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*49*
【episode7】
『音牟色チェイサー』
突然のことであった
任天堂戦士の一人であり、時空の旅人でもある鈴蘭音牟が桜井彩月を連れ、勝手に別世界へと渡っていたのである
たくっちスノー
「えっ、今何て言いました」
音牟
「だからぁ、さっちゃん連れて別世界」
彩月
「うん」
たくっちスノー
「ちょっ...あのっ...勝手な行動は困るんですけど...」
音牟
「だいじょぶだいじょぶ~、おねむは強いし、さっちゃんは天才だから~」
たくっちスノー
「そういう問題じゃありませんよ...あの、すぐに戻ってきてください、いくら貴方が時空の旅人といえど、自由行動は許せないよ!」
彩月
「じゃあどうしろと?」
たくっちスノー
「う...」
彩月
「私やねむ姉だって戦士なんです、戦ったっていいじゃないですか」
たくっちスノー
「だけど...今回の相手はガチなんだ、安全を考慮した上で...」
彩月
「私は負けません、貴方は指示を出していればいいんです」
音牟
「ごめんねぇ、最近は反抗期っぽくってねぇ」
たくっちスノー
「いえ...すっかり僕より年上になってしまったので...」
たくっちスノー
「で...君らって今どこにいるの?」
音牟
「ん、今ぁ?今はねぇ...」
彩月
「ポケットモンスターの世界です」
彩月と音牟達は、ポケモンのうろつく大都会でたくっちスノーと通話していたのだ
たくっちスノー
「ポケットモンスター...えっ、ポケモン!?」
音牟
「うん!なんでも星谷達がそこに向かっているそうじゃん、なら先回りしようかなーって」
たくっちスノー
「お、おう...それは助かりますけど...」
音牟
「それにぃ、なんか遭難者見つけちゃったよぉ?穴も結構あるし」
たくっちスノー
「父さん、こんなところにまで...もう...名前は?」
音牟
「ドンキーコング」
たくっちスノー
「任天堂の住民やんけ」
ドンキー
「ウッホホホホ」
彩月
「ゴリラ語分かんないから翻訳してくれない?」
たくっちスノー
「後でやるよ...それより、ダークポケモンに関してだけど」
音牟
「おーけーおーけー、ちゃーんと手は打ってあるから」
たくっちスノー
「...貴方、本当に何者なんですか」
音牟
「いつも言ってるでしょ、おねむは時空を越えるゆ~ちゅ~ば~なんだから」
彩月
「ではそろそろ、失礼します」
たくっちスノー
「あ、うん...」
プツッ
たくっちスノー
「鈴蘭...音牟...」