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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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*5*
海斗
「...それって、ヒーローソウル?」
加賀美
「ヒーローソウルを見るのは初めてかい?」
海斗
「ええ、テレビでよく見たりはしますが、実物は高くて....」
ヒーローソウルはごっこ遊びでも使われるけど、高いからうちでは買えないんだよなぁ....
雪
「多分誰だってそうだと思うけどさ」
加賀美
「まぁ、そうだね...強力なヒーローソウルは持ち出されないようにカリギュラが殆どを保管しているし」
加賀美
「でもまさか風魔が盗まれるとは....」
海斗
「....俺は、どうにも出来なかった、あのヒーロー達がやられる姿をただ見ているしかなかった」
加賀美
「君が気にすることではないさ...」
雪
「いえ...実はこの子、カリギュラに入りたがってたんです。」
加賀美
「え、ウチに?」
海斗
「はい、俺はヒーローになってこの街を守る、その為に日々特訓しているんです」
加賀美
「へぇ....こんな小さいのによくやるよ」
海斗
「俺にも、もっと力があれば....俺も仮面ライダーになれれば、風魔にも...」
そんなことを呟いていると...加賀美さんが俺のほうを向く
加賀美
「...そこまで言うのであれば、試験に受けてみる気はあるね?」
海斗
「試験?」
加賀美
「ああ、仮面ライダーに欠けが出来たとき、臨時試験が開かれる...その試験に合格すれば君でもカリギュラに入れる可能性があるだろう」
海斗
「臨時試験...ですか、参加したいです」
雪
「ちょ、即答かよ....」
加賀美
「よし、カリギュラには俺から話を付けておこう...明日には封筒が届いていると思うから」
海斗
「ありがとうございます...」
加賀美
「先に言っておくと、君の他にもヒーローになりたいという人間は数多くいる、期待しているよ、若手の新人?」
海斗
「....はい!」
加賀美
「ところでこのジュース幾ら?」
雪
「あ、えーと...80円になりますが」
加賀美
「やっすいなぁ!たまに飲みに行こうかな!」
加賀美
「あ、そうだ海斗君、俺の正体の事は秘密にしておいてくれよ?...それじゃ!」
小銭を置いて、加賀美さんは喫茶店を去っていく...コップを洗いながら雪さんは俺に話しかけてきた
雪
「...ねぇ、本気なの?試験に受けるっていうの」
海斗
「はい、あの風魔というダークライダーを野放しにしておけないので...」
雪
「そうは言ってもさ...いくら修行してるとはいえ....もういいや好きにしてよ!!ただし合格したら最初に僕に伝えろよな!」
海斗
「...言われなくても、俺は必ずヒーローになってみせる!!」
....その翌日、加賀美さんの言った通り家にヒーロー試験の封筒が届いていた。
日時は今週の土曜日...その日までにもっと体を鍛えておかないとな...
【第一話 END】