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【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡
作者: むう  (総ページ数: 151ページ)
関連タグ: 鬼滅 花子くん 2次創作 オリキャラあり 戦闘あり 恋愛要素あり 
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*58*

 >>74
 楽しんでもらえたようで嬉しいです(笑)
 ちなみにボケコメントはその場のアイデアで入れてるヨ☆
 誤字チェックしてる時に自分で笑わないようにしてるよ(←痛いのでね)
 

 【厨房にて】

 有為「(コップに茶葉を淹れながら)………あの、一つ聞いてもよろしいでしょうか?」
 炭・花「何?」
 有為「何で二人とも、ボクの腕や肩を揉んでいるんですか。邪魔だからどいてください」

 〜炭治郎・花子くん、しれっと女の子をマッサージ中〜

 炭治郎「大きい屋敷の管理を一人でやってるんだから、少しは休まなきゃだめだよ(もみもみ)」
 花子「そうそう。ほら肩に力入ってるよー。無理しなくていいんだからさー(もみもみ)」
 有為「肩に力が入る原因を述べるならば、急に体を触ってきて気持ち悪いから、です」

 花子「えぇー。宵宮の言葉のナイフで俺死にそう」
 有為「すでに死んでいるとか言ってませんでしたっけ。おばかさんですね」
 花子「う……っ。な、なかなかやるじゃん」

 炭治郎「有為ちゃん、もうちょっと優しく言おう? そうすれば皆とともっと仲良くなれるよ」
 有為「(コップをちゃぶ台の上に置いて)ボクは優しく言っていますが」
 炭・花「(あ、ダメだ。無意識に放った言葉がメンタルをえぐってくるパターンだコレ)」

 有為「お茶が入りましたので席に座って、冷める前に飲んでください」
 炭治郎「ありがとう。優しいねー」
 有為「褒めていただくほどの事ではないのでお礼など結構です」

 花子「………何だかなぁ……。俺に対しての当たりが強い気がするのはなぜ?(お茶ゴクゴク)」
 炭治郎「そういえば、一回三人を追い出したんだっけ。何で?」

 有為「単なる操作ミスです。本当は近くにいた鳥を召喚したかったのですが、
    術の発動方法を間違えたのか、気づけば珍妙なお三方が目の前に…」

 炭治郎「珍妙なお三方……」           ・・・・
 花子「なんかさ? 『こんにちはー』って挨拶したら回し蹴りが飛んできてさ」
 炭治郎「へぇー。(回し蹴り!?)」

 有為「(お茶を飲んで)他にも色々やったら大人しく帰ってくれたのですが、何故かまた」
 炭治郎「よく無事だったね花子くん!!??」
 花子「……いや何も無事じゃないよ。便所虫って合計5回くらい言われたしさ……」

 有為「いえ、ボクの計算によると10回は言いました」
 炭治郎「ぇぇぇぇぇぇぇ!」

 花子「そりゃ、泣きたくもなるよ幽霊でも…。八尋なんかずっと怒ってた。
   『花子くんからも言われて傷ついてたのに他の人からも言われた!』って」
 炭治郎「………お気の毒に」


 【一方その頃、寝室】


 善逸「おい睦彦、起きてるか?」
 睦彦「ったりめえだろ。伊之助殴ろうとしたら本人が起きてキレて、逆にこっちが殴られて」
 伊之助「俺様を倒そうだなんて百億光年早えんだよォ!(エッヘン)」

 善逸「いやむしろ起きてくれた方が効率いいわ。縄持って来て〜コイツ縛る!」
 睦彦「了解。そこで押さえとけ善逸! あと光っつったか、お前も手伝え! 起きてんなら」
 光「俺を巻き込むんじゃねえ!」
 
 仁・禰・寧「すー…すー…」


 ※キャラやポジション被りがち・仲良しの電気属性(雷、光、金髪)の3人

 
 【再び、厨房】

 炭治郎「改めて屋敷を見ると、埃一つ落ちてなくてびっくりしたよ。凄いね」
 花子「八尋に爪の垢を煎じて飲ませたいな、うん」

 有為「自分の住む場所を他人に掃除させて偉そうに…」
 花子「否定したいけど間違ってはない!!」

 有為「自分でしなければならない所に追い詰められているからやっているだけですよ」
 炭治郎「………有為ちゃん…」
 花子「へぇ、努力してるんだ。偉いね」

 有為「掃除の手順を全部覚えることが出来たのは三カ月前。
    米のとぎ方もお茶の淹れ方も分からなくて、いつも兄たちに頼ってました。
    頼みの綱が居なくなって、急に自分の無力さを実感したというか…」

 炭・花「………」

 有為「余裕がないから、ついきつい言葉を言ってしまったりして、毎日失敗ばかりで。
    術も完ぺきではないし、凄いと言われるようなことは何もしてません」

 炭治郎「そんなことないよ。有為ちゃんの、努力する姿勢が俺にとっては凄いことなんだよ」
 有為「……え」
 花子「たくさん頑張ったんでしょ? 自信持ちなよ。俺は、宵宮の頑張りを認める」

 有為「………傷野郎の癖に、便所虫の癖に、いいことを言うなんてずるいです」
 炭治郎「傷野郎って思ってたのずっと!!?」
 花子「はーい俺は便所虫って言われても強く生きてまーす!」

 有為「うん、決めました! 明日から皆さんに、ボクと手合わせをしてもらいましょう」
 炭治郎「手合わせ……?」
 花子「ふふふ……いいよ。俺に勝てるのならね(ニンマリ)」

 有為「実践に向けて、少しでも使える術を増やしたいですし、
    相手からの攻撃の避け方なども学べますしね」
 花子「宵宮って、ひょっとするとすっごく真面目?」
 炭治郎「うんうん、一緒にがんばろう!」





 伊之助「テメェら後で覚えてろよ―――!!(縄でグルグル巻きに)」
 善・睦「やったぜ!!」
 光「………俺もう寝ていいっすか?」



 ネクスト→有為VSかまぼこ花子隊で、手合わせ訓練開始☆
      次回もお楽しみに!
  
 

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