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*紹介文/目次*
私って無心の神だった気がするんだけど....
恋をしてしまったかもしれない。
『胸が苦しい』
『え...?恋...?』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は無心の神と呼ばれる静心神(しずごころしん)何故か今、胸がすごく苦しいです。
それを偶々近くにいた神、恋心神(こいごころしん)に「なんだかあの人間を見ていると胸が苦しい」と相談してみると「恋だよ!」と言われた。「え...?恋...?」と聞いてみると「うん!恋だよ!」と元気よく答えられた。
どうしたら良いのかわからないので「どうしたら良いの?」と聞いてみると「うーん,神と人間だからねー」とはぐらかされた気がする。この恋を叶えるためには人間になれば良い...?地上に降りてみる?どうしたらたいいんだろう「地上に行きたい」と言ってみると「え?ダメダメダメ!静心ちゃんがいなくなったら寂し過ぎて私神やめちゃうよ?!」
それは困る。恋心神が辞めるだけで地上の人間が増えなくなってします。「お願い。三日間だけだから」なんで恋愛神にお願いしているのだろう。「うーん。まあ良いよ!私は恋を叶えたり適度に失恋させるのが仕事だし、友達の恋愛は叶えてあげたいしね!」
恋愛神に私の恋愛を叶えてもらえないかな、と一瞬思ったが神の力は神には使えないんだ。「お願いしに行ってくる」恋愛神の返答はもちろん「頑張ってね!」だった。
静心神がお願いしに行くと言っているのは
転生神(てんせいしん)だ。
転生神は真面目なのでそう簡単に許してくれるかわからない。だがそれも想定して行動するのが焦らずに物事を考えられる静心神だ。
転生神の大好物、地上のあっぷるぱいと言うものを持っていく。それもかなり高級なもの。たまたま人間が持っていていらなさそうだったので目を離した隙にもらった。
「転生神」見つけた。「なんですか?」
なんか睨んできている気がする。まあ良いか。「私,地上に三日間だけ人間として出たいの」何も嘘は言っていない。「本気ですか?!ダメですよ!静心神さんはあんな仕事や...ブツブツブツ」何やらぶつぶつ言っているが私はこんなこともあろうかとあっぷるぱい?と言うものを持って来ている。「これ」あっぷるぱいを出す。「ピクッまあ良いでしょう」了承してもらった。「有難う」明日から行こうかな「明日から行きたいんだけど」伝えてみた「まあ良いですよ、それより..その..」あっぷるぱい?をチラチラ見ている。「あげるよ」そう言った途端に転生神の顔がパッと高音が付くほどに明るくなった。「有難う御座います!」と言う事で私は恋を叶えるために地上に降ります。