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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 13ページ)
関連タグ: メイドウィン逃走中SEASON3 オリジナルゲーム カメラを止めるな 出演中 MM○○中
*1*
時空を渡り歩き世界を旅をしているたくっちスノーであったが、突如クロノス社に呼び出された為、1度帰ることにした。
………
久方ぶりに自分の所属先に帰還したたくっちスノー。
クロノス社エンターテイメント部門特別スタッフリーダー、かつて彼はそこに属していた。
逃走中と戦闘中を飛び回り、厄介な特別スタッフやアクシデントを乗り越え、ようやく平和を取り戻したのだ。
しかし、彼の表情は暗い。
「ああ……突然呼び出されるなんて、絶対ろくな事がないぞ」
「俺なんかやったかな……いや、少なくともあれから迷惑になることはやってないはず……」
「……まあ、聞くだけは聞いておくか。」
たくっちスノーが暫く待機していると、エンターテイメント部門の上司、ハンゾウとサトシが2人揃って来た。
(月村さんはまだしも高月さんまでか……珍しいな)
「来ましたね、たくっちスノー」
「お……ども、お久しぶりです、俺が居ない逃走中はどうですか」
「現状は問題ありません」
「そうかやっぱ……え、無いの?」
「はい?」
「俺が呼び出されたのっててっきりあいつらがなんかやらかしたのかと……」
ハンゾウは首を横に振る。サトシもそれに倣う。
ハンゾウは少し困ったような顔だ。
たくっちスノーは嫌な予感がしてきた。
この反応はまさか……? サトシが口を開く。
「前に話したと思うが……新しいゲームを作る、ということについてだが」
(あ、そういえば……そんな事聞いてたような感じもしたようなしなかったような)
それはだいぶ前の、というか凄い大騒動の時期の逃走中の時の事。
企業スパイ、侵略者、怪物を超えた怪物の襲撃などで色々あったので、新ゲームプロジェクトという結構大事なことなのに頭から抜けていたのだ。
「あー、なんか分かりました……また特別スタッフ追加して、俺がそのリーダーに……」
「いえ違います」
「あっ違うんだ……」
違うらしい。