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作者: スーパーピカチュウ (総ページ数: 1ページ)
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*紹介文/目次*
初めまして、スーパーピカチュウです。今日からスーパーピカチュウシリーズ第1弾「ピカチュウはスター!?映画デビュー!!」を掲載させていただきます。シリーズは全4部作で視点はピカチュウとおきがえピカチュウたちとその他のメンバーを中心にやっていきますのでよろしくお願いします。
マスクドピカチュウ「わっはっはっは!!」
マスクドピカチュウ「さぁ、どうするスーパーピカチュウ」
スーパーピカチュウ「くっ・・・・・・」
アイドル・マダムピカチュウ「・・・・・・」
ある山の上でスーパーピカチュウとマスクドピカチュウたちが対峙していた。マスクドピカチュウによってアイドルピカチュウとマダムピカチュウが人質にされたことで迂闊に手を出せず、動けなくなってしまったスーパーピカチュウ。しかし、ある人物(サトシ)が声を出して呼んだため、一からやり直しをすることに・・・・・・・。
―――――――――――――――
次のジムがあるヒャッコクシティに向かっていたピカチュウたちはある施設のような場所に立ち寄った。すると、そこには楽しそうに踊っているたくさんのピカチュウたちの姿があった。ボクは早速、皆のところに行った。
ピカチュウ「あれ?」
モブピカチュウ「・・・・・・・」ザワザワ
ピカチュウ「何やっているんだろう?」
タタタタ
モブピカチュウ「・・・・・・・」ザワザワ
ピカチュウ「おーい!」
モブピカチュウ「!」
ザッ
ピカチュウ「何やっているの?」
モブピカチュウ「皆で踊っているんだ」
ピカチュウ「ふーん、ボクも仲間に入れてくれるかな?」
モブピカチュウ「もちろん、いいよ!」
ピカチュウ「わー、ありがとう!!」
タタタタ
モブピカチュウ「?」
タン タン
ピカチュウ「よいしょっと・・・・」
ピカチュウ「それじゃあ、皆で楽しく踊ろう!!」
モブピカチュウ「お―――――――う!!」
皆のところに駆け寄り、すぐに周りの中心になったボクだったがそこである人物が覗いていた。どうやらこの施設を取り仕切る映画監督の人で
皆をまとめたボクの魅力に惹かれて映画の主役になって欲しいと頼まれてしまう。他の皆が踊っていたのも映画の撮影のためである。
始めは戸惑ったピカチュウたちだったが映画撮影で困っている彼を見て、引き受けることにした。そして、映画の内容の説明を聞くために彼の家へと移動した。
スタ スタ
ピカチュウ「わー、大きな家!!」
ピカチュウ「あの監督の人が住んでいる家なんだ」
スタ スタ
ピカチュウ「!」
ピカチュウ「こ、これって・・・・・・」
ピカチュウ「ボクと同じグッズばかり・・・・」
映画監督の人の家に行ったピカチュウたちだったが中はピカチュウのグッズがたくさん置いてあった。どうやらあの映画監督の人は相当なピカチュウマニアのようで語尾の最後にもピカチュウの名前が入っているから納得がいく。それを見たピカチュウは少し呆れていた。映画監督の人から内容の説明をされるその前に彼は奥の部屋に向かって誰かを呼んだ。すると、部屋のドアが開いて中から出てきたのは5体の少し変わった姿のピカチュウだった。
ピカチュウ「? 奥の部屋に誰かいるのかな?」
ギィ――
???「・・・・・・・」
ピカチュウ「!」
スタ スタ
???「・・・・・・・」
ピカチュウ「(見たことのない姿をしたピカチュウが出てきた!!)」
アイドルピカチュウ「私はアイドルピカチュウ♪」
ハードロックピカチュウ「俺はハードロックピカチュウ!」
マダムピカチュウ「私はマダムピカチュウ♪」
マスクドピカチュウ「俺はマスクドピカチュウ!」
ドクターピカチュウ「私はドクターピカチュウ」
少し変わった姿をしているピカチュウの正体はおきがえピカチュウと呼ばれている5人組。ピンクのリボンにピンクのスカートをした姿がアイドルピカチュウ、黒いメタルジャケットをした姿がハードロックピカチュウ、青と白のドレスをした姿がマダムピカチュウ、オレンジ色の覆面をした姿がマスクドピカチュウ、丸いメガネに白衣をした姿がドクターピカチュウ。5人にはそれぞれ演じる役が決まっている。アイドルピカチュウとマダムピカチュウはヒロイン役、ハードロックピカチュウとドクターピカチュウは脇役、マスクドピカチュウは悪役、そして、主役がボク。
ピカチュウ「(この5人がボクと一緒に撮影をするんだー・・・・)」
ピカチュウ「よし、挨拶して来よう」
タタタタ
ザッ
ピカチュウ「こんにちは!」
アイドルピカチュウ「! あっ!」
アイドルピカチュウ「もしかして、あなたが監督さんの言っていた人かしら!?」
ピカチュウ「はい! ボク、ピカチュウと言います」
ピカチュウ「今日からよろしくお願いします」
アイドルピカチュウ「こちらこそ、よろしくね♪」
ハードロックピカチュウ「よろしく!」
マダムピカチュウ「よろしくですわ♪」
マスクドピカチュウ「よろしくな!」
ドクターピカチュウ「よろしくね♪」
挨拶を済ませたピカチュウは映画監督の人から内容の説明をされるはずだったが肝心な脚本がまだ出来ていないことを聞かされ、仕方がなく、台本が出来るまでしばらく待つことになった。一方、アイドルピカチュウたちは映画監督の人とある人物(シトロン)が脚本を書いている間にぐっすりと眠っていた。そして、ピカチュウととある人物(サトシ)たちはバルコニーで彼の孫娘である人物からどうして映画監督になったのかについてとピカチュウマニアになったのかについてその経緯を聞かされた。
ピカチュウ「(ふーん・・・・そういうことだったんだ)」
ピカチュウ「(あの人が映画監督になった理由が分かったよ)」
ピカチュウ「(あとピカチュウマニアのことも・・・・)」
ピカチュウ「(でも、必死に頑張っているあの人のためにボクも頑張らないと!!)」グッ
アイドルピカチュウ「スー スー」
マダムピカチュウ「スー スー」
ドクターピカチュウ「スー スー」
ハードロックピカチュウ「スー スー」
マスクドピカチュウ「グオー グオー」
翌朝、映画監督の人ととある人物によってついに映画の内容が書かれた脚本が完成した。それを聞いたピカチュウたちは大いに喜び、朝食を終えた後に内容の説明を聞かされる。内容は森の中にあるピカチュウランドに住んでいるピカチュウたちはいつもと変わらず平和に暮らしていたがそこに悪の組織であるマスクドピカチュウとブラックピカチュウたちが襲ってきたことで絶体絶命の危機に陥ってしまった。すると、そこに正義のヒーローであるスーパーピカチュウが現れて悪の組織を倒すという至ってシンプルな作品だった。
ピカチュウ「アイドルピカチュウたちは町の住人でマスクドピカチュウは悪者のリーダー・・・・」
ピカチュウ「そして、ボクがスーパーピカチュウか・・・・」
ピカチュウ「なるほど、これは面白い内容になりそうだ」
アイドルピカチュウ「楽しいお話になりそうね」
ピカチュウ「! あっ!」
アイドルピカチュウ「おはよう、ピカチュウ♪」
ピカチュウ「うん、おはようアイドルピカチュウ!」
アイドルピカチュウ「嬉しいわ、もう名前を憶えてくれたの?」
ピカチュウ「うん、だって今日から一緒に映画の撮影をするんだから名前を覚えておかないと他の皆に失礼だもん」
アイドルピカチュウ「ありがとう、 優しいわねピカチュウ♪」
ピカチュウ「いやー・・・・・」
ハードロックピカチュウ「おはよう、二人とも」
ピカチュウ「!」
アイドルピカチュウ「あ、ロックたち!!」
アイドルピカチュウ「おはよう♪」
ピカチュウ「おはよう!」
ハードロックピカチュウ「ああ、今日から映画の撮影が始まるけど皆で頑張ろうな!!」
ピカチュウ「うん! よーし、必ず映画を成功させよう!!」
全員「お―――――――う!!」
次回「How toピカチュウ・ザ・ムービー! よーい!アクション!!」に続く