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帰ってきた!彩月達の時空クソゲー日和
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 11ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 クソゲー ゲーム実況シリーズ リアルワールド 
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10~

*8*

【6作目】
『ジェットパイロット』

彩月「Zzz…」

マリオ「よう、お前ら」

ルイージ「あっ、兄さん!」

『マリオ』
前作で彩月のクソゲーに付き合わされた被害者。


マリオ「ルイージがクソゲーで苦しんでるんじゃないかと思ってな、可哀想だから差し入れ持ってきた」

音牟「わー、ありがとう、何かな?」

マリオ「リアルワールドの名作の数々」

たくっちスノー「ゲームの差し入れでゲームすんの!?」

………


彩月「ん……んん?」

ルイージ「よいしょ!よいしょ!」

マリオ「いいぞルイージ!その調子だ!」

たくっちスノー「おい、そこから攻撃来るぞ!」

音牟「回復はとっとく?あ、スパチャありがと!」

彩月「はっ!!あれ!?私がプレイしてた『The アルバイト100000』は!?」

たくっちスノー「お前夢の中でもクソゲーしてんのかよ」

彩月「ん……あれ、マリオさんまでいて何してるの」

マリオ「ああ、差し入れで神ゲーやらせてるんだよ」

ルイージ「数十年前とは思えないほど面白いなぁ!『ヨッシーのロードハンティング』!」

マリオ「お前の借りてるぞ、お前の事だからスーパースコープくらいはあると思ってな」

『スーパースコープ』
スーパーファミコンの周辺機器。
スコープを眺めて標準を定めて発射する両手銃のコントローラ。
スマブラシリーズでは射撃武器として登場。

『ヨッシーのロードハンティング』
スーパースコープで遊べるソフトの代表作。
マリオがヨッシーに乗って敵を撃ち落としながら進んでいくシューティングゲーム。


ルイージ「こうやって特別なコントローラーで遊ぶゲームって、面白さが倍増だよね!」

マリオ「それこそWiiリモコンなんて、振ったりして遊べるゲームとか当時は画期的だったんだぞ?」

音牟「マリオカートWiiでハンドル型の周辺機器付いた時とか大盛り上がりだったしね〜」

たくっちスノー「Switchだとリングフィットとか?」

彩月「…………よし決めた」


彩月「周辺機器周辺機器」

たくっちスノー「おいなんかまたヤバそうなクソゲー探し始めたぞ」

ルイージ「もう皆で神ゲーパーティしない?」

マリオ「俺帰った方がいいかな?」

たくっちスノー「嫌だ、俺だって前は1度呼び出されてクソゲー付き合わされたんだからお前もそうしろ」

『1度呼び出された』
前作のカラモンの件を根に持ってる。
マリオも正直同情している。

………


彩月「あったぁ!」

たくっちスノー「デケェ!」

ルイージ「コントローラというよりランドセル!」

マリオ「えっこれ背負って遊ぶの?」

音牟「ちょっと重そう……」

彩月「ニンテンドーラボのロボットみたいなものでしょ」

たくっちスノー「アレはダンボール製だからいいんだよ!!」

彩月「ジェットパイロット、巨大な翼にボタン付きの時空で1番大きい周辺機器だよ」

たくっちスノー「え、コレが最大なの?」

彩月「これより上も色々作ろうとしたけどコントローラーとして使いにくいからって全部ボツになったんだって」

マリオ「逆にこれはよく売れたな」

ルイージ「どう?鈴蘭さん」


音牟「お、重い………亀仙人の修行みたい」

『亀仙人の修行』
甲羅背負って色々やるやつ。


マリオ「俺たち感覚バグってるけど甲羅って実は結構重いらしいんだよな」

ルイージ「もしかしてそんなの背負って俊敏に動くクッパやノコノコ達って結構異常だったのかな?」

『ノコノコが俊敏』
未だにノコノコがスポーツ系で『スピードタイプ』な事に納得がいかない。


音牟「こ、これでどうやってゲームするの?」

彩月「そりゃ、戦闘機の気持ちで敵を打ち落としたり、空を飛ぶアクションゲームで滑空したり」

音牟「この羽結構使うんだ………」

彩月「グラディウスも出たくらいだし」

たくっちスノー「嫌だなァこんなハードでやるグラディウス」

『グラディウス』
ビックバイパーとモアイで有名な人気レトロSTG。
あの世界一有名な裏技、コナミコマンドもこれが元ネタと言われている。


音牟「え?これで飛び回るってことは両手でボタンを持って、腰を曲げながらぐいーーんって?」

彩月「そうだよ?」

たくっちスノー「これ重さ的に子供が出来るやつじゃないだろ」

ルイージ「これ重さどれくらい?」

マリオ「感覚だと10キロ近くだな、常に赤子を背負ってるのと変わらないくらいだ」

彩月「え、そんなにするんだ、私もファイター込みじゃないと上手く出来なかったくらいだけど」

たくっちスノー「そんなもん寝牟に勧めるな!こいついくつだと思「18歳」


音牟「ボクは超高校級の催眠術師!永遠の18歳!」

たくっちスノー「え……でも形はどうあれ希望ヶ峰学園は卒業したんだろ」

たくっちスノー「それも雪がメイドウィンに即位する何年前からだし、それから何年も経って」

音牟「ボクはまだじぇ〜けぇ〜なの!不登校なだけなの!」

彩月「ねむ姉……さすがにそれは見苦しいよ」

彩月「能力的にあんまりアウトドアでも無いから最近はちょっと贅肉が」

音牟「辞めてそういうこと男性が居る前で!そもそもこれ撮影中だし!」


音牟「おりゃああああ!!やってやる!!こんなゲームおねむだってクリア出来る!」

たくっちスノー「今のは彩月が悪い」

彩月「発端はおじさんでしょ?」

マリオ「おじさんって言われてるやつが最年少ってどういうことだよ」

『年齢順』by音牟
マリオとルイージ>>>>音牟>>>>>>>>>>彩月>>>たくっちスノー


彩月「ほら……はい、ジェットパイロット代表作の『スカイハイ・バスター』持ってきたよ」

彩月「まあ見にくくて敵を倒しにくいってだけでクソゲーかどうかは微妙だけど……」

彩月「なんか気分的にこれでいいかなって……」

音牟「何その言い方!?ボクだってやる時はやるんだから!」

音牟「えい!」

マリオ「無理すんなよー鈴蘭!」

彩月「でもその屈んでる体勢大変セクシーだから再生数は伸びそうだよ」

たくっちスノー「目の付け所がオッサンだよお前」

音牟「ああもう!この羽すっごい邪魔だしこれ背負って左右に動くの凄いめんどくさい!」

たくっちスノー「というかテストプレイしてキツいとは思わなかったのか」

ルイージ「これ作った人が相当ムキムキだったのかな」

マリオ「聞いたことないぞムキムキ向けのゲーム周辺機器」

音牟「ちょ、ちょっと黙ってて………気が散る……」


たくっちスノー「なんでグラは初期のスターフォックスみたいになってんの?」

彩月「結構古い機種だから……てかさっきやってたスーパースコープも人の事言えない古さでしょ」

『初期のスターフォックス』
とはいってもスーファミであのポリゴンは大したもの。

彩月「無理しないでよねむ姉、歳とかじゃなくてマシで背中に10キロはキツいよ」


彩月「ねむ姉は彼氏もいないから赤ちゃんの重さと言われてもわかんかいと思うけど!」

音牟「ちょっとこの子に催眠かけていいかなぁ!?流石に頭に来たんだけど!候補はいたんだけど!!!」

たくっちスノー「なんならこの歳になって盗撮orストーキングしてる奴には言われなくないわな」

マリオ「怒るな怒るな、血圧上がるぞ」

ルイージ「完全に兄さんが年上扱いしてる……」

マリオ「いやだって腰より完全に膝に来てるぞ、こいつバイトとかはしてるけど立ちに慣れてない感じしてる」

音牟「ま、まだ!まだやれる!」

たくっちスノー「いいよ音牟無理しなくて、また俺がやってやるから」

音牟「一応この動画チャンネルの主役おねむなんだけど!?」

音牟「さっちゃんがゲーム実況や編集をしてて、君達はなんか勝手にさっちゃんが連れてきて!!」

音牟「挙句の果てにはボクの収入でもう1週間はご飯食べさせてもらってるよね!?」

ルイージ「あ、やっぱりストレス溜まってたんだ……」

たくっちスノー「だから俺は近くでテント立てとくって言ったんだよ……」

『泊まり込み』

ルイージとたくっちスノーはこのクソゲープレイ動画作成中、ずっと鈴蘭家に止まってた。
もちろん彩月がそうするって決めた。

マリオ「彩月……お前も鈴蘭さんに育ててもらってる事感謝すべきだぞ、俺でも態度とかどうかと思う」

彩月「これでも実の兄よりは感謝してるんだけど、稼いでるのは6割くらい私だし…」

ルイージ「やっぱり僕、鈴蘭さんに悪いからもう帰ろうかな……」

彩月「大丈夫!食費諸々は後から私が後払いする!2年分くらいなら余裕だから!」

たくっちスノー「お前俺らに何百本クソゲーやらせる気だよ!俺絶対そんなにやらないからな!?」

音牟「都合が悪くなったら催眠とかそんなにやりたくないんだけど、この態度を貫くならボクにも考えが………」


彩月「あ!ボスキャラ来た!」

音牟「え!?どこ!?」

たくっちスノー「早くて見えねえぞ!」

彩月「3倍の出力あるからね」

マリオ「ホッホー!赤い!赤色の機体はなんでも出力3倍にする時期の作品だ!」

『赤い機体は出力3倍』
時空でもシャア専用は大人気。

音牟「いや……早すぎて!目で追えない!」

たくっちスノー「シャアを相手してる時の連邦兵もこんな気持ちだったんだろうな」

彩月「こりゃアムロも後ろに目を付けるんだとも言っちゃうよね」

音牟「付けられるかあ!こんな状況で!というかこれ回避はどうすればいいの!」

彩月「そりゃこうやって……派手に動いて……」

ルイージ「これ普通のコックピットの方が負担少ないぐらいはあるんじゃないの!?」

マリオ「改めてこれゲームとしてやるには重すぎるしデカすぎるな」

たくっちスノー「ニンテンドーラボも置き場所に困るとか聞いたことあるしな……」


『置き場所に困る』
多数のゲームハードとそれで遊べる数百を超えるソフトを保管出来る環境が用意されている彩月が異常なのだ。

ルイージ「君、時空の大量のゲームハードやソフトどこに置いてるの?」

彩月「そこら辺はほら、工夫してるから」

マリオ「工夫で済むレベルじゃねえ」


たくっちスノー「お前ら少しはこいつの心配してやれよ!!そろそろ限界だぞ!!もう女の子がしちゃいけない顔になりかけたぞ今!」


音牟「うっ……まだ平気だってばッ」

ビキッ


音牟「はうっ」


たくっちスノー「!!」

彩月「あっ」

ルイージ「魔女の一撃!!」

マリオ「ぎっくり腰ってなんでこんな派手な名前あるんだよと思うけど、それくらい痛いってのも分かるんだよな!!」

音牟「」

彩月「ねむ姉……もう認めた方がいいよ、話の都合によっては歳をとるんだし、幼稚園児だった私がもう小学校高学年なんだから、ねむ姉はそろそろさんじゅ……」


音牟「18歳!!!ボクは永遠の18歳なんだもん!!!」



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