SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】

だから、だから... ( No.54 )

日時: 2019/07/16 18:54
名前: やまっしー

「君には、無理だ。」

「お前に、何が出来る?」

「諦めろって。」

なんで?
如何して?
僕は駄目なんだ?
僕みたいな奴は夢も持てないのか?
周りは、僕を嘲笑う。
いつからだろう、何でも出来ちゃう奴が、憎たらしく思えるのは。
僕は、なりたい。
いつも、クラスの中心に居て沢山の友達に囲まれている奴に。
なりたい。
いや、違う、なりたかった。
僕は、なれないんだ。
環境に恵まれなかった。
なんて、言ったらきっと、怒られるだろう。
だけどね。
僕は、こんな世界に生まれたくなかったよ。
こんな事、言ったって誰も気にしないだろう。
だから、だから...
今、僕は滝のように速く落ちる。
そして、鳥のように高く登る。

そうだ、誰しも、最期は鳥なのだ。
鳥になり、空へ行く。
早かれ遅かれ鳥になる。
そして、僕は早かった。
君達は明日鳥になるかもしれない。
10年、20年先かもしれない。
其れは誰にも、分からない。
だからこそ、今出来ることひとつひとつに喜び、悲しみ、怒り、楽しさ喜怒哀楽を感じ生きている、辛さ、
嬉しさを感じて欲しい。
勝手な事を言うが、
その全てを鳥になった時直ぐ鳥に
なる事にした、僕に聞かせて欲しい

だから、だから...
生きろ。

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