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名探偵コナン+ExilE あらすじとキャラ紹介
作者: 破壊神  (総ページ数: 8ページ)
関連タグ: MYST3 名探偵コナン アトラス キャサリン サーヴェドロ ジェナーニン レリーシャン 
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*1*

それは、少しずつ、気候が変化している時期だった。

今日は服部平次達は、中間テストを終え、
「この後どこ行く?」
「やっぱあそこだろ?」
「お、それええな~」
等という言葉が飛び交うかな、平次は今回特に予定もないので、久しぶりにコナンに連絡を入れようと思い、急いで帰る事にした。

今回和葉は、合気道の合宿でおらず、平次としては、ちょっと寂しいようななんというようなともんもんとして、家に帰ると、門の前で、母の静が待っていた。
「お、オカン。どないしたんや?」
「平次がなかなか帰ってきいひんから、待っとってんで」
「なんでや?」
と、彼が聞くと、静はある郵便物を渡すと、何かの本が入ってそうな箱に、手紙が付いていた。

とりあえず、平次は自室に戻り、その手紙を開けてみると、そこには、彼にとっては懐かしい人物、アトラスからの手紙が入っていた。

そこには、
「友よ。君達の時代では、どの位経っただろうか? 私達は、ドニの復興を目指していたが、うまくいかず、私は彼等の為に、新しい時代、レリーシャンを作り上げた。できれば、ぜひとも共に見てほしい。トマーナの書を同封するので、それを使って来てほしい。キャサリンが待ち遠しいと言っていたよ。

アトラス」

と書かれており、彼はもしやと思い、コナンに電話してみると、やはり、同じ物が届いていた。
「やっぱそっちにも来とったか。ほな、トマーナっちゅうとこで会おうな」
「ああ。んじゃな」
と、コナンは電話を切ると、早速トマーナに接続した。

そして、平次も。

しばらくすると、コナンと平次は、大自然の中に立つ部屋に来ていた。

しかも鳥が飛んでいる姿が、ハッキリと見えた。
「へ~結構ええ所やんけ」
「素敵な所でしょ?」
と、後ろから女性の声が聞こえ、2人がそちらを見ると、キャサリンが立っていた。しかも、その手の中には、赤ちゃんがいた。
「お~キャサリンさん。それ3人目か?」
「ええ。イーシャって言うの。アトラスが付けてくれたのよ」
「ほ~」
「ハハ。見せて見せて~」
と、コナンは子供の用に騒ぐと、子供が少し動く。
「あ、そいうたら、アトラスはんは?」
「あの人、家じゅうの鍵を調べて回っているの。このところ、書斎が荒らされたりしたって大騒ぎしていたから、でも、すぐに戻ると思いますので、2人共書斎でお待ちになってください」
「うん!」
と、コナンは元気よく書斎の扉を開けた。

それに平次が続いた。

そして2人は、アトラスの部屋の書斎を見てみると、そこにはドニ人の壁紙に、鍵の作り屋への手紙があり、平次がレリーシャンの接続書を見ていると、
「いや~友よ。待たせたね。キャサリンから連絡が有って急いできたんだが、待たせて済まない」
「ねえ。最近なんか有ったって言ってたけど、何が有ったの?」
「うん。実は、最近あちこちの物が壊されたり、私の書いた本にもその被害が及んでいるのだよ。勝手に装置を組み替えたりとかね。とりあえず、安全な場所には移したが、あのレリーシャンだけは渡すわけにはいかない。なにしろ、ドニの人達にとっての新しい環境なんだ」
「ほんで、俺等を呼んだんはなんでや? わざわざ俺等の世界につながる接続書まで書いて」
「君達を、ドニの人々に、紹介したいのだよ。ドニの人の多くは、キャサリンを知っているが、私を救ってくれた君達はまだだったんでね。それでは行こう。鍵を取って来る」

と、彼がそう言った時、リールが、
「平次後ろだ!」
「!?」
なんとかその現れた人間ははボロボロな服を着た男で、書斎に火を放つと、レリーシャンの本を持って、逃げてしまった。
「あいつ!」
「服部、こっちの火を……」
「ここは私とキャサリンがなんとかする。君達はレリーシャンの書を取り返してくれ!」
「でも……」
「手遅れなる前に早く!!」
平次とコナンは頷きあい、彼の後を追う事にした。

これが、ある者達の仕業である事を知らずに……

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