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作者: KKK  (総ページ数: 2ページ)
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*1*

1、「恋」???
「あつ~い」
季節は7月半ば。昨日の雨はなんだったのかと言う夏空のもと、奈子たち
陸上部女子は練習をスタートさせようとしていた。

「気を付け。礼。」
「おねが~いしま~す~」
そんな部員たちの声と共に、練習が始まった。

「今日ガチで暑い…」
「それ分かる~」
「練習する気なくすー笑」
などと言った愚痴をこぼしながらも、
ランニングを行う陸上部女子。

そこへある女がやってきた。
「やっほ~!みんなちゃんとUPしてる~!?」
その瞬間、ランニングをしていた女子部員全員が女のほうを見て、
「気を付け。礼!!!」
「こんにちは!!!」
と挨拶をしたのだ。
それもさっきの挨拶とは比べ物にならないくらい、
元気な挨拶を。
その挨拶を聞いた女は、
「おっ!今日も元気にやってんじゃん!さすが~」
と言い、部室のほうへ歩いて行った。

女が部室に行った頃、陸上部女子はランニングを終え、
準備体操をしていた。
「1・2・3・4」
というキャプテンの掛け声をよそに、3年の日舞&和莉はいつものように、
話で盛り上がっている。
「カナさんが来た~」
「今日の練習は暑いのに、カナさんも来て、終わりだー」
「殺される~」
などと話していたら、キャプテンの陽花が、
「ほーら。ひまわり。喋ってないでやりなさい。」
と呼びかけた。
日舞と和莉は、
「はーい、すみません!」
「陽花はホント、ママみたい笑」
と返事を返した。
部員たちはあきれながら話を聞いていたものの、
みんな楽しそうに体操をしていた。

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