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*紹介文/目次*
白いレースのカーテンから差し込める朝日が僕の頬を優しく撫ぜた。
日曜の朝の陽の光は、夢の中に居た僕を目覚めへと導いた。
でもまだ僕は、夢の余韻に浸っていた。「あの夢」の余韻に。
「あの夢」はひと月に一度程度しか見ない。
でも、前にも見た「あの夢」とつながっている、そう思える夢だ。
だから僕の中では「あの夢」とひと括りにしている。
「あの夢」から目覚めた時、
ある時は幸せな気持ちに
ある時は悲しい気持ちに
ある時は懐かしい気持ちになる。
でもどんな気持ちで目覚めても、暫くはその夢の余韻に浸っていたいと、
いつも思うのだ。
そんな不思議な夢だ。
「あの夢」を最初に見たのは小学一年生のとき。
今でもはっきりと覚えている。
僕はレッサーパンダを目の前にして、心から可愛いと思った。
そして、とても幸せな気持ちに包まれた。
ただそれだけの、とても短い夢だ。
でも心に深く刻み込まれた。
夢から目覚めた僕は
「レッサーパンダを見て、こんなに可愛いと思ったり、幸せを感じたことってあったかな?」
と思った。
そう思ったら、無性にレッサーパンダを見たくなった。
それで、両親に願って動物園に連れて行って貰ったのだ。
入園した僕は一目散にレッサーパンダのもとに走った。
レッサーパンダを見た僕の心には、あの夢と同じ「可愛い」という気持ちが沸き起こった。
そして、とても幸せな気持ちに包まれたのだった。
こうして夢と現実が一つになって僕の大切な思い出となった。
それからも、「あの夢」を通して、
自然や生き物を見て、その美しさや愛おしさを味わう経験を積み重ねてきた。
でも「あの夢」は幸福な気持ちを運んでくれるだけではなかった。
夢から覚めたとき、頬に涙の跡があることもあった。
クラスに溶け込めずひとり寂しくて泣いている夢や、
何か漠然とした喪失感の中で涙が零れ出るといったセンチメンタルな夢もあった。
そんなとき僕は、夢の中の自分に、「大丈夫だよ、大丈夫だよ」と囁き続けた。
そんな幼い励ましの言葉しか思いつかなかったから。
そんな悲しい夢を見た後でも、
僕は、夢の中の自分とその想いをもっと共有していたいと思うのだった。
もちろん、楽しい夢ならなおさらそう思う。
だから、いつも「あの夢」の余韻に浸るのだ。
「あの夢」の中の僕は現実の僕と同じ年齢だ。そう感じている。
でも、夢の中の僕は僕のようで僕ではない感覚だった。
むしろ、夢の中の僕と現実の僕が互い支え合い、成長して行くような、そんな感覚だった。
中学1年生になった時、あの夢の中の僕は僕自身でない事がはっきりした。
そのとき見た夢の情景はとてもリアルだった。
夢の中の教室で僕は机を挟んで女の子と楽しく会話をしていた。
明らかに女の子同士の他愛のない会話だった。
「昨日のクロスドリーマーのコンサートは最高だったよー。
父の知り合いに頼んでチケットゲットしてさー、観に行ったんだよ。」
「良かったわねー。念願かなって。」
「そうなのよ、でも、ミサキはクラシック一筋だからロックには興味ないでしょう...」
このとき初めて僕は、夢の中の自分がミサキという名の女の子だと知った。
目を覚ました僕は当惑した。
僕は、心の底では女の子になりたいと思っているのか?
だから、夢の中で僕は女の子になっているのか?
幼い時はよく、「まあー可愛いわね、女の子?」と間違われたそうだけど...
いろいろ考えた末、「クラスメイトの茜里ちゃんにこれほど恋焦がれているのだから、そんなことはない!」ということで決着した。
あれから3年経った今では、あの夢の中の自分が女の子であることに慣れてきた。
というのも、夢の中の僕(ミサキ)が感じるいろいろな想いは、あまり性別を意識させるものでなかったから。
もし仮に、夢の中のミサキが男子に恋をして、その恋心を男の僕が共有するなんてことがあったらと思うとぞっとするけど、そんな夢を見ることはなかった。
さっき思い返したように、友達との他愛ない会話だったり、自然の美しさに対する感動だったり、時にはセンチメンタルな夢だった。
ただ、楽しく幸せな雰囲気の夢であったとしても、僕(ミサキ)の心の奥にも、いつも漠然とした喪失感が漂っていた。
そんな夢を見るせいなのか、僕自身もともとそうなのか、区別はつかないけれど、僕にも漠然とした空虚感というか、心にぽっかりと穴が開いているような感覚がある。
それで、人生を虚しく感じて、勉強や部活もどこか身が入らず、いつも中途半端になってしまうのだ。
そんな自分を好きになれないし、だからずっと茜里ちゃんに告白できないでいる。
自分で自分を好きになれないのに、他人が僕を好きになってくれるはずはないと思ってしまうのだ。だから、告白する勇気が出ない。
そんなことを思いながら、僕はベッドの中でくすぶっていた。
そして、あらためてさっき見た夢の情景を思い出した。
僕(ミサキ)は春の日差しを浴びながら
桜の花が散りばめられた道を
穏やかな気持ちで散歩していた。
でも、心の奥で何かを呟いている。
私は何を求めているの?
何かが足りないのよ、と。
夢の中のミサキ自身はその「心の声」に気づいていない。
でも、僕には「心の声」が聞こえている。
そんな感じの夢だった。
ふとミサキってどういう字なのかな?と思った。
すると「美咲」という字が頭に浮かんできた。
そうだ、「美咲」がぴったりだ。
僕の名の春希(はるき)と名前の雰囲気が合うし。
これからは美咲ということにしておこう。
思いは再び、さっきの夢に戻る。
春の風に白いワンピースを靡かせて歩く美咲、なんか絵になるなー。
そう思ったとき、僕は美咲の顔を知らないことにあらためて気づいた。
夢の中で僕と美咲は、文字通り一心同体だけど、夢の中で鏡を見るような場面はなかったし、顔は知らなかったのだ。
美咲って、どんな顔なのかな...
まあ、夢の中のことだから、そんなことはどうでもいいか...
そう思ったら、なぜか、ちょっと胸が苦しくなった。
ええーい、起きて気持ちを切り替えよう!
今日これから僕は同級生の家に遊びに行くことになっていた。
高校の入学式ですごく気が合って直ぐに友達になった奴だ。
彼の住所をスマホに入力し、グーグルマップを頼りに彼の自宅に向かうことにしていた。
初めての場所に行くのは楽しい。
駅からの桜並木の道はとても気持ちがいいよ、と彼が言っていたので、それも楽しみだ。
電車を3つ乗り継いで、1時間あまりで彼の最寄り駅に着いた。
駅を出て、住宅街を貫く桜並木の道を歩き始めた。
桜が満開だったらどんなに綺麗だったろう。
残念ながら4月中旬の今は桜が散った後だった。
でも、小鳥の囀りと、柔らかい陽の光と、清々しい春の風が僕を幸せな気持ちにしてくれた。
道の途中に公園があった。その公園も花や木が整えられた心地良さそうな場所だった。
こんなふうに、自然の美しさや生き物の愛らしさを情緒豊かに感じることができるようになったのは夢の中の美咲のおかげだ。
初めて歩く桜並木なのに、どこか懐かしさを感じた。
そんなデジャブーも味わいながら10分ほど歩いたら、もう桜並木の終わりが見えて来た。
僕は目的地をあらためてスマホで確認した。
えっと、この先の角を右に曲がってと...
ちょうどそのとき、その角から人が出てきた。
僕はまだ、スマホに目をやっていたので、その気配だけを感じていた。
その人は僕に近づいたところでピタリと歩みを止めた。
そして、こちらをじっと見つめている気がした。
僕はスマホからその人へと視線を移した。
目の前に、白いワンピースの女の子が立っていた。
じっとこちらを見つめている彼女の顔に目をやると、僕は驚いた。
彼女の顔は僕と瓜二つだったのだ。
僕も彼女も驚き合って互いの顔を見つめながらしばらく立ち尽くした。
その時間はたぶん5秒くらい、でも5秒がとても長く感じられた。
その間、今朝見たあの夢が思い返された。
そして、あの夢の場面と今のこの場面が重なった。
僕は、とにかく何か言わなければと思い、
「あ、あのー、僕たちってすごく、似て、ます、よ、ね...」と恐る恐る言った。
すると、彼女の顔は当惑から、少しはにかんだ笑顔に変わった。
そこで、僕は勇気を出して
「あ、あのー、突然変なこと言う奴だと思うかもしれませんが、怪しまないでくださいね。
もしかして...あなたは、ミサキさん...ではないですか?」と言った。
僕の心臓は飛び出すほどにドキドキしていた。
すると、彼女は驚いて返した。
「そうです!ミサキです。....もしかして、あなたは...ハルキさん...ですか!?」
僕たちは、再び驚き合った。
少し平静を取り戻して「あちらの公園で少しお話しできませんか?」と言うと、彼女は頷いた。
「急用で行かれなくなった」と友人に電話で詫びた後、彼女と公園のベンチに座った。
まずは簡単な自己紹介から始めた。
彼女は僕と同じ一人っ子で高校1年生だった。なんと茜里ちゃんと同じ女子高だった。
そして「ミサキ」の字はやはり「美咲」だった。
父親の転勤で転居を繰り返し、この春、この街に引越して来たとのこと。
僕も家族や学校のことを話した。
父親が自営の不動産屋でずっと今の街に暮らしていること、
都立高校に通っていること、など。
そして、恐る恐るあの夢のことを話した。
最初に見たレッサーパンダの夢の話をしたとき、
彼女は何かを思い出したように「あっ」と口を開いた。
それに続く「あの夢」の話を聞く彼女の目は、過去の記憶を手繰り寄せているようだった。
緊張気味だった彼女の顔は徐々に柔らかい表情に変わって行った。
僕の話がひと段落したとき、彼女も僕と同じような夢を見ていたことを語ってくれた。
小学1年生の頃から、夢の中で僕(ハルキ)になっていたこと。
ただ、夢の中の自分がハルキという男の子であることを知ったのは僕と同じく中学1年生の時だった。
こうして、僕たちは夢の中で互いに入れ替わっていたことを知った。
さらに彼女は続けてこう語ってくれた。
「私も春希さんと同じように心に空洞のようなものを感じていたの。
私の場合、父親の仕事の都合で何度も転校してきたから、友達も出来にくかったし、
ひとりで寂しく過ごすことが多くて...
優しい両親はいるけれど、他にも大切な家族のような存在を感じていて、でもそれを失って
いるような、そんな漠然とした喪失感があったの。
でも、いつも心の奥で『大丈夫だよ、大丈夫だよ』という声がして、私を慰めてくれたの。
その声はもしかしたら春希さんの声だったのかしら...」
不思議なことだけど、あの夢によって僕たちの心は交差していたのだと思った。
そして、なぜ?という疑問と共に、先ほどから感じていた不安な気持ちが膨らんできた。
でも、その不安を乗り越えて前に進むしかないと思い、僕は言った。
「僕たちはまるで双子のようにそっくりだけど、他人の空似でこんなに似ることってあるの
かな?
何より、夢を通してお互いの心が交差するなんて他人同士とは思えない...
僕たちは本当の双子なんじゃないのかな...」
すると、彼女は泣き出してしまった。
おそらく彼女自身、既にそう感じていたはずだ。
でも、それを認めることは、今の両親とは血の繋がりがないこと、
そして実の両親は他界したか、あるいは僕たちを捨てて何処かに行ってしまったか...
いずれにせよ悲しい事実を認めることであった。
彼女の涙を見て、僕も涙をこらえられなかった。
公園のベンチで涙を流しながら、しばらく沈黙の時が流れた。
気づいたら僕たちは互いの手を握り合っていた。
困惑と不安を抱えながら、しかし何とも言えない一体感を感じつつ。
彼女もそう実感したのであろう。
「私たちの出生について両親に確認しなければならないわね。
本当は、今直ぐにでも確認したいけど、
私の両親は法事で九州のおばあちゃんちに行ってるの。
春希さんのご両親は今日いらっしゃる?」
「うん、母は居るけど...」
こうして、僕は彼女を連れて自宅に帰ることにした。
帰りの電車で、再び沈黙の時が流れた。
その時間は来た時の何倍もの長い時間に感じられた。
でも僕たちにはその時間が必要だった。
僕たちの出生について聞く覚悟を決めるために。
自宅の玄関を開け、
「ただいまー。
お母さん、お客さんを連れてきたんだけど。」
と僕は言った。
台所から出てきた母は、
「あら、珍しいわね、女の子のお友達を連れて来たの....」
そして彼女の顔を見て
「えっ...あなたは...」と言葉が詰まった。
「はじめまして、私、桜井美咲と申します。」
やっぱり、といった表情で母は彼女の顔を愛おしそうに見つめ、
そして、涙を流しながら言った。
「あなたが美咲ちゃんなのね。
春希にそっくりで、とっても可愛いわね...
春希...今まで黙っていてごめんなさい。
でも、あなたが大人になったら話すことにしていたの。
そうお父さんと決めていたの。
春希...もう、気づいていると思うけれど、
私たち親子には血のつながりはないの、
美咲ちゃんも今のご両親とは血がつながってないの。
あなたたちは双子の兄妹なのよ。」
居間に上がった後、母は、ソファーに掛けた僕たちを前にして、その不幸な出生について、
ぽつりぽつりと話してくれた。
僕たちの実の両親は自動車事故で亡くなったこと。
後部座席のチャイルドシートで守られていた僕たちは奇跡的に無傷だったこと。
身寄りのなかった僕たちは都合により別々の乳児院に引き取られたこと。
その後、それぞれ今の両親に引き取られたこと。
そして大切に育てられたことは母が語るまでもなく、僕ら自身が知ってのとおり。
悲しい出生の事実を聞いた僕と美咲は手を取り合って泣いた。
涙が枯れるまで泣いた。
でも、その涙は悲しみだけの涙ではなかった。
産んでくれた事への感謝の涙と、
育ててくれたことへの感謝の涙でもあった。
そして兄妹の絆を取り戻せた喜びの涙でもあった。
後日、美咲は彼女の両親からあらためて同じ話を聞いた。
そして、再び両親と共に涙したのだった。
僕は「あの夢」を通して起きた出来事について想いを巡らした。
感受性の豊かな美咲は幼い頃から、その心の奥底で、失われた家族を感じていたのだろう。
実の両親にはもう会えない、でも僕は生きている。
なぜか美咲の心はそれを知っていて、兄である僕と一緒に感動したり泣いたりしたかったのではないか?
その想いが夢を通して僕に伝わってきたのではないか?
僕の心も美咲の心に共鳴して美咲と同じ想いを持つようになったのではないか?
そして、さらに大きな力が働いて、離れ離れの僕たちを再会させてくれたのではないか?
次の日曜日、再び美咲に会い、
僕たちは互いの高校生活や趣味など、他愛ないことをたくさん語り合った。
物心ついて出会ったのはつい先週のことだけど、あの夢による絆があったので、
直ぐに普通の兄妹のように話すことができた。
あの夢を通してお互いよく知っていたつもりだったけれど、案外知らないことも多かった。
たとえば、美咲の方は、僕が中学時代は万年補欠の水泳部員で、高校でブラスバンドに入部したことを知らなかった。
一方、僕は、美咲が地区のピアノコンクールで優勝するほどの腕前であることを知らなかった。
その話を聞いて、あの豊かな感受性が音楽の才能も開花させたのだと納得したのだった。
ちなみに僕も最近音楽をやりたくなってブラバンに入部したけれど、それも美咲の影響だったのかもしれない。
それにしても、僕たちの顔は似ていた。
男女の双子は二卵性だから、必ずしも似ないということは、つい先日知ったのだけれど、
こうして瓜二つだったからこそ、あの桜並木でお互いに気づくことができたのだ。
美咲の笑顔を見ていると、本当に可愛いと思う。
そんなくすぐったくなる思いを通して、僕は自分自身のことも好きになれた。
これで、3年間恋焦がれてきた茜里ちゃんに告白できそうな気がしてきた。
美咲から茜里ちゃんの様子も聞けるだろうし...
話が一息ついたところで、美咲が聞いてきた。
「お兄ちゃん、先週初めて会った時、友達の家に行く途中だったわよね。
それで、行けなくなったことを電話で詫びるとき、
その友達のことを海江田って呼んでたと思うんだけど...」
僕が、そうだと言うと、
「その海江田さんて3丁目2番地の海江田さん?」
僕がスマホで住所を確認すると、そのとおりだった。
実は、美咲の家は海江田の家の直ぐ近くで、引越しの挨拶で会った時から、密かに恋心を抱いていたと言うのだ。
ここでも、僕たちはリンクしていたのか!
こんな不思議なことってあるんだなーとつくづく思った。そして、
「海江田はいい奴だよ。今度、僕からもあらためて紹介してあげるよ。」と言うと、美咲は顔を赤らめて「お願いね..」と言った。
それぞれの家庭が落ち着きを取り戻した頃、
僕と美咲は実の両親が無縁仏として納骨されているお寺にお参りに行った。
「お父さん、お母さん、僕たちを生んでくれて本当にありがとうございました。
お父さんとお母さんの分まで僕と美咲は助け合って一生懸命生きていきます。
ですからどうぞこれからも見守っていてください。」
*1*
僕たち兄妹はもう「あの夢」を見ることはなかった。
そして、3年近くの月日が流れた。
その間、僕たち兄妹はもちろん、家族ぐるみで親交を深めてきた。
僕の両親は娘ができたみたいと喜び、美咲の両親は息子ができたみたいと喜んでくれた。
そして、僕たちは来月、それぞれの高校で卒業式を迎える。
僕は都内の大学の理工学部に、美咲は都内の音大のピアノ科に進学が決まっている。
でも、予想していたことだけど、美咲のお父さんがまた転勤することになった。それも海外に。
美咲のお父さんは「一人娘を一人日本に置いていくわけには行かない。俺が単身赴任する」と言ったそうだが、美咲は「夫婦が遠く離れて暮らすのはよくない。私が一人暮らしするから大丈夫。」と言い張った。
この騒動に僕の両親も応援してくれて、不動産屋の父が僕たちの家のすぐ近くにグランドピアノを置ける貸し家を見つけてくれた。
そしていざという時には僕も僕の両親も面倒見るから大丈夫、安心して!ということで、美咲は一人暮らしをすることになったのだ。
ところで、美咲と海江田はいい関係が続いている。
一方、僕の方は、あの後、茜里ちゃんに告白したら、
あっさり「ごめんなさい...」
という結末だった。
まあ、いいさ。
もし「OK」だったら、話が出来すぎだから...
おわり