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ポケモンストーリー ダイヤモンド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: ポケモン ダイヤモンド バトル 冒険 恋愛要素 
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「第45話リベンジ、アイコVSデンジ」パート1

アイコ現在の手持ち
ゴウカザル、ルカリオ、ムクホーク、ゴローン、ストライク、エムリット

「え、いない?!」
 アイコは今、ナギサシティのジムに来ていた。特訓の成果も兼ねて、デンジに再戦を挑もうとしたのだが、待っていたのは予想していなかった答えだった。
「デンジさんなら、ポケモンリーグに向かいました」
 ガイドの男性が言うにはジムリーダーのデンジはポケモンリーグに挑戦するべくナギサシティを出たというのである。
(君に勝ったらポケモンリーグに挑戦する!)
 アイコは灯台でのデンジの言葉を思い出した。彼の言葉が正しければポケモンリーグに向かって・・・、
「こうしちゃいられない!」
 アイコはジムを出て走り出した。223番水道をムクホークに飛んでもらい、到着したのは多くのトレーナーの難所であるチャンピオンロードだった。
 アイコは仲間達と共にこれを進んでいき、並み居るトレーナー達を倒していって先へと進んだ。そして、
「着いたわ」
 アイコはようやくポケモンリーグに到着した。門を入ってリーグ内に入ると、四天王へと続く門にあのデンジの姿があった。どうやら先へ進もうとしている。
「それじゃあ、いいかな?」
「すべてのバッジをもっておられるならどうぞ・・・」
「待って!」
 デンジが中に入ろうとした時、アイコがデンジに呼びかけた。
「君は、あの時の?」
 デンジが振り返ると、アイコは息を切らしていた。
「はあ、はあ、デンジさん!」
「ん?」
「私と、もう一度勝負してください!」
 アイコは真っ直ぐな瞳でデンジに再戦を申し込んだ。
「・・・・」
 デンジはアイコをじっくりと見て考えた。一度負かした相手だが、今は彼女に今までとは違う何かをデンジは感じ取った。
「いいよ、肩慣らしにはちょうどいいからね。少しは強くなったか試させてもらうよ!」
 デンジはボールを投げてエテボースを繰り出して来た。
「行くよ、ストちゃん!」
 アイコはストライクを先手に出した。エテボースが前進してきた。ストライクは一回転して背後に廻りつばめがえしに出た。
「エボ!」
 エテボースはみがわりをしてこれをガードした。
「エテボース、ダブルアタックだ!」
「エボ!」
 エテボースはしっぽでダブルアタックに出た。ストライクは鎌を盾にしてこれをガード、再び一回転してアイコの方へと戻った。
「やれ、エテボース!」
 デンジの指示でエテボースが前進して、しっぽを振るってストライクにアタックに出た。ストライクはこれをかわしていく。
「ストちゃん、シザークロスよ!」
「ストラーイク!」
 アイコの指示でストライクはシザークロスを振るってエテボースを攻撃した。後退したエテボースはがんさきふうじで岩を飛ばして来た。
「挟むのよ!」
「ストライク!」
 ストライクは岩を器用に挟んで、驚いているエテボースに岩を後ろ蹴りで蹴り返した。
「エボン!」
 岩にぶつかったエテボースは床に転んだ。その隙にストライクはつるぎのまいをして攻撃を上げた。
「させるか、エテボース!」
「エボーっ!」
 エテボースはすてみタックルに出てストライクに攻撃にかかった。
「今よ、むしのさざめき!」
 アイコの合図でストライクはむしのさざめきをエテボースに向かって流した。凄まじいさざめきにエテボースは怯んでしまった。
「きりさく!」
「ストラーイク!」
 怯んだ所でストライクはきりさくをしてエテボースを攻撃、威力の上がった攻撃にエテボースは遂に力尽きた。
「く、戻れ!」
 デンジはエテボースをボールに戻した。
「よし!」
「まさかここで一本取られるとは。どうやら、君のことを見くびっていたようだね。でも勝負は始まったばかりだ!」
 デンジは二番手としてライチュウを繰り出して来た。アイコはゴローンを出してこれに挑んだ・・・。


パート2に続く・・・。

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