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*17*
「いえ、遠慮します」
俺は相当慌てている。
自分で分かるほど。
だから、その答えを返してはたと気が付く。
俺に、殺せるのか?
「殺さない」と、約束したのに……。
「おう、そうか。頑張れよ」
バシッ!
先輩……名をトモキという……は、俺の背中を全力で叩きながら、自分の仕事に戻った。
トモキ先輩の力は、俺の数倍上をいく。
……痛い。
次の日、また勇香のいる場所に行こうとした時、俺は気づかなかった。
後ろを行く、黒い影を……。
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