「いつか岩をも砕く」なんて言葉は通用しない

それほどまでに勝敗は明らかだ、火を見るよりも明らかだ

1日目から私たちはこの「生命」と戦った
この「生命」は驚くことに同じ種族としか意思疎通できないらしく、同じ形をした大量の物体が群がっていた

いくら連れてきても私たちは疲れを知らない、一つ残らず根絶やしにするだろう
結局無駄でしかないのだ、彼らにとっては
殺してくださいと言ってるのと同じだ

結果、圧勝だ
完膚なきまでに勝った

2日目も3日目もずっと同じだった


約1ヶ月後


この世から「生命」が消えた

この世に残ってるのは、まだ生暖かい手と
私たちの


冷たい、特殊素材でできた体だけだった

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