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【銀魂】 曇天に咲き誇る花
作者: シルバー  (総ページ数: 20ページ)
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10~

*1*

〜プロローグ〜
雲だらけの中で、太陽は頑張って輝いている。
今日は曇天だなーと改めて思う。
しかし、今、目に映るのはたくさんの敵とたくさんの赤い血だけ。
どれくらい血を浴びただろうか。どれくらい斬っただろうか。
もう数えられないくらい浴び斬っただろう。
「チっ。斬っても斬ってもきりがない。どうしよう。」
「クククっ。いい加減諦めたらどうだ。せな。」
「そうだよ!いい加減お侍さんの言うことを聞いて俺と勝負してよ。」
「いや、神威の言ったことかんけーねーよ。」
「まあ、これはおれの願望かな。」
「鬼兵隊+神威と阿伏兎の仲間になるぐらいならこうやって追われてたほうがまし。」
「晋助様に何てこというんすか。小娘が。」
「いやお前も小娘だろうが。」
「また子。もういい。クク、だがなぁ、今はそんなことを言っても
いずれかはわかるさ。本当の呪い子の力っていうのをなぁー。」
「その名前で呼ぶな。高杉!私は呪い子じゃない。」
「まあまあ。俺たちはこれくらいであきらめないから。」
    ニコ!
           こそこそ
(また子。あいつに撃て)(はいっす)
            パン
         ドン
「いった。・・・・・・・・
チっ、左手が使えないなら出直すしかない。バイバイ。」
  たたたたった
「チっ、逃げ足だけははえーな。おい、万済。武市。せなの行方を追っておけ。」
「「了解」でござるよ。」
「阿伏兎。こっちも団で調べさせる?」
「あぁ?いいと思うよ。団長。」
「ふーん阿伏兎がそういうならいいや。」
・・・・・・
「いったい、いつまで待たせるんだ。呪い子ちゃん。
早く戦いたいなー。」
この時、神威の顔が獲物を追う顔だったことは誰も知らない。

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