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のび太戦記ACE アナザールート『完結』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 
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第六話
【フランケンシュタインはどのように『誕生』したのか】


のび太
「しずかちゃんって...誰?」

たくっちスノー
「えっ」

のび太
『えっ...冗談はよしてくれ、知ってるはずだよ、君のガールフレンドだろ?』

のび太
「僕にそんなのいないよ...ねっ、ジャイアン」

ジャイアン
「そうそう、俺たちの友達にそんな名前の奴はいなかったはずだぞ」

スネ夫
「そうだよね」

たくっちスノー
「おいおいおい、何の冗談だよお前ら」

たくっちスノー
「しずかちゃんを知らないって、お前、ポケモンで言うならピカチュウを知らないようなものだぞ」

たくっちスノー
「アンパンマンで言うならジャムおじさんを知らないようなものだ...一体どうして...」

ドラえもん
「それほどの人なの?」

カイザー
「それほどっていうかお前の存在意義だろうが」

チーズパイダー
「....ねぇ、そっちの世界の源しずかってどうなってるの?」

のび太
『それは...』

たくっちスノー
「...ここに長居しててもしゃーない、ひとまず戦艦に戻ろう」

....

戦艦に戻った後....アナザーのび太とミラ&レウォル、そしてたくっちスノーはヴィーテ姫に呼ばれた

たくっちスノー
「なんすか、話って。」

ヴィーテ
「私はそのしずかという女性が何なのかは知らないけど...そちらの世界がその人物を覚えていないことには心当たりがあるの」

ミラ
「なんで私達にも?」

ヴィーテ
「話すなら秘密を隠せそうな人をと思って...」

レウォル
「まぁ良いだろう、それで心当たりというのは?」

ヴィーテ
「先に、私の事について話しておきましょう...私はかつて、フィーネと呼ばれる存在があった、フィーネは、全てを無に返す『終わらせる者』と呼ばれる存在だった...」

ヴィーテ
「フィーネによって消された仲間は、時空間に不備がないように記憶改竄を行う...」

のび太
『...なるほど!』

たくっちスノー
「似ているかもな」

ヴィーテ
「...仮説として、もし別の時空、同じ世界の同じ人間の片方の存在が消えたらどうなるのか?」

たくっちスノー
「そりゃ、問題が起きないように片方もなんかするな」

レウォル
「そんな事が起こるのか?都合よく」

ヴィーテ
「重要なのは『死んだ』のではなく、『存在が消えた』ということ、何か覚えは?」

のび太
『...僕の世界では、ヘリオスの計画のために、四人の女性がエネルギーに使われて...ジャイアンによるとその中の一人にしずかちゃんが居たらしいんだ...』

たくっちスノー
「それだな...」

ヴィーテ
「アナザーワールドで源しずかが消えてしまったことにより、向こうでも源しずかはいなかったことになってしまった...」

たくっちスノー
「...つまり、アナザーワールドとうちの世界、両方気遣わないといけないのか...」

ミラ
「どんどん大事になっていくわね...」

のび太
『ドラえもん...』

オールディス
「おいヴィーテ、たくっちスノー、ちょっと見てもらいたいものがあるんだが、来てくれ」

ヴィーテ
「分かったわ」

たくっちスノー
「りょうかーい」


...
たくっちスノー
「ところで、言っちゃっていいの?」

ヴィーテ
「何が?」

たくっちスノー
「お前のなかに眠ってるモノ、一応ラスボスじゃ...」

ヴィーテ
「あ、そこら辺は大丈夫よ、私がゼロと一緒にいる時点でファンは時系列を察してくれるわ」

たくっちスノー
「あんたねぇ...そちらの世界に染まりつつありますよ」

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