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恋乃手紙
作者: 伊吹吹雪 ◆u2YjtUz8MU (総ページ数: 61ページ)
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作者: 伊吹吹雪 ◆u2YjtUz8MU (総ページ数: 61ページ)
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*11*
顧問が来て、いつもどおり1年生がランニングをしている間、2年生が乱打をした。
体操が終わり、いつもどおり顧問のところへラケットを持ち集まる。
そして、練習が始まる。
私は、前衛だから、普通に手投げのボールを打った後の練習は、ボレーとかスマッシュとかを練習をする。
今は、後衛が手投げのボール打ちをしているのだが…。
後衛の麗子は、自分が天才だと言わんばかりにラケットを振っている。
麗子は上手い方だ(有季と付き合ってることが分かったときは、下手くそだって心の中でバカにしたけどw)。
麗子が珍しく空振りした。
笑いそうになってしまった。
麗子はラケットを振ったまま、くるくると1回転した。
漫画みてぇー。
ぶーと麗子が不機嫌になる。
しばらくして、キャプテンが「前衛練習!」と声をかけた。
☆
練習が終わり、コート整備をした後、集合して、顧問の話を聞くのが定番だ。
「今日は新人戦の、選手とペアを発表します。」
え、マジで!?
「2年生は全員、1年生のペアは…」
ペアは…
「斎藤 澄怜と、」
やった!
「鳥越 麗子。」
え。
何で、麗子!?
よりによって、あの生意気な麗子!?
嬉しいはずなのに、複雑な気持ちだった。
☆
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