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*2*
プロローグ
『お前なんかこの世界にいちゃいけないんだ!』
『死んじゃえ!』
「ッ...!」
早朝5時前、俺は目を覚ました。酷い夢のような回想、ほんと最悪だ。
俺は鳴らないスマホのアラームを解除し、ベランダに出た。
「......何でこんな夢見ちゃうかなぁ」
吐き捨てるように目の前の水平線に呟いた。潮風に当たると、少しだけ気分が良くなる。そう信じていた。
室内に戻る。誰かが起きている様子はない。テレビを点けて、孤独をまぎらわせる。
今日も平凡でフラットな1日が始まった。
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